立山
- GPS
- 13:23
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,738m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 5:32
天候 | 5日から7日にかけて素晴らしい好天に恵まれました(^^) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期は雪崩でしょうか。浄土山の取りつきでちょっと迂回しました。 |
その他周辺情報 | 雷鳥沢キャンプ場でテン泊。立山を見ながら眠りにつけるのは最高です(^^)。2泊目には雷鳥沢ヒュッテにて日帰り入浴をさせていただきました。 |
写真
感想
5月5日、朝8時10分の立山駅発ケーブルカーのweb予約を事前に取ることができていたので、京都を3時に出発。順調に朝7時過ぎに駐車場に到着。道の終わりのところの駐車場に案内されたものの、何とか停められたのでまずは一安心ですね。ここがいっぱいになったらどうなるのか駐車場案内の方に聞いてみたところ、まだほかに駐車場はあるとのことでした。さすがGWの立山、いろいろすごいですね(^^)。
さて、まずはケーブルカー。いっぱいではありますが、さりとて7分のこと。ここは景色を楽しむこともなく美女平へ。次にバスで室堂に向かいます。バスはちゃんと座らせてもらえて、いざ室堂へ。今年は雪の大谷も最大18mあったとのことなので期待が膨らみます。美女平からは程なく残雪が見え始めたかと思うと、それがどんどん増えていきます。やがて弥陀ヶ原を越えると、立山の威風堂々たる姿が見えてきます。あれに行くんかと思うと気合が入ってきます。とにもかくにも好天に恵まれているのが何よりありがたい。一瞬剱岳が見えたと思うと雪の大谷に突入。そして室堂に到着しました。
今日はまず室堂ターミナルのコインロッカーに荷物をデポし、浄土山・龍王岳に登ったあと荷物を出して、雷鳥沢に向かう予定です。ところがさすがにGW。コインロッカーの空きがない。正確に言うと、小さいロッカーは空きがあるも、大きいロッカーの空きがない。仕方なく荷物をばらして小さいロッカー二つに入れることにし、ばらしている途中に大きいロッカーに空きが(^^;)。ばらしたままの荷物を大きなロッカーに預け、アタックザックでまずは室堂を出ます。
出たところの湧水を汲む予定が、今は水が出ていない!なんか、室堂までは順調だったのに、室堂でわちゃわちゃして時間が過ぎていきます。まあ、たいして違わないだろうとトイレの水を水筒に入れ、やっとこさ出発しました。
まずは浄土山を目指します。目の前にあるので迷うこともなし。しかしながら下界から一気に2000m以上上がっているので、高度障害に気を付けながら焦ることなくゆっくり目に歩きます。スキー・スノーボードの人が結構いる。私など山歩きなので1本登ったらおしまいなのに、そこを何度も登り返すなんてすごいものですね。正面の斜面を登り終えると、いよいよ急登の取りつきです。
さて取りつきですが、夏道に向かうにはちょっと雪崩が嫌な感じの斜面でした。翌日に同じことを話されていた方がいたので、そう感じたのは間違いではなかったかと。奥のほうに巻いて、岩場を登ることにしました。トレースも最初はあったのですが、やがて完全なバリエーションに(^^;)。なぜか相方ともはぐれたりしながら、ようやく浄土山山頂へ。思ったよりしんどかったな。
浄土山は緩やかな山頂で、その先のいかにもという龍王岳に続いていました。もう登りは少しだけと思うと気が楽です。龍王岳はちょっとした登りですが、山頂からの眺望はものすごく素晴らしい。北アルプスが全部(と言うと言い過ぎですが)見えます。雲一つない最高の眺望でした。もっと写真撮っておけばよかった(^^;)。
そして一の越から室堂へ下山。コインロッカーの荷物を出し、パッキングしなおして雷鳥沢へ向かいます。なぜか荷物がザックに戻らない(^^;)。同じようにザックを相手にもがいている人がほかにもいて、一度ほどいた荷物は戻りませんねとお互いに笑います。なんとか詰め込み、出発。雷鳥沢へは下りなので何とかなるさ。
雷鳥沢キャンプ場へ到着すると、受付へ。先に幕営をと書いてありましたが、普通に受け付けてくださいました。明日が平日なのですいているだろうとの予想は当たり、居抜きになっている雪壁の手ごろな場所を選ぶと、幕営開始です。雪壁を作らなくていいのは助かりますね。立山を正面に見ることができるようにテントを設置し、あとはゆっくりビールを飲みながら夕食の準備。今日は鳥と野菜の鍋にしました。うまし!
夕暮れに赤く焼ける立山を楽しみながら夕食を楽しみ、日が暮れると星空を楽しみ、そして明日に備えます。夜中にトイレに行ったときに見た天の川は素晴らしかったです。
さて翌日。朝食はラーメン。普段だと絶対に食べませんが、本日はエネルギーと水分を補給しなくてはなりません。おいしくいただくと、出発準備をば。別山方面を見ると、すでに登っている人たちがおられます。途中からペースが落ちているところを見ると、おそらく傾斜がきつくなっているのか。いきなりしんどそうですね。
不要な荷物はテントに残し、いざ出発。やっぱり雪の直登はこたえます(^^;)。劔御前小屋まではこのまま直登です。時々振り返って自分の標高を確認。うん、確実に登って行ってる。雷鳥沢が小さくなっていき、劔御前小屋が大きくなってくる。そして到着。おお、剱が見える!岩の殿堂、あの剱が目の前に見えます。これはハートにキックをもらえますね(^^)。やはり北アルプスでは剱と奥穂は別格ですね。
剱に元気をもらいながら別山へ。別山山頂の社は雪にほぼ埋まっていたのでそのままスルーし、真砂へ向かいます。このあたりは優しい稜線歩きです。急登もないまま、程なく真砂岳へ到着。名前からしても優しい山頂部でした。さて、ここを越えるといよいよ本日のメインイベントである立山三山へ。まずは富士の折立を目指します。
もう見えているのでなるべく見ないようにしながら(^^;)、富士の折立への急登を詰めていきます。なかなかの登りですね。別山手前で外したアイゼンを再度装着し、行動食のパンを口に詰め込み、登り続けます。やっとこさで山頂直下へ。今日は富士の折立の山頂をいただくことにしました。一旦アイゼンを外し、荷物を置いて空身で山頂へ。相方を待たしていたので写真1枚を撮ったのみですぐに降りました。一つ昔の宿題が片付いたようですっきりです。次は最高峰、大汝山へ向かいます。
もうほぼ横にいますが、少し下って登り返し。距離もないのですぐに大汝山です。ちょっとした岩の頂上が山頂ですね。最高標高点なので、ここぞ立山山頂といってもいいのではないでしょうか。もっとも、劔御前から絶景がずっと続いているのでずっと天界にいるような気分で歩いています。黒部ダムも見えました(^^)。
次は雄山です。雄山イコール立山のイメージすらある雄山ですね。本日最後の山頂になります。雄山神社にお参りし、一等三角点にタッチ。見取り図を見て北アルプスの景観を楽しみます。今日は平日であるせいか、ゆっくりと山頂を楽しませてもらえました。目の前には昨日登った龍王岳が、そしてその先には表銀座・裏銀座。東には後立山連峰。すべては立山を中心に名前がついているのでしょうか。
ここからはずっと下りになります。一の越までは結構な下りですが、一の越からはゆったりとした下りで雷鳥沢まで戻ります。周りの人も少なくなったので、尻スキーをしたり遊びながら戻ることに。しかしどういうわけかヤマレコの警告が出っぱなしのまま雷鳥沢に戻りました(^^;)。これにて予定山行終了。あー楽しかった。
戻った後は雷鳥沢ヒュッテにて入浴させていただきました。これ、どう表現すればよいかわからないのですが、表現できないほど気持ち良かったです。登山後の15分の登りは途中でくじけそうになりましたが、本当に来て良かった(^^)。このご時世なので浴場の人数制限などもしっかり管理されていて、気持ちよく利用させていただきました。本当にありがとうございます。ビールをたくさん買ってテン場に戻りました。
さて、あとは立山を見ながらディナーです。今日はたっぷりウインナーとキャベツのコンソメスープ煮込み。登った山を見ながら飲むビールは最高!立山を見ながら日本酒の立山を呑らせていただきます。あっという間に夜になると、星空を楽しむことに。明日は室堂までたどり着けばいいだけなので、二日酔いでもいいか(^^;)。登りに来たのか飲みに来たのかわからないほど堪能し、シュラフに入ると昨日よりもぐっすり寝ました。
そして朝。昨日の温泉のおかげか、登山の疲れは全く感じません。しかし室堂への登り返しはやっぱり疲れました(^^;)。無事下山。3日通して快晴で最高の天気でした。山に、関係する方々に、維持してこられた方々に、その他すべてに感謝。ありがとうございました。
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