風不死岳 自由気ままな登山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 819m
- 下り
- 820m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大沢は雪崩の巣窟。下山後は秘湯「丸駒温泉」へ。 |
写真
感想
先週はファミリーでスキー旅行。2週間ぶりだけど、久々の好天が予想され、「展望台」風不死岳に狙いを定めた。しかし、北尾根ピストンは余りにも面白くない。天気が良ければ、何処でも好きな様に登らせて頂く。山に対して、少し傲慢な態度かなと思いつつ、大沢登山口へ。
支笏湖湖畔に朝陽が昇り、ウキウキしながら沢を登る。もともと、あの断崖を登るつもりは無いので、ヘルメットも登攀道具も持参せず。岩登りするなら最低10kgは減量しないと、いや、もう登攀できる年齢でも無い、なんて思いながら、朝陽に照らされた岩壁を見上げた。ついでに、2万5千分の1地図を車に忘れた(笑)。GPSは持たない、持てば頼って判断を誤るという頑固な考え。
デブリの巣窟と化した沢を登る。日が差して、気温が上がる前に尾根に取り付く算段。大沢の断崖の姿をもっと楽しみたかったけど、デブリで進めず、北尾根と反対の尾根に取り付く。毎度の急勾配の登攀に、腕も足も悲鳴を上げる。尾根に乗って休憩しながら、脳にスキャンした地形図と実際の地形を照合した。さらに、急勾配の尾根に取り付く。
胸に着きそうな雪の壁、岩と木を使って、徐々に高度を稼ぐ。何も、こんなに酷い尾根を登らなくても、北尾根は天国なのに、なんて弱気を振り払いながらひたすら登る。ワンタッチアイゼンは、笹のブッシュに引っかけると、それこそワンタッチで外れる。立ち木に片腕でぶら下がりながら、アイゼンを片手で締め直す。天気が良いので、展望の素晴らしさに励まされ、大岩を巻いて休憩。
大岩から暫くはとんでもない急勾配で、930P(?)に立つ。山頂が見えて来ました。少し下って、普通の急勾配の尾根を、右手の大沢に滑落しない様、雪庇を踏み抜かない様に進みます。木もまばらになり、樽前や支笏湖の展望が開けてきました。それも、ここを登る物好きは、今日はいないようで、青に映える純白の雪面に「マイウエイ」を刻みました。気分は絶好調、天気も絶好−北西の風が強くなって、4時間かけて楽しんだ尾根も終わり山頂です。
いつもの吹雪とは雲泥の、絶景に、クライマーズハイになってしまいました。Hiroと登った羊蹄山も、ものすごく久し振り。これだから、山はやめられません。写真を撮りまくるも、先着していた3人の札幌のパーティーは、聞くとカメラを持ってくるのを忘れたとのこと。地図を忘れたので、大きな事は言えないけど、同年代、それも一人のアウターが全く同じで、話が弾みました。
下山は、「遊歩道」に感じる北尾根。登って来た尾根線や、支笏湖の風景を楽しみながらルンルン気分で下山しました。5合目の下で、昼ご飯を食べて、昼前に車に着いてしまいました。下山時は、10人位すれ違い。手軽なコースなので人気があるようです。
少し、遠回りして、お気に入りの丸駒温泉へ。とにかく、支笏湖と風不死岳の眺めが最高!病み付きになりそうな、山行でした。
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