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Yamareco

記録ID: 4286587
全員に公開
沢登り
中国山地西部

東郷山 恵下谷川四本杉の谷

2022年05月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:53
距離
11.7km
登り
1,157m
下り
1,150m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:56
休憩
0:15
合計
7:11
9:33
42
恵下谷橋南詰め
10:15
10:20
127
四本杉の谷の出会
12:27
12:37
91
登山道横断点
14:08
14:08
42
四本杉
14:50
14:50
68
白砂谷下降点
15:58
15:58
46
恵下谷林道
16:44
恵下谷橋南詰め
天候 くもり後はれ
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯の山温泉の加計寄り、水内川にかかる恵下谷橋を渡って50mほど右手の市道わき空き地に駐車。恵下谷林道へは、採石場の中を通るので、休日が良い。恵下谷林道は舗装されており奥まで入れるが、谷沿いで落石多く、離合できる場所は少ない。
コース状況/
危険箇所等
一般道の部分、四本杉から湯来和田に降りるコースは道が細く荒れており、倒木と斜面の崩れにより道が無くなっている所が2箇所あり。
枝谷出会いの橋のすぐ上には4段の小滝F1 (1〜2m)がある。廃林道を降りると堰堤手前にきれいな淵と滝F2 (3m)がある。一度左手の廃林道へ上がり堰堤を越す。
2022年05月14日 10:21撮影 by  503SH, SHARP
1
5/14 10:21
枝谷出会いの橋のすぐ上には4段の小滝F1 (1〜2m)がある。廃林道を降りると堰堤手前にきれいな淵と滝F2 (3m)がある。一度左手の廃林道へ上がり堰堤を越す。
堰堤上で二俣となるが左俣は伏流気味で、まず、流程の短い右俣を探る。苔が美しいトイ状斜滝F1、F2 (3m + 3m)
2022年05月14日 10:30撮影 by  503SH, SHARP
5/14 10:30
堰堤上で二俣となるが左俣は伏流気味で、まず、流程の短い右俣を探る。苔が美しいトイ状斜滝F1、F2 (3m + 3m)
右俣F3、F4 (4m+5m)いずれも左を登れる
2022年05月14日 10:34撮影 by  503SH, SHARP
5/14 10:34
右俣F3、F4 (4m+5m)いずれも左を登れる
右俣のミニゴルジュ内 F5 (3m)。右手の斜面際を辿って登る。この先、左岸の旧登山道らしき踏み跡をたどって二俣に戻る。
2022年05月14日 10:39撮影 by  503SH, SHARP
5/14 10:39
右俣のミニゴルジュ内 F5 (3m)。右手の斜面際を辿って登る。この先、左岸の旧登山道らしき踏み跡をたどって二俣に戻る。
左俣を遡行すると水流が戻り、大きな釜をもつF3 (3m)は、左手をへつる。
2022年05月14日 10:53撮影 by  503SH, SHARP
5/14 10:53
左俣を遡行すると水流が戻り、大きな釜をもつF3 (3m)は、左手をへつる。
これも釜が深いナメ状F4 (3m)。この後も美しいナメ、淵、小滝が続く。
2022年05月14日 10:57撮影 by  503SH, SHARP
5/14 10:57
これも釜が深いナメ状F4 (3m)。この後も美しいナメ、淵、小滝が続く。
「広島の滝」に紹介された恵下谷中の滝3段F5の下・中段 (手前2m+10m)。磨かれた岩盤を曲がり落ちる水が美しい。左のクラックより簡単に登れる。
2022年05月14日 11:00撮影 by  503SH, SHARP
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5/14 11:00
「広島の滝」に紹介された恵下谷中の滝3段F5の下・中段 (手前2m+10m)。磨かれた岩盤を曲がり落ちる水が美しい。左のクラックより簡単に登れる。
上段は、スラブを穿つトイ状斜滝 (7m)。その上はまた小さな釜を持つナメ滝。
2022年05月14日 11:03撮影 by  503SH, SHARP
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5/14 11:03
上段は、スラブを穿つトイ状斜滝 (7m)。その上はまた小さな釜を持つナメ滝。
さらに4段F6(15m)。下3段は右を登り、最上段はバンドをシャワーを浴びてトラバースし、フリクションぎりぎりで左手を登る。最上段落口はきれいなナメになっている。
2022年05月14日 11:07撮影 by  503SH, SHARP
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5/14 11:07
さらに4段F6(15m)。下3段は右を登り、最上段はバンドをシャワーを浴びてトラバースし、フリクションぎりぎりで左手を登る。最上段落口はきれいなナメになっている。
美しいナメとその奥にトイ状斜滝 F7 (3m)。
2022年05月14日 11:12撮影 by  503SH, SHARP
5/14 11:12
美しいナメとその奥にトイ状斜滝 F7 (3m)。
この後もナメ滝F8 (3m)、F9 (3m)が続く。
2022年05月14日 11:15撮影 by  503SH, SHARP
5/14 11:15
この後もナメ滝F8 (3m)、F9 (3m)が続く。
開けた渓畔林の中に、少し苔むしたナメと小滝が続くようになる。
2022年05月14日 11:29撮影 by  503SH, SHARP
5/14 11:29
開けた渓畔林の中に、少し苔むしたナメと小滝が続くようになる。
谷がせばまり、苔むしたゴルジュ状の中に連瀑F10 (1m + 2m + 3m)。3段目は右手から巻く。
2022年05月14日 11:34撮影 by  503SH, SHARP
5/14 11:34
谷がせばまり、苔むしたゴルジュ状の中に連瀑F10 (1m + 2m + 3m)。3段目は右手から巻く。
さらに、2条F11 (4m)。淵をへつり左手から直登。
2022年05月14日 11:38撮影 by  503SH, SHARP
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5/14 11:38
さらに、2条F11 (4m)。淵をへつり左手から直登。
圧迫するように直角方向から落ちる F12 (10m)。左手のガリーより小さく高巻く。滝の上はきれいなナメになってる。
2022年05月14日 11:57撮影 by  503SH, SHARP
5/14 11:57
圧迫するように直角方向から落ちる F12 (10m)。左手のガリーより小さく高巻く。滝の上はきれいなナメになってる。
深い淵を持つF13 (6m)。へつって直登。
2022年05月14日 12:13撮影 by  503SH, SHARP
5/14 12:13
深い淵を持つF13 (6m)。へつって直登。
澄んだ流れの中に鹿の頭骨が沈んでいた。
2022年05月14日 12:22撮影 by  503SH, SHARP
5/14 12:22
澄んだ流れの中に鹿の頭骨が沈んでいた。
四本杉への登山道が横切り、苔むしたゴーロ状の谷を詰める。
2022年05月14日 12:31撮影 by  503SH, SHARP
5/14 12:31
四本杉への登山道が横切り、苔むしたゴーロ状の谷を詰める。
このままかと思いきや、水量は少ないものの、F14 (10m)が。正面から直登可能。
2022年05月14日 12:58撮影 by  503SH, SHARP
5/14 12:58
このままかと思いきや、水量は少ないものの、F14 (10m)が。正面から直登可能。
すぐ続いて 斜滝F15 (10m)。あとでわかるが、連続すると40mになるスラブ滝の2番目。
2022年05月14日 13:03撮影 by  503SH, SHARP
5/14 13:03
すぐ続いて 斜滝F15 (10m)。あとでわかるが、連続すると40mになるスラブ滝の2番目。
連続してF16 (奥の8m)。クラックを登れる。
2022年05月14日 13:07撮影 by  503SH, SHARP
5/14 13:07
連続してF16 (奥の8m)。クラックを登れる。
さらにF17 (10m)。見た目より立っており、ぬめりが強い。右手より登り、中ほどをトラバースして、最後は左手のブッシュに逃げた。
2022年05月14日 13:09撮影 by  503SH, SHARP
5/14 13:09
さらにF17 (10m)。見た目より立っており、ぬめりが強い。右手より登り、中ほどをトラバースして、最後は左手のブッシュに逃げた。
大きな倒木2本のあるF18 (7m)を越えると、苔むした小石のゴロゴロした藪まじりの谷になり、適当なところでブナの生えた右手の急斜面を上がり登山道に出る。
2022年05月14日 13:37撮影 by  503SH, SHARP
5/14 13:37
大きな倒木2本のあるF18 (7m)を越えると、苔むした小石のゴロゴロした藪まじりの谷になり、適当なところでブナの生えた右手の急斜面を上がり登山道に出る。
四本杉経由で登山道を下り、途中で横切る白砂谷を下降する。上流部はナメが美しい。
2022年05月14日 14:55撮影 by  503SH, SHARP
5/14 14:55
四本杉経由で登山道を下り、途中で横切る白砂谷を下降する。上流部はナメが美しい。
大きな滝は無く、この3mはクライムダウン。
2022年05月14日 15:00撮影 by  503SH, SHARP
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5/14 15:00
大きな滝は無く、この3mはクライムダウン。
これも深い釜を持つ3m滝。
2022年05月14日 15:03撮影 by  503SH, SHARP
5/14 15:03
これも深い釜を持つ3m滝。
ナメ滝2m、2mと続く。ナメの美しい谷だ。
2022年05月14日 15:05撮影 by  503SH, SHARP
5/14 15:05
ナメ滝2m、2mと続く。ナメの美しい谷だ。
中流部から、ゴーロの谷になる。本流出会いの堰堤は、右岸より越えて下に降りると、恵下谷林道に出た。
2022年05月14日 15:21撮影 by  503SH, SHARP
5/14 15:21
中流部から、ゴーロの谷になる。本流出会いの堰堤は、右岸より越えて下に降りると、恵下谷林道に出た。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング 渓流シューズ

感想

東郷山の四本杉のある東斜面を源とする恵下谷(えげだに)川支流の滝は、昭和60年発行の広島県林務部編集「広島県の滝」に、恵下谷「中の滝」として紹介されている。この枝谷(四本杉の谷と仮称)は、広島森林管理署より、生態系多様性の保護のため、国有林の渓畔林の保全や渓畔の自然植生の再生を図る箇所として指定されている*。また、流域一帯はスギ・ブナ・カヤの林木遺伝資源の保護林にも指定されている。「中の滝」は選ばれただけあって、白い花崗岩を水流が曲がり落ちる美しい滝である。「中の滝」以外にも花崗岩の岩盤に多くの美しい滝やナメをかけ、遡行価値の高い谷である。詰めは、しっとりと苔むし、両岸をブナや樅で囲まれた雰囲気のある急峻な谷となる。核心部だけならば、途中で横切る四本杉からの登山道を下ることができる。今回、下降に使った白砂谷は、上流部は名前のとおり花崗岩のナメの続くきれいな谷だった。
*https://www.rinya.maff.go.jp/kinki/keikaku/shinrin_keikaku/keihanrin_toriatsukai.html

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コメント

これは良さそうな沢ですね、予定が空いた時にでも行ってみます。
2022/6/21 0:26
shimaoさん ありがとうございます。情報の少ない沢を探索中ですが、これは当たりのほうですね。
2022/6/21 8:05
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