中央アルプスで雷鳥との出会い。千畳敷カールから木曽駒ヶ岳へ
- GPS
- 03:56
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 432m
- 下り
- 608m
コースタイム
- 山行
- 2:32
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 3:54
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一番気になっていた千畳敷カールの八丁坂の雪の状況は、前の日に雨が降っていたということもあり、思いザラメ雪でした。トレースはしっかりとありました。稜線に出て以降は所々に雪が残っている程度でアイゼンやチェーンスパイクは不要でした。 |
その他周辺情報 | 菅の台バスターミナル近くの「こまくさの湯」は露店からの景色が良くお勧めです。 |
写真
装備
個人装備 |
エバニュー10本軽アイゼン
ピッケル
防水グローブ(防寒タイプではありません)
ヘルメット
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感想
初めて雪渓と呼ばれる場所を歩きました。5月も中盤を過ぎていましたが、千畳敷カールの積雪は150cmほどあり雪渓歩きを楽しめました。
千畳敷カール歩きを意識した装備としては、エバニューの10本爪軽アイゼン、ピッケル、ヘルメット。軽アイゼンで無理そうなら引き返すことも念頭に臨みましたが、結果的には問題なく歩くことができました。
雪は前日の雨でぐずぐずの重いザラメ状になっていて少し歩きにくかったです。心配していた八丁坂上部の傾斜のきついところは、しっかりとした踏み跡が階段状に出来上がっており、むしろ歩きやすかったです。
11時半頃から登り始めたので、八丁坂を登り切った後、宝剣山荘で昼ごはんのカップラーメンを食べましたが、自分以外に山荘を訪れた客は3名程度でした。日曜でしたが天気がイマイチだったので登山客はとても少なかったようです。ちなみに休憩だけの利用料は300円、トイレ利用料は200円でした。
昼食後は中岳を経由して木曽駒ヶ岳まで歩きましたが、想像していた以上にあっという間に山頂に到達した印象です。広大な千畳敷カール、スリリングな八丁坂、3000mに近い標高ならではの岩綾といった様々な地形を歩くことができ、かつ百名山もゲットできるので、非常にコスパの高いコースだと思いました。
天気予報では午後から晴れでしたが、稜線に出てからはずっとガスの中を歩いていく感じで、時折ガスの切れ目から景色や青空が見える程度でした。木曽駒ヶ岳山頂で晴れるのを待とうと思いましたが、その気配はなかったので30分もせずに下山を開始しました。
なんとなく満たされない気分の中で下山をしていたのですが、駒ヶ岳頂上山荘付近にいた3人パーティの方々が何か歓喜を上げており、もしや?と思って駆け寄ってみると、案の定、雷鳥でした。中央アルプスの雷鳥は一度絶滅しており、ここ数年の取り組みで少しずつ数が増えてきているとのことで、貴重な対面だったのだと思います。
八丁坂の下りも心配でしたが、思いのほか軽快に足をすすめることができ、あっという間に千畳敷駅まで戻ってくることができました。
今回の山行の目的は雪渓を経験するというのが一番だったので、そういう意味では非常に満足いくものでしたが、やはり山頂からの絶景は叶わなかったので、またそのうちリベンジしたいと思います。
★今回の山行の様子をYouTubeにアップする予定です。チャンネル登録をして頂き、動画のアップを待って頂けたら嬉しいです!
【チャンネル名】槍ヶ岳を夢みて
【URL】https://www.youtube.com/c/YARIYUME
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