ULTRA-TRAIL Mt. FUJI 2014 / STY参戦記
nissy
体力度について
- GPS
- 18:32
- 距離
- 90.9km
- 登り
- 4,225m
- 下り
- 4,292m
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Split 00:00:09 01:35:43 02:48:25 08:40:01 11:58:28 16:21:05 18:32:42
Lap 00:00:09 01:35:34 01:12:42 00:14:37 05:36:59 00:16:06 03:02:21 00:04:56 04:17:41 02:11:37
Place 144(131) 138(130) 182(168) 282(254) 236(214) 167(150) 151(133)
Point 145 141 253 358 166 169 146
| 天候 | 概ね晴天 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
帰り：UTMFに参加していた友人の車で帰宅 |
写真
走れてしまうので、ペース早いな〜と思いつつ��5分〜5分半程度で進んでしまう。
スタートから突っ込みすぎたせいで、天子山塊を前にして、すでに調子が悪い。
長い天子山塊を下り、A9麓に到着。萎えていたので、温かい布団でもあれば、休憩しようと思っていたが、そんな雰囲気でもなかったので、先へ進むことへ。
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萎えていたので、温かい布団でもあれば、休憩しようと思っていたが、そんな雰囲気でもなかったので、先へ進むことへ。
少し話をして、握手をしてもらったらまた元気が出た。
ここも大した食事がないので、5分ほどでスルーする。
感想
去年の第2回に続き、2回目のSTY参戦。
ほんとはUTMFにエントリーしたかったが、ポイントを取っていなかったので…。
今年は反時計回りではなく、時計回りとなったため、昨年と合わせるとほぼUTMFの全ルートを経験できることになるので、これはこれでよかったかなと。
去年の経験を活かし、レースでは以下のことに気をつけた。
・エイドが充実しているので、補給食を持ちすぎない。（去年は半分以上食べなかった）
・エイドで長時間の滞在はしない。極力10分以内に。
・防寒対策（特に上半身）はしっかりと。
・辛くても続けていれば、調子は回復する時が来る。
レースの2週間ほど前から、急性腸炎となり結局レースまで治らず、レース当日もずーっと腹痛との戦いだった。
早い段階で心が折れたが、6月にNASUロング(102km)にエントリーしていることもあり、ここでDNFという結果を残したくなかったので、気持ちだけでなんとか走った。
最近は月200km以上はコンスタントに走りこんでいたので、脚や心肺はそれほど問題ではなかった。やはりロングレースはメンタルと内臓の強さだなと改めて実感。
□START富士山こどもの国−W1粟倉（17.4km）
12時にスタート。かなり前列からスタートを切る。周りのペースがかなり速い。1kmあたりのラップが5分を切るときも。隣の人とペース速くないすかと話しながら。
ここはずっと下り基調なので、結局、平均キロ5分半程度のペースでW1に到着。
□W1粟倉ーA8西富士中学校（9.5km）
トイレ休憩だけして、すぐにエイドを出る。しばらく進むと送電線の下を行くトレイルに。なんかテンションが下がる。W1までペースが速すぎたのもあるし、このいまいちなトレイルのせいもあるかも。息があがり、さっそく歩き始めてしまう。こんなんで大丈夫だろうか。ガンガン抜かされて西富士中学校へ。その手前でボランティアで参加されていたランブラーさんと会う。少し元気になった。
□A8西富士中学校ーA9麓（18.9km）
ここのエイドは応援の人が多い。天子山塊の手前だからか。富士焼きそば、甘酒、団子、バナナ、オレンジ。いろいろなものをとにかく腹に入れる。明るいうちに次のエイドである麓まで行きたいなと思うが、やっぱりペースは上がらない。
天子山塊に取り付くがほとんど普通の登山ペース。麓でリタイアしようかなと頭をよぎる。
このあたりからUTMFの選手とSTYの選手が半々なイメージ。歩いてたり、山頂で休憩している人も増え始める。そんな様子を眺めていたら、徐々に体調が回復しているのを感じて平坦な部分と下りを走ってみる。いけそう。
右抜きますといって、天子山塊の後半はどんどん追い上げていく。でも、この区間でSTYの選手に100人ぐらい抜かれた。抜いたのはUTMFの選手だけか。麓についた時には既に辺りは暗くなっていた。
□A9麓ーA10本栖湖（15.3km）
麓のエイド、快適そうだったら毛布にでも包まれて休もうと思っていたが、何もない…。しかも温かい食事もない。それはこのエイドに限ったことではないが。今回、STYのエイドは残念なくらいに普通の補給食しかなかった。
ここにいても辛くなるだけだ。先を急ぐことにする。竜ヶ岳に取り付くまで6〜7kmの平坦なトレイルは走りやすかった。歩いている人も結構いる。UTMF組だろう。竜ヶ岳に取り付く。竜ヶ岳は登りも下りも九十九折になっていて、自分のペースで進めばそれほど厳しいルートではない。登りは一定のペースで休まないように進み、下りはジョグペースで走ることができた。竜ヶ岳から下りると緩やかな上りのロードを3〜4kmで本栖湖エイドだ。
キロ7分程度で進む。歩いている人が多い。エイドの灯りが見えてきて、応援の声が聞こえてくる。ペースをあげてエイドに飛び込んだ。
□A10本栖湖ーA11鳴沢（19.0km）
このエイドも休んでいる人が多く、建物の中は選手で溢れている。やはりエイドの食事は大したものがなく、ボトルにお湯を入れて、5分程度でエイドを出る。トレイルに入るが天子や竜ヶ岳ほどの厳しさはない。中ノ倉山を超え、もうひとつのピーク、パノラマ台を超えるとトレイルを下り、樹海の平坦なトレイルが延々と続く。夜中に樹海の中を走るのはなんとも微妙な感じだ。周りに選手はいないのだが、なんか背後にいる気がしてペースがあがる(笑
樹海を抜けると今度は長い上りのロードだ。時間は夜中の3〜4時頃。寒さもピークだ。道路にある電光掲示は1℃の表示。動いてないとヤバい温度だ。
途中通り過ぎていく車から「がんばれー」と応援をいただく。長い長いロードが終わり、鳴沢へ。
A11鳴沢−FINISH河口湖八木崎公園（11.4km）
鳴沢エイドは凄惨な状況だった。毛布とエマージェンシーブランケットに包まれた遺体のような選手が30人ほど駐車場に転がっていた。このエイドもやはり暖かいものがない。心折れたんだな。ここにいたら自分も折れそうになる。
またお湯だけ補給して、早目にエイドを後にする。
紅葉台を目指す登りで空が明るんできた。今年は絶対暗いうちにゴールするつもりだったが、体調も悪く、距離も長くなったので思い通りにはいかなかった。でももうすぐゴールだ。
途中でヘッドライトをしまい、鳴沢に向かう途中で羽織っていたダウンジャケット、レインジャケットを脱ぐ。
日が昇ってきたせいか、それでも身体は暖かい。
足和田山山頂からは最後の下り。長い階段では脚がもう思うように動かない。でも、遅く降りても早く降りても痛いのは一緒。極力走る。
河口湖畔が見え、あとは湖畔沿いの道を走るだけだ。完全に夜は明けた。
今年はUTMFの選手とゴールの時間帯が同じというのもあり、八木崎公園が近づくにつれ応援の人がどんどん増えてくる。あーなんとか完走できたんだなと実感が湧いてくる。
ゴールゲート手前、多くの人とハイタッチを両手で交わしながら、ゴール。18時間32分。総合151位。
2回目のSTYも無事完走し、終わることができた。
以下今回のギア、ウエアリストとコメント。
[バックパック＆ハイドレーション]
ザック Salomon SKIN PRO 14+3 SET w/ホイッスル
ボトル UD ボトルx2
→ボトルが胸にあたり長時間のレースだと気になる。Salmonのソフトフラスクのほうが
ノンストレスかもしれない。
[ウェア]
キャップ Inov-8 Wrag32
→レース最後まで使用。ビーニーも持っているため、ほんとに寒い時はラグを首に
巻けるのでよい。
キャップ Patagonia アルパインLWビーニー
アンダーウェア finetrack フラッドラッシュスキンメッシュスリーブレス
トップス Patagonia Air Flow Tank
ボトム RaceReady LongDistance Short
→今回初投入。iPhone、ジェル、サプリ等がすべてボトムに入れられるのは非常に便利。
揺れもなく今後のレースでも使用頻度が高くなりそう。
アームカバー c3fit アームカバー
グローブ Salomon XT Wing Glove WP
カーフガード 2XU カーフガード
ソックス Injinji Trail Socks
シューズ HOKA ONE ONE Stinson Evo
→比較的平坦なロード＆トレイルは調子いいのだが、登り下り問わず激坂に弱い。
登りは登り辛いし、下りはつま先をやられる。
インソール SuperFeet Trim to Fit Black
時計 EPSON WristableGPS SF-710S
→18時間半連続使用でも全く問題なし。30時間はホントに連続使用できそう。
インサレーショントップ TNF Light Heat Jacket
インサレーショントップ finetrack メリノスピンサーモクルーネック
→日が暮れ始めた頃から着用。暖かくノンストレス。よいチョイスだった。
レインウェア TNF Sharp End Hoodie
レインボトム mont-bell バーサライトパンツ
[その他]
ヘッドライト BlackDiamond アイコンポーラー
→リチウム電池との組み合わせで朝まで電池交換不要。十分に明るい。
予備ライト Petzl e+lite
→まさかの紛失。気に入っていたのに…。
予備電池 単三リチウム電池 x 8本
予備電池 CR2032 x 4個
ファーストエイドキット 薬,絆創膏,まめ保護シート,テーピング in AMK
携帯トイレ
エマージェンシーブランケット AMK
コースマップ iPhoneにダウンロード
携帯電話 Apple iPhone5
ミュージックプレイヤー Apple iPod shuffle
→使わなかった。レースに音楽は以外と不要かも。
配布されるナンバーカード, ICチップ
配布されるフラッシュライト
現金、保険証、免許証 in LocSak
[食料等]
ここでジョミ x4（レース前に1、レース中に3消費）
SAVAS ジェル x9（8消費）
ZEN SuperDrive EX x24（18消費）
ZEN Reload EX x12（12消費）
塩熱サプリ x6（4消費）
VAAM粉末飲料 x4（2消費）
水 x1.2L
→食糧計画はほぼ完ぺきに無駄なく消費できた。もう少しジェルを定期的にとるように
したほうがいいのかもしれない。
後半はいつもどおりスポドリが一切受け付けず、水のみとした。
こっそり拍手
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Haru_1964 さん
装備や補給のことまでこと細かく記載してあり、非常に参考になります
ありがとうございます。
STYお疲れ様でした。UTMFも頑張ってください。
自分はSTYへ。お互い当たるといいですね！
コメントありがとうございます
PC見るまで気づきませんでした…。
装備は自分の備忘録ですが、参考になると言っていただけると嬉しいです。
是非、抽選に当たってUTMFを完走したいものです。
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