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Yamareco

記録ID: 435253
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無雪期ピークハント/縦走
東北

二ツ箭山ー猫鳴山ー屹兎屋山

2014年04月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
17.8km
登り
1,018m
下り
1,004m

コースタイム

6:00 根本登山口
7:30-7:45 女体山山頂
8:00 二ツ箭山山頂
8:30 猫鳴山登山口
9:45-10:00 猫鳴山山頂
11:00 屹兎屋山山頂
12:00 猫鳴山分岐
13:15 猫鳴山登山口
13:45 二ツ箭山山頂
14:00 月山神社
15:00 根本登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
根本登山口ー二ツ箭山山頂 :鎖場以外は危険箇所無し。
二ツ箭山山頂ー猫鳴山登山口 :赤テープ少なく笹藪で分かり難い。
猫鳴山登山口ー屹兎屋山 :所々に笹藪。その他は広々とした尾根道。
             各所に赤テープ有り。赤テープと踏跡を
             見失わないよう注意。
月山神社ー根本登山口 :危険箇所無し。
根本登山口の石碑。
根本登山口の石碑。
沢コースに進む。
沢コースに進む。
御滝。登山の無事を祈る。
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御滝。登山の無事を祈る。
滑り岩付近。
〆張場。尾根コースへ進む。
〆張場。尾根コースへ進む。
一枚岩。
女体山最初の鎖場。
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女体山最初の鎖場。
コルから月山方面。見事なアカヤシオ。
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コルから月山方面。見事なアカヤシオ。
女体山山頂。本日一番乗り。誰もいない山頂は初めてだ。
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女体山山頂。本日一番乗り。誰もいない山頂は初めてだ。
女体山から月山方面。
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女体山から月山方面。
ここからの景色はいつ見ても飽きない。
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ここからの景色はいつ見ても飽きない。
今日の目的地、猫鳴山(鉄塔上)と屹兎屋山
(左端)まだまだ遠い。
今日の目的地、猫鳴山(鉄塔上)と屹兎屋山
(左端)まだまだ遠い。
二ツ箭山方面へ。
二ツ箭山方面へ。
二ツ箭山山頂。ここから猫鳴山を目指す。
二ツ箭山山頂。ここから猫鳴山を目指す。
猫鳴山登山口までは笹藪の中を進む。赤テープが殆ど無いので、踏跡を外さないように注意する。
猫鳴山登山口までは笹藪の中を進む。赤テープが殆ど無いので、踏跡を外さないように注意する。
茱萸平登山口から延びる林道沿いにある猫鳴山登山口。尾根に上がる分岐が分かり難く、見逃してしまう。
茱萸平登山口から延びる林道沿いにある猫鳴山登山口。尾根に上がる分岐が分かり難く、見逃してしまう。
尾根に上がると気持の良い樹林帯の中を歩く。
尾根に上がると気持の良い樹林帯の中を歩く。
突然鉄塔が現れる。真下から見ると凄い迫力だ。
突然鉄塔が現れる。真下から見ると凄い迫力だ。
猫鳴山と屹兎屋山の分岐。ここから5分程で猫鳴山山頂。
猫鳴山と屹兎屋山の分岐。ここから5分程で猫鳴山山頂。
猫鳴山山頂のケルン。展望は無い。ここで早めの昼食を摂るが時間がないのですぐに出発する。
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猫鳴山山頂のケルン。展望は無い。ここで早めの昼食を摂るが時間がないのですぐに出発する。
時々分かり難い場所が出てくる。赤テープと踏跡を探しながらコンパスと地形図、スマホのGPS機能で確認しながら進む。
時々分かり難い場所が出てくる。赤テープと踏跡を探しながらコンパスと地形図、スマホのGPS機能で確認しながら進む。
目印にしていた電波塔が見えた。屹兎屋山は近い。
目印にしていた電波塔が見えた。屹兎屋山は近い。
屹兎屋山山頂の一等三角点。ここまでの所要時間5時間。
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屹兎屋山山頂の一等三角点。ここまでの所要時間5時間。
屹兎屋山から二ツ箭山。10分程休み下山開始、時間との勝負だ。
屹兎屋山から二ツ箭山。10分程休み下山開始、時間との勝負だ。
猫鳴山登山口まで戻る。ここから二ツ箭山への登り返し。
猫鳴山登山口まで戻る。ここから二ツ箭山への登り返し。
30分間登りながらの藪漕ぎは辛い。何度も立ち止まり呼吸を整える。ここが今日一番の難所だった。
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30分間登りながらの藪漕ぎは辛い。何度も立ち止まり呼吸を整える。ここが今日一番の難所だった。
なんとか月山神社に到着。一安心だ。
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なんとか月山神社に到着。一安心だ。
月山から女体山と男体山。達成感からか、いつもの景色も今日は格別だ。
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月山から女体山と男体山。達成感からか、いつもの景色も今日は格別だ。
気を引き締め直し最後の下山道。
気を引き締め直し最後の下山道。
無事下山。

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
70ルーメン
予備電池
8
単3
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
1
筆記具
1
保険証
1
飲料
1
2.5ℓ
ティッシュ
1
タオル
2
スマートフォン
1
充電器
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
ライトダウン
水筒
1
750ml
時計
1
非常食・行動食
1
ツェルト
1
ポール・細引
ファーストエイドキット
1
包帯・絆創膏・テーピング
医薬品
1
風邪・腹痛等
ストーブ
1
クッカー
1
エマージェンシーシート
1
ツールナイフ
1
グローブ
2
厚・薄
ゲイター
1
ショート
バックパック
1
35L・レインカバー
登山靴
1
食料
1

感想

以前から挑戦したいと思っていた屹兎屋山への縦走路。今の自分
にとってはかなりの難コースであり大きな挑戦だ。登山計画と装備
を念入りに整え、それでも最悪の場合はビバークも覚悟で出発した。

根本登山口から二ツ箭山までは慣れたいつもの登山道だ。アカヤシオが
綺麗に咲いていて足取りも軽い。気持ち的にもまだ余裕である。

二ツ箭山から猫鳴山登山口までは笹藪の中を進む。赤テープも殆ど
無く、踏み跡を見失わないように注意する。

猫鳴山登山口から猫鳴山では何度かルートを間違えそうになった。特に
登山口から少し行った場所にある尾根に上がる分岐は分かり難い。実際
通り過ぎてしまったが異変に気付き、コンパスと地形図で確認すると
進路と逆方向に歩いていた。慌てて引き返すと赤テープの脇に獣道の様
な道があり、赤テープが奥のほうに見えたので正規ルートだと判断できた。

尾根に上がってしまえば雰囲気の良い樹林帯の中を気持ち良く歩くことが
できるが、ときどき笹藪が出現し憂鬱になる。

猫鳴山山頂に到着するとケルンが建っている。周りとの高低差も殆ど無く
正直これが無いとどこが山頂なのか分からない。ここで早めの昼食をとり
時間がないので早々に出発する。

相変わらずの笹藪をかき分けて、屹兎屋山山頂に到着。
午前11時、登山開始から5時間ほぼ歩き通しだ。朝は二ツ箭山から屹兎屋山
を見ていたが、今は屹兎屋山から二ツ箭山を見ている。これはなかなかの
感動モノである。しかし登頂の余韻に浸る間もなく下山開始だ。16時には
根本登山口まで戻りたい。

なんとか猫鳴山登山口まで戻るも、ここから二ツ箭山までの登り返しが最悪
だった。往路では気付かなかったが結構な急登である。しかも背丈程の笹藪
の中を藪漕ぎしながら登るので、一気に体力が消耗される。途中何度も立ち
止まり呼吸を整え歩き出すが、すぐに止まってしまうの繰り返しだ。
8時間近く歩いてからのこの登りは今日一番の難所であったのではないか。

月山神社に到着したときは疲労と達成感でいっぱいだった。まだ最後の下山が
残ってはいたが、何となく『もう大丈夫』という気持ちで満たされていた。
月山神社でここまで無事辿り着いたことへの感謝と、最後まで無事下山できる
ようにと祈念しゴールを目指す。

午後3時02分、根本登山口駐車場に到着。真っ先にブーツを脱ぎ捨てた。素足に
風が気持よかった。

今回の山行では得るものが多かったように思われる。今までの登山では読図術や
歩き方、行動食などは本当に必要とする場面がなかった。
知識として頭にはあったが実際歩くうえで距離も時間も、コースも体力もほとんど
が ”なんとかなっていた” からだ。
しかし、今日は違っていた。未熟な知識ながらもフル活用しなければ達成できな
かっただろう。同時に今の自分の限界線がどの辺かがわかった気がする。今後
登山を計画するうえでの基準ができた。

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