レスキュー訓練
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
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感想
・懸垂下降からの自己脱出
ミュールノットでビレイデバイスの固定→クレイムハイストを作り体重を移動→ビレイデバイスをアッセンダーとして使えるようにする→スリングをどちらかにセットしてアブミを作る→交互に荷重を移しながらもう片方のアッセンダーを上げる作業を続ける
注意点…ビレイデバイスのダイレクトビレイの穴にスリングを通してアッセンダーとする場合、ビレイデバイスとビレイループの距離は遠目にしないとアブミの立ち込みが上手くいかない→PASのループに移し替えるなどの作業が必要
・セカンドビレイ時にテンションを緩める方法
ビレイデバイスの小さい方の穴にカラビナをかけるor細いスリングを通す(3mm?のケブラーコード)、ビレイヤー側のロープをムンター等でボディビレイする→カラビナor細いスリングを上に引っ張りながらボディビレイでロワーダウンさせる…腕力がいるので、スリングなどで延長し上部の支点に折り返して下に引っ張れるシステムを作るとやりやすい
注意点…ボディビレイで確保しないでダイレクトビレイをゆるめ、勢い余って墜落する事故が発生している
・リードのビレイからの脱出
リードがフォールし身動き取れない状態。ロープは半分以上出ておりロワーダウンが厳しい。→ミュールノットでビレイデバイスを固定→クレイムハイストやアッセンダーをビレイデバイスの上部にセット→スリングで伸ばし周辺の適当な支点に固定、万が一のためにビレイデバイスの下にエイト等を作り支点に固定してバックアップとする→ビレイデバイスを外す
・リードレスキュー
リードのビレイからの脱出(自分のエイトノット解除)→フィックスしたロープにアッセンダーセットし登る→もう一方のロープを上の支点にセットし懸垂準備→懸垂下降→リード(要救者)ピックアップ…相手のPASを自分のビレイループに接続、リード(要救者)のテンションのかかっているロープをナイフで切る、もう一方のロープを外す→引き続き懸垂下降
・1/3システム、1/5システム
毎度忘れかけてしまう1/3システム。
支点にマイクロトラクションをセット→マイクロトラクションの荷物側のロープにアッセンダー、引く側のロープにカラビナorプーリー→上に引き上げる(1/3)…上に引き上げるのは難しいのでもう一個支点を作り、カラビナorプーリーを通し下に引けるようなシステムを作る→ビレイデバイスなどでボディビレイしてフリーのポンピングの要領で引き上げる
→さらにマイクララトラクション側のロープにアッセンダー、プーリーorカラビナで同じシステムを作る(1/5)
・一本懸垂
支点のリングよりも大きな結び目を作る必要がある。ダブルロープでの登攀がない(ダブルロープを2本持っていかない)沢で有効かな?と思いましたが、捨て縄での一本懸垂は厳しそう+藪に引っかかるリスクが高い?
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