記録ID: 4534031
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ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間
【草津白根山】俄雨後、藪漕ぎ
2022年07月30日(土) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:11
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 762m
- 下り
- 759m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:11
10:30
10:35
55分
カラマツ台
11:30
11:30
23分
本白根展望所分岐
13:42
石津硫黄鉱山跡(車道ゲート)
▼ヤマレコアプリを使用しているため、時刻は正確と思われるが、あまりにも時間計測ベンチマーク地点が少なすぎるため、往路にカラマツ台と本白根展望所分岐を追加した。到着時間は撮影時間を採用、カラマツ台での休憩時間は凡そ5分とした。
▼写真28地点でも小休止をとったが、コースタイム上は山行巡行時間に含まれている。
▼解放感から、登山終了時に即座にヤマレコアプリをOFFにすることを忘れてしまった。おおよそ5〜10分程度だと思われるが、上記の山行終了時間13:42は修正せずにそのまま記載した。
▼写真28地点でも小休止をとったが、コースタイム上は山行巡行時間に含まれている。
▼解放感から、登山終了時に即座にヤマレコアプリをOFFにすることを忘れてしまった。おおよそ5〜10分程度だと思われるが、上記の山行終了時間13:42は修正せずにそのまま記載した。
天候 | ▼そもそもA隊長とは22日から24日にかけて北アルプスを縦走する予定だった。ただ、どうもその期間の北アルプスは天気に恵まれない予報がずっと続いたため、3日前に正式にキャンセルすることになった。その後A隊長を除く一行は聖岳に登ることになるのだが、A隊長は都合がつかず不参加だった。そんなA隊長からこの週末どこかへ行かないかとのお誘いがあった。常念岳とかも候補に挙がったが、これまたあまり天気が良くない。一ノ沢で雨でも降ると、渡渉時に不安が残るねということで、常念岳は候補から消えた。次に候補に挙がったのは、那須と草津白根。両方とも午後から雷雨が予想されるとの予報だった為、短時間での山行なら草津白根だろうということで、草津白根に行き先が決定した。 ▼当日はいつものように7時半に高崎駅北口に待ち合わせ。今のところ非常に良い天気なので、私「天気予報はずれるといいですね」A隊長「今朝方犬の散歩した時に見た草津白根は白く霞んでいたから、雨降ってもおかしくない」草津方面は湿度が高いという事なのか詳しい原理はわかなかったが、A隊長が言うならそうなんだろうと、雨は降らないという楽観論は捨てることにした。石津硫黄鉱山跡ゲートに向かう車中、岩櫃山が見えてくるので撮影。写真を見返しても雨が降る気配はない。 ▼ゲート着。陽射しはある。空に雲は浮かんでいるが、やはり雨が降る気配はない。雨より気温が高いことを心配した。とにかく暑い。登山開始してまもなく汗がどっと滲みだしてきた。途中眺望がある場所があったが、まだ雨の心配するような空模様ではなかった。登山開始、思った以上に勾配がきつい。前週のハードな山行直後で、緩いハイキングを想定していた身にはかなり響いた。カラマツ台着。小休止中に雲が厚くなっていることに気が付く。K副隊長は天気はもつのではないかと言っていたが、ネガティブな私はこれは一雨来るかもねと思い始めていた。但し、本降りになるとはこの時点でも思っていない。 ▼カラマツ台を出発後、雲は重く、厚く、低く、暗く、黒くなる一方だ。そしてほどなくしてポツリと来た。ついに来たなとザックにカバーをかけ、雨具を装着している間にも雨脚は強くなる。予報では1mm程度の雨だったが、1mmの雨量ではないな、本降りになるかなと思っていた矢先、目の前に白い靄の様な、騒がしい塊が近づいてくるのが見えた。それが何かわかるまで1秒2秒必要だったと思う。かなり強い雨の領域があっという間に私を飲み込んでいった。レインコート着ていない下半身はたちまちびしょぬれになった。帽子からも水が滴り落ちている。そんな状態で最後の急坂である外輪部への登りが始まる。雨は小さな川となって足元を流れ始めている。もう引き返したいなと思った瞬間、A隊長からどうしようか?との問いかけがある。K副隊長がここまで来たら継続しましょうと回答。それを聞いた私は、撤退しましょうという言葉を飲み込んだ。足元にコマクサが咲いている。それも今まで見たことがない密度でだ。本来ならはしゃぎたくなるような環境がだが、雨が降っているので撮影意欲がわかない。おざなりに2~3枚の撮影で済ましてしまった。 外輪部から本白根の中央火口部へ下っていくあたりで雨は止んでいったと記憶している。どうやら俄雨だった模様。風が強ければ体も冷えてしまった可能性があるが、幸い風は強くなかった。登山道に急遽出来た水たまりをよけながら、山頂に向かって進んでいく。山頂に行くには、藪漕ぎがあるはずだが、A隊長によると5m程度とのことだし、どうせ全身ずぶぬれに近いしということで、藪漕ぎに身構えることはなかった。 ▼藪漕ぎが始まる地点(写真28地点)着。どうもA隊長の話と違う。A隊長は残雪期に草津白根に登ったせいか、藪は雪の下だった結果非常に短い藪漕ぎで済んだと思われる。この藪の密集度合いから、ザックは間違いなく引っかかたりして通行の邪魔になる。レインコートも木の枝に引っ掛けたりするのは嫌なのでザックとともにデポしていくことにした。藪漕ぎはそこそこストレスが溜まったが、不快なものではなかった。ゆっくり足元を確かめながら一番高い所を目指して進んでいく。10分弱程度後、山頂にたどり着く。おそらく日本百名山の中で西吾妻をしのぐ一番地味な山頂。まあ事前に知っていたし、草津白根の山容から、明確な山頂など求められないことも実際に外輪部から山頂まで歩いてみて分かっていたのでネガティブな感情はわかなかった。 ▼ただ、地味な山頂は長居をする場所ではない。A隊長もそう感じていたらしく、私が山頂標を撮影し終わるや否や下山を宣言する。今来た道を引き返す。途中私がザックをデポした場所で軽く休憩、行動食を取った後は、ひたすら下山マシーンと化す。俄雨で出来た水たまりは、往路に比べるとあきらかに水量が減っている。火山質の土壌は水はけいいな、これがやがて草津の湯の元にでもなるのかしら?と思いながら、下山していく。途中、濡れて滑りやすくなっていた箇所もあったが、それほど苦戦することもなく、標準CTともそれほど遜色ない時間で下山することが出来たと思う。濡れた服は、気持ちが悪いのでゲートの前で着替えた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
電車:最寄駅 → 高崎駅 自家用車:高崎駅 → 石津硫黄鉱山跡ゲート 【復路】 自家用車:石津硫黄鉱山跡ゲート → 草津温泉経由高崎駅 電車:高崎駅 → 最寄駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<総括> 雨上がり直後は、一部登山道で路面が滑りやすくなる箇所が見受けられたが、全体的に難易度の高い箇所はなかった。 <道迷いポイント> ・写真28で触れている道迷い地点について。写真28地点は藪漕ぎが始まる地点であり、かつ進路が屈曲している地点でもある。 ・往路は道を間違えるリスクは低いが、復路では藪漕ぎが終了した解放感から、進路方向を大きく右に変えなければならないことを忘れ、目の前に広がっている尾根筋を下るよう誘い込まれやすい地形となっている。進路を右に変える際は、一旦茂みを通過しなければならないことも、尾根筋に誘引されやすい原因と考える。 ・実際我々も一度尾根筋を下ってしまった。(ログにも道間違いの軌跡が記録されている)幸いすぐに気が付き事なきを得たが、注意点として記載しておく。 〈藪漕ぎ区間〉 ・藪漕ぎ時間はせいぜい片道10分程度。距離にして100メートルあるかなといった感じ。歩きやすくはないので、そこそこストレスは溜まると思われるが、短いので良い思い出として記憶に残るのではないかと個人的には考えている。 ・踏み跡ははっきりしていると思うし、よく見ると赤テープがあり誘導してくれるので道に迷うリスクは低いと思われる。 |
その他周辺情報 | ▼草津温泉 大滝乃湯:前回(2022年6月18日)湯の丸山下山後にも利用したが、その後(7月1日より)入浴料が改定されている模様。\900→\980 ただ、それでもやはり草津の湯、割安感があると考えている。http://ohtakinoyu.com ▼石津硫黄鉱山跡ゲートから万座温泉へは、近いように感じるが車で1時間掛かる。草津温泉へはその半分の30分程度。 |
写真
感想
▼近いようで意外にアクセスが悪い草津白根山に、A隊長のご厚意で登ることができました。
▼比較的楽なハイキングのつもりだったのですが、思ったよりバテました。写真キャプションに書いた通り、暑さと予想以上に勾配がきつかったことに加え、先週の聖登山の影響も残っているからと考えています。あと俄雨でずぶ濡れになったのも、気持ちを萎えさせる効果はあったと思っています。
▼日本百名山にしては、山頂がかなり寂しい理由も写真キャプションに書いた通り、元々顕著ではない草津白根の山頂を、便宜的に後付け的に何となく誰ともなく決定したからと思っており、正式に今回訪問した場所が山頂という訳ではないのだろうと考えています。でも、たとえそんな山頂でも、草津白根の山々の中で、一番高い本白根山の一番高い位置であることにはまた違いないので、草津白根を登ったという気持ちの整理はつけやすいかなと考えています。
・山頂が寂しかったとしても、記憶に残る山行であったのは間違いなく、山頂までの藪漕ぎは、ストレスは溜まったけど、決して不快なものではなく、思い出すとフフフと笑いが込み上げてくる類の藪漕ぎでした。そんな訳で藪漕ぎ中の写真を代表写真にした訳ですが、一度草津白根を登った人にはわかるけど、そうではない人にはさっぱりわからない写真だろうなと思います。
▼取り敢えずアップしてしまいます。後日何か思いついたことがあればまた加筆します。
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コメント
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ご無沙汰しております。D社のmkyagiです。
お元気にお過ごしのことと拝察しました。
私はコロナで山行は減っていたのですが、再開しつつあります。
ヤマレコ楽しみにしています。
お久しぶりです。
コロナ感染者激増中ですが、月に2〜3回は出撃しています。
7月は、谷川連峰の白毛門、尾瀬大江湿原、そして、本白根に登りました。
ただ、S隊員と一緒でないと、レコにアップされません(笑)。
来週は、常念か鳳凰三山に行って見ようかと思っています。
A隊長より
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