鬼川辺沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 574m
- 下り
- 597m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
鬼川辺沢の出合の手前の駐車できるスペースに車を停めて準備し杉林を降りて川に入る。すぐ堰堤があった。簡単に巻けた。鬼川辺沢の出合で地形図で確認し入る。入るとまた堰堤。ここもすぐに巻いてあとは水量少ない沢を進む。
やがてF1、斜めにクラックが入った小さな滝が現れる。ノーザイルで登れそうだったがザイルを出す。左下からクラックに立って右上に登っていく。中間にカムを差し込むが効いていないようだ。右上にハーケン打って滝上まで。そのあとSさんが登る。そのあと僕がハーケン回収。その先はアンザイレンして、中間のザイルをザックに入れて歩く。
小さな滝が登れず、ショルダーでSさんを滝上に上げる。そして引っ張ってもらう。
F2は左岸を少しヘツって滝の上に。ホールド、スタンスが微妙。何とかヘツって滝上。アンカーがないのでハーケン打った。Sさんを確保。Sさんは落ちることなくヘツリ登ってきた。うまいぞ。
F3は取り付き部が難しい。以前はでかい倒木があってそれを頼りに登ったと思う。今日は倒木はない。釜は深そうだったが入ってみるとそうでもない。右にハーケン打って、60のスリング2本でアブミを作り乗った。そして樋状の流心の方にヘツって行って流れへ。その先がズルズル滑る。微妙な手掛かり足がかりを見つけて登り切った。埋まってあった倒木を少し掘って120のシュリンゲを回し支点にする。ザイルでザックを2つ上げて、ダブルにしてフィックスする。片方は僕のセルフビレイと確保にし、もう片方でインライン・フィギアエイトノットを連続して結びアブミを作りたらす。Sさんを確保しながら、アブミを掴んで登らせる。乗り切った。
やがて迫力あるスラブが近づいてきた。天気が良いから特別に大きく立って見える。登れるだろうか。前は登ったんだ。基部に到着して休んで少し食う。それから取り付き。
1ピッチ目。滝の溝、クラックをホールドに登れそうだったが中間でつまった。支点が欲しい。カムを一応かませた。効いているかは不明。もう一段登ろうとしてズルズルと少し落ちた。あぶねぇ。下から声がかかる。「ガンバっ」少し休んでから上がった。もう一つ欲しい。ちょっとした隙間にナッツを何とかかませる。それを頼りに登った。登り切った。危なかった。さてアンカーがない。ハーケンを3個打った。それと動いたけれど土砂に埋まっている細めの倒木にシュリンゲをかけて支点とした。Sさんも少し落ちたが問題なし。
2ピッチ目。左に溝がある。以前は右側から上がってトラバースしながら左上に上がった記憶がある。左の溝を登れそうだった。溝を登る。中間まで登ると溝の上部にホールドがなかった。そこから右に少しトラバース気味に登った。ここの上もアンカーがない。ハーケン4つくらい縦に離して並べて打った。そのままザイルをハーケンに縦にフィックスして確保。ここはSさんは難なく登り切る。
3ピッチ目。少し難しいが1,2ピッチ目に比べ簡単。
4ピッチ目。ここからスラブ。5〜7ピッチまでザイル使用。傾斜緩くまあ簡単。 5ピッチ目、7ピッチ目が4ピッチ目,6ピッチ目と比較して少し難しい。6,7ピッチ目辺りに落石、砂利があって足を乗せると滑るし、また細かい石が転がっていく。7ピッチ目の上が急傾斜の草、岩ミックスだが、8ピッチまでザイル出したほうが良かった。
草付きから木々が現れてくるとそれまでよりは傾斜が緩くなってきて、木に掴まりながら登山道まで詰め上がる。
17時ちょうど登山道に出た。少し休んで下山とする。フェルトのSさんは良く滑って尻もちをついている。次第に暗くなってきて、予想より登山道は長くて暗門に着いた時にはすっかり暗くなっていた。キャンプ場から旨そうな匂いがして、楽しそうな声が聞こえ、そして明かりが見えた。砂利の駐車場まで戻って、Sさんの車で林道を少し走って駐車場所まで。充実した沢でした。
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