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Yamareco

記録ID: 4582505
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ハイキング
中国山地西部

恐羅漢山近くの台所原(キレンゲショウマ群生地 )に出かける

2022年08月11日(木) [日帰り]
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kariogaryu その他2人
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
恐羅漢山山麓の牛小屋高原大駐車場にて駐車(無料)
コース状況/
危険箇所等
     キレンゲショウマを見に台所原に出かける

日時:2022.08.11(木,山の日)  天気:曇り
コース:牛小屋高原大駐車場 〜 夏焼峠 〜 早手のキビレ 〜 古い林道跡 〜 台所原 〜 亀井谷出合い(キレンゲショウマ群生地)往復
メンバー: 男女あわせて3名

 キレンゲショウマが咲いていること期待して亀井谷に訪れるが、残念ながら少しばかり早かったせいか殆どが蕾(つぼみ)だった。最初の予定では8月20日(土)に出かけるつもりだったが、昨年の記録を振り返って見ると同じ8月11日に同じコースを使って出かけていた。その時は少し遅かったせいか、咲き終わったものと咲いているものとが半々位だった。今年もと思って期待していたが、天候不順のためか咲いていたものはほぼ見当たらず。この調子だと咲き始めるのは2〜3日後からではないかと判断した。

 いずれにしても亀井谷を挟んで対岸にある広い急斜面によくもこれだけのキレンゲショウマが群生しているのは驚き以外何ものでもなく最初に出くわした人は良く見つけたものだと感心する。ひょっとすると亀井谷を沢伝いに遡っている時に出会ったのかも知れない(台所原からの下降は、急すぎて考えられない)。  

 今回のコースは牛小屋高原の駐車場を出発し、夏焼峠から恐羅漢山への登山道に入る。峠から20分ばかり登った所に早手のキビレ(鞍部)があり、ここから恐羅漢山への登山道と分かれて、右(西)に折れる。10数分下ると今は使われていない古い林道の終点に出くわし、この林道を歩く。昨年は藪を掻き分けるように進んだが今年は利用者が多いためか、一人が歩ける程度の踏み跡がきれいに残り快適に歩ける。ほぼ平坦に近いこの古い林道を40分近く歩くと明るくて広い平坦地(台所原平)に出くわす。
 思わず休みたくなるような場所である。この先で三差路となり、右に折れると中之甲方面へ向かう林道で左手の山道に入る。標識には台所原まで5分とあるが、実際は8分ばかりかかる。この道と恐羅漢山から中川(なかのごう)山を結ぶ登山道に出くわした場所が台所原でブナの大木に案内標識が掲げられている。
 問題はこの地点からキレンゲショウマの群生地である亀井谷への分岐である。初めての人はその取っ付きが分からず慌てふためく。まずは案内標識が打ち込まれているブナ(と思うが)の木から左(恐羅漢山方面)に2m前後進んだ所から笹やぶを掻き分けながら前進する。するとじき踏み跡が現れてこれを使ってどんどん下る。すると傾斜のきつい小さな尾根に出くわし、これを下る。右や左に細いロープが頻繁に現れ、これを使ってどんどん下る。眼下には小滝が現れ、キレンゲショウマの群生する大斜面も見えてくる。 
 沢に接すると飛び石伝いに沢を渡る(川幅2〜3m位?)。すると目の前の急斜面にははキレンゲショウマの大群生地が迫ってくる。今年は前述のようにまだ早かったせいか殆どが蕾(つぼみ)であった。またこの群生地の大斜面には立ち入り禁止なのでロープから中には入らないこと。
 開花しない蕾の写真を幾枚か撮って、川原のすぐそばに腰を降ろして(あまり広くはないが5〜6人位は座れる)昼食を摂り往路をそのまま引き返す。川原から台所原までは急斜の連続でロープにつかまりながら慎重に登る(下りより上りの方が安全)。台所原に達すると後は、往路を引き返すだけ。昨年とほぼ同じ場所にてアサギマダラに出くわす(林道終点少し手前)。帰途はこの古い林道終点から早手のキビレまでの20分足らずの上りと夏焼峠への上りが少しきついだけ。

 出発点の牛小屋高原の駐車場に戻ると出発時には25台ばかりいた車も10数台に減っていた。

(参考タイム)
往路: 牛小屋高原駐車場(0.30)夏焼峠(0.20)早手のキビレ分岐(0.12)古い林道終点(0.42)古い林道起点(0.08)台所原(0.18)亀井谷キレンゲショウマ群生地 
            計 約2時間10分
復路:亀井谷キレンゲショウマ群生地(0.13)台所原(0.08)古い林道起点(0.45)古い林道終点(0.15)早手のキビレ分岐(0.20)夏焼峠(0.30)牛小屋高原駐車場
            計 約2時間10分
(注)台所原〜キレンゲショウマ群生地 上り下りともメンバーが多ければ多いほど時間がかかる。
その他周辺情報 牛小屋高原は広島県最高峰の恐羅漢山(1346)の登山基地でケビンやキャンプサイト(有料)もある。
古い林道を40分近く歩く。昨年は藪を掻き分け歩いたが今年はすんなりと歩けた。
2022年08月11日 11:24撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
8/11 11:24
古い林道を40分近く歩く。昨年は藪を掻き分け歩いたが今年はすんなりと歩けた。
林道の始点から終点までほぼ平坦で歩きやすかった。
2022年08月11日 11:25撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
8/11 11:25
林道の始点から終点までほぼ平坦で歩きやすかった。
台所原から急斜をロープを使って亀井谷に下る。すると川向こうの広い急斜一面にキレンゲショウマが密生している。ところが今年は早かったせいか蕾がわずかだけ見えた(昨年の同じ日は咲き乱れていたが…。
2022年08月11日 12:37撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
8/11 12:37
台所原から急斜をロープを使って亀井谷に下る。すると川向こうの広い急斜一面にキレンゲショウマが密生している。ところが今年は早かったせいか蕾がわずかだけ見えた(昨年の同じ日は咲き乱れていたが…。
亀井谷はあまり大きくない沢だが、小滝が連なっている。おそらく沢登りの途中、この群生地に出くわしたのではないかと思われる。
2022年08月11日 13:00撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
8/11 13:00
亀井谷はあまり大きくない沢だが、小滝が連なっている。おそらく沢登りの途中、この群生地に出くわしたのではないかと思われる。
このような蕾(つぼみ)がわずかばかり咲いていた。咲き乱れるには4日前後かかるのではないだろうか。昨年も8月11日に訪れたが、ほぼ満開に近い状態だった。
2022年08月11日 13:01撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1
8/11 13:01
このような蕾(つぼみ)がわずかばかり咲いていた。咲き乱れるには4日前後かかるのではないだろうか。昨年も8月11日に訪れたが、ほぼ満開に近い状態だった。
恐羅漢山と中ノ川(なかのごう)山との最低鞍部がこの台所原。この辺りから道なき道を笹を掻き分けながら進むと踏み跡が現れてくる。
2022年08月11日 13:30撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
8/11 13:30
恐羅漢山と中ノ川(なかのごう)山との最低鞍部がこの台所原。この辺りから道なき道を笹を掻き分けながら進むと踏み跡が現れてくる。
往路と同じく台所原平から古い林道を使って帰途に向かう。林道終点少し手前には昨年と同じようにアサキマダラが数匹、飛び交っていた。
2022年08月11日 14:29撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
8/11 14:29
往路と同じく台所原平から古い林道を使って帰途に向かう。林道終点少し手前には昨年と同じようにアサキマダラが数匹、飛び交っていた。
今年のコースも早手のキビレで恐羅漢山への登山道と分かれて古い林道を使って台所原に向かった。恐羅漢山経由だと体力の消耗が激しいのでかなりハードである。写真は古い林道の始点でもあり終点あたりの登山道。
2022年08月11日 14:32撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
8/11 14:32
今年のコースも早手のキビレで恐羅漢山への登山道と分かれて古い林道を使って台所原に向かった。恐羅漢山経由だと体力の消耗が激しいのでかなりハードである。写真は古い林道の始点でもあり終点あたりの登山道。
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