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Yamareco

記録ID: 4586734
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

赤石岳(椹島から往復)

2022年08月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
13:23
距離
59.9km
登り
4,119m
下り
4,117m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:17
休憩
1:05
合計
13:22
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9
0:25
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ゴール地点
天候 0時〜:曇り
5時〜:雨
8時〜:曇り
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
■新東名 新静岡IC〜畑薙第一ダム夏季臨時駐車場(75km):車で約2時間
無料駐車場は沼平ゲート前(約20台)と、その2.8km手前に畑薙第一ダム夏季臨時駐車場(約150台)があります。
■沼平ゲート〜椹島(18km):自転車で行き2時間、帰り1時間30分
一般車通行禁止(自転車を除く)のようです。
コース状況/
危険箇所等
■沼平ゲート〜椹島:舗装路と砂利道が混在しており、落石や陥没も多いので、夜間に自転車で走行する際は注意が必要だと思いました。
■椹島〜赤石小屋〜富士見平〜北沢源頭:桟道(角材やアルミ足場板)が滑りやすかったです。
■北沢源頭〜赤石岳・小赤石岳間分岐:岩場の急登
■赤石岳・小赤石岳間分岐〜赤石岳:稜線に出るまでは西からの風がさえぎられて比較的穏やかでしたが、稜線に出た途端、強風になったので注意が必要だと思いました。
その他周辺情報 ■コンビニ:新静岡ICを降りた直後のローソン新静岡インター店と、2.6km先のファミリーマート静岡牛妻店が、畑薙第一ダムまでの最後のコンビニのようです。
畑薙第一ダム夏季臨時駐車場(標高920m)〜椹島(標高1,160m):自転車で移動しました。
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畑薙第一ダム夏季臨時駐車場(標高920m)〜椹島(標高1,160m):自転車で移動しました。
樺(カンバ)段(標高1,850m):椹島〜赤石小屋の中間地点のようです。
樺(カンバ)段(標高1,850m):椹島〜赤石小屋の中間地点のようです。
歩荷返し(標高約2,400〜2,470m):赤石小屋までの最後の急登のようです。
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歩荷返し(標高約2,400〜2,470m):赤石小屋までの最後の急登のようです。
赤石小屋(標高2,545m):この後、山頂までずっと雨だったのでレインウェア上下を着ました。
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赤石小屋(標高2,545m):この後、山頂までずっと雨だったのでレインウェア上下を着ました。
富士見平(標高2,720m):森林限界のハイマツ帯にでました。この後少し下って再び樹林帯に入りました。
富士見平(標高2,720m):森林限界のハイマツ帯にでました。この後少し下って再び樹林帯に入りました。
赤石岳(標高3,120m):途中で急な岩場(北沢源頭〜赤石岳・小赤石岳間分岐)を通りましたが、写真を撮る余裕がありませんでした。
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赤石岳(標高3,120m):途中で急な岩場(北沢源頭〜赤石岳・小赤石岳間分岐)を通りましたが、写真を撮る余裕がありませんでした。
赤石岳・小赤石岳間分岐(標高3,046m)〜北沢源頭(標高2,750m):下山中に雨がやんできたので急な岩場の写真を撮りました。登山道は尾根に沿って登りますが、途中で小赤石岳直下のラクダの背を避けるように、谷を詰めながらトラバースして、赤石岳方面の尾根に乗り上げるようなルートがとられています。この岩場の急登が一番難しいところだと思いました。
赤石岳・小赤石岳間分岐(標高3,046m)〜北沢源頭(標高2,750m):下山中に雨がやんできたので急な岩場の写真を撮りました。登山道は尾根に沿って登りますが、途中で小赤石岳直下のラクダの背を避けるように、谷を詰めながらトラバースして、赤石岳方面の尾根に乗り上げるようなルートがとられています。この岩場の急登が一番難しいところだと思いました。
椹島(標高1,160m)〜沼平ゲート間(標高950m):単純な標高差は約200mですが、行き帰りともにアップダウンが多かったので、変速機のある自転車のほうが良いと思いました。舗装路もありますが砂利道も多いので、ロードバイクのような細いタイヤは厳しいような気がしました。また落石も多いので、踏んで転倒やパンクしないように気を付ける必要がありました。
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椹島(標高1,160m)〜沼平ゲート間(標高950m):単純な標高差は約200mですが、行き帰りともにアップダウンが多かったので、変速機のある自転車のほうが良いと思いました。舗装路もありますが砂利道も多いので、ロードバイクのような細いタイヤは厳しいような気がしました。また落石も多いので、踏んで転倒やパンクしないように気を付ける必要がありました。

装備

個人装備
長袖ベースレイヤー 長ズボン ローカットシューズ 帽子 ヘルメット トレッキングポール バックパック30L レインウェア上下 ウィンドシェル 化繊インサレーション テムレス スマホ ヘッドライト2個(+予備バッテリー1個) モバイルバッテリー2個 紙地図 コンパス エマージェンシーキット エマージェンシーシート 携帯トイレ(+トイレットペーパー) 水5L(ハイドレーション3L+ソフトフラスク1L+ペットボトル1L) 行動食(ジェル+カロリーメイト+柿の種など3000kcal分)
備考 雨だったので、夏でしたがレイングローブのテムレスを持って行ってよかったです。

感想

以前から赤石岳や荒川岳に登りたいと思っていましたが、登山口の椹島へアクセスするためには、東海特殊フォレスト管理の山小屋等を利用して送迎バスに乗る必要があり、日帰りのハードルが高かったです。今回、林道東俣線の椹島までの往復約40kmに自転車が使えることが分かったので、次は荒川岳に登ってみたいと思いました。

台風通過直後で天候が悪く、南アルプスの雄大な景色を望むことはできませんでしたが、長大な尾根をたどり急な岩場を登ることで、赤石山脈の盟主たる存在感を感じました。また里からは見えない奥深くに位置しているためか、甲斐駒ヶ岳など北部の山のように祠や石仏、神仏にまつわる地名といった宗教色が全く感じられず、非常に素朴な山だと思いました。

途中岩場の急坂を登っていると、ところどころに赤褐色の石が転がっており「これが赤石の語源となった酸化鉄を含んだ岩なのかな?」と思いました。

また自転車で沼平ゲートへ帰る途中では、ダム湖周辺の斜面がガラガラと音を立てて崩れており、やはり南アルプスは激しい隆起と崩壊を繰り返す生きている山だと実感しました。かなり難易度は高いと思いますが、いつかは小渋川をさかのぼり、荒川前岳から標高差1,500mを崩れ落ちる荒川大崩壊地を見てみたいと思いました。

記録の累積標高が4,000mを超えていますが、実際はそれほど大きくないと思います(自転車の区間を合わせても2,500mもないと思います)。静岡県が公表している山のグレーディングによると、椹島〜赤石岳は体力度6、難易度Dとなっています(累積標高差2,550m、距離16.9km、コースタイム14.8時間、ルート定数58.7)。参考までにグレーディングが近いほかの山は下記のようになっています。

■甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根):6D(標高差2,320m、距離17.3km、CT15時間、定数56.8)
■剱岳(早月尾根):6E(標高差2,430m、距離15.8km、CT15.5時間、定数58.4)
■鹿島槍ヶ岳(扇沢):6B(標高差2,440m、距離21.2km、CT14.8時間、定数58.8)
■聖岳(聖光小屋):6C(標高差2,370m、距離18.3km、CT12.9時間、定数53.8)
■塩見岳(鳥倉):7D(標高差2,510m、距離25.7km、CT16.3時間、定数63.5)

途中で小さなアップダウンを繰り返して標高がなかなか変化しない区間がありますが、下山時に大きな登り返しがないので、シンプルで精神的に楽なルートだと思いました。個人的には標高差や距離なども含めて、仙丈ヶ岳の地蔵尾根に似ていると思いました。

ルート定数というのは、登山に必要なエネルギーと水分量を算出できるものらしいです。例えば体重60kgの人が10kgの荷物を背負ってルート定数58.7の赤石岳に登る場合、
■ルート定数58.7×(体重60kg+荷物10kg)=4,109
となり、エネルギー4,109kcal、水分量4.1Lが必要になるようです。ただしエネルギー4,000kcalというのは、カロリーメイト40本分(10箱、800g)になり、これを登山中に行動食として摂取するのは不可能だと思います。そのため、登山前に摂取したエネルギーを切り崩しながら行動することになると思います。

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