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Yamareco

記録ID: 4597841
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

[山梨百名山]甲武信ヶ岳・破風山・雁坂嶺

2022年08月14日(日) 〜 2022年08月16日(火)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
21:05
距離
32.5km
登り
2,204m
下り
2,305m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:05
休憩
1:33
合計
8:38
7:11
6
7:21
7:23
13
西沢渓谷ゲート(登山届ポスト)
7:50
7:51
6
7:57
8:05
32
8:37
8:40
26
小休止
9:06
9:29
53
小休止
10:22
10:33
70
1619m標高点
11:43
11:58
76
13:14
13:28
45
2111m標高点
14:13
14:15
59
小休止
15:14
15:17
5
15:22
15:22
27
2日目
山行
7:01
休憩
3:30
合計
10:31
5:36
23
5:59
6:11
19
6:30
7:53
21
8:14
8:14
70
9:24
10:20
85
11:45
12:11
40
12:51
12:59
49
13:48
13:53
47
小休止
14:40
14:56
46
15:42
15:46
21
16:07
3日目
山行
6:47
休憩
1:07
合計
7:54
5:48
58
6:46
7:00
26
7:26
7:28
16
古礼山まき道分岐・西
7:44
7:46
29
古礼山まき道分岐・東
8:15
8:26
19
小休止
8:45
8:50
48
9:38
9:53
61
10:54
10:57
8
小休止
11:05
11:12
98
最大の難関な渡渉
12:50
12:54
15
13:09
13:13
29
天候 曇り時々霧のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅みとみの駐車場を利用させていただいた
西沢渓谷の入口
山梨市管轄の山々で見かける案内板。目印は「キツネさん」
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西沢渓谷の入口
山梨市管轄の山々で見かける案内板。目印は「キツネさん」
ゲートの向こうに登山届のポストがある
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ゲートの向こうに登山届のポストがある
登山届のポスト
ねとりインフォメーションの手前に近丸新道への近道
この俯瞰図も「キツネさん」作
2
ねとりインフォメーションの手前に近丸新道への近道
この俯瞰図も「キツネさん」作
ねとりインフォメーションの対面に山之神が祀られている
1
ねとりインフォメーションの対面に山之神が祀られている
山之神に安全を祈願
3
山之神に安全を祈願
ねとりインフォメーションとトイレ
2
ねとりインフォメーションとトイレ
近丸新道の入口
徳ちゃん新道の入口
2
徳ちゃん新道の入口
少し先に休止中の西沢山荘
1
少し先に休止中の西沢山荘
向こうに透けて見えるのが鶏冠山か?
1
向こうに透けて見えるのが鶏冠山か?
標高1600mを超えるとシャクナゲ道が始まる
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標高1600mを超えるとシャクナゲ道が始まる
近丸新道と徳ちゃん新道の合流点。1869m標高点
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近丸新道と徳ちゃん新道の合流点。1869m標高点
もしかして戸隠に準えて「戸渡」と付けられているのだろうか?
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もしかして戸隠に準えて「戸渡」と付けられているのだろうか?
標高1980m辺りにある1m程度の段差。
手掛かり足掛かりがなく登りにくい
2
標高1980m辺りにある1m程度の段差。
手掛かり足掛かりがなく登りにくい
5mほど手前右側の取り付き
2
5mほど手前右側の取り付き
さらに5mほど手前右側の取り付き
ブロック状の石に乗ればあっさりと登れて迂回できる
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さらに5mほど手前右側の取り付き
ブロック状の石に乗ればあっさりと登れて迂回できる
余りのキツさでいつも以上に草花に目がいかない。
でも気になった花。なんて名なんだろう?
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余りのキツさでいつも以上に草花に目がいかない。
でも気になった花。なんて名なんだろう?
やっとのことで稜線に出た。
2
やっとのことで稜線に出た。
来し方を振り返る
1
来し方を振り返る
木賊山。三等三角点「破風」
4
木賊山。三等三角点「破風」
甲武信小屋の写真を撮り忘れた。
もっと大事なことは名物のカレーを食い損ねた。無念
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甲武信小屋の写真を撮り忘れた。
もっと大事なことは名物のカレーを食い損ねた。無念
甲武信ヶ岳への中途からの富士山。
今日は天気が良いらしい
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甲武信ヶ岳への中途からの富士山。
今日は天気が良いらしい
岩場に一輪のチシマギキョウ
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岩場に一輪のチシマギキョウ
懸案クリアの一つ目
2
懸案クリアの一つ目
両神山かな?
金峰山。遠いな〜
隣のテント泊男性は朝4時に出発して、あそこから降ると言っていた
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金峰山。遠いな〜
隣のテント泊男性は朝4時に出発して、あそこから降ると言っていた
サルオガセの赤子を撮ったつもりがボケている
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サルオガセの赤子を撮ったつもりがボケている
賽の河原からの富士山
2
賽の河原からの富士山
たぶん、正面が破風山のはず。
デカい
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たぶん、正面が破風山のはず。
デカい
マルバダケブキの咲き残りか?
以降は鹿の食害で……
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マルバダケブキの咲き残りか?
以降は鹿の食害で……
破風山避難小屋の入口
こちらにテーブルとベンチがある
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破風山避難小屋の入口
こちらにテーブルとベンチがある
甲武信ヶ岳側から見た破風山避難小屋
2
甲武信ヶ岳側から見た破風山避難小屋
懸案クリアのニつ目。
山梨百名山の標柱はこっちにあるけど、
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懸案クリアのニつ目。
山梨百名山の標柱はこっちにあるけど、
山梨百名山のカウントは両方じゃないとダメかな?
2
山梨百名山のカウントは両方じゃないとダメかな?
笹の中に四等三角点が埋もれているのだろうが探す気力が湧かない
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笹の中に四等三角点が埋もれているのだろうが探す気力が湧かない
懸案クリアの三つ目。
三等三角点「雁坂」
3
懸案クリアの三つ目。
三等三角点「雁坂」
人工物が見えるとホッとする
1
人工物が見えるとホッとする
日本三大峠「雁坂峠」
2
日本三大峠「雁坂峠」
中道往還の次に通りたかった秩父往還。
峠だけクリアした。たぶん、秩父往還は無理。
1
中道往還の次に通りたかった秩父往還。
峠だけクリアした。たぶん、秩父往還は無理。
やっと雁坂小屋に着いた。
宿泊棟
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やっと雁坂小屋に着いた。
宿泊棟
無理に言って小屋泊させていただいた。
贅沢なことに貸し切り
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無理に言って小屋泊させていただいた。
贅沢なことに貸し切り
こちらが管理棟
雁坂小屋と言えば旧国道140号が通っていたという伝説のトイレだが、実は国道指定されていたのは突出コースらしいのでココは通っていないとのこと。
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雁坂小屋と言えば旧国道140号が通っていたという伝説のトイレだが、実は国道指定されていたのは突出コースらしいのでココは通っていないとのこと。
雁坂小屋への分岐。
この真下を雁坂トンネルが通っていると書いてある
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雁坂小屋への分岐。
この真下を雁坂トンネルが通っていると書いてある
この天気なら富士山と南アルプスの眺望が良い古礼山をパスしても良いかと自らを甘やかす
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この天気なら富士山と南アルプスの眺望が良い古礼山をパスしても良いかと自らを甘やかす
と思ったら富士山が顔を出した
1
と思ったら富士山が顔を出した
でも南アルプスはダメみたい
1
でも南アルプスはダメみたい
途中のトラバース道を見つけきれず気が付いた燕山に着いていた。
そして今気が付いたが……水晶山の写真がない!
2
途中のトラバース道を見つけきれず気が付いた燕山に着いていた。
そして今気が付いたが……水晶山の写真がない!
雁峠が見えた
ということは笠取山か?
1
ということは笠取山か?
富士川支流の始まり?
2
富士川支流の始まり?
渡渉箇所1
渡渉は水たまりレベルも含めて17箇所あった
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渡渉箇所1
渡渉は水たまりレベルも含めて17箇所あった
渡渉箇所2
渡渉箇所3
渡渉箇所4
渡渉箇所5
渡渉箇所6
渡渉箇所7
渡渉箇所8
渡渉箇所9
渡渉箇所10
渡渉箇所11で中州に渡り
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渡渉箇所11で中州に渡り
渡渉箇所12ですぐに元の岸に戻る
1
渡渉箇所12ですぐに元の岸に戻る
渡渉箇所13
デカいザックは潜るのに苦労した
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デカいザックは潜るのに苦労した
トリカブト
渡渉箇所14
この丸太橋は渡れないでしょ
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渡渉箇所14
この丸太橋は渡れないでしょ
渡渉箇所15
渡渉箇所16
渡渉箇所17
最後にして最大の難関だった
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渡渉箇所17
最後にして最大の難関だった
亀田林業林道ゲートが開いた奇跡的な出会いに感謝
2
亀田林業林道ゲートが開いた奇跡的な出会いに感謝
亀田林業林道ゲート
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亀田林業林道ゲート
山頂にはアキアカネが避暑中だったが、麓では萩が咲いていた
2
山頂にはアキアカネが避暑中だったが、麓では萩が咲いていた

装備

個人装備
グローブ 防寒着 雨具 着替え サンダル 行動食 非常食 飲料 計画書 ヘッドランプ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ファーストエイドキット ロールペーパー ポール テント テントマット シェラフ

感想

西三河に転勤して6年、ずっと懸案事項だった
テント泊装備を担いで甲武信ヶ岳から雁坂嶺を縦走することにした。

普通の頭の持ち主ならば初めてのコースをほぼ初めてのテント泊装備を担いで登るなどしないだろうが、体感しないと現実が理解出来ない辺りやはり持ち合わせの頭がウマシカなことを物語っている。

初めは雁坂峠から雁坂嶺だけクリアして雁坂小屋に一泊して雁峠に降りるコースを実施し、それが出来たら次は徳ちゃん新道から二泊三日で甲武信ヶ岳・雁坂嶺を縦走して雁坂峠から降る二段構えの構想だったのだが…

2,500m近い山に何度も分けて登るの大変だよなとあさってな方向に考えが向き、比較的マシだった構想は現実からドンドン離れて行き妄想としか言えないレベルにザックの重量同様に肥大化して行く。


西三河に転勤したせいで折角の山の日が台無しになり、更には台風まで直撃したことで新東名は通行止めになり、中央で行こうとしたらこちらも事故で通行止め。そうこうしている間に新東名の通行止めが解除になった。
が、甲府盆地に入った途端に大雨。恵林寺近くで天気待ち、回復がもう少し遅かったら中止していただろう。

道の駅みとみに移動し、昔は登山者駐車場とか書かれた看板があった気がしたが撤去されたのだろうか。

準備を整えて歩き出す。西沢渓谷の入口には山梨市区域の山々でよく見かけるキツネさんが出迎えてくれた。
ゲートを越えて登山届を投函し、徳ちゃん新道から登り始める。最初は緩やかな道も直ぐに急になり、エネルギー補給の小休止を取らないと
足が前に出ない。
8時に徳ちゃん新道から登り始めたのに稜線に出たのは15時を廻っていた。やっと苦痛から解放されたと思ったのも束の間、強風の甲武信小屋までの降りもキツかった。




晩飯もそこそこに一眠りし、気がつくと消灯間際の時間。と、他テント住民が花火が上がっていると大騒ぎ。時期的に神明の花火大会を思ったが、良く考えたら小屋は埼玉側なので山梨の花火が見える訳がない。あとで調べたらとっくに終了していた。
枕を忘れたのでザックを代用したが荷物をぶち撒けたお陰で脚も伸ばせない。
シングルウォールのため微妙に結露するし、お世辞にも良い住環境とは言えない。


外が明るくなったので甲武信ヶ岳に登る。
富士山や両神山を観れた。他にも有名所が見えていたのだろうがよく分からず。

小屋に降りて朝飯、テントを片付けてとモタモタしていたら出発は8時を廻っていた。
賽の河原から二つ目の破風山が見える。デカい。これから200m降ってまた200m登り返すことを考えるとゲンナリとなる。

破風山避難小屋で山ラーメン。確かに美味いけど、水がジャブジャブ流れている場所以外で大量消費すると後が心配になる。

やはり200mの登り返しはキツかった。
山梨百名山にしては珍しく見晴らしが良い訳でもなく、なぜこの山が選定されているのかよくわからない。

東破風山からの降りでも削られ、雁坂嶺を過ぎて雁坂峠が観えた時はホッとした。

雁坂小屋に着いてからふと考える。また微妙に眠れず、翌朝の片付けに苦労して出発が遅くなるのか?と
小屋主さんにダメ元で小屋泊させて頂けないか聞いてみた。快諾頂いた上で貸し切り状態なのでゆったりと使って良いと仰って下さった。



雁坂小屋から雁峠までCTが2時間30分、雁峠から新地平までCTが2時間10分。正確に分かっている訳ではないが、この2日間の経緯から休憩を含めて倍とみてよい。
亀田林業林道に出た辺りで薄暗いのはともかく、その前の渡渉地帯で暗くなるのは避けないとマズい。
6時に出たとして12時までに雁峠に着いていない場合、笠取小屋でもう一泊を考えないとイケない。

普通はこの程度のシミュレーションをしておくのが計画というものだろうが…残念なヤツだと、ついついなんとかなるんじゃない?と根拠のない希望的観測に針が振れる。

朝6時前に小屋主さんにお礼をして出発。
3日目となるとさすがにザックの重さにも慣れ、それなりの歩きが出来るようになって来た。

水晶山で休憩を取り、天気の具合から富士山や南アルプスの展望は望めないと判断し、古礼山はトラバース道でパスした。
燕山はトラバース分岐を見落として登ってしまったが、10時前までに雁峠が見えた時は胸を撫で下ろした。

雁峠で休憩後、降り始めてすぐに水音がし出す。20分ほどで渡渉地帯に入る。水溜まりレベルも含めて17ヶ所あり、中でも丸太橋がある14番目と最後にして最大の17番目が難関だった。

以降の林道歩きも長かった。亀田林業林道ゲートでは管理者がゲートを開けるシーンに遭遇した。絶妙なタイミングだった。

新地平から道の駅みとみまでも長かったが無事に行程を終えられた。

重量ザックを担げない体力不足もだが、コースを理解してからトライすべきだろう。しかし、西三河在住の私が山梨百名山の完登を目指している状況で何度も同じコースを登る余裕もない。が、完登するには小屋無しルートにトライしなければならないのも事実。頭の痛いところ。

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