記録ID: 4611423
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海
南ア深南部縦走[TWV夏合宿薮隊]
2022年08月14日(日) 〜
2022年08月21日(日)
体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 160:59
- 距離
- 87.7km
- 登り
- 7,575m
- 下り
- 7,223m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:06
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:18
2日目
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:47
3日目
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 10:07
4日目
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 6:35
6:30
75分
1901c
12:30
12:30
35分
中又山
13:05
1901c
5日目
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:25
6日目
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 9:32
7日目
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:08
8日目
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:19
4日目(8/17)は膝を痛めた隊員1名を1901cから奈良代林道チェーンゲートまで他の隊員2名で下ろし、残る9名は1901cで停滞した。この日はログをとり忘れてgeographicaのポイント登録で乗り切った。
天候 | 14(日):曇り 15(月):曇り時々晴れ(稜線上はガス)→夕方から雷雨 16(火):曇り(ガス)時々雨→夜は雷雨 17(水):曇りのち晴れ→夜中雨 18(木):午前中から昼過ぎまで激しい雨+落雷→曇り時々晴れ間→夕方軽い雨 19(金):晴れ→夕方から曇り 20(土):曇り時々晴れ間→稜線上は強風+雨 21(日):明け方雨→曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒法師岳登山口〜黒法師岳 道は明瞭だが他の踏み跡が多く、下りでRFをミスると落石の巣をトラバースして復帰or登り返しとなり、苦しい。 戸中山林道ゲート〜黒法師岳登山口〜不動岳登山口 道の側から滝が出ていることがあり、そこから水を汲める。不動岳登山口と黒法師岳登山口の間に黒いホースがあり、水が出ていた。ヒルが多い。 不動岳登山口〜鹿ノ平 急登。下部は切られたまま放置された木がたくさん転がっている。踏み跡はあるが歩きやすいわけではない。大人数で休める場所は少ない。鹿の平は平坦地が多く幕営適地だが雷雨から安全を確保できる場所を探すのは困難。1km北に雷が落ちて肝を冷やした。 鹿ノ平〜六呂場山〜1901c アケ河内源流水場は水量豊富。直前まで伏流しており水が出ているところからすでにジャバジャバ(以降の水場情報も直前が台風だったので参考程度に)。水場から稜線へはトラバースして復帰するよりは直登しつつ斜めに戻るのが良い。六呂場山周辺の細尾根の登りに1ヶ所残置スリングがある。岩が脆く泥で滑りやすい場所だった。六呂場峠は大型テントは張れないが1~2人用ならば可能性はある。北側の水場は未確認。1901cまでは所々に細尾根があり、足場が悪く笹と泥で滑る。1901cは北西に幕営適地があり、木もあって雷雨でも安心。北東に水場がある。水場の水量は安定しており、味も普通。1901c西側の崩壊地ギリギリに寄るとdocomoの電波が1本入る。auは入らなかった気がする。 1901c〜中又山〜戸中山林道ゲート 中又山付近のみ笹・倒木が煩わしい。シヤウヅ山〜ゲートは踏み跡・テープがある。シヤウヅ山の東側は鹿が多く大声で叫ぶと大勢が走り回って逃げる。 詳細はこちらで書いた。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4481343.html 1901c〜黒沢山〜黒山〜中ノ尾根山 黒沢山の登りは笹の急登で、南側から登った方が楽だろう。黒山は山頂を見つけるのが困難。黒山北側のコルは西側に流されやすい。その後の細尾根の箇所は歩きづらい。尾根が広い箇所には笹が生えているが笹の高さは肩から目線程でRFに支障はない。中ノ尾根山の南西コルは三重稜線になっているが中央を辿れば山頂に着く。コルの東側には水場があり、急な笹原を下っていくとガレ場に出て、さらに慎重に10~20m程下ると水が出ている。今回赤布を所々につけた。水量は豊富で安定していそう。急で背丈の高い笹原を効率よく上り下りする技術があれば十分使える水場。中ノ尾根山は幕営適地で木も多く、雷雨に遭っても安全を確保できるだろう。docomoとauは2本立つ。 中ノ尾根山〜鶏冠山〜池口岳〜池口鹿ノ平 2251p(ドーム)は踏み跡がきちんとついている。三又山北側には水場があるらしいが未確認。2209p付近は幕営が可能そう。2181pへの登りから道が険しくなり、鶏冠山南峰から次のピョコ、その先北峰前のコルまでが難度が高い。ピョコからの下りで残置ロープがあるが、今回は信用せず持参のスリングを木にかけて手がかりとした。池口岳への登りは急登。南峰から北峰への道は西側が崩壊している。池口岳南峰ではdocomoが2本立つ。池口岳から鹿ノ平までは明瞭な踏み跡があり、水場までは標識から歩いて1分。水量は豊富。池口鹿ノ平は幕営適地で電波はdocomoとauがそれぞれ2本立つ。この区間で隊員1名がマダニに噛まれた。 池口鹿ノ平〜加加森山〜光岳 2286p付近は二重稜線になっているが、テープに従って進めば苦労せず歩ける。光岳への登りは急登。 以降は割愛する。 |
その他周辺情報 | 白樺荘にタクシーで寄って温泉に入浴。 |
写真
撮影機器:
装備
備考 | 虫除けスプレー、痒み止め、スパッツ(脛当て)、ゴム手袋は持つべき |
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感想
今年の当部の夏合宿薮隊は南ア深南部へと向かった。2年ぶりの夏合宿なので、かつてよりも日程は短く藪は薄めで計画した。隊員の負傷・分離下山や装備の故障、そして雷雨に苦しめられつつも、核心となる鶏冠山アタックの日は晴天に恵まれ、光石からは全行程を一望できた。苦難と喜びに満ちた充実した8日間だった。私がこの規模の山行にこれ以降参加することは無いと思うと少し寂しいが、来年の薮合宿は頼りになる後輩に任せ、次の目標となる沢薮企画を出してみたい。
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コメント
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僕ももう一度こんな山行をしたいなあ。
コメントありがとうございます!今後も部の山行をアップしていきますので、是非ご覧ください!
コメントありがとうございます!またすれ違うことがありましたら、お声がけいただけると嬉しいです!
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