蓬莱山〜打見山〜比良岳〜烏谷山〜堂満岳
- GPS
- 09:18
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,703m
- 下り
- 1,693m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:18
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR湖西線の比良駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■蓬莱駅〜小女郎谷〜小女郎峠 蓬莱駅から登山口への道中に東屋があるので、登山の準備などに利用可能。 堰堤に出合って右に少し進むと、登山口です。 沢沿いの道を何度か渡渉しつつ進みます。 水量が多くなると、通りにくくなりそうな箇所があるかも。 道幅がやや狭くなっているトラバース道やガレた道など、下りで利用する際には少し気を付けたいですね。 最後はやや急な斜面を直登気味に進むと、小女郎峠に到着。 すぐ近くに小女郎ヶ池があるので、寄ると良いでしょう。 ■小女郎峠〜蓬莱山〜打見山 人気の縦走路でもあり、道ははっきりとしています。 ■打見山〜比良岳〜烏谷山〜南比良峠 ゲレンデを下って行き、標識に従って右折すると、すぐに木戸峠へ至ります。 アップダウンのある縦走路を進んで行くと、比良岳の標識があります。 やや薄めの踏み跡を辿り、比良岳山頂へ。 縦走路に戻り、葛川越を経て全般的に急な斜面を登り返すと、烏谷山山頂です。 荒川峠の先では、従来の道は滑りやすくなっていますが、すぐ横にバイパスがあり、程なくして南比良峠へ至ります。 ■南比良峠〜堂満岳〜金糞峠 南比良峠のすぐ先で一般のルートから逸れ、堂満岳の南稜へ。 前半は踏み跡がはっきりせず、それなりの傾斜となっており、歩きやすそうな辺りを登って行く感じでしょうか。 一帯の樹林は顔に近い辺りに枝を伸ばしている事が多く、目を負傷しないようにするなど、一定の注意をしておきたいですね。 岩が目立つ辺りまで来ると尾根は狭まり、進路ははっきりとするようになり、一般のルートに合流し、すぐに堂満岳山頂へ。 山頂から少し進み、分岐にて右折し、東レ新道へ。 段差が大きい所があるなど、他の一般ルートに比べると、やや難易度が高めでしょうか。 縦走路に合流後、金糞峠へ至ります。 ■金糞峠〜八雲ヶ原〜北比良峠 少し下って行くと分岐があり、奥の深谷の沢沿いに道は続いて行きます。 どちらに進むか分かりにくい場所があるような気もするけど、特に問題はないでしょう。 この日もそうでしたが、この前後の区間では、橋が流されていたり、損壊している事があるので、付近を渡渉する事になり、増水時には注意が必要でしょう。 RP八雲1の辺りで本流から逸れて、支谷へ。 しばし歩いて行くと、八雲ヶ原へ至ります。 北比良峠までの道は、浸食された箇所があるものの、特に問題ないでしょう。 ■北比良峠〜ダケ道〜大山口〜比良駅 ダケ道は良く整備されており、安心して利用できるルートです。 ダケ道を下り終えると正面谷の沢に出合い、対岸に大山口の標識があります。 この後、途中からは『山と高原地図』に記載されているのとは別のルートを歩いていますが、こちらの方が良いと個人的には思っています。 |
写真
感想
今回は日曜の山行となったので、アクセスしやすい比良山系へ。
各所でトリカブトが見られるだろうし、リンドウも咲き始めているはず。
八雲ヶ原の湿原では、ウメバチソウも咲いていそう。
センブリはまだだろうけど、上記の花などを見るべく、期待を抱きつつ歩いて来ました。
蓬莱駅からスタートし、まずは住宅地を歩いていると、傍らの畔などにはヒガンバナがたくさん生えているのだけど、まだ蕾が多く、今年は開花が遅いよう。
気温は20℃に満たないぐらいだと思われ、涼しくなって来たと実感。
東屋で少し休憩後、長い舗装路歩きの後半へ。
林道の終点間近の辺りで前方を歩く人が見え、程なくして登山口に到着。
少し歩くと薬師ノ滝があり、いつものように寄ってみる。
滝はいつも通りのようだけど、砂利が流れ着いたのか、岸の様子に変化があるような。
小さな流れがいくつも見られる辺りでタオルを水に浸す。
涼しくなって来たとは言え、この日も濡れタオルは重宝しました。
所々でトリカブトが咲いており、この時期ならではの色合いで目を楽しませてくれる。
放置自転車を過ぎると傾斜が増し、足取りは重めになってしまう。
樹木が少なくなって来ると、青空が前方に見えるようになり、この後の風景への期待感が高まる。
やや歩きにくい凹状の道を脱すると、一気に視界が広がり、辺りの斜面の緑は日光を浴びて輝いているように見える。
振り返ると、小女郎谷越しに琵琶湖が見え、ここまで歩いて来て良かったと思わせてくれる。
余韻に浸るようにして歩いて行き、小女郎峠に到着です。
朝の爽快な空気の下、気分良く歩き、小女郎ヶ池へ。
パンを食べながら、ゆったりと休憩。
小女郎峠に戻り、縦走路を辿って、まずは蓬莱山へ。
花を探しながらゆっくり歩いていると、センブリは全く目に入らないけど、リンドウは所々で咲き始めています。
まだ朝で日光が足りないのか、十分に開き切っておらず、ちょっと残念。
尾根は樹木が少なく開放的で、展望も素晴らしく、雄大な琵琶湖を眺めながら歩くのは何とも贅沢な気分に浸らせてくれます。
蓬莱山山頂に到着、まだ観光客は訪れていないようで、静かなテラスでしばし展望を楽しみます。
ゲレンデの端っこを下って行くと、その先は観光客が楽しんでおられ、無駄に肩身が狭い思いをさせられるのだけど、もう慣れた事にしておこう。
リフトには全席に乗客がおり、好天でもあり、結構な盛況のよう。
打見山山頂を経て、ゲレンデを下って行きます。
その途中で登山者にすれ違うなど、夏の山行の時に比べると、この日は山中で歩いている人は多かったとの印象。
木戸峠の辺りからは再び山道となり、辺りに注意を払いつつ。
残念ながら、花はあまり見られなかったのだけど、写真38のキノコがふと目に入り、ルートから逸れて見に行ってみる。
ナラタケなのかどうなのか、見応えのあるキノコでした。
一般のルートから逸れたまま少し進み、比良岳の南稜に合流したようなので、そちらから登頂する事に。
久しぶりに歩いてみたけど、以前とは時期が異なるせいか、ちょっと記憶とは違う感じ。
比良岳山頂にて、昼食とします。
その後の縦走路歩きはいつもと同様なので、簡略に。
気付いた点としては、シロヤシオの葉っぱが茶色く枯れたようになっている割合が昨年よりも低いようで、紅葉に期待できるかもという感じ。
烏谷山で展望を楽しみ、荒川峠を経て、南比良峠に到着。
一般のルートには進まず、堂満岳の南稜へ。
ここももう何度目かになるので、やや急な斜面に少し苦労するものの、特に問題なし。
尾根幅が狭まる辺りでは好展望となっていて、良い所だと改めて思う。
後から登って来られる人が見え、少し驚きつつ、一般のルートに合流、すぐに堂満岳山頂に到着です。
広くない山頂にそれなりの人がおられ、賑わっています。
予定通り、今回は東レ新道へ。
そんなに変化はないようで、無事に歩き終えて縦走路に合流。
程なくして、金糞峠に到着です。
珍しく、滞在中ずっと無人でした。
少し下って行き、奥の深谷沿いの道を通って、八雲ヶ原方面へ。
春の花の時期に比べると地味ではあるけど、沢沿いにゆったりと進む道なので、足取りも軽く、快適です。
橋が少し流されて使用不可になっている箇所では、すぐ近くを渡渉。
その後も橋が壊れている箇所があったけど、これぐらいの水量なら渡渉は問題なさそう。
八雲ヶ原エリアに到着、池にはヒツジグサが小さい花を咲かせていて、「小さい!」と思ってしまう。
外来種のスイセンとは全く存在感が違い、奥ゆかしい繊細さがあるように思う。
壊れかけの木道を辿り、湿原へ行ってみると、ウメバチソウが咲いています。
近くで咲いている花はわずかで、このカメラだと撮影が難しい。
特徴的な形状の花に見入り、この風景がいつまでも残って欲しいとの思いをまた深めました。
写真78の方に移動し、休憩。
産卵中のトンボや、じゃれ合っているかのようなアカハライモリが非日常の光景を見せてくれました。
その後は期待していたような花は見られず、ネジバナの咲き残りぐらい。
北比良峠からの琵琶湖はいつも通りに素晴らしく、この日は青空を反映して深い青色となっていて、心落ち着く色合いです。
神璽谷を下っている団体さんがいるようで、声が漏れ聞こえて来る?
下山はダケ道で、湖西線の電車の発車時刻を考慮して、それなりのペースで。
左足首と右膝の状態があまり良くないかなと思っていたのだけど、下っている際に改めて実感。
所々で足の運びが怪しくなり、さらに不具合の度合いを高めないようにしないと。
何とか下り終え、正面谷の沢で少しクールダウン。
その後は時間を意識しつつ進んで行き、比良駅にてゴールです。
ここ何回かは地味と言っても良さそうな山行だったのもあり、小女郎峠から蓬莱山への好展望の稜線歩きは何とも開放感があって、改めて琵琶湖を眺めながら歩く事のできる比良山系の魅力を再認識させてもらいました。
想定していた程度には秋の花を見られたし、満足度の高い山行になりました。
足の状態はあまり良くなさそうなので、今後はその辺りも考慮して行程を考える必要がありそうだけど、どうなりますか。
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