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Yamareco

記録ID: 4892534
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ハイキング
関東

不動の滝 抱き返しの滝 表縦走路 大円地越 弘法堂 奥久慈ハイキング

2022年11月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:28
距離
17.3km
登り
949m
下り
957m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:22
休憩
1:04
合計
8:26
7:36
53
8:29
8:32
8
8:40
8:43
50
9:33
10:01
35
10:36
10:36
42
11:18
11:26
7
11:33
11:39
2
11:41
11:41
27
12:08
12:08
15
12:23
12:37
17
12:54
12:56
21
13:23
13:23
159
16:02
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
今回は酒を飲むため、水郡線を利用し西金駅から歩きました。水郡線は極端に本数が少ないのであらかじめ時刻を調べて行動します。
コース状況/
危険箇所等
抱き返しの滝方面は湯沢源流の巨岩で埋め尽くされた谷を詰めます。「正解」の難度はあまり高くないのですが、少し正解をはずすと進退窮まります。無理をすると死にますので、無理に技術体力に頼るのではなくて一番易しいところを探します。絶妙にテープが下がっていたり、岩にステップを切ってあったりします。

抱き返しの滝を高巻くはしごは途中で片方が折れており、外れる危険があることが今回わかりました。使用中に外れれば死ぬ高度があるので、できればはしごは補助に使う程度にすることがいいかもしれません。

抱き返しの上部は巨岩体帯を少し攀じたのち、川床を歩くことが多くなります。水量によっては靴脱ぎを必要とする場合があります。天候によりますが渡渉用サンダルを用意しておくといいと思います。無理な高巻きはこれまた進退窮まります。なお、今回は丁寧にルートを取れば靴脱ぎの必要はありませんでした。

枯れたなめ滝をいくつも越えていくとやがて右前方に青い小屋が見えてきます。そうしたら左手に釜沢越へ続く道があります。

釜沢越から大円地越までの縦走路は枝道が多く分かれているので、地図やGPSでルートを確かめながら歩きます。この季節は落ち葉で踏み跡が隠されている場合があるので用心が必要です。

表縦走路の崖ふちを歩く踏み跡のいくつかの感触がふわふわしてました。近い将来の崩落が心配です。
その他周辺情報 湯沢源流の紅葉はまだ先でした。表縦走路、男体山下部のイロハモミジはまだ緑でした。

湯沢方面に足湯「湯恵」(ゆめ)がありますが、最近それに加えて古民家カフェがオープンしたようです。

奥久慈りんご園小野瀬(大子町西金619)のリンゴがおいしい。
今日は飲むために列車でアプローチした。西金駅直前にて上高塚山とその前衛峰の弓反りの稜線に見とれる。
今日は飲むために列車でアプローチした。西金駅直前にて上高塚山とその前衛峰の弓反りの稜線に見とれる。
西金駅で足ごしらえをする。久慈川(線路の向こう。写真には写らない)対岸の里山の紅葉に早くも期待感が高まる。
西金駅で足ごしらえをする。久慈川(線路の向こう。写真には写らない)対岸の里山の紅葉に早くも期待感が高まる。
そして歩き出す。いつものように118号を横断してすぐに奥久慈岩稜が迎えてくれて歩くペースが2割り増しだ。
そして歩き出す。いつものように118号を横断してすぐに奥久慈岩稜が迎えてくれて歩くペースが2割り増しだ。
低山とは思えない湯沢源流の迫力。
低山とは思えない湯沢源流の迫力。
不動の滝。紅葉は今しばらくあとだ。篭岩方面にかけて真っ赤になるはず。
不動の滝。紅葉は今しばらくあとだ。篭岩方面にかけて真っ赤になるはず。
不動の滝様。私は本気のあなたを存じております。
不動の滝様。私は本気のあなたを存じております。
不動の滝を高巻いて、暫くテープや鎖に沿って進む。高巻き続けると篭岩へ行くので、このあたりで谷に降りる。
不動の滝を高巻いて、暫くテープや鎖に沿って進む。高巻き続けると篭岩へ行くので、このあたりで谷に降りる。
湯沢源流は巨岩の回廊を攀じる。
湯沢源流は巨岩の回廊を攀じる。
はしご。もっとはしごが欲しいところがたくさんある。
はしご。もっとはしごが欲しいところがたくさんある。
一つ一つが2-3mあるだろうか。行きつ戻りつのルートファインディングの連続だ。下手に高巻くと進退窮まるし。
一つ一つが2-3mあるだろうか。行きつ戻りつのルートファインディングの連続だ。下手に高巻くと進退窮まるし。
テープマークが古いことは、幹に食い込んでいることからわかる。
テープマークが古いことは、幹に食い込んでいることからわかる。
ルートファイディングがきつくなってきたとき、テープが出てくるとほっとする。
ルートファイディングがきつくなってきたとき、テープが出てくるとほっとする。
微かな踏み跡やテープマークを追う。写真ではわかりづらいが中央の樹木にテープが巻いてあり、このトラバースが正解だとわかる。
微かな踏み跡やテープマークを追う。写真ではわかりづらいが中央の樹木にテープが巻いてあり、このトラバースが正解だとわかる。
古い標識がある。はしごや標識もあることからわかるように、かつてはここは普通に歩かれていて、古いハイキングのガイドブックには記載もある。
古い標識がある。はしごや標識もあることからわかるように、かつてはここは普通に歩かれていて、古いハイキングのガイドブックには記載もある。
源流を右岸からたどると、、
源流を右岸からたどると、、
抱き返しの滝。水量少なめは予想通り。紅葉が意外と進んでいたが、ここは詰めてきた谷も含めてさらに真っ赤になる。
抱き返しの滝。水量少なめは予想通り。紅葉が意外と進んでいたが、ここは詰めてきた谷も含めてさらに真っ赤になる。
さらに谷を詰めよう。まず抱き返しの滝をはしごを使って高巻く。実は壊れかかっていて、いつ外れるかわからず危険であることがわかった。
さらに谷を詰めよう。まず抱き返しの滝をはしごを使って高巻く。実は壊れかかっていて、いつ外れるかわからず危険であることがわかった。
滝の落ち口
滝の上部も暫く巨岩帯が続き、ルートファインディングを要する。この写真は岩をよける高巻き。こんな踏み跡を見逃さないようにする。
滝の上部も暫く巨岩帯が続き、ルートファインディングを要する。この写真は岩をよける高巻き。こんな踏み跡を見逃さないようにする。
巨岩体を抜けると川床を歩く。水が多いと渡渉になるが、今回は水量少なめ。
巨岩体を抜けると川床を歩く。水が多いと渡渉になるが、今回は水量少なめ。
乾いた川床を歩くのは楽だが、少しスリルがあったほうがよかったか?
乾いた川床を歩くのは楽だが、少しスリルがあったほうがよかったか?
岩壁の劇場。ここも滝つぼだったようだが、現在、水は主に左(写真外)のなめ滝から落ちているようだ。
岩壁の劇場。ここも滝つぼだったようだが、現在、水は主に左(写真外)のなめ滝から落ちているようだ。
こんな枯れたなめ滝がたくさんある。
こんな枯れたなめ滝がたくさんある。
杉林っぽくなると川床も歩きやすくなってくる。間もなくゴールだ。
杉林っぽくなると川床も歩きやすくなってくる。間もなくゴールだ。
右前方に青い小屋が見えれば、左手には登山道があるはず。
右前方に青い小屋が見えれば、左手には登山道があるはず。
倒木の前で川床から少し登って、釜沢越と篭岩山をつなぐ登山道に飛び出した。
倒木の前で川床から少し登って、釜沢越と篭岩山をつなぐ登山道に飛び出した。
入道岩あたりまでの紅葉はまだ色づきはじめだった。
入道岩あたりまでの紅葉はまだ色づきはじめだった。
入道岩観望点
入道岩観望点から下ればフジイ越。ここで古分屋敷に近道することを思いついたが、少し危険を感じたのと、きちんと歩く必要を感じたのとで、結局尾根を歩き続けることにした。
入道岩観望点から下ればフジイ越。ここで古分屋敷に近道することを思いついたが、少し危険を感じたのと、きちんと歩く必要を感じたのとで、結局尾根を歩き続けることにした。
三角点「曾根」、P460。
三角点「曾根」、P460。
P460を過ぎると男体山の観望スポットが続く。特に山すその紅葉が美しい。
P460を過ぎると男体山の観望スポットが続く。特に山すその紅葉が美しい。
男体山の大きさがよくわかる。ところでこの付近はがけっぷちの道を歩くのだが、一部足許がふかふかしていた。近々崩落するかもしれない。
男体山の大きさがよくわかる。ところでこの付近はがけっぷちの道を歩くのだが、一部足許がふかふかしていた。近々崩落するかもしれない。
登山道は紅葉の下を歩くようになる。足許も美しい。
登山道は紅葉の下を歩くようになる。足許も美しい。
今日は青空が紅葉と調和して美しい。
今日は青空が紅葉と調和して美しい。
所々赤いところもある。
所々赤いところもある。
白い幹と紅葉のバランス。
白い幹と紅葉のバランス。
櫛が峰右峰(ふもとからみて)から奥久慈岩稜方面を望む。
櫛が峰右峰(ふもとからみて)から奥久慈岩稜方面を望む。
櫛が峰左峰(ふもとからみて)から櫛が峰右峰を望む。
櫛が峰左峰(ふもとからみて)から櫛が峰右峰を望む。
櫛が峰左峰から男体山の頂上稜線を望む。きれいなラインでいつも惚れ惚れする。
櫛が峰左峰から男体山の頂上稜線を望む。きれいなラインでいつも惚れ惚れする。
櫛が峰左峰から男体山の紅葉を眺める。
櫛が峰左峰から男体山の紅葉を眺める。
ドウダンツツジが真っ赤に紅葉していて美しい。
ドウダンツツジが真っ赤に紅葉していて美しい。
櫛が峰周辺は意外とブナが多い。ここはブナの紅葉がいい感じを出していた。
櫛が峰周辺は意外とブナが多い。ここはブナの紅葉がいい感じを出していた。
表縦走路が間もなく終わる。大円地越を見下ろすと、黄葉がすばらしかった。大円地越の気温は午後1時で15度とかなり高めだった。
表縦走路が間もなく終わる。大円地越を見下ろすと、黄葉がすばらしかった。大円地越の気温は午後1時で15度とかなり高めだった。
一般コースを一生懸命降りて、間もなく登山が終わる。
一般コースを一生懸命降りて、間もなく登山が終わる。
男体山様、怪我なく歩ききることができました。ありがとうございました。
男体山様、怪我なく歩ききることができました。ありがとうございました。
弘法堂へ向かい、奥久慈岩稜を一望しながら一人ワイン会。男体山に乾杯!
弘法堂へ向かい、奥久慈岩稜を一望しながら一人ワイン会。男体山に乾杯!
奥久慈岩稜に乾杯!縦走後、渇きと空腹を満たす赤ワインが甘くフレッシュだった。
奥久慈岩稜に乾杯!縦走後、渇きと空腹を満たす赤ワインが甘くフレッシュだった。
男体山と赤白のグラス。草むらはバランスが悪いので、グラスを入れてきた空き箱がテーブル代わりだ。
男体山と赤白のグラス。草むらはバランスが悪いので、グラスを入れてきた空き箱がテーブル代わりだ。
ワインボトルと奥久慈岩稜
ワインボトルと奥久慈岩稜
ワインボトルと奥久慈男体山
ワインボトルと奥久慈男体山
筆者が興奮する大円地越のくびれ
筆者が興奮する大円地越のくびれ
男体山から鬘岩までが迫ってくる。
男体山から鬘岩までが迫ってくる。
そして鷹取岩まで一気に望むことができる。赤が進む。白も進む。
そして鷹取岩まで一気に望むことができる。赤が進む。白も進む。
グラスのワインに映る逆さ男体山
グラスのワインに映る逆さ男体山
グラスのワインに浮かぶ逆さ奥久慈岩稜
2022年11月06日 14:00撮影 by  SH-M17, SHARP
11/6 14:00
グラスのワインに浮かぶ逆さ奥久慈岩稜
グラスの白ワインに映る逆さ鷹取岩
グラスの白ワインに映る逆さ鷹取岩
下山時には釜沢越から鷹取岩までの縦走路を望むことができる。
下山時には釜沢越から鷹取岩までの縦走路を望むことができる。
鷹取岩から釜沢越方面までが一気に望めるのが気持ちいい。
鷹取岩から釜沢越方面までが一気に望めるのが気持ちいい。
午後は奥久慈岩稜に日が差していい感じだ。
午後は奥久慈岩稜に日が差していい感じだ。
男体山へ一礼した。きっとこの冬もがんばれます。
男体山へ一礼した。きっとこの冬もがんばれます。
鬘岩下部の紅葉スポットをもう一度見つめた。
鬘岩下部の紅葉スポットをもう一度見つめた。
もう一度奥久慈岩稜を見つめてから、下ることに集中した。
もう一度奥久慈岩稜を見つめてから、下ることに集中した。
林道の紅葉も楽しみつつ西金へと下った。
林道の紅葉も楽しみつつ西金へと下った。
林道のコウゾ(?)の紅葉も美しい。あと暫くは見られるだろうか?
林道のコウゾ(?)の紅葉も美しい。あと暫くは見られるだろうか?
朝は黒いシルエットの岩稜だったが、下山時は日が差していい感じだ。今日もどうもありがとうございました。
朝は黒いシルエットの岩稜だったが、下山時は日が差していい感じだ。今日もどうもありがとうございました。
上高塚山の前衛峰もいい。
上高塚山の前衛峰もいい。
いつものリンゴ園でリンゴを買って、帰宅の水戸方面水郡線が程なくして到着した。
いつものリンゴ園でリンゴを買って、帰宅の水戸方面水郡線が程なくして到着した。

装備

備考 雨具 目出し帽 ミトン タオル、ゴム引き軍手 スマホGPS、サングラス 行動食 水 ワイン赤白各1  グラス2 皿2 包丁 まな板 パン チーズ 生ハム ただし時間切れでおつまみの出番はありませんでした。

感想

前日の男体山の紅葉が素晴しかった。日曜日は男体山を見ながら一人ワイン会だと決めて、中型ザックに赤白2本、グラス2脚、つまみはパンと生ハムにチーズ、包丁にまな板、皿と呑むほうの重装備で望んだが、結局汽車の時間の都合でワイン会は30分で切り上げ、つまみを出す余裕もなかった。また飲みに来よう。

上菅谷から登山に行く青年とご一緒して雑談できた。彼は袋田駅で降りて生瀬富士から月居山を経て男体山を目指すとのことで、コースタイムや渡渉点の状態、汽車の時間などを尋ねてきたので可能な範囲でお教えした。17時台の汽車に首尾よく乗って帰宅できただろうか。

弘法堂ではこの時期には珍しく草刈が行われていた。11月19日にお祭りが行われるとのことだった。

ーーー以下は自分のためのメモーーー
秋のトレーニング登山の第4回は湯沢源流をたどることに決めた。篭岩周辺の紅葉の様子を確かめることと、少し登はん要素が入った湯沢源流を歩くことで自分の勘を取り戻すことを狙った。

湯沢源流は去年の紅葉シーズンに、大雨の翌日歩いていた。弱点をたくみに突いたルートが作ってあり、難度の面では心配ないと思っていたが甘かった。岩を攀じては危険を感じて引き返し、正解の易しいルートを探しなおすということを繰り返した。無理にボルダリングしなかったことは正しい判断だったが、正解は易しいという経験がなかったら途中撤退か、無理に突っ込んで死んでいたかも知れない。

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