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Yamareco

記録ID: 5026513
全員に公開
雪山ハイキング
京都・北摂

愛宕三山 - ツツジ尾根〜愛宕山〜三角点〜竜ヶ岳〜滝谷源頭部〜地蔵山〜脇道〜ツツジ尾根

2022年12月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:52
距離
19.5km
登り
1,375m
下り
1,380m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:52
休憩
1:00
合計
7:52
6:28
2
6:30
0:00
2
6:32
0:00
40
愛宕山登山口
7:12
7:14
30
7:48
7:50
6
7:56
8:00
20
8:20
0:00
8
8:28
8:32
6
8:38
8:48
10
8:58
0:00
8
地蔵の辻
9:06
9:08
8
9:16
0:00
4
竜ヶ岳分岐
9:20
9:24
40
展望所
10:04
10:18
52
11:10
0:00
30
竜ヶ岳分岐
11:40
11:44
10
P917 反射板
11:54
12:00
8
12:08
12:10
24
P917 反射板
12:34
0:00
6
竜ヶ岳分岐
12:40
0:00
8
地蔵の辻
12:48
12:50
6
12:56
0:00
14
13:10
13:14
4
13:18
0:00
22
ツツジ尾根方面分岐
13:40
0:00
36
14:16
0:00
2
14:18
0:00
2
14:20
保津峡駅
所々で一般のルートから逸れて歩いています。
コースタイムは参考にならないでしょう。
天候 晴れ/薄曇り/曇り/みぞれ/小雪
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路 - JR嵯峨野線の保津峡駅にて下車
帰路 - JR嵯峨野線の保津峡駅にて乗車
コース状況/
危険箇所等
■保津峡駅〜ツツジ尾根〜水尾分かれ
保津峡駅からすぐの保津峡橋を渡り、右折、程なくしてツツジ尾根の登山口があります。
登山口からジグザグ道を登って行くと、少しだけやや急な斜面の区間があります。
その後はアップダウンのある道で、特に問題なし。
荒神峠からは急斜面がしばらく続き、傾斜が緩んだ後、ネット沿いに少し登ると、表参道に合流します。
少し歩くと、水尾分かれです。

■水尾分かれ〜表参道〜愛宕神社
愛宕神社への表参道です。
老若男女を問わず、多くの方が歩かれています。
しかし、登山口からの標高差は京都の山では最大ぐらいだと思われ、きちんと準備をした上で歩きましょう。

■愛宕神社〜三角点〜竜ヶ岳分岐〜竜ヶ岳〜滝谷源頭部〜竜ヶ岳分岐
愛宕神社からジープ道を進み、地蔵の辻にて左へ。
少し先の分岐で芦見谷へ下らずに右上へ進み、三角点へ。
すぐに写真17の竜ヶ岳分岐に至ります。
竜ヶ岳の山頂までは主に尾根歩きで、軽いアップダウンのあるルートになります。
今回は寄り道しつつのピストンとなっています。

■竜ヶ岳分岐〜地蔵山〜竜ヶ岳分岐〜愛宕神社
竜ヶ岳分岐からジープ道を通り、地蔵山方面へ向かい、スキー場跡へ導く標識の地点で中央の道へ。
P900の近くを過ぎた辺りから北へ方向転換し、ここからは道なりに進みます。
反射板のあるP917を経て、程なくして地蔵山山頂に到着です。
往路の道を引き返し、P917を経て、竜ヶ岳分岐まで戻ります。
地蔵の辻を経て、愛宕神社へ至ります。

■愛宕神社〜脇道〜水尾分かれ〜ツツジ尾根〜保津峡駅
黒門の少し先から脇道を歩いていますが、そのまま表参道を歩くのが無難でしょう。
水尾分かれを経て、往路の道を逆向きに進みます。
急斜面区間を下る事になるので、転倒などしないよう、足元に注意しておきたいですね。

所々で一般のルートから逸れて歩いています。
きちんと把握できないままに入り込まないようにしたいですね。
冬期の表参道は凍結する事が少なくないはずで、滑り止めとして軽アイゼンやチェーンスパイクがあると安心できそう。
大雪の後には、地蔵山に比べると、竜ヶ岳へ向かう人は少ないようで、トレースがない可能性もあると思われ、予定を組む際には、その辺りも見込んでおくと良いでしょう。
保津峡駅からスタートです。
他に降りた人はおらず。
2022年12月25日 06:28撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 6:28
保津峡駅からスタートです。
他に降りた人はおらず。
愛宕山の山頂を望む。
上の方は白くなっていて、雲のある辺りではまだ雪が降っているかも?
2022年12月25日 06:57撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 6:57
愛宕山の山頂を望む。
上の方は白くなっていて、雲のある辺りではまだ雪が降っているかも?
荒神峠を過ぎると、徐々に積雪量が増して来る。
2022年12月25日 07:27撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 7:27
荒神峠を過ぎると、徐々に積雪量が増して来る。
表参道との合流地点にて、振り返り。
2022年12月25日 07:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 7:44
表参道との合流地点にて、振り返り。
水尾分かれ。
気温は-0.5℃。
以前の温度計は低めの値が出ていたけど、新しいのは少し高めかも?
2022年12月25日 07:48撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 7:48
水尾分かれ。
気温は-0.5℃。
以前の温度計は低めの値が出ていたけど、新しいのは少し高めかも?
ケーブル愛宕駅跡。
2022年12月25日 07:57撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 7:57
ケーブル愛宕駅跡。
黒門。
思っていたよりも積雪量は少ない。
2022年12月25日 08:19撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 8:19
黒門。
思っていたよりも積雪量は少ない。
しっかりと霧氷は付いているのだけど、曇り空なので。
2022年12月25日 08:23撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 8:23
しっかりと霧氷は付いているのだけど、曇り空なので。
境内の様子。
2022年12月25日 08:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 8:32
境内の様子。
階段だと分からないぐらいの積雪量になれば、色々と楽しくなるのだけど。
2022年12月25日 08:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 8:34
階段だと分からないぐらいの積雪量になれば、色々と楽しくなるのだけど。
愛宕神社に今年最後のお詣りです。
2022年12月25日 08:38撮影 by  DSC-WX500, SONY
3
12/25 8:38
愛宕神社に今年最後のお詣りです。
ちょっと青空の要素が覗き始める。
2022年12月25日 08:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 8:54
ちょっと青空の要素が覗き始める。
地蔵の辻。
首なし地蔵方面へのトレースはなし。
2022年12月25日 08:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 8:58
地蔵の辻。
首なし地蔵方面へのトレースはなし。
三角点方面だけでなく、芦見谷へのトレースもない。
2022年12月25日 09:03撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 9:03
三角点方面だけでなく、芦見谷へのトレースもない。
三角点。
無粋かなと思い、雪を払いのけたりはせず。
2022年12月25日 09:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 9:07
三角点。
無粋かなと思い、雪を払いのけたりはせず。
急に雲が薄れ、日が射し込んで来た。
しかし、長続きはせず。
2022年12月25日 09:10撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 9:10
急に雲が薄れ、日が射し込んで来た。
しかし、長続きはせず。
竜ヶ岳分岐。
予想通り、トレースはなし。
2022年12月25日 09:16撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 9:16
竜ヶ岳分岐。
予想通り、トレースはなし。
霧氷天国なんだけど、青空と日光がない。
2022年12月25日 09:17撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 9:17
霧氷天国なんだけど、青空と日光がない。
展望所にて。
地蔵山と竜ヶ岳、どちらも見えず。
2022年12月25日 09:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 9:20
展望所にて。
地蔵山と竜ヶ岳、どちらも見えず。
霧氷は昨年の山行の時に負けないぐらい付いているのに。
2022年12月25日 09:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 9:20
霧氷は昨年の山行の時に負けないぐらい付いているのに。
何とか晴れてくれそうな感じも?
2022年12月25日 09:24撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 9:24
何とか晴れてくれそうな感じも?
当然、トレースのない中を進みます。
積雪量は10cm前後で推移したとの印象。
2022年12月25日 09:25撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 9:25
当然、トレースのない中を進みます。
積雪量は10cm前後で推移したとの印象。
もう少し。
2022年12月25日 09:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 9:40
もう少し。
青空の下で陽が射すと、全く違う風景になる。
束の間の幸福感に浸る。
2022年12月25日 09:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
7
12/25 9:44
青空の下で陽が射すと、全く違う風景になる。
束の間の幸福感に浸る。
そちらへ。
2022年12月25日 09:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 9:58
そちらへ。
晴れたり、曇ったり。
2022年12月25日 10:01撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 10:01
晴れたり、曇ったり。
少ない晴れ間なので、太陽のありがたさを改めて感じる。
2022年12月25日 10:03撮影 by  DSC-WX500, SONY
3
12/25 10:03
少ない晴れ間なので、太陽のありがたさを改めて感じる。
竜ヶ岳山頂に到着です。
まだ早いけど、ここで昼食にします。
2022年12月25日 10:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 10:04
竜ヶ岳山頂に到着です。
まだ早いけど、ここで昼食にします。
ピークハンターさんのプレート。
2022年12月25日 10:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
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12/25 10:04
ピークハンターさんのプレート。
美しい。
風と日光の影響で、霧氷は儚くも失われて行く。
この瞬間だけの光景なのですね。
2022年12月25日 10:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
4
12/25 10:07
美しい。
風と日光の影響で、霧氷は儚くも失われて行く。
この瞬間だけの光景なのですね。
登山道と並行する緩やかな谷へ。
晴れていれば、全く違う風景なのだろうけど、青空はどこか遠くへ行ってしまいました。
2022年12月25日 10:29撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 10:29
登山道と並行する緩やかな谷へ。
晴れていれば、全く違う風景なのだろうけど、青空はどこか遠くへ行ってしまいました。
滝谷の左俣の支谷へ。
2022年12月25日 10:53撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 10:53
滝谷の左俣の支谷へ。
霧氷はいっぱいなのだけど。
2022年12月25日 10:53撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 10:53
霧氷はいっぱいなのだけど。
振り返ってみる。
2022年12月25日 10:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 10:55
振り返ってみる。
倒れても枯れずに生きている木。
いつも元気をもらっています。
2022年12月25日 11:01撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:01
倒れても枯れずに生きている木。
いつも元気をもらっています。
滝谷の左俣の源頭部。
下草のシダが全て隠れるぐらいの積雪が待たれますね。
2022年12月25日 11:03撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:03
滝谷の左俣の源頭部。
下草のシダが全て隠れるぐらいの積雪が待たれますね。
最後に振り返り。
年明けの山行の際にはどんな風景を見せてくれるのか、期待したい。
2022年12月25日 11:06撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:06
最後に振り返り。
年明けの山行の際にはどんな風景を見せてくれるのか、期待したい。
普段よりも存在感が増している。
2022年12月25日 11:19撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:19
普段よりも存在感が増している。
アセビのトンネル。
積雪量が増すと、立ったままの歩行が困難になるぐらいだったような。
2022年12月25日 11:24撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 11:24
アセビのトンネル。
積雪量が増すと、立ったままの歩行が困難になるぐらいだったような。
滝谷の右俣の支谷の様子。
2022年12月25日 11:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:34
滝谷の右俣の支谷の様子。
モノクロームの世界。
2022年12月25日 11:37撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:37
モノクロームの世界。
霧氷に光を。
2022年12月25日 11:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:40
霧氷に光を。
P917の反射板。
電波を受けて熱を放出しているのか、水滴が滴っている。
2022年12月25日 11:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:40
P917の反射板。
電波を受けて熱を放出しているのか、水滴が滴っている。
モノクロームの世界に沈む霧氷天国。
2022年12月25日 11:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
12/25 11:44
モノクロームの世界に沈む霧氷天国。
地蔵山山頂に到着です。
念のために確認してみたけど、ピークハンターさんのプレートは見られないまま。
2022年12月25日 11:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:58
地蔵山山頂に到着です。
念のために確認してみたけど、ピークハンターさんのプレートは見られないまま。
一等三角点。
2022年12月25日 11:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 11:58
一等三角点。
霧氷を纏ったエゴノキ。
2022年12月25日 12:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 12:07
霧氷を纏ったエゴノキ。
ヤマガラかな?
お顔は霧氷で隠れてしまっているけど。
2022年12月25日 12:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 12:32
ヤマガラかな?
お顔は霧氷で隠れてしまっているけど。
ジープ道にて。
近くの山しか見えない。
2022年12月25日 12:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
12/25 12:44
ジープ道にて。
近くの山しか見えない。
水尾分かれにて。
2022年12月25日 13:10撮影 by  DSC-WX500, SONY
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12/25 13:10
水尾分かれにて。
下山もツツジ尾根ルートで。
2022年12月25日 13:18撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 13:18
下山もツツジ尾根ルートで。
荒神峠。
2022年12月25日 13:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 13:40
荒神峠。
白さはほとんど失われてしまったように見える。
2022年12月25日 13:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 13:55
白さはほとんど失われてしまったように見える。
下山完了。
2022年12月25日 14:16撮影 by  DSC-WX500, SONY
12/25 14:16
下山完了。
保津峡駅にてゴール、今年も無事に山行を終えられ、感謝です。
2022年12月25日 14:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
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12/25 14:20
保津峡駅にてゴール、今年も無事に山行を終えられ、感謝です。
ミヤマウズラ。
絶えずに繰り返される生命の営みを見られるのは、山行の醍醐味の一つでしょうね。
2
ミヤマウズラ。
絶えずに繰り返される生命の営みを見られるのは、山行の醍醐味の一つでしょうね。

感想

今年も残り少なくなり、今回が今年最後の山行。
昨年は最後から2回目に愛宕山界隈へ行き、とても素晴らしい風景を見る事ができ、非常に印象深い山行となったのです。
あの風景をもう一度との思いを持ち続けているのだけど、そう簡単には条件は整ってくれないはずで、程々の期待を抱き、今年の山行を締めくくるべく歩いて来ました。

まだ薄暗い中、保津峡駅からスタートし、ランプを灯しながらツツジ尾根ルートへ。
最初のジグザグ道の区間を登り切ると、少し明るさが増し、登りだとランプはもう必要ないぐらいで、適当なタイミングで消灯。
愛宕山の山頂を見渡す事ができる所まで来ると、一帯は白くなっていて、それなりに積雪しているよう。
この時期らしい気温ではあるけど、前の週ほどの冷え込みではないように思われ、標高の高い辺りの積雪や霧氷の具合を想像したりしつつ、先へ。
荒神峠を経て、急斜面区間へと入ると、次第に積雪が見られるようになり、徐々に量が増えるようになる。
同じぐらいのタイミングでみぞれが降り始め、小雪へと推移したような。
雪上には小動物の足跡が所々で見られる程度で、先行の登山者はいないよう。
表参道に合流すると、さすがにそちらにはトレースが付いており、もう下って行った人もいるよう。
水尾分かれに到着、気温は-0.5℃となっていて、あまり寒く感じないのも当然か。

竜ヶ岳方面へ進む際に晴れていて欲しく、時間つぶしではないけど、ケーブル愛宕駅跡へ寄って行く事にする。
こちらも踏み跡はなく、前日のものらしき痕跡もないよう。
前日に誰も歩かなかったとは考えにくく、風の影響が大きかったのか、前日には降雪がほとんどなかったのか?
ケーブル愛宕駅跡は以前と特に変わっていないように思われ、いくらかの安定感と不安感を伴いつつ、冬の光景の一部となっている。
表参道に戻り、数人の登山者とすれ違いつつ、先へと進んで行きます。
思っていたよりも積雪量は少なく、新雪でもあり、歩きにくさは皆無です。
黒門を経て、境内に至ると、木々には霧氷が付いているのだけど、曇り空でもあり、秘めたるポテンシャルはモノクロームの表層下に沈んでいるかのよう。
社務所前の休憩所でパンを食べつつの休憩。
程々の積雪となっている階段を登り終え、愛宕神社へ。
休憩所の温度計が-4.5℃となっているのを確認し、今年最後のお詣りを。

いつものように白髭社にもお詣りし、ジープ道へ。
木々には霧氷が付いているのだけど、それを華々しく演出してくれる陽光と青空はなく、曇り空と溶け込むかのように控えめな佇まいとなっている。
でも、微妙に雲が薄くなったりで、少し期待感が募る。
三角点へのトレースはなく、何となくの予定を変更して、そちらへ先に向かう。
時間を稼いで、竜ヶ岳への道中で晴れてくれればという感じ。
三角点に到着、東側のガスが薄れ、連なる山が見えるようになる。
眼下の京都市街地も樹木越しに少し見えているよう。

ジープ道へ戻る途中、急に頭上の雲がなくなって陽が射し込み、青空を背景に輝く霧氷がわずかな時間だけ見られ、にわかにテンションが上がる。
わずかな時間で空の状態は様変わりし、この後にどうなるかは予想しづらいけれど、晴れてくれるように期待しよう。
竜ヶ岳分岐を経て、トレースのない中、竜ヶ岳の山頂方面へ。
辺りの木々は霧氷をまとっているのだけど、曇り空となっていて、もどかしさが募る。
地蔵山と竜ヶ岳を見晴らす事のできる展望所にて、スパッツのみを装着。
太陽と雲が微妙なやり取りを続けているようで、青空と日光が予測不可能な周期でわずかに到来する。

この後に期待する事にして、先へ。
積雪量は10cm前後ぐらいで推移したように思われ、昨年の同時期の山行よりは少ない。
歩きにくさはなく、新雪の上を歩く感触と耳をくすぐるような音が心地良くて、これぐらいでも雪山歩きの楽しさはあるように感じる。
雪まみれになって、楽しいのか苦しいのか、良く分からないような状態になってしまう、あの感覚には程遠いけども。
青空と日射しは気まぐれに訪れ、その際に霧氷が近くにあったり、なかったり。
これはこれで楽しい?
晴れ間が増しているタイミングで、竜ヶ岳山頂に到着です。
まだ早いかもだけど、ここで昼食にします。
おにぎりを食べつつ、カップ麺ができるのを待っていると、この日一番の陽光と青空となり、輝く霧氷の白さが青空に映えて、何とも美しい。
吹き付ける風で霧氷がしきりに落ち始めていたのだけど、ギリギリでの光景でした。
青空の下での霧氷の輝きを眺めながらのカップ麺は体だけでなく、心も温めてくれたかのようで、山で食べる食事のおいしさを改めて実感。

残念ながら、それ以降は太陽は雲に覆われて、しばらくは姿を見せてくれず。
登山道と並行する緩やかな谷を歩いてみるものの、そこの霧氷を輝かせる陽光はなく、冬の地味な光景となっている。
一般のルートに合流、まだ他の登山者はこちらに来ていないようで、自分の足跡を辿って行き、再び一般のルートから逸れ、滝谷の左俣の支谷へ。
曇り空で少しガスっていて、好天なら見える地蔵山の姿は前方にはない。
薄日にすらなりそうもなく、幻想的だと思う事にして、先へ。
いつものように、倒れても生き続けている木に勝手にご挨拶。
源頭部に到着、まだ積雪量が十分でなく、整った風景とはなっておらず、年明けの山行に期待する事にする。

竜ヶ岳分岐から次は地蔵山へのピストン。
一帯の踏み跡は増えていて、それなりに歩きに来られているよう。
分岐を経て、地蔵山へのルートへ至ると、アセビなどの常緑樹がこちらの方が多いせいか、全般的には竜ヶ岳よりも積雪量がやや少ないように感じる。
モノクロームの世界が広がっていて、淡々と進みがちになってしまう。
P917の反射板に到着、辺りの木々はびっしりと霧氷をまとっていて、改めて曇り空なのが恨めしく感じる。
反射板は電波を受けて発熱しているのか、水滴が地面へと滴っていて、周囲と違う人工物だとの主張が普段よりも激しいよう。

ちょっと疲れが出始めたのか、少し足取りが重くなる。
辺りの雪景色は地蔵山らしさを感じさせてくれるのだけど、期待していたような好天ではないのもあり、前へと進ませるほどの推進力とはならないよう。
とは言え、それほどの道程でもなく、地蔵山山頂に到着です。
念のために確認してみたものの、ピークハンターさんのプレートは見当たらず。

来た道を引き返し、P917の反射板を経て、ジープ道へ。
愛宕神社の境内には、それなりに人の姿があるものの、京都の代表的な山だし、もうちょっと人出があっても良さそうかなと思うのだけど。
雪が降る中、表参道はやや滑りやすい状態なっているので、黒門の先で脇道へ。
他に歩いていたのは1人だけだったようで、歩きやすい道を辿って行きます。
表参道に合流、前に団体さんがいるのだけど、道幅が広いので横を通って追い抜いて行こうとしたら、その途中で前を歩いていた女性が転倒。
転ぶきっかけから倒れてしまうまでが目の前で起こり、動揺してしまう。
水尾分かれで装備の解除などをしていると、団体さんがやって来られ、どうやら深刻な負傷などはなかったようで、何より。
今年の山行では、自分も何度となく転倒したし、他にもヒヤリとさせられる事案があったりで、改めて山行は危険を伴うものであり、そういった事をいかに減らし、安全を確保する事が重要なのかと認識させられる。
時としてそういう認識が薄れてしまう事があるので、気をつけておきたい。

復路もツツジ尾根とし、雪融けが進んでぬかるみがちな道を下って行きます。
もう天候は回復しており、ツツジ尾根は明るい雰囲気。
荒神峠の辺りで女性ペアを見たぐらいで、静かな道中が続きます。
愛宕山の山頂が見える箇所では、もうガスはかかっていないものの、再び曇り空となっていて、この日の主役は太陽ではなく、雲だったよう。
保津峡駅が見える位置まで来ると、保津川下りの舟が下って行くのが見える。
この時期の川は寒々しいとの印象だけど、あちらからすると、山の方がずっと寒いという感じでしょうか。
登山口に到着し、すぐに保津峡駅に至り、今回も無事にゴールです。

という訳で、昨年の同時期の山行の素晴らしさには及ばないものの、雪と霧氷の愛宕三山を歩いて来ました。
年明けにも歩く機会はあると思うので、その時に期待をしておきましょう。

今年最後の山行も無事に終え、新しい年を迎えられそうで、何より。
何度となく転倒などのミスを繰り返し、ヒヤリとさせられる事が以前よりも増えてしまっているとの印象で、今後が心配。
山行のスタイルを転換すべき時期なのかも知れず、来年は模索の年となりそう?
今後もレコを残すのかどうか、秋ぐらいから考え続けていたのだけど、とりあえずは来年もこのまま続ける事にしました。
それ以降については、またその時に考えようかと思っています。

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雪山ハイキング 京都・北摂 [日帰り]
ツツジ尾根〜愛宕神社〜農林道〜水尾
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
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