また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 5032191
全員に公開
雪山ハイキング
氷ノ山

県境尾根から氷ノ山目指すも三ノ丸で断念

2022年12月27日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
11:17
距離
14.8km
登り
771m
下り
762m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:12
休憩
1:06
合計
11:18
7:57
164
スタート地点
10:41
11:05
219
14:44
14:45
7
14:52
15:32
2
15:34
15:35
95
17:10
17:10
59
18:09
18:09
66
19:15
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場が除雪されているか心配しながら行ったが、新戸倉トンネルあたりは重点的な除雪地域なのか水が流されてたりして道路だけでなく駐車場も除雪されていて、帰り支度している時も除雪車が1台Uターンのために入ってきた。
コース状況/
危険箇所等
吹雪いたりホワイトアウトしない限り危険箇所と言うほどの所は無い。
ただ結構長いので、雪が深かったりトレースが無かったり湿雪でラッセルが大変な時など、どこで諦めるのかは慎重に見極めたい。
新戸倉トンネル兵庫県側の駐車場はちゃんと除雪されてる。
2022年12月27日 07:58撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 7:58
新戸倉トンネル兵庫県側の駐車場はちゃんと除雪されてる。
ここ2日ほど日本海側荒天とのことでもっと積もったんではと思って来たわりにはまだ少ない感じ。
2022年12月27日 08:02撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 8:02
ここ2日ほど日本海側荒天とのことでもっと積もったんではと思って来たわりにはまだ少ない感じ。
新道から上がった旧道に車かスキーか分からないトレースが。
そしてそれがUターンしていったところから足跡が付いていて、これは昨日か一昨日あたり入った人がいるなと思い込んでしまった。
2022年12月27日 08:06撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 8:06
新道から上がった旧道に車かスキーか分からないトレースが。
そしてそれがUターンしていったところから足跡が付いていて、これは昨日か一昨日あたり入った人がいるなと思い込んでしまった。
もう少し雪が安定した感じだったらここから上がっていく場所だが、なんかまだ雪の付き方もばさばさで崩れそうで怖いし、人の足跡と思い込んでる踏み跡も林道回り込んでるのでそれに従う。
2022年12月27日 08:08撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 8:08
もう少し雪が安定した感じだったらここから上がっていく場所だが、なんかまだ雪の付き方もばさばさで崩れそうで怖いし、人の足跡と思い込んでる踏み跡も林道回り込んでるのでそれに従う。
林道行くのであればもうつぼ足である必要も無いと気付いてここでスノーシュー装着。
2022年12月27日 08:14撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 8:14
林道行くのであればもうつぼ足である必要も無いと気付いてここでスノーシュー装着。
斜面への取り付きまで来ると雪の中からいきなりうり坊よりはでかい4匹のイノシシの子供が飛び出してきてダーッとすごい勢いで斜面をラッセルしながら登っていってびっくり。
次の瞬間まさか親が出てこないかと身構えてしまった。
2022年12月27日 08:27撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 8:27
斜面への取り付きまで来ると雪の中からいきなりうり坊よりはでかい4匹のイノシシの子供が飛び出してきてダーッとすごい勢いで斜面をラッセルしながら登っていってびっくり。
次の瞬間まさか親が出てこないかと身構えてしまった。
林道から森林帯に踏み込むと4匹の仔イノシシが逃げ去ったトレースがクッキリ。
2022年12月27日 08:29撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 8:29
林道から森林帯に踏み込むと4匹の仔イノシシが逃げ去ったトレースがクッキリ。
ようやく1073から東に派生する尾根に乗ったか。
トレースも何も無いなだらかで広い尾根なのでとにかく尾根芯外さず行くしかない。
2022年12月27日 10:04撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 10:04
ようやく1073から東に派生する尾根に乗ったか。
トレースも何も無いなだらかで広い尾根なのでとにかく尾根芯外さず行くしかない。
久しぶりの1073の木。
この日この時間だけ一瞬綺麗に晴れ上がって立派な木が浮き上がるように素晴らしかった。
ちょうど良い時間なのでこの木の向こう側、1073の所で飯。
2022年12月27日 10:39撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 10:39
久しぶりの1073の木。
この日この時間だけ一瞬綺麗に晴れ上がって立派な木が浮き上がるように素晴らしかった。
ちょうど良い時間なのでこの木の向こう側、1073の所で飯。
今回新規投入の道具は椅子。
以前は雪の時用にこれの一回り小さいのを使っていてそれなりに満足してたが、やはりあと一回り大きければより安定するしお尻も痛くないしスノーシュー履いたままでも座れるのにと思ってたら、なんとその一つ大きい版も売られてるのを発見。
勿論大きくなるし重さも倍近くなるが、雪が深い時って休憩するのもなにげに難しいので、とにもかくにも試してみようと購入。
なかなかよかったが、今回は時間に追われすぎて使ったのはこの一回だけだった。
2022年12月27日 10:59撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 10:59
今回新規投入の道具は椅子。
以前は雪の時用にこれの一回り小さいのを使っていてそれなりに満足してたが、やはりあと一回り大きければより安定するしお尻も痛くないしスノーシュー履いたままでも座れるのにと思ってたら、なんとその一つ大きい版も売られてるのを発見。
勿論大きくなるし重さも倍近くなるが、雪が深い時って休憩するのもなにげに難しいので、とにもかくにも試してみようと購入。
なかなかよかったが、今回は時間に追われすぎて使ったのはこの一回だけだった。
てっきり林道で見かけた踏み跡が続いているものと思い込んでいた県境尾根。
何も無い。
広い上に樹林帯で先が見通しにくい所も沢山あって、尾根芯外さずと言っても簡単ではなく、その上ここ2日ほど荒天で降り続いてパウダーだとばかり思い込んでた雪質が気温が高く思いの外湿雪で靴とスノーシューの間に溜まって団子になったり、平均膝下ながらもずっとラッセルだとこの重さが堪えて1人では大変すぎた。
2022年12月27日 11:05撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 11:05
てっきり林道で見かけた踏み跡が続いているものと思い込んでいた県境尾根。
何も無い。
広い上に樹林帯で先が見通しにくい所も沢山あって、尾根芯外さずと言っても簡単ではなく、その上ここ2日ほど荒天で降り続いてパウダーだとばかり思い込んでた雪質が気温が高く思いの外湿雪で靴とスノーシューの間に溜まって団子になったり、平均膝下ながらもずっとラッセルだとこの重さが堪えて1人では大変すぎた。
いきなり立派で新しそうなトレース発見。
しかし林道で見た昨日以前とおぼしき踏み跡から考えると新しすぎるし、そもそもここまで気が付かなかったのはなぜなのか不思議。
2022年12月27日 12:22撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 12:22
いきなり立派で新しそうなトレース発見。
しかし林道で見た昨日以前とおぼしき踏み跡から考えると新しすぎるし、そもそもここまで気が付かなかったのはなぜなのか不思議。
近づいて覗き込んで見るとなんじゃこりゃ。
どう見ても人間ではなくおそらく鹿のよう。
方向も尾根線上ではなく横切るように付けられてたので利用することも出来ず跨ぎ越した。
2022年12月27日 12:22撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 12:22
近づいて覗き込んで見るとなんじゃこりゃ。
どう見ても人間ではなくおそらく鹿のよう。
方向も尾根線上ではなく横切るように付けられてたので利用することも出来ず跨ぎ越した。
今はなきサンヨートランジスタラジオ。
以前一つ東の坂ノ谷道を通った時もこのような標識を幾つか見かけたが、もしかすると昔はスキーのツアーコースか何かだったのかも。
このあたりから時間がかかりすぎてるのでもう氷ノ山山頂は無理だからどこで引き返そうか考え出す。
せめて三ノ丸までは行きたいものだが。
2022年12月27日 12:44撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 12:44
今はなきサンヨートランジスタラジオ。
以前一つ東の坂ノ谷道を通った時もこのような標識を幾つか見かけたが、もしかすると昔はスキーのツアーコースか何かだったのかも。
このあたりから時間がかかりすぎてるのでもう氷ノ山山頂は無理だからどこで引き返そうか考え出す。
せめて三ノ丸までは行きたいものだが。
気温は−1度くらいと高く、樹氷も育たず曇って光もないので見応えもない。
2022年12月27日 14:00撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 14:00
気温は−1度くらいと高く、樹氷も育たず曇って光もないので見応えもない。
やっと樹林帯を出て笹の原に出てみれば、クラストして歩きやすくなってるんではという期待も空しく相変わらず足首上くらいは埋まり、重めの雪でもう相当疲れた足にはスノーシュー持ち上げるのが辛い。
2022年12月27日 14:32撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 14:32
やっと樹林帯を出て笹の原に出てみれば、クラストして歩きやすくなってるんではという期待も空しく相変わらず足首上くらいは埋まり、重めの雪でもう相当疲れた足にはスノーシュー持ち上げるのが辛い。
やっと見えてきた三ノ丸避難小屋とその奥に展望台。
途中で撤退するより最後ヘッ電下山になってもいいからなんとか区切りの付く三ノ丸まで行きたいと意地になってここまで来てしまった。
2022年12月27日 14:45撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 14:45
やっと見えてきた三ノ丸避難小屋とその奥に展望台。
途中で撤退するより最後ヘッ電下山になってもいいからなんとか区切りの付く三ノ丸まで行きたいと意地になってここまで来てしまった。
先々週来た時はまだほとんど雪に埋もれてなかったが今回は1メートル近く。
それでもこの2日ほどの荒天でもっと埋まったと思ってたのに比べてまだまだ雪の量は少ない。
2022年12月27日 14:50撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 14:50
先々週来た時はまだほとんど雪に埋もれてなかったが今回は1メートル近く。
それでもこの2日ほどの荒天でもっと埋まったと思ってたのに比べてまだまだ雪の量は少ない。
この日はここへは誰も来ていないよう。
2022年12月27日 14:53撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 14:53
この日はここへは誰も来ていないよう。
後ろに氷ノ山山頂小屋が見えてるはずだが白くて何も写らず。
2022年12月27日 14:54撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/27 14:54
後ろに氷ノ山山頂小屋が見えてるはずだが白くて何も写らず。
階段に並んでた雪だるまはもうほとんど原型も無くなりかけで、知らない人が見たら何が置いてあったか分からないくらい。
2022年12月27日 14:54撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 14:54
階段に並んでた雪だるまはもうほとんど原型も無くなりかけで、知らない人が見たら何が置いてあったか分からないくらい。
ここでしっかり食べて真っ暗になる前になんとか林道まで下りようと小屋を開けてみればなんか猫のような足跡がそこら中に付いていてびっくり。
猫なわけはなかろうし、小型犬でも連れてこられた方がいるのかと思ったがどうも犬の足跡には見えず、そもそもこの季節に小型犬を連れてくるなどちょっと考えにくい。
もしかするとテンとかイタチとかが入り込んだんだろうか。
そう思って見回してみると天井に穴が開いてた。
2022年12月27日 15:01撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 15:01
ここでしっかり食べて真っ暗になる前になんとか林道まで下りようと小屋を開けてみればなんか猫のような足跡がそこら中に付いていてびっくり。
猫なわけはなかろうし、小型犬でも連れてこられた方がいるのかと思ったがどうも犬の足跡には見えず、そもそもこの季節に小型犬を連れてくるなどちょっと考えにくい。
もしかするとテンとかイタチとかが入り込んだんだろうか。
そう思って見回してみると天井に穴が開いてた。
30分ほどで飯を済ませて準備も済ませ、小屋から出てくると天気が回復してきてた。
この場所、時間で気温は−4度くらい。
登ってくる間も考えてた下る道は3通り。
まず以前のように坂ノ谷道から下りて林道をヤマメ茶屋というコースだが、これは後半の林道が長く、途中狭いところがあって法面からの雪崩や道崩も怖いので却下。
次にこの日登ってきたコースをそのままピストンだが、1073まではともかくそこから東に派生する尾根からも結構長いので途中でヘッ電下山になるのは避けがたく、それで最後があの急斜面なのは危ないかも。
三つ目が1073から先を歩いたことがないがおそらく30分ほどで西を並走している林道が近づいて下りれる場所があるようで、特に積雪期はそこを通る人も多いようなのでなんとか明るさのあるうちにそこまでたどり着いて林道に下りれないか。
最後の案だけが暗くなってから自分が歩いたことない道を通るので博打かもしれないが、危険という面ではおそらく一番安全かなとも思うので、とにかく出来る限り飛ばして3の案で行くことに。
2022年12月27日 15:30撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 15:30
30分ほどで飯を済ませて準備も済ませ、小屋から出てくると天気が回復してきてた。
この場所、時間で気温は−4度くらい。
登ってくる間も考えてた下る道は3通り。
まず以前のように坂ノ谷道から下りて林道をヤマメ茶屋というコースだが、これは後半の林道が長く、途中狭いところがあって法面からの雪崩や道崩も怖いので却下。
次にこの日登ってきたコースをそのままピストンだが、1073まではともかくそこから東に派生する尾根からも結構長いので途中でヘッ電下山になるのは避けがたく、それで最後があの急斜面なのは危ないかも。
三つ目が1073から先を歩いたことがないがおそらく30分ほどで西を並走している林道が近づいて下りれる場所があるようで、特に積雪期はそこを通る人も多いようなのでなんとか明るさのあるうちにそこまでたどり着いて林道に下りれないか。
最後の案だけが暗くなってから自分が歩いたことない道を通るので博打かもしれないが、危険という面ではおそらく一番安全かなとも思うので、とにかく出来る限り飛ばして3の案で行くことに。
雲間から漏れる夕日に登ってきた時のトレースが浮かぶ。
さて何時間もかけて上ってきた道をその2〜3分の一の時間で下れるか、ここからが頑張りどころ。
2022年12月27日 15:42撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 15:42
雲間から漏れる夕日に登ってきた時のトレースが浮かぶ。
さて何時間もかけて上ってきた道をその2〜3分の一の時間で下れるか、ここからが頑張りどころ。
樹林帯の中に続いていくトレース。
樹林帯の中だとより暗くなるので気持ちは焦る。
2022年12月27日 15:47撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 15:47
樹林帯の中に続いていくトレース。
樹林帯の中だとより暗くなるので気持ちは焦る。
ついに陽が沈んでいく。
普段こういう時間に山を歩いてるのは好きなんだが、やはり雪山ではちょっと避けたい事態かも。
2022年12月27日 17:10撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 17:10
ついに陽が沈んでいく。
普段こういう時間に山を歩いてるのは好きなんだが、やはり雪山ではちょっと避けたい事態かも。
相当頑張って1073にはまだ明るさのあるうちにたどり着いてさて次は林道に下りる地点まで残照が残っていてくれと歩き出したが、さすがに通ったこと無い道で他の人のトレース痕も無しではサクサク歩くことも出来ず、結局もう少しという所でヘッ電点けることに。
先をうさぎの足跡が先導してくれる。
2022年12月27日 17:40撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 17:40
相当頑張って1073にはまだ明るさのあるうちにたどり着いてさて次は林道に下りる地点まで残照が残っていてくれと歩き出したが、さすがに通ったこと無い道で他の人のトレース痕も無しではサクサク歩くことも出来ず、結局もう少しという所でヘッ電点けることに。
先をうさぎの足跡が先導してくれる。
もうほとんど残照も残っていない中、地形やテープからここかなと右に下りていくと目の前に何か広い場所が。
しかしうさぎの足跡はそこへは下りずに脇をトラバースしていく。
2022年12月27日 17:43撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/27 17:43
もうほとんど残照も残っていない中、地形やテープからここかなと右に下りていくと目の前に何か広い場所が。
しかしうさぎの足跡はそこへは下りずに脇をトラバースしていく。
森の中に丸く広く開けた場所に平らに雪が積もっている。
これは池?
昔、平らに落ち葉が積もった場所に足踏み込んだら深い水たまりで靴に水入れたことがあって、それ以来こういう平らで下がなんなのか分からないところはトラウマでなかなか踏み込めない。
おまけにうさぎの足跡もそこには踏み込んでいない。
地図もGPSもそこが林道だと示しているがしばらく考えてもやはり踏み込めず、やむなくうさぎの足跡追って左にトラバースしていく。
2022年12月27日 17:43撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 17:43
森の中に丸く広く開けた場所に平らに雪が積もっている。
これは池?
昔、平らに落ち葉が積もった場所に足踏み込んだら深い水たまりで靴に水入れたことがあって、それ以来こういう平らで下がなんなのか分からないところはトラウマでなかなか踏み込めない。
おまけにうさぎの足跡もそこには踏み込んでいない。
地図もGPSもそこが林道だと示しているがしばらく考えてもやはり踏み込めず、やむなくうさぎの足跡追って左にトラバースしていく。
しばらく進んで法面の傾斜がきつくて進めなくなる頃、ヘッ電の明かりの中に広場からの林道出口やそこに何か道標のようなものが立っているのが確認出来てやっと、それでもまだおっかなびっくりで下に下りて一安心。
林道に間違いなし、ここまで来ればもう大丈夫。
っと思ったここからが長かった。
2時間くらいも林道歩いたのか。
坂ノ谷道から下りてくる林道に比べれば広く安全安心な道でこちらを選んだのは正解だったが、こんなにぐねぐねと長い道のりとは思わなかった。
2022年12月27日 17:48撮影 by  iPhone 12, Apple
12/27 17:48
しばらく進んで法面の傾斜がきつくて進めなくなる頃、ヘッ電の明かりの中に広場からの林道出口やそこに何か道標のようなものが立っているのが確認出来てやっと、それでもまだおっかなびっくりで下に下りて一安心。
林道に間違いなし、ここまで来ればもう大丈夫。
っと思ったここからが長かった。
2時間くらいも林道歩いたのか。
坂ノ谷道から下りてくる林道に比べれば広く安全安心な道でこちらを選んだのは正解だったが、こんなにぐねぐねと長い道のりとは思わなかった。
林道に下りたあたりで完全に暗くなって月や星が都会で見るとは比べものにならないほど輝きだしたあたりから気温も落ちてまだまだ10〜20センチ積もっていた雪の表面が急速にクラストしだし、スノーシューやストックを進める度に引っかかり、もう疲れ切った手足で進むのも一苦労に。
車にたどり着いたときはただただ甘いものが食べたかった。
2022年12月27日 19:14撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/27 19:14
林道に下りたあたりで完全に暗くなって月や星が都会で見るとは比べものにならないほど輝きだしたあたりから気温も落ちてまだまだ10〜20センチ積もっていた雪の表面が急速にクラストしだし、スノーシューやストックを進める度に引っかかり、もう疲れ切った手足で進むのも一苦労に。
車にたどり着いたときはただただ甘いものが食べたかった。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック

感想

前に来たときは残雪期で、雪も締まって人もたくさん入り、そんな苦労した覚えもなく登って氷ノ山山頂を踏み、帰りは坂ノ谷道からギリギリ暗くなる前に下山した記憶があり、今年はスノーシューもより小さく軽いものに新調したことだし、まだ雪が締まる前のラッセル必要な時に入ってみたいと思ってたらちょうどクリスマス寒波で日本海側降雪予報が二日ほど続いた後に天気回復するようだったのでそれに合わせて行ってみた。
ところが、前回の轍のような多人数のしっかりトレースが無いどころか、結果的にここ数日誰も入っていなかったようでどこにも踏み跡痕さえ無し。
雪の深さは思ったほどではなく時に膝上まで埋まるけど平均膝下で、1073まではこれくらいなら前回通り氷ノ山山頂までギリギリ行けるかと思ってた。
しかし、気温がマイナス1度程度で妙に暖かく、樹氷も発達してないし雪も微妙に湿った感じで重く、前回26インチで大きく重く取り回しにくかったので22インチにしたスノーシューが沈み込むので、それをいちいち引き抜いたり雪の中をそのまま前に進めたりしているのが重くて足に堪えてきて、延々続く緩い上りに途中からはもう5歩進んで一息つき、10歩進んで一息入れるといった情けない状態。
これはもうとても氷ノ山山頂までは行けないとはっきり分かり、それでもせっかく来たんだから区切りよく三ノ丸まではと、おそらく樹林帯出て笹原まで行けば雪も浅くなるし表面もクラストして歩きやすいかもしれないと自分に言い聞かせながら頑張る。
しかしやっと出てきた稜線尾根の笹原帯はクラストしておらず、普通通る稜線へ最短のトイレ兼展望台に向かわず出来るだけ三ノ丸避難小屋方向にショートカットしようとすると時々ハマりながらの浅いラッセル。
正直疲れて、意地になって三ノ丸まで来たけど帰りが相当不安な状況。
坂ノ谷道から下るのはトレース無ければあの広い尾根を下るのは迷いそうだし、林道に下りてからも狭く崩れそうな所があるのでヘッ電下山になったら危険なので却下。
来た道を完全トレースするのは1073から東の派生尾根の最後の急な下りがやはりヘッ電になるので考え物。
結局、最後の部分は通ったこと無いけど1073までトレース下ってそこからもう少し県境尾根下っておそらく積雪期最も使われているであろう林道に下りるルートで帰ることに。
これも初めての部分がヘッ電になるが、それでも危険箇所は無いと判断。
こんな事考えながら避難小屋でしっかり食べ、肝は暗くなる前にどこまで行けるかなので気合い入れ直して下山開始。
飛ばしに飛ばしたがもう足も疲れ切っていて1073と林道接続箇所の間でヘッ電装着。
ところが林道に下りる場所が想像と違ってなんか森の中に広い空間。
平らな広場が雪をかぶってヘッ電の弱い光の中でまるで池のよう。
ここはいったい何なんだろう。
写真に書いたが昔のトラウマがあって最後の一歩がよう下りれない。
それにうさぎの足跡も下りずにへつるように続いてる。
今回ここだけが怖かった。
結局自分もうさぎを追ってへつって行き、ヘッ電の灯の中に林道の出入り口と標識らしきものが見えてきてやっと恐々林道に着地。
この広場はおそらく資材置き場か何かと思うし、うさぎが下りなかったのは広い所で上空から鷹などに狙われないよう、そもそも広い所には出ない習性があるのかもしれない。
まあなんとか林道に下りれてこれで帰れると一安心だったが、そこからが思った以上に長かった。
三日月と星がとても綺麗だったのが慰めだったが、最後は夜になって急に冷えてきたためか、まだ10〜20センチは積雪があるのが表面だけクラストしてきて、まだ深みもあるからと履いたままのスノーシューと雪用バスケットのストックが引っこ抜く度に引っかかって本当に疲れ切って車にたどり着いた。
長い1日だった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:241人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら