記録ID: 504602
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沢登り
奥秩父
大常木谷
2014年09月03日(水) 〜
2014年09月04日(木)
berninakeiko
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,161m
- 下り
- 1,161m
アクセスを調べる
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1日目
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:05
10:45
15分
一之瀬林道下降点
11:00
11:00
60分
一之瀬川
12:00
12:00
60分
大常木谷出合
13:00
13:00
60分
五間ノ滝
14:00
14:20
65分
千苦ノ滝
15:25
15:25
95分
山女魚淵
17:00
17:00
50分
不動滝
17:50
カンバ谷出合付近
2日目
- 山行
- 11:04
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:34
9:30
48分
カンバ谷出合付近
10:18
10:18
114分
会所小屋跡
12:12
12:29
207分
大岩の滝
15:56
15:59
111分
遡行終了（登山道）
17:50
18:00
102分
将監小屋
19:42
19:42
82分
三ノ瀬
21:04
一之瀬林道下降点
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
2〜3台の駐車スペースあり |
| コース状況／ 危険箇所等 |
UP写真に記載 |
| その他周辺情報 | 道の駅『たばやま』に日帰り温泉『のめこい湯』、食事処、売店あり |
写真
10:38 一之瀬林道駐車スペース
大常木谷方面、一之瀬川への下降ポイントです。2〜3台程度の駐車スペースがあります。
大常木谷方面、一之瀬川への下降ポイントです。2〜3台程度の駐車スペースがあります。
10:44 一之瀬川への下降点
前の写真の車のすぐ裏が一之瀬川への下降点です。
前の写真の車のすぐ裏が一之瀬川への下降点です。
10:45 下降尾根一之瀬川へ下降開始です。踏み跡は明瞭ですが、急尾根の為スリップには注意しましょう。ロープを出すほどでもないです。入渓するにはだいぶ遅いに時刻になってしまいました。
9/3 10:45
10:45 下降尾根
一之瀬川へ下降開始です。踏み跡は明瞭ですが、急尾根の為スリップには注意しましょう。ロープを出すほどでもないです。入渓するにはだいぶ遅いに時刻になってしまいました。
一之瀬川へ下降開始です。踏み跡は明瞭ですが、急尾根の為スリップには注意しましょう。ロープを出すほどでもないです。入渓するにはだいぶ遅いに時刻になってしまいました。
11:07 徒渉ポイント
尾根を下降した辺りが徒渉ポイントです。一之瀬川の左岸へ渡ります。
尾根を下降した辺りが徒渉ポイントです。一之瀬川の左岸へ渡ります。
11:15 一之瀬川上流方面小滝（？）の上が徒渉ポイントです。大常木谷までは左岸を行きます。写真右のへつりがちょっと悪いです。濡れたくなかったら小さく巻いた方がいいです。
1
9/3 11:15
11:15 一之瀬川上流方面
小滝（？）の上が徒渉ポイントです。大常木谷までは左岸を行きます。写真右のへつりがちょっと悪いです。濡れたくなかったら小さく巻いた方がいいです。
小滝（？）の上が徒渉ポイントです。大常木谷までは左岸を行きます。写真右のへつりがちょっと悪いです。濡れたくなかったら小さく巻いた方がいいです。
12:00 大常木谷入渓今日は、ビバーク道具一式を持って来たので、いつもよりはちょっと大きめのザックです。いつもは日帰りの沢遡行で空身に近いザックだったが、膝の調子が悪い私にはちょっと重い。それでも、15kg位かな？
今日が55歳の私の沢泊デビューです。しかも一人。
2
9/3 12:00
12:00 大常木谷入渓
今日は、ビバーク道具一式を持って来たので、いつもよりはちょっと大きめのザックです。いつもは日帰りの沢遡行で空身に近いザックだったが、膝の調子が悪い私にはちょっと重い。それでも、15kg位かな？
今日が55歳の私の沢泊デビューです。しかも一人。
今日は、ビバーク道具一式を持って来たので、いつもよりはちょっと大きめのザックです。いつもは日帰りの沢遡行で空身に近いザックだったが、膝の調子が悪い私にはちょっと重い。それでも、15kg位かな？
今日が55歳の私の沢泊デビューです。しかも一人。
12:28
この先、左岸にちょっと悪い所あり。昨年の偵察行の時は左岸を行ったが、ここは右岸を行く。
この先、左岸にちょっと悪い所あり。昨年の偵察行の時は左岸を行ったが、ここは右岸を行く。
12:39 5×8m滝
水流が直角に曲がっている（釜も深い）ため、下からは滝の全容は見えない。
水流が直角に曲がっている（釜も深い）ため、下からは滝の全容は見えない。
12:42 5×8m滝岩の所をへつるように泳いで行くが、流れが速く押し戻される。重いのに浮き袋のように水に浮くザック、顔を水面に押え付けられる様で、泳ぐのも辛い。倒木に手がかかるものの、あと一歩、這い上がれない。滝壺深く引きずり込まれそうで、トライを諦めて高巻く。
1
9/3 12:42
12:42 5×8m滝
岩の所をへつるように泳いで行くが、流れが速く押し戻される。重いのに浮き袋のように水に浮くザック、顔を水面に押え付けられる様で、泳ぐのも辛い。倒木に手がかかるものの、あと一歩、這い上がれない。滝壺深く引きずり込まれそうで、トライを諦めて高巻く。
岩の所をへつるように泳いで行くが、流れが速く押し戻される。重いのに浮き袋のように水に浮くザック、顔を水面に押え付けられる様で、泳ぐのも辛い。倒木に手がかかるものの、あと一歩、這い上がれない。滝壺深く引きずり込まれそうで、トライを諦めて高巻く。
13:03 五間ノ滝（8m）右側をへつるように滝に取付いて行くが、残置スリングの辺りがツルツルで足場も無く、釜も深く（足がつかない）悪い。1mちょっと泳ぐと腰の深さくらいの所に岩があり、滝の取付きまで行ける。
2
9/3 13:03
13:03 五間ノ滝（8m）
右側をへつるように滝に取付いて行くが、残置スリングの辺りがツルツルで足場も無く、釜も深く（足がつかない）悪い。1mちょっと泳ぐと腰の深さくらいの所に岩があり、滝の取付きまで行ける。
右側をへつるように滝に取付いて行くが、残置スリングの辺りがツルツルで足場も無く、釜も深く（足がつかない）悪い。1mちょっと泳ぐと腰の深さくらいの所に岩があり、滝の取付きまで行ける。
13:09 五間ノ滝（8m）水流の右側を登攀。ツルツルに見える岩も、ホールド、スタンスがしっかりあるので、思うほど苦労はしない。�卦蘢�度か。
1
9/3 13:09
13:09 五間ノ滝（8m）
水流の右側を登攀。ツルツルに見える岩も、ホールド、スタンスがしっかりあるので、思うほど苦労はしない。�卦蘢�度か。
水流の右側を登攀。ツルツルに見える岩も、ホールド、スタンスがしっかりあるので、思うほど苦労はしない。�卦蘢�度か。
13:58 千苦ノ滝手前
瀑音が響いていて、この辺りにもひんやりとした風が流れてくる。
瀑音が響いていて、この辺りにもひんやりとした風が流れてくる。
14:01 千苦ノ滝（25m）凄い瀑音が鳴り響いている。瀑風は肌寒く飛水をまき散らし、谷一面を濡らしている。水滴が身体に巻き付き、カメラのレンズにも容赦がない。レンズを拭っても拭ってもピンボケの写真ばかりだ。
1
9/3 14:01
14:01 千苦ノ滝（25m）
凄い瀑音が鳴り響いている。瀑風は肌寒く飛水をまき散らし、谷一面を濡らしている。水滴が身体に巻き付き、カメラのレンズにも容赦がない。レンズを拭っても拭ってもピンボケの写真ばかりだ。
凄い瀑音が鳴り響いている。瀑風は肌寒く飛水をまき散らし、谷一面を濡らしている。水滴が身体に巻き付き、カメラのレンズにも容赦がない。レンズを拭っても拭ってもピンボケの写真ばかりだ。
14:05 千苦ノ滝（25m）この辺りは瀑風の流れから少し外れているようで、少しはマシである。本日の水量はそれ程でもないだろう（通常水量）と思って遡行して来たが、これを見る限り、その考えは間違っていた。
1
9/3 14:05
14:05 千苦ノ滝（25m）
この辺りは瀑風の流れから少し外れているようで、少しはマシである。本日の水量はそれ程でもないだろう（通常水量）と思って遡行して来たが、これを見る限り、その考えは間違っていた。
この辺りは瀑風の流れから少し外れているようで、少しはマシである。本日の水量はそれ程でもないだろう（通常水量）と思って遡行して来たが、これを見る限り、その考えは間違っていた。
14:05 千苦ノ滝（25m）この滝、水流の左側を登攀する猛者もいるようだが、今日の状況ではとても無理。取付きまでも行けないだろう。
1
9/3 14:05
14:05 千苦ノ滝（25m）
この滝、水流の左側を登攀する猛者もいるようだが、今日の状況ではとても無理。取付きまでも行けないだろう。
この滝、水流の左側を登攀する猛者もいるようだが、今日の状況ではとても無理。取付きまでも行けないだろう。
14:39 高巻きルート（上部）高巻きの最初は右上する踏み跡を登り、滝の落口辺りの高さまで登ったら、滝の落口目指してトラバースして行く。右上踏み跡の登り過ぎに注意である。
1
9/3 14:39
14:39 高巻きルート（上部）
高巻きの最初は右上する踏み跡を登り、滝の落口辺りの高さまで登ったら、滝の落口目指してトラバースして行く。右上踏み跡の登り過ぎに注意である。
高巻きの最初は右上する踏み跡を登り、滝の落口辺りの高さまで登ったら、滝の落口目指してトラバースして行く。右上踏み跡の登り過ぎに注意である。
14:48 千苦ノ滝落口
とてもじゃないが、こんな所を登って来るのは出来ないだろう。（今日の水量では）
とてもじゃないが、こんな所を登って来るのは出来ないだろう。（今日の水量では）
15:25 山女魚淵逃げる所（高巻き）が無い。ヘツリも出来るのか？？？もう時間も遅くなったので、考えている時間も無い。しかし、今日のザックを背負って泳ぎきる自信も無い。『仕方ない、空身で行こう』
9/3 15:25
15:25 山女魚淵
逃げる所（高巻き）が無い。ヘツリも出来るのか？？？もう時間も遅くなったので、考えている時間も無い。しかし、今日のザックを背負って泳ぎきる自信も無い。『仕方ない、空身で行こう』
逃げる所（高巻き）が無い。ヘツリも出来るのか？？？もう時間も遅くなったので、考えている時間も無い。しかし、今日のザックを背負って泳ぎきる自信も無い。『仕方ない、空身で行こう』
15:50 山女魚淵（上から）ロープでザックと身体を結び、空身で泳ぎ切り、後からザックを引き寄せた。今日のザックはプカプカ浮いてくれたので、引き寄せるのも楽にできた。
2
9/3 15:50
15:50 山女魚淵（上から）
ロープでザックと身体を結び、空身で泳ぎ切り、後からザックを引き寄せた。今日のザックはプカプカ浮いてくれたので、引き寄せるのも楽にできた。
ロープでザックと身体を結び、空身で泳ぎ切り、後からザックを引き寄せた。今日のザックはプカプカ浮いてくれたので、引き寄せるのも楽にできた。
15:55 倒木登り
時刻も遅くなり、ゴルジュの中は暗い。会所小屋跡までと心は焦る。
時刻も遅くなり、ゴルジュの中は暗い。会所小屋跡までと心は焦る。
16:12 早川淵
たぶん、この辺りが早川淵だと思う。トポ通りに右岸を巻いたと思う。思考回路がテンパっている。（編集済み）
たぶん、この辺りが早川淵だと思う。トポ通りに右岸を巻いたと思う。思考回路がテンパっている。（編集済み）
16:47 早川淵（？）最初にUPしたときはこの辺りが早川淵だと思いましたが、どうも時間的に見て、ひとつ前の写真が早川淵だと思う。（編集済み）
9/3 16:47
16:47 早川淵（？）
最初にUPしたときはこの辺りが早川淵だと思いましたが、どうも時間的に見て、ひとつ前の写真が早川淵だと思う。（編集済み）
最初にUPしたときはこの辺りが早川淵だと思いましたが、どうも時間的に見て、ひとつ前の写真が早川淵だと思う。（編集済み）
17:02 不動滝（2段5m／7m）この辺りは、まとめて左岸から巻いて行ったと思う。
この辺りにも良いビバークサイトがあったと思う。焚火跡に豊富な薪まで置いてあった。
9/3 17:02
17:02 不動滝（2段5m／7m）
この辺りは、まとめて左岸から巻いて行ったと思う。
この辺りにも良いビバークサイトがあったと思う。焚火跡に豊富な薪まで置いてあった。
この辺りは、まとめて左岸から巻いて行ったと思う。
この辺りにも良いビバークサイトがあったと思う。焚火跡に豊富な薪まで置いてあった。
17:53 カンバ谷出合付近かなり焦っておりました。でもでも、まだ冷静です。
廻りは暗く写っていますが、まだうす暗くなったばかりです。今日はここでビバークします。沢遡行での初ビバーク、しかも私一人ほかには誰もいない。ビビりの私はオバケが恐いのであった。
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9/3 17:53
17:53 カンバ谷出合付近
かなり焦っておりました。でもでも、まだ冷静です。
廻りは暗く写っていますが、まだうす暗くなったばかりです。今日はここでビバークします。沢遡行での初ビバーク、しかも私一人ほかには誰もいない。ビビりの私はオバケが恐いのであった。
かなり焦っておりました。でもでも、まだ冷静です。
廻りは暗く写っていますが、まだうす暗くなったばかりです。今日はここでビバークします。沢遡行での初ビバーク、しかも私一人ほかには誰もいない。ビビりの私はオバケが恐いのであった。
19:13 一人は恐い
オバケとゆっくり話もしてみたい気もするが、手持ちのアルコールも少ないので今夜は勘弁である。
オバケとゆっくり話もしてみたい気もするが、手持ちのアルコールも少ないので今夜は勘弁である。
12:26 大岩の滝（左側）
今日の状況では、この左側も登れないだろう。
今日の状況では、この左側も登れないだろう。
12:29 大岩の滝（右側）
こちら側より登る。岩がヌメっているので登り始めは悪く感じるが、楽にに登れる。
こちら側より登る。岩がヌメっているので登り始めは悪く感じるが、楽にに登れる。
12:33 大岩の滝（右側の上から）たしか、写真左側の岩の所に残置ハーケンがあった。V型の高そうなハーケンである。こんなハーケンを残置していける者が羨ましい。回収も簡単だったろうに。
9/4 12:33
12:33 大岩の滝（右側の上から）
たしか、写真左側の岩の所に残置ハーケンがあった。V型の高そうなハーケンである。こんなハーケンを残置していける者が羨ましい。回収も簡単だったろうに。
たしか、写真左側の岩の所に残置ハーケンがあった。V型の高そうなハーケンである。こんなハーケンを残置していける者が羨ましい。回収も簡単だったろうに。
13:33 ここは左（？）
どちらに行ったかよく覚えていない。たぶん左。間違っていたらゴメンナサイです。
どちらに行ったかよく覚えていない。たぶん左。間違っていたらゴメンナサイです。
14:35 ここは右（？）
ここも、どちらへ行ったか覚えていない。判断は現場で行うもの。家へ帰って来たらすべて忘れている。
ここも、どちらへ行ったか覚えていない。判断は現場で行うもの。家へ帰って来たらすべて忘れている。
18:00 将監小屋
ここから三ノ瀬まで、緩やかな林道を下ります。
ここから三ノ瀬まで、緩やかな林道を下ります。
19:42 三ノ瀬到着
目が恐いってぇか〜、目が死んでます。
『疲れた〜』
目が恐いってぇか〜、目が死んでます。
『疲れた〜』
かみさん絶対命令の桧原『ちとせ屋』の豆腐を買うため、道の駅『たばやま』で車中泊。奥多摩方面へ来たら、鳩ノ巣駐車場前にある『鳩美』の蕎麦とカツ丼は外せないでしょう。山行中ろくな物を食っていなかった胃袋には、ちょっとヘビーでした。
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9/5 11:29
かみさん絶対命令の桧原『ちとせ屋』の豆腐を買うため、道の駅『たばやま』で車中泊。奥多摩方面へ来たら、鳩ノ巣駐車場前にある『鳩美』の蕎麦とカツ丼は外せないでしょう。山行中ろくな物を食っていなかった胃袋には、ちょっとヘビーでした。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
ネオプレーン長袖シャツ
ベスト（仕事用）
タイツ
半ズボン
渓流スパッツ
グローブ
ザック
行動食
ビバーク食
地図（山と高原地図）
笛
ヘッドランプ
時計
ツェルト
ブルーシート
ライトシュラフ
シュラフカバー
コンロ
個人用コッヘル
小型ランタン
カメラ
スワミベルト
ロープ
ヘルメット
カラビナ
クイックドロー
スリング
タイブロック
渓流シューズ
トポ
|
|---|---|
| 備考 | タープ代わりのブルーシートが小さすぎた。雨具を忘れた。 |
感想
火打石谷、竜喰谷、小常木谷、大黒茂谷、丹波川本流と遡行してきて、さて、次はどこへ行こう。小室川谷か大常木谷。一之瀬川本流は後回し。
山行三日前に、水曜日から金曜日まで仕事が無いと言われた。ならばこの機会、今の時期を逃したら水も冷たくなってくるだろう。冷たい釜や淵を泳ぐのは嫌だ。自身の膝のご機嫌も聞かず、『えい、行ってしまえ、行けば何とかなるだろう。』といつもの調子で『山へ行ってくる。かあちゃん、カネくれ。もちろん、ちとせ屋の豆腐を買ってくるから。』小室川谷と大常木谷、両方とも三日で片づけてやろう。そんな思惑が上手くいくはずもない事はわかっていた。それに、三日目は豆腐を買う為に空けておかなければならない。奥多摩方面まで行って豆腐を買って帰らなければ、かあちゃんは次回の山行費用を渋って出してくれるかどうか・・・
（余談長過ぎ）
『さて、どっちから片づけるか。』
沢の中で泊まるのは今回が初めてである。しかも一人で。ビバークの経験が無いわけでは無いが、やはり、一人は淋しいし恐い。オバケが出たらどうしよう。
『えぃ、行ってしまえ』
いつもは持たないビバーク道具（いちおねんのため）をザックに詰め込んで、いざ、大常木谷へ。会所小屋跡までで日帰り、翌日は小室川谷へ入ろうとした目論見も、あまりのスローペースでは会所小屋跡までも辿り着くことは出来なかった。（ああ、情けない）
先日の小川谷で若い連中に『そんなに登ってはダメだよ』と言っておきながら、私自身やらかしてしまった。千苦ノ滝の高巻きで踏み跡沿いに登って行き、さらに木の根をつかみ登って行くと、これはおかしい、どうも登り過ぎたのではないか。ふと斜め下を見ると、5mほど下に滝の落口へトラバースして行くふみ跡があるではないか。横を見ると、木の幹に残置されたスリングがぶら下がっていた。間違えて登り過ぎたのは私だけではないようだ。
膝が痛い痛いと言いながら、山へ行く馬鹿がいるか。今年これが最後の沢登りだと言っていたのに、その舌の根も乾かぬうちに、大常木谷に入るとは・・・
10月に小室川谷へ行けるかな・・・
『かあちゃん、山行ってくる。カネくれ。』
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私も遠い昔（1967年頃）に、この谷に挑戦したかったのですが、当時読んだ昭和38年の山と渓谷社第4版発行の「奥秩父」には、「大常木谷の遡行のアルバイトは並々ならぬものがあり、谷歩きの熟練者のみに許された境地で・・・、谷中のビバークも計算に入れておいて頂きたい。」に始まり、五間の滝や千苦の滝の高巻きの困難さが長々と書かれていました。そんなもので、私の中には「恐怖の大常木谷」のイメージが固まってしまい、その後、一ノ倉の壁が登れるようになっても、大常木谷には手が出せませんでした。berninakeikoさん、膝の痛みを抱えながら単独ビバークの末の遡行達成、本当に凄いですよ！おめでとうございます。千苦の滝、五間の滝の写真、初めてみました。やっぱりすごいところですね〜。（行かなくて良かったかも）今後とも膝の痛みと奥様をうまくあしらいながら、安全に挑戦を続けて下さい。私にはもう叶わぬ夢ですので、berninakeikoさんのヤマレコ、今後も楽しみにしています。
f15eagle さんありがとうございます。
大常木谷は昨年の11月に偵察行をしています。その時は、増水した一之瀬川の徒渉と左岸行のへつりに苦労しながら、なんとか五間ノ滝下まで辿り着きましたが、なんせ11月の沢、あまりの水の冷たさに悲鳴を上げ、『こんな時期、こんな所を泳いだら死んでしまう』と千苦ノ滝高巻きの偵察を諦め、引き返しました。
今回も、会所小屋跡まで行ったら、逃げてやれと思っていたのですが、結局最後まで頑張ってしまいました。
沢へ入り登っている時には気が張っているせいか、膝の痛みも感じなかったのですが、やはり、膝の痛みに筋肉痛が・・・
来週も仕事が飛んでしまった。痛みも和らいできたので、小室川谷『行きたいなぁ〜』
しかし、かみさんの頭に角が生えてきそうなので、言い出せない。
次回の山行は １０月かぁ〜、水冷たくなるし、泳ぎたくないなぁ〜。
コメントありがとうございました。
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