記録ID: 5092369
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ハイキング
関東
奥久慈ハイキング 西金から下野宮 県北ロングトレイル
2023年01月14日(土) [日帰り]
takahashisun
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,955m
- 下り
- 1,909m
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日帰り
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
17:10
下野宮駅
GPSのログを取り損ねてしまった。
| 過去天気図（気象庁） | 2023年01月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
本日はこの時期としては例外的に暖かで、凍結はほとんどありませんでしたが、それでも西金駅ー大円地の林道（アスファルト）、男体山稜線（主に霜柱）、男体山ー月居山縦走路（一部アイスバーンあり）はすべる箇所がありましたので用心して歩きます。不覚にも滑り止めを忘れてしまいましたが、簡易なものをお守りにしておくことが安全です。 ところどころ直感と反する方向に歩くことが正解な箇所があります。そういう箇所には標識やテープマークが必ずありますので見落とさないようにします。 男体山ー月居山縦走路は道が崩落しかかった箇所があるので慎重に通過します。また枯葉が気持ちよく敷き詰められている箇所が散見し、踏み跡の喪失による道迷いのリスクや、枯れ葉の下の様子が見えないことによる転倒などのリスクがあります。 滝川（袋田、生瀬の滝の川）の渡渉箇所は靴を履いたままでも中を濡らさずに歩けました。ちなみに渡渉箇所上流のよどみは大きく凍結していました。袋田の滝も上段の 細い流れは凍結していたようです。 大子アルプス21鋸は、県北ロングトレイル開通後は格段に歩きやすくなりましたが、それでも急登と急下降が連続するサディスティックなハイキングコースです。乾燥した時期は砂混じりで却って滑りやすくなります。下りの急斜面はクライムダウン＝四つんばいで降りると安定します。 |
| その他周辺情報 | 水郡線の本数は極端に少ないのと、自然災害による運休のリスクがあるので事前にスマホで情報を確認します。特に今月は工事による運休便があるようです。 実施日： 1 月 18 日（火）〜1 月 20 日（木）、2 月 1 日（火）〜3 日（木） 実施区間：常陸大子駅 〜 磐城石川駅間 JR情報： https://www.jreast.co.jp/press/2021/mito/20210728_mt01.pdf |
写真
国道118号を横断するとすぐ見える奥久慈岩稜は雲に隠れていなかった。いい山行になりそうだ。
男体山頂上稜線の愉快な開けた道。大円地は7時半ごろで気温4度とこの時期としては異例な暖かさだった。
高塚山（右が上高塚山、左が下高塚山）の双耳峰が持つ存在感に見とれる。
男体山様、やはり大子アルプスをやることにしました。無事歩かせてくださいませ。
祠の背後に回り、長福山を取り囲む雲海を望んだ。はるか遠くには日光、那須の山々が見える。落葉しているおかげで、これらと奥の峰々は縦走中随時目を楽しませてくれた。
1
1/14 8:14
祠の背後に回り、長福山を取り囲む雲海を望んだ。はるか遠くには日光、那須の山々が見える。落葉しているおかげで、これらと奥の峰々は縦走中随時目を楽しませてくれた。
月居山への縦走路に入る。しばらくは木立越しに長福山のどっしりした山容に目を引かれる。これも落葉後のお楽しみだ。
明るい木立の中を歩けることも真冬のハイキングが楽しい理由のひとつだ。
白木山分岐を過ぎると今日のような暖かな日でもアイスバーンが何箇所かあった。
落ち葉のじゅうたんと針千本になった樹林帯を愉快に歩ける。日差しもあってうれしい。
枯れ葉に覆われた広場を見つけては歓声を上げた。筆者の大好きな光景のひとつだ。
前回大子アルプス側から縦走したとき、この標識をなぜか見落として水根方面へしばらく入り込んでしまった。
第二展望台より見る奥久慈とその向こうの山々。写真には写っていないが、日光や那須の裾は雲海状態だ。
鍋転山から杉林を縫って一直線に下る道が気持ちいい。風で吹き溜まるのだろう。途中足首まで枯葉に埋まる箇所もあり、注意を要した。
月居山のジャンダルムと筆者が勝手に呼んでいる小岩塔が視界に入る。
その小岩塔から縦走路を振り返る。左手の美しい峰は白木山だろうか。
山王山への登り返しは階段の急登だ。途中で足がつるかどうかが拾うどのバロメータだ。本日は大丈夫だった。
山王山から生瀬富士(左)と立神山（右）を望む。今シーズンもここの錦秋を拝むことはなかった。あちこち行きたくて忙しい。
山王山からの下山中、景気のいい水音が聞かれて渡渉点の状態が気になったが水量は少なめだった。大きな音は落葉して音の通りがが良くなったのだろう。
1/14 11:21
山王山からの下山中、景気のいい水音が聞かれて渡渉点の状態が気になったが水量は少なめだった。大きな音は落葉して音の通りがが良くなったのだろう。
「いかだ」の部分は一箇所浅瀬に靴を突っ込めば安定して渡れた。ハイキングシューズなら靴の中は濡れない。
生瀬富士が登高序盤で見える。ここでも落葉後のご利益を受けることができた。
滝のぞきから遠望する袋田の滝。上部の真っ白な部分は凍結している。
紅葉の名所「かずま」のコルはチェックポイントC-15である。ここから袋田の滝方面へまっさかさまに降りることができる(ロープ等あり）。
1/14 11:51
紅葉の名所「かずま」のコルはチェックポイントC-15である。ここから袋田の滝方面へまっさかさまに降りることができる(ロープ等あり）。
立神山まではいくつかの偽ピークがある。判っていてもだまされて気落ちする。このナイフリッジもそのひとつ。ここで赤ちゃんを担いだお父さんを含む親子連れ4人とすれ違った。お父さんお疲れ様でした。
1/14 12:05
立神山まではいくつかの偽ピークがある。判っていてもだまされて気落ちする。このナイフリッジもそのひとつ。ここで赤ちゃんを担いだお父さんを含む親子連れ4人とすれ違った。お父さんお疲れ様でした。
そのナイフリッジから白木山（？）男体山、長福山、そして縦走路を望む。はじめて月居山に来た14年前、月居山から見える山々を縦走したいと妄想していたのだがまさかそれ以上のことをするとは、、。
1/14 12:06
そのナイフリッジから白木山（？）男体山、長福山、そして縦走路を望む。はじめて月居山に来た14年前、月居山から見える山々を縦走したいと妄想していたのだがまさかそれ以上のことをするとは、、。
本物の立神山山頂。ここから生瀬富士への下りが、来た道を戻るような錯覚に陥って、慣れないと不安だ。
立神山から生瀬富士の南峰までは案外早い。南峰は置いておいてまず北峰を行こう。この岩壁を攀じて岩稜上を北峰まで進む(右側を安全に巻くことができる）。
1/14 12:29
立神山から生瀬富士の南峰までは案外早い。南峰は置いておいてまず北峰を行こう。この岩壁を攀じて岩稜上を北峰まで進む(右側を安全に巻くことができる）。
天使がさらわれてしまったので木製の標識が置かれていた。正確にはここは生瀬富士北峰。
北峰より茨城のジャンダルム（中央の出っ張り）を経て南峰への岩稜を望む。
岩稜上の松の木にもかわいい天使が。これでここにはジャンダルムが3ヶ所もあることになった。
岩稜沿いに引き返して南峰に到着した。ここから縦走の本番が始まるといっても良い。
生瀬富士から下山してくると、いきなりの急登が杉を透かして見えてくる。
馬の神様、お守りください。手を合わせて大子アルプスの急登に挑んだ。まず小石を拾った。筆者は石ピッケルと呼んでいる。
急斜面の登りで先へ進めないときは、四つんばいで這い上がるのだが、手を突くときにこの小石を土に噛み付かせるのだ。小石は終盤までポケットに入れて運んだ。
1/14 13:00
急斜面の登りで先へ進めないときは、四つんばいで這い上がるのだが、手を突くときにこの小石を土に噛み付かせるのだ。小石は終盤までポケットに入れて運んだ。
左のお助けロープを下る前に、ルートを外れて第14峰を踏んでいこう。
こんなふうに落葉した幹越しに日光から会津の山々がずっと覗いてくれて、疲労をしばし忘れさせてくれた。
12−11峰間で新道のトンネル上部を通過するが、そこは野原になっている。春から秋は草花が目を楽しませる。でもアメリカセンダンソウは苦手だ。
1/14 14:22
12−11峰間で新道のトンネル上部を通過するが、そこは野原になっている。春から秋は草花が目を楽しませる。でもアメリカセンダンソウは苦手だ。
次の峰がやたらに遠く見える。体はきついが実際には何十分もかからずにいけるのだが。
車道(旧道)のアスファルトが濡れていた。どうやら日中雨が降ったようだが、山の中では気がつかなかった。
足が限界に近いが、左の無名峰にもちょっと寄っていこう。そう決めた直後に両足太ももがけいれんした。
無名峰を望む。けいれんした両足をだましだまし歩きながら踏んできた。
再び根気よく高度を稼ぎ、このC-03の標識の裏を少し進むと、ハイキングコースから外れた第6峰に至る。
こちらは東側。大生瀬方面。午後の日差しが山腹を照らしていて暖かい気持ちになった。
5峰を過ぎてまもなく現れる筆者が「命のベンチ」と勝手に呼んでいるベンチで一休み。最後の食料の羊かん（1個100円位で売っている小さいやつ）を半分いただいた。
1/14 15:39
5峰を過ぎてまもなく現れる筆者が「命のベンチ」と勝手に呼んでいるベンチで一休み。最後の食料の羊かん（1個100円位で売っている小さいやつ）を半分いただいた。
夕陽が差してきた。大子アルプスは西を向いているので一気に明るくなる。
4峰である三角点「釜田」まではこうした偽ピークをいくつも越える。精神的疲労度が増すところだ。
久慈川、大子町市街とその向こうの山々が望める。これは疲れを癒してくれる。
第2峰では足もとが崩落して肝を冷やしたことがあり、慎重に登頂した。
あとは快適なハイキングコースを走るように降りる。もう月待の滝の水音が聞こえる。そしてなにやら叫び声も。
庚申の神様、馬の神様、無事歩かせていただけたことを感謝します。
縦走路を抜け出したところのカウンタをぽちっと押して登山道を終了した。
時間に余裕ができたし、日没前なので、月待の滝に寄ることにした。写真の枠からは敢えて外したが、水行をするグループがいた。絶叫の主であった。
1/14 16:31
時間に余裕ができたし、日没前なので、月待の滝に寄ることにした。写真の枠からは敢えて外したが、水行をするグループがいた。絶叫の主であった。
装備
| 備考 | 雨具、ヘッドランプ、目出し帽、ミトン＋オーバーグローブ、ゴム引き軍手（タフレッド）、タオル、スマホGPS、水、行動食 不覚にも忘れましたが軽アイゼンなどの簡易な滑り止めがこの時期必須です。あと下野宮駅で列車を待つ間、汗冷えするので着替えを持つべきだったと反省してます。 |
|---|
感想
やるかどうかためらったのだが、歩いてよかった。
ーーー以下自分のためのメモーーー
水郡線運休情報共有のため暫定公開する。
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