南アルプスの女王様は甘くなかった〜仙丈ケ岳〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
駐車場は今シーズン最高の混み具合。 13日AM3:00到着時、第1駐車場満車、第2駐車場も9割方埋まっていたと思う。 14日11時前に下りてきた時には、駐車場からはるかかなたの空き地まで車が連なる状態。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
晴れている限り、道迷いの可能性は低いと思います。 |
その他周辺情報 | 仙流荘にお風呂あり。(お風呂の前にも入浴客用の駐車場が少しあり) 私はバス案内所で割引券をもらって、さくらの湯に行きました。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
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備考 | お味噌汁を忘れたことを後悔。 |
感想
天気が悪くて行く気にならなかったお山。
久しぶりに天気がよくなる三連休。どう考えても大混雑だろうけど、行くしかないでしょう!
ちょっと欲張って、北沢峠にテント張って、仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳の二座登ろうと決めた!
12日金曜日、帰宅したのは20時過ぎ。夕食・お風呂、そして何もしていなかったパッキングを勢いで初めて、23時出発。
近所のスーパーで食材を買い込み中央道へ。かなりの車の量だったけど、ストレスなくぐんぐん走る。
諏訪ICから152号線の山道に入るが、前にも後ろにも車はいない。道は整備されてまったく問題ないけれど、何しろ怖い。どうするよカーブに人がいたりしたら・・・。
すれ違った車はたったの3台。高遠の町に入るまで、後ろから来る車は1台も無かった。だから空いていると思ったんだよね・・・。
仙流荘到着AM3時。第二駐車場の川沿いにスペースを見つけて駐車。周りの車に習い仮眠。すぐに眠りに落ちる。
ざわざわした声に目が覚め顔を上げると、バスが走っていく。えっ、何時なの?4時50分。えっ、えっ、えっ!
慌ててザックに詰め込み、バス乗り場へ。乗り場にもバスチケットの列にも長蛇の列。トイレに行きたかったけど、逃すわけには行かないのですぐに並ぶ。
後から聞いた話だけど、バスは10台。なんと3時過ぎから人が並び始めたので、4時50分から1便を出すことにしたらしい。
10台が行ってしまうと、戻ってくるバスを待たなくてはならない。片道50分の道のりということは、2時間も待たなければならないのだ。なんという時間のロス!
ドキドキしながら待っていると、9台目のバスに乗れた。ふぅ。
慌てまくった。家で仮眠してから出てきたらアウトだった・・・。
もちろんテント場もすごい数。私はまだまだ余裕でスペースを見つけられたけど、後から後から人が来る。大変なことになっていた。
実はここのところのハードな仕事状態で、ものすごく疲れていた。そして仮眠しかとれなかったこの日。どうも体調がすぐれない。
仙丈ケ岳に向かい始めて、自分の体力の無さを実感した。
南アルプスの女王様。遠くから眺めると優しい稜線のこの山。もっと優しいと勝手に思い込んでいた。
でも、3000mを越える山。やさしいはずがない。初めから急登。きつい。
体調の悪さと距離を考えながら登る。戻る体力を残しながら、いけるところまで行こう。
不慮のケガですら申し訳ないのに、体調悪化で救助隊のお世話になるわけにはいかない。それは山を登る人間として失格だと思う。甘えちゃいけない。
いさぎよく撤退しよう!と心に決めて、一歩ずつ登っていく。
それでもきれいな山を見てしまうと頑張ってしまう自分がいる。持ってきたおにぎりや行動食はパクパク食べられる。これは大丈夫。
ものすごく急に見える山も、休み休みでも一歩ずつ前に足を出せば、着くんだなってこと、改めて感じた。
いつものペースに比べるとものすごく遅いけど、こんなことがあってもいい。ちょっと歩いて座って、ちょっと歩いて座ってを繰り返して登っていった。
それでもコースタイムよりは早く到着出来たもの。
ちょっと無理したけれど、頑張れば成し遂げられるんだなって思った。大丈夫、下りる体力は残ってるよ。
仙丈小屋でバッチを買って、水場で美味しいお水を飲んで振り返ったら、山頂はガスに包まれていった。
一瞬で変わるんだよね。
下りこそケガをしやすいので、注意しなければならない。途中、あまりにも眠くなり、そしてちょっとの段差で足がつる。
気合を入れなおすために沢のお水に足を入れてみた。冷たくて頭のテッペンまでキーン。痛かった足も冷やせて気合入れなおし完了!
そこからは給水以外は休まずに一気に下りた。休んだら動けなくなりそうだったから。
テントに着くなり寝袋に入り込んで眠りに着く。しかし・・・寒い。夕方18時過ぎ。気温は10度。冬か。
まったく食べ物を受け付けない。なんとかコーンスープを飲み、空いたペットボトルにお湯を入れて即席湯たんぽにした。
シュラフに防水のカバーをして、ウォームアップシートも中に入れ、タイツ二重、靴下二重、フリースとダウンを着込んで睡眠。
シュラフの防水カバーをかけるだけでも、暖かいのですよ。テントの中の結露でシュラフがぬれることもないし、おすすめです。
ワタクシ、爆睡しました。20時には眠りに落ちて、1時過ぎに一度目が覚め、お月様と星空を見て、次に目が覚めたのは5時過ぎ。
甲斐駒はあきらめたので、6時過ぎまでうだうだして、10時のバスで帰ることに決定。
夜露にぬれたテントをたたむのに苦労したけれど、のんびりのんびり片付けて帰りました。
帰りのバスは1台臨時を出してくれたので、ちょっとだけ早く到着。
相変わらず青空の南アルプスを眺め、ちょっと残念だったけど、来年の目標が出来ました。
もう少し暖かいうちにテント持ってまた来ます!
体調管理をしっかりしてからね!
山で無理は禁物ですよね。
来年は、甲斐駒ヶ岳へ行きましょう!
K2さん、仕事が忙しく放置してまして、御返事が遅れてごめんなさい。
来年は、体力つけて、体調に気を付けて、甲斐駒ヶ岳に登ります。ありがとうございます。
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