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Yamareco

記録ID: 510956
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父・笠取山から黒川鶏冠山へ。

2014年09月13日(土) 〜 2014年09月14日(日)
 - 拍手
GPS
64:00
距離
24.2km
登り
1,664m
下り
1,649m

コースタイム

1日目
山行
0:277
休憩
0:88
合計
0:00
9:45
105
11:30
12:16
78
13:34
13:50
30
14:20
14:25
39
水干
15:04
0:00
6
雁坂分岐
15:24
15:35
15
雁峠
15:50
笠取小屋
2日目
山行
0:331
休憩
0:61
合計
0:00
9:35
61
笠取小屋
10:36
10:45
30
作場平駐車場
11:15
11:30
53
柳沢峠駐車場
12:23
12:33
69
六本木峠
13:42
13:47
11
黒川山
13:58
14:20
107
鶏冠山
16:07
0:00
柳沢峠駐車場
天候 9/13 雲が多い
9/14 朝は晴れ、のち曇り、時々日が射す
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
燕山、古礼山
ダイモンジソウ
山頂
東峰なのだそう(p)
山頂
東峰なのだそう(p)
水干

最初の一滴は残念ながら得られず(p)
1
水干

最初の一滴は残念ながら得られず(p)
雁峠へと行く
エアリアでは廃道扱いになっている登山道がしっかりはっきり(p)
1
エアリアでは廃道扱いになっている登山道がしっかりはっきり(p)
下弦の月に照らされて。
1
下弦の月に照らされて。
朝はこんな晴天だが、遠望は利かない。富士山も南アルプスも見えない。
2
朝はこんな晴天だが、遠望は利かない。富士山も南アルプスも見えない。
笠取小屋で、いろいろとお話を聞く。
笠取小屋で、いろいろとお話を聞く。
セミの抜け殻
大菩薩嶺

感想

敬老の日の連休、三連休だが、お天気はよいはずと思ったが、そうでもなかった。
近場で森に秋を探しに行こうと、出かけた。
北アルプスも予定しなくはなかったが、例年大混雑。今年は夏場が不順だったせいで一層人が集まるのではないかと心配。
結果として、ここでゆったりと過ごせてよかったというのが、本当のところ。

いつもよりゆっくり、明るくなってから出発し、作場平まで車。駐車場はそれなりにいっぱいだったが、山にいる時にそんなに人がいるとは思えなかった。
笠取小屋にテントを張る。
他にも数張。先日一人で満喫したが、ここもいいところ。水もいいし、静かだし。

笠取山への防火帯、先日はマルバダケブキの黄色で見事だったが、ここにも秋色が満ちていて、枯れた花に、雲とその切れ間の陽射しと、渡る風に、去ってしまった季節の淋しさを感じる。
空はゆき合い。夏から秋への雲の入れ替わり。
言葉はそぐわない気がするが、ダイナミックに形を変え、色を変え、そして流れていく。

歩いているだけで、季節の物語を感じる。思いは時を旅する。

同行のpokoroさんが、色づいた葉っぱを見つけ、集め、並べてくれる。
もう秋だね。。
笠取山を越え、ダイモンジソウに彩られた水干を経て、小屋に戻る。珍しく、小屋はにぎやかだ。
夕食後、まったりテントだったが、いつの間にか寝落ちてしまい、夜中に明るさに目覚める。煌煌とした月明かり。
外に出ると、下弦の月に照らされて、小屋も、テントも、森も、夜を彩っている。
しばし、カメラで月と星を撮る。

翌朝は、青空が広がる。
空身で小さな分水嶺まで行き、展望を楽しむ。富士山も頭を出していた。
こういう時、思い出すのは、両手いっぱいの青空って言葉。

小屋に戻って、テントを畳みつつ、小屋の常連さんの話を聞きながら、珈琲をおかわりする。水がいいし、小屋の人たちも温かい。しばし時も忘れた。

作場平に戻り、柳沢峠に移動。黒川鶏冠山を目指す。
ほとんど水平移動だったが、時間かけて鶏冠山の鶏冠神社まで行く。
結局、到着してみたら、目の前の大菩薩嶺は黒い雲に頭を押えられていた。
でも、甲府盆地や埼玉の平野は晴れているようで、明るく光っているのが、見えていた。
帰りは、時々差し込む午後深い日射しに、森の美しさを思い出すように、楽しんで歩いた。

木々との会話、森の大気を感じての旅、秋はもういっぱい満ちていたって感じかな。

最初の計画が私の未熟さ故に流れ、
代替の計画も厳しくなり、
そんなこんなで連休は一人コソ練を決め込んでいたところ、
雫る緑に癒されたらどうか、とのご提案。

2010年、夏。
一ノ瀬でドイツの大工さんと日本の大工さんが木の良さをふんだんにいかして
全くの手づくりで山の中に小さな小屋を建てました。
ここが多摩川の源流、とケモノミチのような踏み跡を分けながら小さな流れに到達し、喉を潤し笑いあった場所。それを汲んで極上のネルドリップコーヒーを頂いた記憶。山の中での沢山の国籍の皆様と交流したことを懐かしく思い出し、もしかしたら小屋が見えるかも、と二つ返事で参加しました。

さて、武州と甲州のお役人が傘を取りあって挨拶したという笠取山。
こんな山々の景色をみながら先の道行きを段どったのだろうな、と一人の世界に入り込んだり、あれは今年まだ宿題として残る道、と稜線を追ったり
勢い、沈黙の時間が長くなります。

本来はここから落合に下って黒川鶏冠に登るところ、ズルして車移動。
笠取山、黒川鶏冠ともに東京都水道局の管轄のせいか、二次林の作り方が奥多摩と似ているように感じました。
ダケカンバ、ミズメ、カエデ類、ブナ、ミズナラ、ハリギリ、モミ、リョウブ、夏椿、シラビソ、コメツガ。確実に育ち、再生されつつある森は活気を分けてくれます。
熊棚にしては高度あるな、と感じたものはやはり熊棚でしたが、持ち主には出会わず。二日間に出会った動物は鹿(ものすごく自己主張してました)、サル。お邪魔してごめんね。

そうそう、niiniさんお勧めの黒川鶏冠山からの展望、富士こそ見えないものの、素晴らしかったです(^ ^)
ご紹介頂かなかったら黒川山で引き返すところでした(^^;;

次は新地平から笠取〜黒川〜丸川峠越えでバスの旅もよさそうです。

大好きな北アを奥秩父に変更して下さったdevilmanさん、ありがとうございました^ ^

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コメント

北アから奥秩父に変更して正解でしたね(*^_^*)
devilmanさんpokproさん こんにちは
三連休の北アルプスは夏の鬱憤を晴らす登山者でごった返しましたから
奥秩父でノンビリ、マッタリ出来て何よりでした

北海道は足早に秋が来て冬の気配も漂ってます
関東近辺も秋本番になるのも早いかもしれませんね

黒川山の展望岩や鶏冠山からの眺めは素晴らしいですから、次回は春にイワカガミ・スミレなどの山野草を愛でながら行かれて下さい
出来たら丹波山から金山跡地を経由して縦走し、丸川峠に抜けるのは最高に気分が良いですよ
2014/9/17 9:27
Re: 北アから奥秩父に変更して正解でしたね(*^_^*)
niiniさん、おはでーす、秋晴れカモン!
なんと!この期に及んで今年の目標を一個も達成してないpokoroです(^^;;

鶏冠の山頂にイワカガミ、びーっしりでした。葉っぱだけどw
花の頃か、空気の澄んだ季節に富士ともども眺めながら丸川峠まで…
ん〜、贅沢ですね、決行は残雪期!?
人も少なくてとても静か。いい場所教えて下さってありがとうございました(^-^)/
2014/9/18 8:17
niiniiさんへ
コメントありがとうございます。
そうなんです。若いころイメージして憧れたのは、金山経由で登ってくるルート。
いつか拝見したブログでは、岩を乗り越えて鶏冠山に至るというものでしたが、
黒川山は、着いてみたら、えっこんなところ??って場所。
(指導標の表記に問題ありと思いますが・・)
面倒くさくて戻ろうとしたら、pokoroさんが行ってみようと。
それがなければ、あの景観は望めませんでした。その後押ししたのは、niiniiさんのアドバイスだったんですね。ありがとうございます。

もう、山は秋色満ち満ちていました。
北アルプスに行った人たちからは大混雑のレポートばかり。この季節にふさわしく、静かな山を満喫でき、満ち満ちていた秋を味わえたのが、今回の山。
よかったなという満足感。秋は、これから本番、楽しみです。
2014/9/18 2:08
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笠取山(作場平から)
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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