また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 512013 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳(念願の黒戸尾根を日帰り往復)

情報量の目安: S
-拍手
日程 2014年09月14日(日) [日帰り]
メンバー
天候晴れ時々曇り
アクセス
利用交通機関
車・バイク

コース状況/
危険箇所等
標高差2,300mをひたすら登るルートです。途中、延々と続く急登、ほぼ垂直の梯子、腕力でよじ登る岩壁、滑落したらはるか直下の樹林帯へ真っ逆さま確実な幅50cmの桟道など、まさに体力・気力・精神力が試されるルートだと実感しました。
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図 [pdf]

装備

備考 前半の急登では、できるだけペースを安定させるべきでした。

写真

早朝5時、登山口となる竹宇駒ケ岳神社にて安全祈願。賽銭箱のマーク、粋ですね。商標権を登録しているのだろうか?
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
早朝5時、登山口となる竹宇駒ケ岳神社にて安全祈願。賽銭箱のマーク、粋ですね。商標権を登録しているのだろうか?
つり橋を渡ると、いよいよ黒戸尾根登山道が始まります。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
つり橋を渡ると、いよいよ黒戸尾根登山道が始まります。
まずはひたすら樹林帯の急登を上り続けます。登坂開始後、わずかにして左足かかとにいやな感覚。靴ズレです。そして、左足をかばうように歩いていると、今度は右足にも靴ズレが。結局、両足のかかとに靴ズレ発生、あっという間に水泡が破れ、一歩踏み出す毎に激痛が。それでも登らねばと必死で登ります。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
まずはひたすら樹林帯の急登を上り続けます。登坂開始後、わずかにして左足かかとにいやな感覚。靴ズレです。そして、左足をかばうように歩いていると、今度は右足にも靴ズレが。結局、両足のかかとに靴ズレ発生、あっという間に水泡が破れ、一歩踏み出す毎に激痛が。それでも登らねばと必死で登ります。
ときおり、尾根を巻くようなフラットな道になるも、ほとんどは急登。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ときおり、尾根を巻くようなフラットな道になるも、ほとんどは急登。
甲斐駒は江戸時代に私の実家のある信州諏訪の行者が開山し、黒戸尾根は戦前まで多くの駒ケ岳講の信者が往来した歴史あるルートです。道中至るところに石碑、石仏、刀剣、祠が見られます。これらは皆、行者や信者が麓から担いで登り据え付けたはず。すごすぎる。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
甲斐駒は江戸時代に私の実家のある信州諏訪の行者が開山し、黒戸尾根は戦前まで多くの駒ケ岳講の信者が往来した歴史あるルートです。道中至るところに石碑、石仏、刀剣、祠が見られます。これらは皆、行者や信者が麓から担いで登り据え付けたはず。すごすぎる。
1
尾根登りで当分の間、展望は開けません。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
尾根登りで当分の間、展望は開けません。
登山口から約2時間20分で刃渡りに到着。やせ尾根で写真の左側は断崖です。落ちたら助かりません。ただし、足場は十分にあり安全に越えられます。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
登山口から約2時間20分で刃渡りに到着。やせ尾根で写真の左側は断崖です。落ちたら助かりません。ただし、足場は十分にあり安全に越えられます。
振り返ると八ヶ岳が望めます。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
振り返ると八ヶ岳が望めます。
1
尾根をいったん下ると、前方にそびえる迫り来る急斜面。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
尾根をいったん下ると、前方にそびえる迫り来る急斜面。
ほぼ垂直な鎖場。ここは足場があるのでまだ容易でした。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ほぼ垂直な鎖場。ここは足場があるのでまだ容易でした。
この橋を越えると、最大の難関だった垂直梯子と断崖の桟道。スタート直後の飛ばしすぎによるバテと、かかとの水泡が破れたため、まったく余裕なく、写真撮れず。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
この橋を越えると、最大の難関だった垂直梯子と断崖の桟道。スタート直後の飛ばしすぎによるバテと、かかとの水泡が破れたため、まったく余裕なく、写真撮れず。
こんな剣や、石碑を背負って信者たちはこのハードな登山道を登ってきたのでしょうか。すごすぎる。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
こんな剣や、石碑を背負って信者たちはこのハードな登山道を登ってきたのでしょうか。すごすぎる。
9時前後に七条小屋到着。すでにバテバテ。青空に映えるテントを見て、いつかは幕営したいなあと感じました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
9時前後に七条小屋到着。すでにバテバテ。青空に映えるテントを見て、いつかは幕営したいなあと感じました。
1
ようやくピークらしきものが望めるようになりました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ようやくピークらしきものが望めるようになりました。
1
遠くに剣が刺さった岩が見えました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
遠くに剣が刺さった岩が見えました。
近くで見ると、いったいが誰がどうやってあんな場所に剣を差したんだと、ただただ感心するばかり。信仰の力は偉大です。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
近くで見ると、いったいが誰がどうやってあんな場所に剣を差したんだと、ただただ感心するばかり。信仰の力は偉大です。
この3段重ねの尾根を越えていかねばなりません。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
この3段重ねの尾根を越えていかねばなりません。
登山道は、ハイ松の間を縫う展開から、やがて石灰岩が目立つ明るい色調に。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
登山道は、ハイ松の間を縫う展開から、やがて石灰岩が目立つ明るい色調に。
ピークがやっと見えてきました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ピークがやっと見えてきました。
1
下界から望む甲斐駒の頂が白いので、あれ?積雪?と感じていた正体見たり。確かに真っ白な世界。茶褐色の赤岳との対比がすごい。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
下界から望む甲斐駒の頂が白いので、あれ?積雪?と感じていた正体見たり。確かに真っ白な世界。茶褐色の赤岳との対比がすごい。
不思議とピークが見えたとたんに、足の痛さも、バテ気味だった体もがぜんやる気が出てきました。人間、何をするにも、どんなに辛くても、目標(ゴール)が見えてきたときには踏ん張れるのだなと実感。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
不思議とピークが見えたとたんに、足の痛さも、バテ気味だった体もがぜんやる気が出てきました。人間、何をするにも、どんなに辛くても、目標(ゴール)が見えてきたときには踏ん張れるのだなと実感。
1
ピーク手前の肩にはまだピカピカの駒ケ岳神社が鎮座。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ピーク手前の肩にはまだピカピカの駒ケ岳神社が鎮座。
続いてピークを目指します。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
続いてピークを目指します。
11時30分登頂。片道6時間30分かかりました。後半は、数m登っただけで、息が切れ、後ろを振り返るという、これまでに経験しなかったヘタレ振りでしたが、何とか登りきりました。黒戸尾根はさすがにタフなコースだけあり往路で出会った登山者は30名もいません。実際、そのほとんどの方々に抜かされました。特にトレランの方々の体力にはただただ脱帽。黒戸尾根の人気(ひとけ)のなさに反して、山頂は北沢峠から登ってきた登山者を中心に人であふれかえっていました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
11時30分登頂。片道6時間30分かかりました。後半は、数m登っただけで、息が切れ、後ろを振り返るという、これまでに経験しなかったヘタレ振りでしたが、何とか登りきりました。黒戸尾根はさすがにタフなコースだけあり往路で出会った登山者は30名もいません。実際、そのほとんどの方々に抜かされました。特にトレランの方々の体力にはただただ脱帽。黒戸尾根の人気(ひとけ)のなさに反して、山頂は北沢峠から登ってきた登山者を中心に人であふれかえっていました。
1
山頂から鋸岳方面。山梨100名山。難易度が高く、あまり登ってくる人はいません。残念ながら、南アルプスの山々や富士山はガスっており見えず。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
山頂から鋸岳方面。山梨100名山。難易度が高く、あまり登ってくる人はいません。残念ながら、南アルプスの山々や富士山はガスっており見えず。
山頂の祠には仏像が2体安置されていました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
山頂の祠には仏像が2体安置されていました。
正式名称は失念しましたが、大黒様を本尊としているとか。
無事に登頂できたことを感謝。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
正式名称は失念しましたが、大黒様を本尊としているとか。
無事に登頂できたことを感謝。
下りは体調も回復しペースがあがります。垂直な岸壁に足場を確保しながら降りていきます。往路ではしんどかったのが復路は意外にスムーズに各ポイントをクリア。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
下りは体調も回復しペースがあがります。垂直な岸壁に足場を確保しながら降りていきます。往路ではしんどかったのが復路は意外にスムーズに各ポイントをクリア。
遠く、八ヶ岳連峰と我が地元である諏訪平が見通せました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
遠く、八ヶ岳連峰と我が地元である諏訪平が見通せました。
ハイ松帯を歩くのは見通しがいいのでお気に入りです。往路は苦しいだけで覚えておらず。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ハイ松帯を歩くのは見通しがいいのでお気に入りです。往路は苦しいだけで覚えておらず。
七条小屋を過ぎると、往路最大の難所だった梯子による崖下り。
慣れというのは怖いもので梯子、梯子ばかりが連続すると、いつのまにか要領を掴み、それほど恐怖を感じなくなります。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
七条小屋を過ぎると、往路最大の難所だった梯子による崖下り。
慣れというのは怖いもので梯子、梯子ばかりが連続すると、いつのまにか要領を掴み、それほど恐怖を感じなくなります。
ただし、この梯子は別。ほぼ垂直です。下の50cmあまりの幅の桟道を踏み外せば、数十メートル下の樹林帯へ真っ逆さま。気を抜けません。現代でいう信仰に生きるスーパーマンである行者が切り開いたルートだけあって半端ありません。日帰りではないでしょうが、復路では年配のご夫婦ともすれ違いました。ただただ感服。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ただし、この梯子は別。ほぼ垂直です。下の50cmあまりの幅の桟道を踏み外せば、数十メートル下の樹林帯へ真っ逆さま。気を抜けません。現代でいう信仰に生きるスーパーマンである行者が切り開いたルートだけあって半端ありません。日帰りではないでしょうが、復路では年配のご夫婦ともすれ違いました。ただただ感服。
1
苔むした石碑。歴史を感じます。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
苔むした石碑。歴史を感じます。
八ヶ岳連峰の雄姿。赤岳はこの角度から見ると尖っているんですね。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
八ヶ岳連峰の雄姿。赤岳はこの角度から見ると尖っているんですね。
1
復路の刃渡り。この時、水泡破れの激痛はすでにマヒして感じなくなっていました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
復路の刃渡り。この時、水泡破れの激痛はすでにマヒして感じなくなっていました。
16時30分、復路はノンストップ 4時間10分で登山口に帰還。
駐車場に皇太子様がかつて黒戸尾根を登られたことを記念した石碑あり。このルートを登られるとは、やりますね、皇室の方も。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
16時30分、復路はノンストップ 4時間10分で登山口に帰還。
駐車場に皇太子様がかつて黒戸尾根を登られたことを記念した石碑あり。このルートを登られるとは、やりますね、皇室の方も。
自動車の窓から振り返る甲斐駒ケ岳。深田久弥氏の百名山で甲斐駒ケ岳は中央線沿線の麓から唯一その秀逸な山容を見せている云々のくだりがありますが、まさにそれを感じさせる雄姿。よくあそこまで日帰りで戻ってこれたなあと感慨に浸りました。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
自動車の窓から振り返る甲斐駒ケ岳。深田久弥氏の百名山で甲斐駒ケ岳は中央線沿線の麓から唯一その秀逸な山容を見せている云々のくだりがありますが、まさにそれを感じさせる雄姿。よくあそこまで日帰りで戻ってこれたなあと感慨に浸りました。
1

感想/記録

学生時代〜社会人を通して実家(長野県)と東京との行き来に中央線や中央道から必ずみえるその雄姿にある種の憧れを抱いており、今夏、そのチャンスを伺うもあいにく天候不順で延期に継ぐ延期。日帰りを考えると最後のチャンスである9月の連休についに念願が叶いました。聞きしに勝るタフなコース。前日は子供と北八ヶ岳で思いもかけずタフだった山行の直後、且つ、登坂直後のペース配分のミス、靴ずれから水泡が破れ激痛との闘いなど、まさに体力・気力・精神力を試される山行となりました。ピークに立ったときの感動は忘れられない思い出となりました。実家に近い八ヶ岳がホームコースですが、次回は南アルプスの山々を縦走し甲斐駒ケ岳を稜線上から拝んで見たい衝動に駆られています。
お気に入り登録-
拍手した人-
訪問者数:369人

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録へのコメント

登録日: 2014/7/25
投稿数: 2
2014/9/18 22:01
玄人尾根
日帰りで上登るとはただ脱帽です。。。
登山 登山用品 山ごはん ウェア トレイルラン
トレッキング クライミング 富士山 高尾山 日本百名山
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら
ページの先頭へ