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Yamareco

記録ID: 512257
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

穂高縦走(岳沢〜重太郎新道〜吊尾根〜奥穂高岳〜涸沢岳〜北穂高岳〜涸沢〜パノラマ新道)

2014年09月14日(日) 〜 2014年09月15日(月)
 - 拍手
tosyjp その他3人
GPS
30:38
距離
22.0km
登り
2,211m
下り
2,200m

コースタイム

9/14 町田0230〜0638上高地バスターミナル0707〜0857岳沢小屋〜0953カモシカの立場〜1017岳沢パノラマ〜1053雷鳥広場〜1114紀美子平〜1323奥穂高岳1340〜1525穂高岳山荘
9/15 穂高岳山荘0515〜0549涸沢岳〜0752北穂高岳〜北穂高小屋〜北穂高岳〜涸沢ヒュッテ1000〜1345上高地〜1430沢渡茶嵐駐車場〜2130町田
天候 晴れ・曇り
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは上高地バスターミナルにあります。
2014年09月15日 05:26撮影 by  ILCE-6000, SONY
3
9/15 5:26
2014年09月15日 05:28撮影 by  ILCE-6000, SONY
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2014年09月15日 06:39撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/15 6:39
2014年09月15日 09:28撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/15 9:28
撮影機器:

感想

写真付きの感想は、ブログ「週末は歩きing」をご覧ください。
http://tosyjp.blog.fc2.com/blog-entry-30.html


自宅を2時30分に出て、途中師匠のKさん、Fさんをピックアップして一路沢渡へ。
既に第一、第二駐車場は満車、奥のドライブイン茶嵐に駐車。
その後、タクシーに乗り換え6時38分に上高地バスターミナルに到着しました。

天気は快晴。梓川の奥には穂高連峰がクッキリと見えます。
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河童橋を渡り小さなせせらぎを越えて岳沢登山道へ向かいます。
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まずは前穂高岳目指してGo!
本日はKさんの息子さん(小6)を含め4人のパーティです。
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しばらくは苔むした樹林帯を進みます。
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岳沢の河原に出ると奥穂高岳が近くに。
沢に水は流れていませんでした。
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登山口から1時間半で岳沢小屋に到着。
支配人の坂本さんは屋根を拭いて布団を干す準備を。
坂本さんのブログはパンチが効いていて、毎日楽しく拝見しています。
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岳沢小屋からは日本アルプス屈指の急登で知られる重太郎新道へ。
紀美子平まで740mを一気に登ります。
12mの長いハシゴやクサリ、岩登りを経てグングン高度を上げていきます。
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雷鳥広場を過ぎて下方を見ると岳沢の大展望が。
焼岳(右側)もすでに見下ろす感じになりました。
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本日は吊り尾根を経て、あそこの奥穂高岳山頂を目指します。
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岳沢から約2時間。やっとの思いで紀美子平につきました。
ここ一か月山から離れ、のん気に江の島の浜を裸足で歩いていたので、
登山靴にいきなりの急登はものすごくきつかったです。
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先ほどいた雷鳥広場も眼下に。
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上を見ると前穂高岳はガスで覆われています。
これでは眺望も望めないので、前穂は次回のお楽しみということでスルーすることに。
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いざ、吊り尾根へ。尾根をトラバースしながら奥穂高岳を目指します。
息子さんが誤って岳沢側へ滑落しないよう、念のためアンザイレンします。
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最低のコルを通過して後ろを振り返ると、前穂高岳はガスの中に。
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南陵の頭を通過すると、山頂のザワメキが聞こえてきます。
岳沢小屋から4時間15分で奥穂高岳へ登頂しました。
山頂は、祠をバックに記念撮影する人の列ができて大賑わいでした。
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列には加わらず、無事の下山をお祈りして13時40分に下山を開始しました。
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ところが少し行くと大渋滞が。
穂高岳山荘前のハシゴ下を先頭に百人以上が並んでいます。
ハシゴ下に足がかりが乏しいところがあり、そこがネックになっているようです。
結局一時間以上待つハメに。
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穂高岳山荘には15時半頃に到着。
17時45分頃の夕焼けの写真です。
テントの数も凄いですが、山荘内はとんでもないことになっていました。
宿泊受付けの行列から始まり、
夕食にありつけたのは5回目の19時20分。
ロビーは胡坐をかいて座るほどのスペースはなく体育座りで。
とにかく何処を見ても人、人、人。一つの布団に二人は当たり前で、通路に寝ている方も。
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翌朝5時には奥穂高岳を目指すヘッドライトで数珠繋ぎです。
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涸沢岳に登る途中、日の出に。
一瞬でしたが東の空が一面紅色に染まる見事な朝焼けとなりました。
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奥穂高岳はモルゲンロートが。
奥穂へ登る人の列は先ほどよりもさらに長くなっていました。
この日は奥穂に取り付くまで最長でなんと2時間待ち!だったそうです。
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前穂高岳の奥には遠く富士山の姿も。
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5時20分涸沢岳へ登頂。
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ここから北穂高岳までが今回の核心部。
険しいリッジを通過していきます。
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槍ヶ岳の景色を楽しんでいる間もなく、まずは涸沢岳をグングン下ります。
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クサリがあるところはまだいいのですが、クサリがないところが。。。
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スラブ状の岩は滑りそうなので気を付けて。
残念ながら雷鳥は姿を現しませんでした。
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緊張の連続ですっかりお腹がすいて最低のコル手前の稜線で朝食に。
穂高岳山荘のお弁当「朴葉ずし」。朴の棄にくるんだ寿司とあゆの煮物が一尾。
大変美味しくいただきました。飛騨名物だそうです。
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その後、最低のコルを通過していくと、飛騨側をトラバースするようになります。
エッ、ここを行くの? 嘘でしょ、と思わせるところが数か所ありました。
雨の日は通過したくないルートです。
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もうまもなく北穂高岳です。
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7時52分、北穂高岳に登頂しました。
槍ヶ岳、いつか必ず行くから待っててね〜
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滝谷の岩壁に登攀している二人のパーティが写真中央に見えます。
世の中にはすごい人がいるもんですね。
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北穂から見る前穂高岳・北尾根はいいアングルです。遠くには富士山も。
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眼下には槍ヶ岳へ続く大キレットが。もの凄い迫力です。
いつかは歩いてみたいものです。
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アップで狙うと赤屋根の南岳小屋が見えました。
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北穂高岳から下山します。
高度感に慣れてしまったのか、あまり怖くありません。
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穂高の岩は結構もろいです。
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涸沢ヒュッテに到着。
今朝歩いてきた涸沢岳〜北穂高岳の稜線が正面に見えました。
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帰りはパノラマ新道経由で上高地へ。
健脚かどうかは?です、また10時を5分過ぎてしまいましたが頑張りますので。。
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いよいよ涸沢カールともお別れです。
二日間楽しませてもらいありがとうございました。
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ちらほらと紅葉が始まっていました。
あと二週間もすると全山真っ紅に染まるのでしょうか。
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トリカブト。致死性の猛毒があるとは思えないほど美しく咲いていました。
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明神まで下りてくると散策する観光客で賑わっていました。
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わずか200mしかない清水川。
六百山に降った雨が地下水となり湧き出てこんこんと流れています。
雨が降っても濁ることはなく、上高地の貴重な飲料水源となっているそうです。
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涸沢からパノラマ新道を経て途中渋滞することもなく3時間45分で無事に上高地まで下りてきました。
前回、涸沢から横尾経由で下った時と全く同じ時間でした。
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上高地からはタクシーで沢渡・茶嵐の駐車場へ。
タクシーの運転手さんオススメの蕎麦屋「わたなべ」で昼食に。
家庭的な素朴な味わいのそばがクセになりそうです。
稲核ダムの近くのクリーニング店の看板が目印です。


なかなかタフな縦走路のおかげで翌日はみごとに筋肉痛に。
一年前、始めて丹沢・大山に登った日の翌日のことを思い出しました。
山を歩き始めて早一年。これからもいろいろな山を歩いてみたいと思います。


(まとめ)
・今年の夏は雨が続きやっと安定した天気に。
皆さん考えることは一緒で、山小屋はものすごい人となりました。
外気温は低いはずですが、小屋の中は人の熱気でムンムン。
いい経験をしたので山小屋の多少の混雑はもう怖いものなしです。笑

・今回はなんとか天候に恵まれ無事に穂高を歩くことができましたが、
それなりにリスクがあるルートですので天候が崩れそうな日は避けたいところです。

・今回、スポルティバのブーツ「トランゴS EVO GTX」履いていきました。
穂高の縦走にはオススメです。スラブ状の岩稜でもトラクションがしっかり効いて、
歩いていて非常に安心感がありました。



















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