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Yamareco

記録ID: 5180474
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
札幌近郊

中山峠〜朝里岳

2023年02月11日(土) 〜 2023年02月14日(火)
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子連れ登山 kasaisnt2016
GPS
80:00
距離
40.1km
登り
1,514m
下り
1,740m

コースタイム

一日目:中山峠(9:40)喜茂別岳(13:20)・1102コル(13:30)=Ω1
峠まで送ってもらい入山。モービルトレース錯綜。山行を通してモービラーたちの行動範囲の広さに驚かされた。トレース使って快調に進む。喜茂別の東尾根に乗るまで現在地把握に難儀。ピーク手前からは白く、視界50くらい。コルでΩ1。

二日目:Ω1(6:15)中岳(8:45)中間コル(9:10)=Ω2
始終ガスで視界50〜10くらい。白く緊張する。コンパスだけを見て進む。中岳からは磁石切ってコルにビッタビタ。あまりに視界が無いので無意根をのっこすか逡巡するが、翌日の天気読みと今後の行程を鑑みてここまでにする。頼むから視界出てくれ。

三日目:Ω2(6:10)無意根山(6:40)長尾山(8:00)美比内山(11:15)・1048北コル(13:00)=Ω3
イグルー出るとまさかの朝焼けと月。思わず声が出る。無意根直下は一部ツボ。看板は埋まっているのか見当たらなかったが、ルンルンで頂稜を進む。トレースはモービルやスキーなど所々明瞭でそれ以外はすねあたりのラッセル。どこまでも延びる自分一人のトレース。これ以上に愛しいものはない。頑張って進めてΩ3。

四日目:Ω3(8:30)余市岳(13:00)朝里岳(15:00)国際スキー場ゴンドラ頂上(15:45)
寝坊して起きる夢から覚めると外が明るい。あなや、寝坊したんだなあ。早めに3:30起きのはずが6:30。こればっかりはもう仕方ないという気がしてくる。おまけにスパ作り終わったところで新調したストーブが不調に。あまりもたもたしてられないので食後茶は無しにして、ゆで汁使ったなけなしのスープをテルモスにいれ出発。が、一晩で結構降ったのか昨日までとは打って変わってラッセルがきつい。基本すね〜膝、吹きだまりでは腿まで潜る。・1172越えるとかなり白い。30分おきに晴れとガスを繰り返す感じで、のっこし時の晴れを願う。・1279越えたあたりで風も出始め気にならないくらいまで。上部かなりのガスっぽく余市手前で一瞬弱気になるが、のっこしかける。ピーク手前で一瞬ツボ。下りもツボで問題なし。視界も出始め、スキーヤーと出会いほっとする。飛行場は途中からトレースに合流。このまま自動で国際いけるかと思ったがトレースはキロロの方に曲がっていった…。回復していた視界もここから徐々に無くなり時々完全なホワイトアウトに。真っ白な中でどこまで続くのかと思う膝ラッセルを続けていると、遠くの木がすごいスピードで動く人に見えたり。ようやく朝里ピークを発見して安堵。期待していたトレースは無くラッセルを続け、エリコ山への尾根に乗るポイントはミスりたくないのでGPSを確認。スキー場のアナウンスと肉の匂いに誘われゴンドラ頂上まで。後は初級コース滑って下山。久々に疲れた…。


過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス 中山峠まではAIBOに送ってもらった
その他周辺情報 国際売店の角煮チャーシューマヨまん、200円也。

装備

備考 朝:余ってたスパ120〜130g。ゆで汁使ってポタージュ。丁度いい。
ネーベン:動物ビスケット20枚、ダイアモンド(いかり豆)20粒、フルグラスプーン5杯、金の延べ棒(カルパス)1〜2本、アメ一つ。丁度いい。
夜:米四分の三合、若干少ない。乾物各少量、ルーひとかけ。

EPは持って行かなかった。余市の下りが心配だったが問題なかった。
テントも持って行かなかった。樹林内でもこの時期なら吹きだまりで容易に作れる。

感想

札幌の岳人なら一度は思い描くであろう?この縦走。銭函まで抜けたかったが、ストーブ不調を言い訳に、下界の引力に吸い寄せられて下山。ピン食と、メタで茶でも作って一夜をしのげばあと一日くらい動けるはずだったが、誘惑にあらがうことができなかった。
引っかかりが残る終わりとなったが、山行を通じて収穫もあった。単独行での生活技術、イグルー製作、悪天時の地図読みや進め方など、いろいろなことで新たな発見や成長、自信を得られた。
近郊スキーツアーみたいなノリで気楽に計画した山行だったが、始まってみれば視界不良と最終日のラッセルに苦しんだ。樹林帯は近いものの、この時期の稜線は一級品であると感じた。
写真はなし。カメラ欲しい。

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コメント

単独かと思いきや子連れとは。恐れ入ります。
2023/2/15 18:04
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