河津桜満開の飛鳥を歩く

2023年03月11日(土) [日帰り]

• GPS: 06:12
• 距離: 20.7km
• 登り: 389m
• 下り: 415m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:04
• 休憩: 1:08
• 合計: 6:12

9:40 壺阪山駅
10:59 11:06 キトラ古墳
11:20 11:27 檜隅寺跡
11:42 11:47 国営飛鳥歴史公園駐車場
11:54 12:01 高松塚壁画館
12:02 12:09 高松塚古墳
12:14 12:16 文武天皇陵 遥拝所
12:18 12:33 高松塚古墳
12:34 12:34 高松塚壁画館
12:38 12:39 国営飛鳥歴史公園駐車場
13:21 13:21 橘寺
13:46 13:55 岡寺
14:08 14:11 石舞台古墳
14:40 14:43 酒船石
15:05 15:07 明日香村埋蔵文化財展示室
15:16 15:16 甘樫丘
15:30 15:30 亀石
15:52 飛鳥駅

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：近鉄吉野線壺阪山駅
復路：近鉄吉野線飛鳥駅

コース状況／危険箇所等

ほぼ、全て舗装路で危険個所なし。

写真

3/11 9:39

近鉄「壺阪山駅」を降りると、そこは薬のまち　高取町
道の横にピンクのぼりがあるが、3月は、高取町で町家のひなめぐりが開催されている。

3/11 9:43

土佐街道
高取藩2万5千石の城下町として栄えた高取町のメインストリート。

3/11 9:48

せっかくなので、お雛様をみていく。
西川美術の江戸時代の「享保雛」

3/11 9:49

土佐街道沿いには、いろいろ綺麗なかざり付けがされており、目を楽しませてくれる。

3/11 9:55

土佐街道の石畳は、平成7(1995)年の震災後に行われた復旧工事の際、大量に出土した阪神国道線の敷石。埋め込まれたタイルには9種の薬草が描かれ、薬の町としても賑わった高取の歴史を伝えている。

3/11 10:03

この丸い顔のお雛様は我が家のお雛様にそっくりだ。

3/11 10:05

メイン会場の17段500体の「天段の雛」

3/11 10:13

お雛様の休日
マージャンをしている。

3/11 10:29

キトラ古墳へ向う途中で、ツクシ発見
薬用には、地上部を日干しにした生薬を「問荊（もんけい）」といい、解熱、咳止め、利尿に用いられてきました。

3/11 10:33

サンシュウ
生薬は、サンシュユの偽果の果肉を使います。成熟した偽果から種子（真正果実）を取り除き乾燥したものです。
漢方では、「腎」に働く生薬として使われ、排尿異常を伴う糖尿病、神経痛、むくみ、疲労倦怠感や腎虚のクスリとしての八味地黄丸（別名：腎気丸）、六味丸などに配剤されています。

3/11 10:36

キトラ古墳壁画体験館　四神の館
キトラ古墳の石室内には、四神、十二支、天文図、日月の壁画があります。
壁画の現物が1階に保存され、地下にレプリカが展示されている。

3/11 10:43

四神（しじん）とは、東西南北の四方を守る神（守護神）のことで、「方位の四神」とも呼ばれます。 東は青龍（せいりゅう）、西は白虎（びゃっこ）、南は朱雀（すざく・すじゃく）、北は玄武（げんぶ）の四神（霊獣）をいいます。 「四神」の信仰は、古代中国で誕生し日本に伝えられました。
写真は白虎のレプリカ

3/11 10:58

キトラ古墳
キトラ古墳は、藤原京の南に広がる古代の皇族・貴族などの墓域に所在する小さな円墳で、7世紀末〜8世紀初頭頃に造られたと考えられます。

3/11 11:01

タンポポ
背が低く、とても大きな花
生薬の「蒲公英（ほこうえい）」はタンポポの根

3/11 11:06

明日3月12日飛鳥ハーフマラソンが行われ、キトラ遺跡は、そのスタート、ゴール地点となる。

3/11 11:11

ネコノメソウ

3/11 11:22

桧隈寺跡の国指定重要文化財の石塔婆
檜隈寺は、渡来人が集住する地域に建立された寺院

3/11 11:24

漢一族の祖・阿知使主（あちのおみ）を祭る於美阿志神社のスイセン

3/11 11:27

ヒメリュウキンカ（姫立金花）
光沢のある黄色い花が、きれいに咲いていました。

3/11 11:37

綿花の実　つまり「コットン」
地面に植わっている綿花を見るのははじめて。

3/11 11:38

菜の花とモンシロチョウ
3月15日からは七十二候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」。
菜虫とはダイコン・カブ・ハクサイなどアブラナ科に属する菜類を食べる昆虫の幼虫の総称です。

3/11 12:33

高松塚壁画館
壁画の模写や石室の模型を見学することが出来る。
高松塚は、石室の中から極彩色の壁画が現れ躍注目を集めることになった。発見された壁画は石室の東・西・北・天井の4面に四神と星座、人物像などが描かれている。

3/11 11:58

中でも西壁の女子群像は古代衣装の彩色が鮮やかに残り、「飛鳥美人」の愛称でも親しまれ、歴史の教科書などさまざまな場所でカラー写真が紹介された。

3/11 12:06

高松塚古墳
高松塚古墳は7世紀末から8世紀初頭にかけて（694年〜710年）築かれた二段式の円墳。残念ながら誰の墓なのかは特定されていない。

3/11 12:10

高松塚古墳に隣接して、橘が栽培されている。
橘は柑橘類の原種で絶滅危惧種に指定されている。
また、「右近の橘・左近の桜」として雛人形の壇飾りにも橘が飾られている。

3/11 12:11

マンサク
明るく黄色い花を見ると心が温まる。

3/11 12:14

文武天皇陵
文武天皇は、大宝律令を完成・施行した天皇

3/11 12:38

フキノトウ
ビタミンB群やビタミンE、カリウムなどミネラルも多く含まれています。
春の訪れを知らせるだけでなく、アンチエイジングも期待できるまさに、「春の使者」

3/11 12:42

中尾山古墳
国の史跡に指定されている。 文武天皇の真陵とする説が有力視されている。

3/11 12:43

中尾山古墳から橘寺へ向かう。
冬の明るい林の道を歩く。

3/11 12:57

橘寺への途中、河津桜の丘による。
明日香村立部の丘陵地で早咲きの桜、カワヅザクラが満開を迎えている。

3/11 12:59

河津桜(カワヅザクラ) は、静岡県の河津町で発見された早咲きの桜。沖縄などを中心に咲くカンヒザクラ系と早咲きオオシマザクラ系の自然交配種と考えられている。
ソメイヨシノのようにすぐに散ってしまわないのがよい。

3/11 13:19

橘寺
天台宗の寺院。本尊は聖徳太子。
橘寺の付近には聖徳太子が誕生したと言われている場所があり、聖徳太子建立七大寺の1つとされている。

3/11 13:26

ソシンロウバイ

3/11 13:42

西国七番霊場　岡寺の仁王門
石舞台遺跡から行くつもりが道を間違えてしまい、先に岡寺を訪問。
岡寺は、日本で最初の厄除け霊場であるといわれています。

3/11 13:47

岡寺本堂
ご本尊である奈良時代に制作された巨大な如意輪観音座像を拝ましていただく。

3/11 13:51

岡寺の三重宝塔
ここからの展望もよい。

3/11 14:07

石舞台古墳
巨石30個を積み上げて造られた石室古墳。その規模は日本最大級を誇る。盛土が失われて、露出した天井石の上面が平らなことにちなんで、石舞台と呼ばれる。
蘇我馬子の墓ではないかとの説が有力

3/11 14:12

石舞台古墳は近くで見るのには入場料が必要なので、遠くから拝ませていただく。

3/11 14:31

明日香村役場
人口は5000人弱
日本で唯一、全域が古都保存法対象地域の自治体

3/11 14:35

飛鳥宮跡
乙巳の変(大化改新)のはじまりの舞台となった場所。
調査で飛鳥板蓋宮(皇極天皇)、飛鳥岡本宮(舒明天皇)、飛鳥浄御原宮(天武・持統両天皇)など、複数の宮が断続的に置かれたことが判明

3/11 14:43

酒船石
その特異な形状から、石造物の用途、目的について様々な説が提唱され、古くは濁酒を清酒にする施設と考えられていたが、最近では水を使う祭祀施設の一部との考えが主流です。

3/11 14:58

飛鳥寺
推古4年、仏教を保護した蘇我馬子の発願により日本初の本格的寺院として完成した。平城遷都に伴い奈良の地に新たに元興寺が建立されて以後は、本元興寺と呼ばれた。鎌倉時代に伽藍の大半を焼失した。現在の本堂は江戸時代に再建されたもの。本尊の銅造釈迦如来坐像(重要文化財)は創建時、飛鳥時代の作で日本最古の仏像。飛鳥大仏の名で親しまれる

3/11 15:01

飛鳥坐神社へ続く通り。
今日は時間の関係で飛鳥坐神社には寄らず、甘樫丘へ向かう。

3/11 15:13

甘樫丘の展望台
甘樫丘は、飛鳥の中心にある標高148mの緩やかな丘。頂上からは、明日香村が一望できる。

3/11 15:13

甘樫丘の展望台からは大和平野の南部にそびえる大和三山（畝傍山、天香久山、耳成山）を眺望できます。
写真は、西の畝傍山

3/11 15:19

甘樫丘には、きれいな遊歩道が整備されている。
甘樫丘から飛鳥駅へ向かう。

3/11 15:37

鬼の俎（まないた）
いったいこれは？
鬼が旅人を霧で迷わせ、捕らえて爼で料理し、満腹になったあとに雪隠で用を足したという言い伝えがある。

3/11 15:38

鬼の雪隠
丘の上に「鬼の俎」があって、その丘の下にあるのが「鬼の雪隠」　
俎板が床石で、くり抜き一体型の石室が丘の下に転げ落ちて仰向けになっているのが鬼の雪隠と言われている。

3/11 15:43

欽明天皇陵
大きな前方後円墳

3/11 15:51

近鉄飛鳥駅に到着
大手私鉄の駅で唯一村にある駅だ

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

マルヒコ

1　高取の町家のひなめぐり
このようなイベントがあることを知らず、キトラ遺跡が近いというだけの理由で壺阪山駅で下車しましたが、いろんなひな人形が見れて、とてもおもしろかったです。3月いっぱいやっているので皆さんも是非行ってみてください。
2　古代古墳めぐり（キトラ、高松塚、石舞台、鬼の雪隠等）
キトラと高松塚は、とても見ごたえがありました。ただ、石舞台は近くで見るだけで入場料をとるのはもったいない気がし、入場しませんでした。酒船石など石の造形物は不思議な形状をしていて、ナスカの地上絵のように人類の英知が及ばない文明の遺物なのかもしれません。
3　寺社仏閣めぐり（橘寺、岡寺、飛鳥寺等）
京都の寺社仏閣は、外国人を含め観光客でいっぱいなのに、飛鳥の寺社仏閣はそれほど混んでおらず、ゆっくり拝観でき良かったです。岡寺のご本尊は、とても大きくて立派な仏像でした。のどかな村がかつては日本の政治の中心だったということにロマンを感じました。
4　自然とのふれあい（河津桜の丘、甘樫丘等）
立部の河津桜が満開でとてもきれいでした。また、道端にもいろんな野草が咲いていて春を感じることができました。


総括
　欲張りすぎなコース設定だったと反省しています。
　明日香村は、あまりにも見どころが多く、数回に分けて訪問すべきと思います。