早春の赤坂谷から釈迦ヶ岳
- GPS
- 07:46
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 814m
- 下り
- 822m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:46
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道(カシラコ谷への下降点まで):特に問題なし。 カシラコ谷への下降点〜カシラコ谷〜赤坂谷への乗越:薄い踏み跡はあるが、植林で見通しがきかず、地形が複雑なためGPS等でルートファインディング必要。 赤坂谷への乗越〜県境・釈迦ヶ岳への道標:杣道明瞭。 道標〜赤坂谷本流〜釈迦ヶ岳:途中まで鈴鹿10座の黄色テープが道案内。途中から幾筋も支谷が合流し本流を見失いやすい。適当な所から県境稜線へ這い上がるが良いか。 県境稜線〜八風峠〜八風谷:整備された道。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
春のお花だよりがいろいろなレコで聞こえてきます。
見に行きたいけど、人も多いでしょうね。それならば、早春らしさを底抜けに明るい二次林を楽しむのもまたよかろう!ということで、歩きたかった赤坂谷に行ってきました。
石榑トンネル手前の空き地に車を止めて、歩き出します。しばらくは舗装された林道を進みます。八風谷ルートを見送り先に進むと舗装が途切れて平坦な作業道に変わりました。そろそろカシラコ谷へ下るところです。植林地なので薄暗く、見通しがききません。薄い踏み跡がありますが、うっかりすると仙香谷へと行き過ぎてしまいそうになります。赤坂谷方面への進路はGPSに頼りました。すると作業道が現れ、それに沿って緩やかに進むと赤坂谷への道標がある乗越につきました。そこからはすぐそこが赤坂谷です。沢音に導かれて着地しました。
沢沿いだけ植林されていない明るい杣道を進むと、例の壊れた造林小屋に着きました。植林作業が終われば来る人もいなくなって、何となく心淋しさを感じます。緩やかに広がる谷ですが、流れにそって杣道が続いています。鈴鹿10座の黄色テープも時々現れます。やがて植林がなくなり山肌は明るい二次林に変わってきました。まだ、新芽も硬い時期ですから冬枯れの様相ですが、今日は気温が上がり春らしい雰囲気です。まさにこの時期だけしか感じることのできない、なんとも言えない明るさと寂しさが入り混じった早春の雰囲気です。ああ、来てよかったなあ。ちょうど窯跡の平地がありましたので少し早いですが食事にしました。静かです。座って仰ぎ見るとコゲラがスッと通り過ぎました。
1時間ほどのんびりして重くなった腰を上げます。県境稜線に向かう道標をやり過ごして、更に本流を詰めます。すぐ50m上には県境稜線が走っているのですが、谷を歩いていると風もなく静かな登高が続きます。やがて傾斜がキツくなり小さな支流もいくつか合流する中で、本流がよく分からなくなったので適当に稜線へ這い上がりました。釈迦ヶ岳の手前すぐのところに出たようです。稜線からは三重方面の景色がよく見渡せ、幾人もの人が思い思いのところで荷物を広げています。釈迦ヶ岳最高点からは御在所と雨乞岳がよく眺められました。
県境稜線は八風峠に向け所々ピークを登り返すのですが、下り基調でどんどん歩が進みます。目の前には竜ヶ岳がどっしり控え、その後ろに御池岳が望めます。展望ルートだけあって人が多いかなと思いましたが、釈迦ヶ岳から八風峠まですれ違ったのはお一人だけでした。やっぱり花見に行かれた方が多いのかなあ?
八風谷の下りは昔の街道の感じで快適でした。沢に沿って続く道は往時を思い起こさせる雰囲気を残しています。沢は所々ナメ滝やきれいな淵があり、飽きることがありません。やがて植林が覆いかぶさってきて終りが近いことを予見させます。ふっと足元を見るとひっそりとバイカオウレンが咲いていました。群生していれば見ごたえもあるでしょうね。
静かな早春の二次林を堪能できた一日でした。今日も良い日だった。
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