九州山と史跡ツアー5:糸島・史跡ツアー
- GPS
- 06:19
- 距離
- 56.2km
- 登り
- 433m
- 下り
- 416m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日、熊本から博多に移動し、早朝ホテル近くの福岡城址などを散策、ここでみつけた鴻臚館跡の遺跡と資料館を朝食後に再訪、古代迎賓館に関する遺構と展示を見る。飛鳥時代の迎賓館である筑紫館がのちに鴻臚館となり、大宰府とは直線の古代道路で結ばれていたようだ。倭国の玄関口、博多ならではの遺構だ。昨夜から宿泊していた大学博物館友の会ツアーの女性参加者とともに、鴻臚館と市立美術館の展示を見る。市立美術館では常設展の古美術品や黒田官兵衛ゆかりの展示などを見る。11時前に市立博物館に移動し、友の会ツアーに合流。博物館では最初に金印がお出迎え、板付遺跡・金隈遺跡など弥生時代を中心とする数々の著名遺跡などの展示を見る。水田稲作技術とともに朝鮮半島、大陸から入った金属器その他の新しい技術、道具とともに発生した首長などの新たな階層の発生とその後の都市・国家形成の過程をたどる展示だ。さらに博多の国際交易活動の歴史、琉球や中国、朝鮮との交流、特権商人の形成など、見どころが多い。昼食後、糸島に移動、遺跡ツアーが始まる。志登支石墓群、曽根遺跡群・平原遺跡、国内最大の弥生王墓「三雲南小路遺跡」を訪ねた後、伊都国博物館では館長直々の展示解説、同館では特別展として「狗奴国浪漫ー熊本・阿蘇の弥生文化」展と常設展を見る。特別展は「熊本地方は、西に有明海・東に阿蘇山と、山海の豊かな自然に恵まれた地方です。九州の中央に位置する地理的特性もあって、弥生時代には各地との交流がさかんに行われたと考えられ、実際に他の地域の性格を持つ遺物が多く見つかっています。また一方で、北部九州とは趣を異にした独特で個性的な弥生文化が生み出されました。このことは、邪馬台国論争においても卑弥呼と敵対した「狗奴国(くなこく)」の候補地の一つとされる背景ともなっており、また、その後の古墳時代にこの地方を中心として、肥後型横穴式石室や装飾古墳といった独特の文化が花開くこととなる素地となっていたと考えられます。
今回の特別展では、調査によって発見された弥生時代の熊本・阿蘇の遺跡と出土品に焦点を当て、近年少しずつヴェールを脱ぎはじめた「火の国」熊本の弥生文化をご紹介します。」という内容。常設展では伊都国関係の様々な遺跡の出土品などの展示を見る。その後、ツアーバスは日向峠を経由して吉武高木遺跡に向かう。弥生最古の王墓や甕棺ロードなどの重要遺跡群の発掘で知られているようだ。ここが今日の最後の遺跡見学地で、見学後、ホテルに戻り夕食会となった。
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