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Yamareco

記録ID: 5393074
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

野登山・仙ヶ岳・臼杵ヶ岳 周回(鈴鹿山系)

2023年04月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
06:41
距離
22.2km
上り
1,892m
下り
1,890m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:48
休憩
0:51
合計
6:39
9:19
9:22
100
11:02
11:03
8
11:11
11:13
10
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11:24
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12:37
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15:51
15:54
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天候 てんくらCでしたが空は快晴。しかし予報通り風は強かったです。
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
石水渓研修施設駐車場に停めさせていただきました。GoogleMapだと亀山7座駐車場ともあったので停めさせていただきましたが、現地には施設利用者のみとの看板もあったのでちょっと悩みました。登山ポストもあったため停めさせていただきました。
コース状況/
危険箇所等
仙鶏尾根の仙ヶ岳手前、臼杵山からの下りは激坂でワイルドです。道中通して眺望がすばらしいルートでした
まさかの駐車場に車なし(^^;)。天気もいいので停められるか心配してましたが、大丈夫でした。このすぐ左に登山ポストがあります。
まさかの駐車場に車なし(^^;)。天気もいいので停められるか心配してましたが、大丈夫でした。このすぐ左に登山ポストがあります。
まずは野登山を目指してロードを歩きます。野登山のほうにも坂本棚田駐車場というところがありますが、山行終了してからの長いロードは疲れますのでこちらに停めて先にロードを済ませます。
まずは野登山を目指してロードを歩きます。野登山のほうにも坂本棚田駐車場というところがありますが、山行終了してからの長いロードは疲れますのでこちらに停めて先にロードを済ませます。
今から向かう野登山は写真右手、奥に見えるのが仙ヶ岳でしょうか。いやあ、楽しみです(^^)。
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今から向かう野登山は写真右手、奥に見えるのが仙ヶ岳でしょうか。いやあ、楽しみです(^^)。
ちょうどこの高速の下あたりから東海自然歩道に入ります。下から眺めるのも新鮮。天気がいいと何もかもがマシマシに見えてしまいます。
ちょうどこの高速の下あたりから東海自然歩道に入ります。下から眺めるのも新鮮。天気がいいと何もかもがマシマシに見えてしまいます。
御茶畑の横を通過しながら。新芽がきれいです。これがお茶になるんですね(^^)。
御茶畑の横を通過しながら。新芽がきれいです。これがお茶になるんですね(^^)。
うん、バリバリ稼働中のようです。触れてしまわないように気を付けます(^^;)。
うん、バリバリ稼働中のようです。触れてしまわないように気を付けます(^^;)。
獣害防止ゲートを越えると看板発見。野登山と鶏足山とは同じなんですね。だから仙鶏尾根っていうのか。ようやく登山開始になります。
獣害防止ゲートを越えると看板発見。野登山と鶏足山とは同じなんですね。だから仙鶏尾根っていうのか。ようやく登山開始になります。
野登山の登山道。めっちゃ広いです。車も通れるんじゃないかというほどの広さに加えて安心の足元。確か山頂はお寺があったかと。参道だったのでしょうか。
野登山の登山道。めっちゃ広いです。車も通れるんじゃないかというほどの広さに加えて安心の足元。確か山頂はお寺があったかと。参道だったのでしょうか。
だんだん滝とのこと。優しい滝ですね。この先少しずつ登りが急になってきます。
だんだん滝とのこと。優しい滝ですね。この先少しずつ登りが急になってきます。
まさかの車道発見。そうか、車道が並走しているんですね。山頂の野登寺の維持はこうして行われているんですね。
まさかの車道発見。そうか、車道が並走しているんですね。山頂の野登寺の維持はこうして行われているんですね。
突然のなんじゃこりゃでした。飛行機のプロペラかと思ったのですが、風力発電の風車でしょうか。にしてはプロペラが少ないような。
突然のなんじゃこりゃでした。飛行機のプロペラかと思ったのですが、風力発電の風車でしょうか。にしてはプロペラが少ないような。
久々に見る伊勢湾方面。だいぶ高度を上げたようです。すかっとして気持ちいいです。
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久々に見る伊勢湾方面。だいぶ高度を上げたようです。すかっとして気持ちいいです。
急に道が開けたと思ったら野登寺の山門のようです。この横にトイレもありました。さて、進ませていただきます。
急に道が開けたと思ったら野登寺の山門のようです。この横にトイレもありました。さて、進ませていただきます。
お参りもさせてもらえばよかったのかもしれませんが、登山で来ていたので遠慮してまずは山頂へ。意外とポップな山頂標識でした。
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お参りもさせてもらえばよかったのかもしれませんが、登山で来ていたので遠慮してまずは山頂へ。意外とポップな山頂標識でした。
国見広場に寄り道します。右手に入道、奥に鎌と御在所。左に雨乞が一望できました(^^)。御在所の右奥にちょっこり見えているのは釈迦かな?最高ですね!
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国見広場に寄り道します。右手に入道、奥に鎌と御在所。左に雨乞が一望できました(^^)。御在所の右奥にちょっこり見えているのは釈迦かな?最高ですね!
国見広場はこんな感じの広場でした。ランチにも最適な感じです。今日はちょっと風が強いかな。でもこの時の風はあとから思うとそよ風でした(^^;)。
国見広場はこんな感じの広場でした。ランチにも最適な感じです。今日はちょっと風が強いかな。でもこの時の風はあとから思うとそよ風でした(^^;)。
さて、野登山をあとにして仙ヶ岳へ向かいます。正面に見えていますね。しばらくはロードを歩いていきます。
さて、野登山をあとにして仙ヶ岳へ向かいます。正面に見えていますね。しばらくはロードを歩いていきます。
ロードの途中から仙鶏尾根に向かいます。まずは下って行くのですが、最初は樹林帯なので普通に歩きやすいです。できれば高度を下げたくない(^^;)。
ロードの途中から仙鶏尾根に向かいます。まずは下って行くのですが、最初は樹林帯なので普通に歩きやすいです。できれば高度を下げたくない(^^;)。
しばらく行くとだんだん道が痩せてきました。足元も花崗岩のザレになってきて滑りやすくなります。でもまだこんなのは序の口。それにしても花崗岩を踏むと鈴鹿という気がしてきます。
しばらく行くとだんだん道が痩せてきました。足元も花崗岩のザレになってきて滑りやすくなります。でもまだこんなのは序の口。それにしても花崗岩を踏むと鈴鹿という気がしてきます。
こんな感じのアップダウンを繰り返していきます。屏風岩への分岐から先が本命の登りになります。手足がしっかりあるのと、お助けロープもありますので適宜使えば特に危険なく通過できると思います。
こんな感じのアップダウンを繰り返していきます。屏風岩への分岐から先が本命の登りになります。手足がしっかりあるのと、お助けロープもありますので適宜使えば特に危険なく通過できると思います。
仙鶏尾根の登りを終えるとまたしても眺望が広がりました。どの方向を見てもすばらしい(^^)。ついつい写真を撮ってしまいます。
仙鶏尾根の登りを終えるとまたしても眺望が広がりました。どの方向を見てもすばらしい(^^)。ついつい写真を撮ってしまいます。
野登山を振り返って。こんな感じに登り返してこられました。
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野登山を振り返って。こんな感じに登り返してこられました。
これが仙の石ですか。確かに奇岩。この周辺にはこのような景色が多かったです。ちなみにこの奥には南尾根ルートが伸びていました。
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これが仙の石ですか。確かに奇岩。この周辺にはこのような景色が多かったです。ちなみにこの奥には南尾根ルートが伸びていました。
仙ヶ岳に到着しました。今日のレイヤリング、ブルーオンブルーで、安定してダサい(^^;)。しかしこの山頂からの眺望も最高でした。
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仙ヶ岳に到着しました。今日のレイヤリング、ブルーオンブルーで、安定してダサい(^^;)。しかしこの山頂からの眺望も最高でした。
山頂標識の奥へと延びる稜線。宮指路のほうへ続く道ですね。宮指路を残すのもあれなんで行っておきたいところですが、今日の行程はまだまだあるのでまたにします。
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山頂標識の奥へと延びる稜線。宮指路のほうへ続く道ですね。宮指路を残すのもあれなんで行っておきたいところですが、今日の行程はまだまだあるのでまたにします。
先々週歩いた能登ヶ峰からサクラグチへの周回稜線が見えます。あっちからこっちを見て、今日のルートを選んじゃいました。後ろに見えるのは綿向山かな。さて、天空の稜線に向かいます。
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先々週歩いた能登ヶ峰からサクラグチへの周回稜線が見えます。あっちからこっちを見て、今日のルートを選んじゃいました。後ろに見えるのは綿向山かな。さて、天空の稜線に向かいます。
一旦下って登ると稜線へ。県境稜線コースって言うんですね。滋賀と三重の県境になってしょう。この御所平という方向へ歩いていきます。
一旦下って登ると稜線へ。県境稜線コースって言うんですね。滋賀と三重の県境になってしょう。この御所平という方向へ歩いていきます。
振り返って、あっという間に仙ヶ岳も遠くなってきました。なかなか岩々していてかっこいい。ありがとうございました。まだ先は長いですけど。
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振り返って、あっという間に仙ヶ岳も遠くなってきました。なかなか岩々していてかっこいい。ありがとうございました。まだ先は長いですけど。
これです。この稜線を歩くためにやってきました(^^)。なんで稜線だけ木が生えていないのでしょう。風のせいか鹿のせいか。最高の稜線でしたが、だんだん風が強くなってきました。
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これです。この稜線を歩くためにやってきました(^^)。なんで稜線だけ木が生えていないのでしょう。風のせいか鹿のせいか。最高の稜線でしたが、だんだん風が強くなってきました。
稜線の中央には獣害防止ネットのあとがあり、ワイヤーなど出ているので気を付けていないと足を取られたりします。
稜線の中央には獣害防止ネットのあとがあり、ワイヤーなど出ているので気を付けていないと足を取られたりします。
またしても振り返って(^^;)。もったいなくてゆっくり歩いてしまいました。高原みたいですね。北アルプスでいえば雲ノ平みたいです(^^)。
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またしても振り返って(^^;)。もったいなくてゆっくり歩いてしまいました。高原みたいですね。北アルプスでいえば雲ノ平みたいです(^^)。
御所平到着。「またきてなー」の看板、地味にうれしいです(^^)。もうちょっとでこの稜線も終わりでしょうか。
御所平到着。「またきてなー」の看板、地味にうれしいです(^^)。もうちょっとでこの稜線も終わりでしょうか。
舟石に向けての下降点のちょっと先です。ここで稜線とはおさらばです。遠くに見えているのは比良山系。あっちも今日はいい天気でしょうね。
舟石に向けての下降点のちょっと先です。ここで稜線とはおさらばです。遠くに見えているのは比良山系。あっちも今日はいい天気でしょうね。
名残惜しく振り返っております。ここまで来ると野登山も見えるようになってきました。さて、風は予報通り強烈になってきました。舟石に向けて右方向に下降していきます。
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名残惜しく振り返っております。ここまで来ると野登山も見えるようになってきました。さて、風は予報通り強烈になってきました。舟石に向けて右方向に下降していきます。
おっと、アセビもまだ残ってますね。またしてもピンボケ(^^;)。樹林に入ると風はましになりました。
おっと、アセビもまだ残ってますね。またしてもピンボケ(^^;)。樹林に入ると風はましになりました。
舟石に到着。ここまででだいぶ標高を下げると思っていたのですが、意外とありますね。しかし本当にどこもかしこも眺望がすばらしいです(^^)。この先、左が結構切れているので気をつけて歩きます。
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舟石に到着。ここまででだいぶ標高を下げると思っていたのですが、意外とありますね。しかし本当にどこもかしこも眺望がすばらしいです(^^)。この先、左が結構切れているので気をつけて歩きます。
亀山7座の3座目到着!思ったより登り返しました。今日のルートだとちょっと外れたところに山頂がありました。これだけ眺望がいいと方向を失うことはありません。
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亀山7座の3座目到着!思ったより登り返しました。今日のルートだとちょっと外れたところに山頂がありました。これだけ眺望がいいと方向を失うことはありません。
本日最後になる臼杵山に到着。臼杵が岳からは進路が東向きになるので、爆風が左から直撃します。地形のせいか、この先飛ばされるかと思うほどの風を受けて怖かった(^^;)。
本日最後になる臼杵山に到着。臼杵が岳からは進路が東向きになるので、爆風が左から直撃します。地形のせいか、この先飛ばされるかと思うほどの風を受けて怖かった(^^;)。
爆風の激下りで必死だったので、下降中の写真を撮れませんでした(^^;)。本当に今日の核心は臼杵山からの下降でした。ともかく無事下山。いやぁ、本当に楽しかった。
爆風の激下りで必死だったので、下降中の写真を撮れませんでした(^^;)。本当に今日の核心は臼杵山からの下降でした。ともかく無事下山。いやぁ、本当に楽しかった。
駐車場から臼杵方面を振り返って。一番後ろのとんがってるのが臼杵が岳、その右の丸いのが臼杵山かな。そういや臼も杵も見逃してしまった(^^;)。今日もありがとうございました。
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駐車場から臼杵方面を振り返って。一番後ろのとんがってるのが臼杵が岳、その右の丸いのが臼杵山かな。そういや臼も杵も見逃してしまった(^^;)。今日もありがとうございました。

感想

先々週にサクラグチ方面から見た仙ヶ岳方面の稜線があまりに良さそうだったので行ってみることにしました。今日はてんくらCでしたが、天気が悪そうには思えなかったので出発。とはいえ前日に鉢植えをもらったときにぎっくり腰が爆発(^^;)。不安がありつつ向かいました。

駐車場は石水渓研修施設駐車場へ。ここはGoogleMapだと亀山7座駐車場と書かれており、現地には登山ポストもありました。しかし現場には施設利用者のみと書かれており、停めて良いものか悩みますが、行政のHPにもここが示されているので停めさせていただきました。天気は快晴!おそらく風は強いのでしょうが、この天気だったら大丈夫でしょう。

まずは東海自然歩道を通り、坂本棚田のほうへ向かいます。途中ですでに目指す山が見えるというのもテンション上がります。お茶畑の横を通らせていただいて山に向かいます。途中、集落のおねえさまと目が合ったので挨拶し、「いいところですね」と言うと、「ええところやろ!」と返してくださいました(^^)。ありがとうございます。

まずは野登山へ。車が通れそうなほどの登山道を登っていきます。徐々に傾斜がきつくなりますが、明瞭で歩きやすい道が続きます。途中で数人のハイカーさんとすれ違いましたが、もう下山ですか。早いですね。単に私の出発が遅いのか(^^;)?今は日が長いので焦らなくてすむありがたい季節です。順調に高度を上げていきます。

と、突然登山道が車道にぶった切られておりました。車道との交差があるとは知らなかったのでびっくりしましたが、なんか車道との交差があると、今日のメインの仙ヶ岳と3月に登った仙丈ヶ岳が名前が近いだけに被ってきました(^^)。仙丈ヶ岳は地蔵尾根、こちらは野登寺と仏教つながりもあるし。一人で面白がっております。

急に開けた場所に出たと思ったら何やらプロペラが。最初は飛行機かと思いましたがこれは風力発電の施設?なんかわかりませんが、その振り返りの先に青空と亀山の山々が見えています。早速良い眺望に恵まれます(^^)。その先ほどなく野登寺の山門が現れ、境内に入らせていただきます。

参拝の姿でもなかったので登山者として登山道を通過させていただきます。まずは山頂へ到着。その直前で大きめの青大将に道を横切られ飛び上がりましたが、そういう季節になったということですね。ということはヤマビルの季節が近づいているということでもあるので、今のうちに春山を堪能せねば(^^)。そのあとは国見広場に向かいました。

国見広場からは、東は伊勢湾、北には雨乞から御在所・鎌ヶ岳・入道ヶ岳と、鈴鹿セブンがずらりと見えます(^^)。おお、最高の眺望!ランチをいただくにも最高の場所です。軽く補給をし、一旦ここで登りは一段落するのでシェルを着て身なりを整えます。この景色で腰痛が治ればいいなぁ(^^;)。そんなわけ無いか。。。

しばらくのロードのあと、道は仙ヶ岳方面へ分岐します。仙鶏尾根のはじまりはじまり。鈴鹿らしいルートを楽しみます。しばらくは杉林を下って高度を下げていきます。できたら下げたくないもののこればっかりは仕方ない(^^;)。気がつけば足元が花崗岩のザレになっていました。なんか懐かしくて嬉しい(^^)。痩せているとはいえ気をつけていれば十分安全な尾根を歩いていきます。

多少のアップダウンを繰り返して進んでいきます。楽しい尾根歩きです。そして分岐の看板をすぎるとようやく仙鶏尾根らしい場所に差し掛かりました。とはいえお助けロープもあるし、きっちり支持して登れば問題ないです。鈴鹿らしさを楽しめるいいルートです。手が必要なルートということは傾斜もそれなりですから呼吸を整えつつゆっくり登っていきます。やがて空が開けて登りきったかなという頃、仙の岩を擁する、いわゆる東峰に到着しておりました。

振り返れば野登山の山頂を越えておりました。このあたりは岩のエリアなので眺望がどこも素晴らしい!ハイカーさんがあちこちで食事をとられていらっしゃいます。私は仙の石で写真だけ撮らせてもらって、先に進みました。山頂は西峰ともいわれているほうであるのでそちらを目指します。一旦下って登り返し、いよいよ仙ヶ岳の山頂に到着です。

仙ヶ岳からの眺望は本当に素晴らしいものでした。何と言ってもここに来ようと思ったきっかけであるサクラグチが目の前にあるのはもとより、スタート地点からさっき登った野登山へのルートが全部見えます。鎌ヶ岳と御在所の双峰を前にして、北に目を向けると雨乞から綿向への稜線も見えます。あー、なんて幸せなんでしょう(^^)。これは天気がいいからか、それともこの山域が素晴らしいのか、両方なのか。さらに今日はこれから今日のメインである稜線歩きが待っています。まったくもって幸せ者です(^^;)。

山頂からはしばらく高度を下げ、稜線へと向かっていきます。ルートは破線でもないので歩きやすい、そして明瞭なルートです。テープも潤沢です。思ったより歩きましたが、やがて目的の稜線に到着しました。おお、これぞ!これこそ稜線歩きだ。県境稜線というルートだということは道標で教えていただきました。しばらくこの天空の稜線を楽しませていただくことにします(^^)。

県境だからかわかりませんが、獣害防止ネットのワイヤーの跡が常にあるので足元に注意して歩きます。なぜ稜線に樹林がないのかわかりませんが、それにしてもこの稜線の素晴らしさよ(^^)。登ってきた山と鈴鹿セブンの一角を背に、右には雨乞から綿向への稜線を見て、左には亀山7座から鈴鹿のその先を眺めつつ歩ける。天気予報通り北風が強まりますが、いつまでも歩き続けたい稜線でした。北アルプスの雲ノ平かのような開けた稜線歩きもやがて終りを迎えると、最後のピークで写真を撮って、ようやく下山への一歩に向かうことになりました。

船石へ向かってしばらく高度を下げていきます。下山かぁ。このときはそう思っていましたが、まだまだ下山ではありませんでした(^^;)。道は明瞭で迷うこともありません。しかし、思ったより高度が下がらないままに道は続きます。お陰で要所要所で最高の眺望が何度も訪れてくれます。ほんまにええ道です。が、あとあときつい目にあうことはこのときは思いもよりませんでした。

今日のルートからはちょっと外れたところにある臼杵ヶ岳に到着。亀山7座の3座目に到着できました。ここも眺望は素晴らしいです(^^)。もうあとはわずかに下るだけかな。このときはそう思っておりました。しかしほぼ標高を下げていなかった意味をこのあと実感します。臼杵ヶ岳をあとにして臼杵山へ。順調に進みました。ところが、ここからが本日の核心でした。

想像以上の激下り。これ、地図のコンター以上じゃない(^^;)?とはいえそれ自体は登山道ですからいいのですが、想定外に北風が激風になりました。地形のせいでこの辺りが風の通り道になっているのでしょうか。吹き上げる風に飛ばされないよう、風の収まりを待ったりしつつ徐々に進みます。風はバランスを崩すという物理的な不安要素でありますが、併せて暴力的な音がメンタルを削ってくれます。ここは東向きに歩いていましたので、北風が左からやってきます。それも尾根を吹き上げる風なので、左の鼻の穴が乾燥して、かつ右の鼻の穴から水っぱなが垂れてくる状況でした(^^;)。汚い話ですみません。こんな風を味わえるとはこれまたいい経験。かかってこんかい(笑)、なんてね。

という強がりとともに下山しておりましたが、実際のところガチ必死でしたので写真が撮れませんでした(^^;)。やがて登山口まで下山。あー、ほっとした。そして身に染みる充実感。鈴鹿セブンでもなかなか味わえない濃厚な山行になりました。眺望の素晴らしさや歩きごたえ、今日の天気によるところはあれども、まだ一部しか味わっていない山域ではありますが亀山は私にとって実に名峰であります。なんか、行けば行くほど行きたいところが増えてしまう(^^;)。

駐車場まで戻ると、来たときには分からなかった臼杵ヶ岳方面が同定できました。東に向かって登り始めて、西から下山。めっちゃいい周回ルートでした。もしもういちどやるなら逆ルートかな。最後の下山を野登のらくらくで降りてみたい。鈴鹿峠は亀山トレイルの上にあることから、こちらこそ鈴鹿なのでしょうか。とても楽しい山行になりました。今日もありがとうございました。

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