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Yamareco

記録ID: 544913
全員に公開
沢登り
中央アルプス

中ア 棧沢-中八丁峠

2014年11月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:53
距離
10.2km
登り
1,281m
下り
1,261m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:04
休憩
0:49
合計
9:53
6:52
12
スタート地点
7:04
7:44
368
棧沢出合
13:52
13:52
92
p1821
15:24
15:33
72
16:45
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道19号線よりJR倉本駅で曲がるか大沢沿いで曲がって倉本の集落を車で上って行きます。
林道は終点まで走行可能なので、下山が楽になるように奥まで進んでも良い。
(落石と落ち葉が有るのでスピードは控えめに。)
コース状況/
危険箇所等
棧沢(かけはしさわ)漢字が似ているが「桟」ではない。

棧沢は国道付近から遡行開始すると大堰堤で敗退するらしいので今回のルート(アプローチ)が一般的でしょう。

林道から巡視路を経てP902の鞍部まで行き、そこから棧沢へ下降:鞍部以降は踏み跡まばらだが、下降は容易。

棧沢出合-直後の20mCS滝:滝は直登不可なので今回は左岸ルンゼから巻いた。途中にワイヤーの残骸有り、ザレが登りにくいので慎重に。下降はロープ不要。

CS滝-1080付近:途中堰堤1回、右岸に作業道らしき道あり。沢は魚がいたら楽しそうだが見なかった。特に何もないので作業道で一気に進む、久しぶりに一般登山みたいだった。

1080付近-稜線まで:ここから傾斜が増す。
支流から20m滝が流入する直後に20m滝があり、見た感じ登れそうだがヌメリと完全フルシャワーなので左岸巻き。下降はロープ不要。
何個か小滝の後に右岸が崩壊している15m滝があり直登。たまに剥がれるホールドとヌメリの処理(タワシ磨き)で時間がかかり結局全身ずぶ濡れ。
その後は小滝とかガレが目立つ。
1540m付近から分岐が多数現れる、間違えると全然違う方面に向かってしまうので慎重にRFすべし。
稜線手前は強烈な傾斜とザレにビビッて尾根筋に逃げた。

稜線-1821-中八丁峠:明確に道はないが何となく踏み跡や獣道、たまにテープなど道の名残がちらほら。p1821からの下りで支尾根に引っ張られやすい。一通り下ると1663ー1630までは低い笹で楽勝。1630から中八丁峠までは短い距離だが背の高い笹とわかりにくい進路で苦労した。

中八丁峠-林道:落ち葉で何度もスリップした以外は全く問題無い。「笛掛」「いざるぼて」という看板付近では進路が変わるので直進しないように。
林道ヘアピン先の空き地に駐車してスタート
2014年11月08日 07:17撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 7:17
林道ヘアピン先の空き地に駐車してスタート
少し下って波線ルートの入り口にある巡視路
2014年11月08日 07:27撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 7:27
少し下って波線ルートの入り口にある巡視路
巡視路から別れて波線を進むがルートは消えている。
2014年11月08日 07:32撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 7:32
巡視路から別れて波線を進むがルートは消えている。
適当に下降して棧沢出合
2014年11月08日 07:44撮影 by  DSC-TX20, SONY
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適当に下降して棧沢出合
沢をチョット進むと…
2014年11月08日 07:49撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 7:49
沢をチョット進むと…
CSの滝が見えてきた。
2014年11月08日 07:50撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 7:50
CSの滝が見えてきた。
下段がツルツルに磨かれている。
辺りが暗かったりして凄味を感じた
2014年11月08日 07:54撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 7:54
下段がツルツルに磨かれている。
辺りが暗かったりして凄味を感じた
左岸ルンゼを適当に詰めるがザレが登りにくい。
そして息が切れる、今日は調子悪い日か…
2014年11月08日 07:58撮影 by  DSC-TX20, SONY
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左岸ルンゼを適当に詰めるがザレが登りにくい。
そして息が切れる、今日は調子悪い日か…
巻き途中から落ち口。
最後は道みたいになっていた。
2014年11月08日 08:11撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 8:11
巻き途中から落ち口。
最後は道みたいになっていた。
滝上は一転して穏やか
2014年11月08日 08:22撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 8:22
滝上は一転して穏やか
渓流沢となっている。
2014年11月08日 08:31撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 8:31
渓流沢となっている。
ゆるいナメ滝の先には
2014年11月08日 08:38撮影 by  DSC-TX20, SONY
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ゆるいナメ滝の先には
堰堤、左岸に道です。
2014年11月08日 08:43撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 8:43
堰堤、左岸に道です。
その後は右岸に作業道があってそれを使った。
2014年11月08日 09:00撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 9:00
その後は右岸に作業道があってそれを使った。
1080の分岐以後は…
2014年11月08日 09:52撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 9:52
1080の分岐以後は…
傾斜が増して連瀑の様相
2014年11月08日 09:54撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 9:54
傾斜が増して連瀑の様相
快適に越えて行きます。
2014年11月08日 10:00撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:00
快適に越えて行きます。
正面には支流から滝。
2014年11月08日 10:05撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:05
正面には支流から滝。
右が支流の滝で左が本流の滝。
この沢の絶景ポイントかな
2014年11月08日 10:09撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:09
右が支流の滝で左が本流の滝。
この沢の絶景ポイントかな
見た感じ行けるんだけど、どう考えても完全フルシャワー。
おとなしく巻きます。
2014年11月08日 10:11撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:11
見た感じ行けるんだけど、どう考えても完全フルシャワー。
おとなしく巻きます。
まだ滝は続きます。奥には…
2014年11月08日 10:39撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:39
まだ滝は続きます。奥には…
左岸が崩壊していた15m滝。
2014年11月08日 10:43撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:43
左岸が崩壊していた15m滝。
巻こうと思ったけど近寄ると行けそうに見えたので…
2014年11月08日 10:45撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:45
巻こうと思ったけど近寄ると行けそうに見えたので…
取り付いて見ます。
2014年11月08日 10:48撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:48
取り付いて見ます。
ヌメリ処理(タワシ磨き)に時間がかかり、結局ずぶ濡れとなる。
2014年11月08日 10:54撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 10:54
ヌメリ処理(タワシ磨き)に時間がかかり、結局ずぶ濡れとなる。
落ち口を跨いでどうにか越えられたけど、冷たいしチョットやばかった。
2014年11月08日 11:14撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 11:14
落ち口を跨いでどうにか越えられたけど、冷たいしチョットやばかった。
地図上のガレている付近かな
2014年11月08日 11:28撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 11:28
地図上のガレている付近かな
1箇所だけゴルジュっぽい所があったけど問題無かった。
2014年11月08日 12:02撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 12:02
1箇所だけゴルジュっぽい所があったけど問題無かった。
以後は分岐が連続するので間違えないように。
2014年11月08日 12:27撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 12:27
以後は分岐が連続するので間違えないように。
稜線は見えているがザレが酷くてたまらず逃げるけど…
2014年11月08日 13:04撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 13:04
稜線は見えているがザレが酷くてたまらず逃げるけど…
逃げた斜面もまた酷かった。
2014年11月08日 13:26撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 13:26
逃げた斜面もまた酷かった。
どうにか尾根に逃げ込む。
尾根上は楽勝。
2014年11月08日 13:31撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 13:31
どうにか尾根に逃げ込む。
尾根上は楽勝。
稜線到着し直後にP1821となる。
2014年11月08日 13:51撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 13:51
稜線到着し直後にP1821となる。
木々の合間から中央アルプスの山が見えるが、同定はできなかった。(檜尾とか熊沢方面としかわからなかった。)
2014年11月08日 13:53撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 13:53
木々の合間から中央アルプスの山が見えるが、同定はできなかった。(檜尾とか熊沢方面としかわからなかった。)
p1821からの最初の下りに細心の注意が必要だが、それ以後は低い笹のわりとわかりやすい尾根なのでまあ大丈夫でしょう。
2014年11月08日 13:55撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 13:55
p1821からの最初の下りに細心の注意が必要だが、それ以後は低い笹のわりとわかりやすい尾根なのでまあ大丈夫でしょう。
コンパスは手放せませんが、一部には踏み跡もあった
2014年11月08日 14:29撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 14:29
コンパスは手放せませんが、一部には踏み跡もあった
中八丁峠へ行かずに何度か谷に降りてショートカットしようと思ったけど、やっぱりやめた。
2014年11月08日 14:36撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 14:36
中八丁峠へ行かずに何度か谷に降りてショートカットしようと思ったけど、やっぱりやめた。
中八丁峠到着。
直前の笹藪だけが背が高く濃密で難儀した。
2014年11月08日 15:26撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 15:26
中八丁峠到着。
直前の笹藪だけが背が高く濃密で難儀した。
このルートから空木岳とか行くのは大変ハードだなぁと思った。
北アルプスで言えば島々-徳本-上高地みたいな感じかな。
2014年11月08日 15:27撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 15:27
このルートから空木岳とか行くのは大変ハードだなぁと思った。
北アルプスで言えば島々-徳本-上高地みたいな感じかな。
対岸には糸瀬山。
主稜線を外れていて目立たないけど、結構急峻でキツイ山。
2014年11月08日 16:06撮影 by  DSC-TX20, SONY
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11/8 16:06
対岸には糸瀬山。
主稜線を外れていて目立たないけど、結構急峻でキツイ山。
落ち葉で何度か滑ったが無事林道到着。
2014年11月08日 16:25撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 16:25
落ち葉で何度か滑ったが無事林道到着。
なお、波線ルートは見た感じ消えている模様。
2014年11月08日 16:27撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 16:27
なお、波線ルートは見た感じ消えている模様。
晩秋の紅葉を愛でながら無事周回完了。
2014年11月08日 16:47撮影 by  DSC-TX20, SONY
11/8 16:47
晩秋の紅葉を愛でながら無事周回完了。

感想

最初は近い鈴鹿に行こうかと思っていたのだが、ルートを悩みに悩んで結局決められず、最終的には数週間前に遡行した荻原沢の一本南にあるなぜか全然場所の違う木曽の棧沢を遡行することにした。

下流から遡行すると大堰堤で敗退するという情報を仕入れていざ出発。
棧沢入渓点近くにかかるCS大滝の高さだけでははかれない凄味を感じて少々ビビリながら遡行するも、中盤までは傾斜が緩く特に何も出てこない。

1080m付近で「結構歩いたけど、稜線までまだ標高差800近くあるなぁ」と若干ダレていた所から連瀑帯に突入。
フルシャワーしそうな最初の大滝はあっさり巻きを選択したものの、なんだか物足りなくなって次に現れた滝に取付くもヌメリとシャワーででヒヤリとする。

以後さらに傾斜が増してザレに足を取られて遅々として進まない。
コルを目指すのをあきらめて尾根に逃げるが尾根に乗る迄の斜面がボロボロ崩れて悪かった。

稜線の先P1821からコンパスを注視しながら稜線を下る。
振り返るとP1821も結構立っているがその奥にも立っているピークが何個も見られた。
キバニ岩や蕎麦粒岳だろうか、樹林で遮られはっきりとはしない。

P1630から突然笹が高く濃密になり最後でひとモガキすると中八丁峠に到着。
晩秋の落葉した木々、下るにつれてまだ残る紅葉ひとしきり楽しみ、フロントガラスに落ち葉が堆積したマイカーに乗って帰宅の途につく。

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