伊勢尾から鈴ヶ岳南西斜面のトラバース、茶野、御池岳
- GPS
- 08:38
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:35
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
晴れが約束されていた日曜日に、古い杣道を訪ねてみようと鈴ヶ岳の南西斜面に行ってみました。
御池橋のたもとに車をおいて出発です。キャンパーと登山の方と思われる車が数台有りました。すでに新緑から深い色合いへと変わりつつある伊勢尾を歩きます。沢筋に近いところではオオルリやミソサザイがきれいな声でさえずります。今日はアカショウビンの声も聞けました。独特のちょっと寂しげなトレモロの落下音。。。冬枯れ時とは違い、濃密な木々の存在を感じます。葉で見通しが効きにくくなった尾根をたどり、やがてヒルコバへトラバースする目印ポイントへ付きました。
ここから左に進みます。大体950mあたりをトラバースしてみます。はじめはなんとなく古い道形があるようだったり、けもの道であったりしています。所々随分以前に斜面が崩れたような所は踏み跡がなく、崩壊始点まで登って歩きやすいところを探しながら進みました。石灰岩の岩屑だらけの所や泥濘の斜面で滑りやすい所が入混じった斜面でした。地形図をよくよく睨んでみると他より少し等高線の間隔が広めの所もあるように見えます。トラバースの最後の方は少し下りすぎたことで傾斜が急になってきて、たまらず稜線に直登して逃げました。木の根っこを探しながら這々の体で這い上がりました。1995年版エアリアマップの黒破線の道は1000m付近についていますので、どうも低すぎたようです。宿題ができました。
稜線の登山道に出ると天国です。快適です。杣道探しも適当に、次は茶野のヤマシャクヤクの状態を確認に行きましょう。桜峠の茂みにはエビネが2株咲いており、誰もが見つけて写真に収めるであろう場所に生えていました。茶野が近づきヤマシャクヤクの株が目立ち始めましたが、まだまだ蕾は硬くもうしばらく掛かりそうです。いつもの木を写真に収め、鈴ヶ岳を眺めるとトラバースしてきた斜面が見えました。結構急ですね。本当に1000m付近のトラバース道は残っているのでしょうか?
鈴ヶ岳に到着しました。福井から来られた方と話していると続々と人がやってきます。日曜日ですもんね。ここから先は昼ごはんを食べる場所をあれこれ考えながら、結局西のボタンブチまでフラフラと彷徨い、お腹も減って喉も渇きもうたまらんとなってからのお昼でした。冷やして持ってきたノンアルビールとチョリソーは美味かったなあ!
一息ついたので、丸山により奥ノ平からT字尾根へ向かいます。もう遅い時間になっているので、緑の季節に人に合わない台地を彷徨う幸せを感じながら下降点を目指します。降り口からの急斜面は泥濘でもなくまあまあ滑らず、下りてこられました。そうするうちにもう山毛欅権現です。いつ来てもここで休憩し山毛欅を見上げてぼんやりします。すっかり気分が良くなって、しばらく動きたくありませんでしたが、時間も押しているので仕方なく重い腰を上げました。
今日歩いてきた御池岳の辺縁部や伊勢尾を見ながらT字右腕から御池橋に下ります。下りてくるとまだ河原でバーベキューをしている方もいて、今日はどこもにぎやかだったんだなあと思いながら帰ってきました。
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