阿弥陀岳中央稜-赤岳-権現岳-編笠山-西岳(舟山十字路から周回)

2023年05月27日(土) [日帰り]

• GPS: 11:17
• 距離: 19.3km
• 登り: 2,198m
• 下り: 2,206m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:40
• 休憩: 2:37
• 合計: 11:17

4:34 舟山十字路
4:53 4:53 南稜広河原取付
5:23 5:23 中央稜取付
7:17 7:17 西ノ肩
7:23 7:54 阿弥陀岳
8:06 8:06 中岳のコル
8:15 8:17 中岳
8:32 8:32 文三郎尾根分岐
8:42 8:43 キレット分岐
8:56 9:19 赤岳
9:29 9:29 真教寺尾根分岐
9:40 9:45 天狗尾根 稜線分岐
10:08 10:11 キレット小屋
10:34 10:36 ツルネ
10:58 10:58 旭岳
11:18 11:32 権現岳
11:42 12:06 東ギボシ
12:34 12:40 青年小屋
13:00 13:27 編笠山
13:39 13:39 青年小屋
14:21 14:32 西岳
15:14 15:20 信玄の隠岩
15:36 15:38 広河原
15:50 15:50 舟山十字路
15:51 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

舟山十字路駐車場4時20分到着で4台目。10台以上停められそう

コース状況／危険箇所等

中央稜は行先表示や鎖はない。取付からの急登や始めの岩稜の手前などで踏跡が多数あるが登れば復帰できた。3点支持を使うような岩場は殆どなくルートファインディングが大切。

その他周辺情報

車で舟山十字路に行く時誤って立場キャンプ場方面に行かないよう注意。

写真

5/27 4:55

舟山十字路から20分程歩くと南陵入口。ここもいつか挑みたい。

5/27 5:04

林道が終わると広河原沢を渡るが全くの涸沢であった。この辺りから阿弥陀岳が望める。

5/27 5:15

更に進むと広河原沢が二俣で分岐するので右に折れる。涸沢の河原を進んだが進行方向の左側の岸に踏み跡あり。

5/27 5:22

少し進み急に沢の音が聞こえてくるところが中央稜取付。ここは水が豊富なのに何でこの先下流で涸沢になるのか？

5/27 5:30

斜面が急になると踏み跡が不鮮明になる。が上に登ると尾根上の明確なルートに出た。

5/27 6:09

暫く緩やかに登り斜面が急になるとやがて朝日を浴びる権現岳が見えてくる。

5/27 6:19

北岳なども見えてきた。天気は全く期待してなかったので疲れが吹き飛ぶ。

5/27 6:25

最初の巨大な岩稜。本来向こう側から岩の右側を巻くのだが、左の急斜面の薄い踏み跡を登ってきて合流した。

5/27 6:32

奥秩父や奥多摩では記憶の無い綺麗な苔たち

5/27 6:33

この草付きの急斜面を登ると思ったが少し登ると左の樹林帯に踏み跡が続いた。

5/27 6:37

後で登る編笠山の右に北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳が見える。

5/27 6:40

二つ目の岩稜を左から巻いて急斜面を登ると

5/27 6:42

突然視界が開け、茅野市街や諏訪湖方面が一望。真ん中の尾根は一般ルートの御小屋尾根

5/27 6:43

霞んでいるが中央アルプス。宝剣〜空木、南駒ヶ岳など

5/27 6:48

何気ない道だが右は50m程の絶壁で落ちたら間違いなく命はない。

5/27 6:50

キレット越しに富士山も見えた。想定外。

5/27 6:51

急登と若干邪魔なハイマツと今年初の2000m越で酸素が薄いせいか足が重い。

5/27 7:02

数少ない高山植物。コメバツバザクラでよいのか、

5/27 7:24

阿弥陀岳登頂。一番左の尾根が帰りに通る西岳からの尾根、その右が南陵、一番右が御小屋尾根。中央右のとても短いのが中央陵。

5/27 7:24

硫黄岳、天狗、蓼科まで見える。

5/27 7:27

傘のような編笠山の背後に北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳。モー最高。

5/27 7:27

北岳アップ。北側はまだ結構雪がある

5/27 7:27

甲斐駒ヶ岳久々に行きたい

5/27 7:28

カールに雪を抱く仙丈ヶ岳と雪の全くない鋸岳。

5/27 7:29

右下に続くのが南陵。厳しそう。

5/27 7:40

権現岳バックに撮って貰った。その方はこの先どうするか迷っていたが結局同じ周回しこの先何度か一緒になる。

5/27 7:44

権現岳。右の東ギボシと高さは同じ位に見えるが権現の方が10mほど高いようだ。キレットから急登そう

5/27 7:52

満喫したので赤岳に向かう。そんなに降りなくていいんですけど。

5/27 8:15

急な岩稜帯を降りて中岳に登り返して振り返ると城塞のような阿弥陀岳。

5/27 8:32

文三郎尾根との合流点。右の横岳が立体的になってきた。尖ってるのは大同心？

5/27 8:42

赤岳までの最後の岩場の墓場のような急登を登る。

5/27 9:06

久々の赤岳。正面は阿弥陀岳。丁度その方向に赤岳主稜ルートがあるようだが自分には無理そう

5/27 9:25

さて権現岳に向かう。トレランの方が先行してキレットを降りていく。キレットの底は遥か下。

5/27 9:26

素晴らしい高度感の中、降りてもおりても、まだ降りる。

5/27 9:38

阿弥陀南陵険しすぎるんですけど

5/27 9:40

丁度スライドする方が絵になるので勝手に撮らせてもらった。険しいトラバースもありキレットの要注意ポイント

5/27 9:41

バリルートの大天狗、小天狗。これは自分には無理。

5/27 9:43

下りは特に落石を発生させないよう気を遣う。

5/27 9:47

降りてきたルートを振り返る。本当落石コワー。

5/27 10:15

キレット小屋やってなかった。僅かな高山植物。

5/27 10:35

だいぶ登ったけど、まだまだ登るー

5/27 11:11

ゲンジー梯子ストック持ちながら登り途中で疲れて一回休んだ。上から見るとこんな感じ

5/27 11:20

久々の権現岳登頂。15分位景色を眺めたが結構混むし休む場所も狭いので東ギボシで休憩

5/27 11:44

東ギボシ初登頂。といってもルートから外れること1分。

5/27 11:53

赤岳と阿弥陀岳の鋭鋒感が凄い。諏訪から来ている同じく舟山十字路周回の女の子と暫しお話した。

5/27 12:11

青年小屋に下山中の東ギボシの雄姿。

5/27 12:45

青年小屋はスルーし無数の大岩を乗り越え編笠山を目指す。振り返って権現岳

5/27 13:16

編笠山でも大休憩。大空間の向こうに甲府盆地と富士山

5/27 13:21

まだ雲の上に頭を見せてくれている

5/27 13:23

今日登った阿弥陀岳、赤岳、権現岳を眺める。南八ヶ岳って山体が古いのかアルプスより急峻？

5/27 14:30

青年小屋に戻り今度は樹林帯を進み西岳到着。編笠山〜ギボシの雄大な景色

5/27 15:06

西岳からは美しい針葉樹林の歩きやすいトレイル。景色は全くないので登りはつらいかな

5/27 15:37

下って林道を暫く進み、結構危なげなトラーバスを進んで広河原。結構流れていたが濡れずに済んだ

5/27 15:51

舟山十字路到着。先についていた方と暫し談笑。

撮影機器：

PowerShot G1 X Mark II CANON

感想

shin123

　GWに家族で美ヶ原を歩き久しぶり八ヶ岳に行きたくなった。昔行こうと思っていた舟山十字路からの阿弥陀岳、赤岳、権現岳の周回で、どうせならバリルート中央陵とした。
　途中何か所か不明瞭な所があったが何とか復帰できる。但し微妙なトラバースもあるし訪れる人は少ないので気は抜かずに。
　曇り予報だったが赤岳周辺でガスった以外はまずまずで写真が600枚近く整理が大変。阿弥陀岳に予定よりだいぶ早く着いたので後はゆったりと景色を堪能できたが後半でのキレット登返しは厳しい。
　阿弥陀岳で男性、キレットの途中で女性のソロ周回の方とも話し楽しい山旅でした。

阿弥陀岳：2回目、赤岳5回目、権現岳：3回目、東ギボシ:645座、編笠山：4回目、西岳2回目

コメント

yamatavi

中央稜のお話とても参考になりました。ありがとうございます。
南陵は見たからに厳しそうですね。