中辺路 熊野三山を繋ぐ 熊野速玉大社〜熊野那智大社〜熊野本宮大社

2023年05月26日(金) 〜 2023年05月28日(日)

• GPS: 18:42
• 距離: 65.3km
• 登り: 3,149m
• 下り: 3,088m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:59
• 休憩: 0:21
• 合計: 5:20

11:37 新宮駅
12:04 12:09 神倉神社
13:03 13:11 熊野速玉大社
13:34 13:36 阿須賀王子跡
16:48 16:53 浜の宮王子
16:53 16:53 補陀洛山寺
16:58 那智駅

2日目

• 山行: 7:36
• 休憩: 0:34
• 合計: 8:10

16:58 那智駅
5:12 5:12 浜の宮王子
5:28 5:28 那智温泉
5:51 5:51 尼将軍供養塔
6:26 6:26 大門坂入口
6:49 6:52 那智山バス停
6:57 7:07 青岸渡寺
7:08 7:12 熊野那智大社
7:14 7:16 青岸渡寺
7:30 7:33 飛瀧神社
7:50 7:51 青岸渡寺
8:02 8:02 三丁の分岐
8:22 8:25 那智高原公園
8:38 8:39 那智高原公園
9:02 9:02 登立茶屋跡
9:36 9:37 舟見茶屋跡
9:57 9:57 色川辻
10:51 10:56 地蔵茶屋跡
11:08 11:08 石倉峠
11:34 11:35 越前峠
12:27 12:29 楠の久保旅籠跡
12:52 12:52 円座石
13:16 13:18 大雲取越登山口(小口)
13:18 小口バス停

3日目

• 山行: 4:42
• 休憩: 0:18
• 合計: 5:00

13:18 小口バス停
7:34 7:35 小口自然の家
7:44 7:47 小和瀬の渡し場跡
8:08 8:08 椎の木茶屋跡
8:39 8:39 桜茶屋跡
8:51 8:51 桜峠
9:13 9:15 石堂茶屋跡
9:22 9:22 小雲取山
9:30 9:31 林道出合
9:39 9:39 百間ぐら
10:08 10:09 万歳道分岐
10:13 10:14 松畑茶屋跡
11:01 11:10 小雲取越登山口(請川)
11:13 11:13 請川
12:01 12:02 大斎原
12:21 12:23 熊野本宮大社
12:36 ゴール地点

天候

5月26日 雨のち晴れ
5月27日、28日　晴れ時々くもり

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路　JR新宮駅　今回JR東海を利用しました。
新宮駅はJR東海と西日本の境目の駅にあたります。
復路　熊野本宮大社より龍神バス、明光バス
龍神バスは温泉地を巡って紀伊田辺⇔本宮大社
明光バスは、新宮⇔本宮大社⇔紀伊田辺⇔白浜
私は紀伊田辺で下車して、帰阪しました。

どちらも本数は多くないので、下調べが必要です。

コース状況／危険箇所等

世界遺産ということもあって、わかりやすいかと思います。砂浜あり　倒木箇所　渡渉あり

その他周辺情報

今回紀伊勝浦と神丸で宿を取りました。
(どちらも民泊)
熊野古道沿いは、宿が取りにくく、特に小口は
宿数があまり無いため、先におさえておくのがベターです。

熊野川温泉さつきの湯　小口から7km
バス停は神丸下車
川湯温泉、渡瀬温泉、湯の峰温泉など
熊野本宮大社から徒歩5分程度　蘇生の湯（15時〜20時）三年前利用

写真

5/26 8:25

新宮に向かう道中。ミジュマルトレイルを見た笑
今回は鶴橋から近鉄松阪経由で、JR東海乗り換えました。これが一番早く新宮に着き値段も
安かった。松阪駅はJRと近鉄繋がっていますが、この先交通系電子マネーは使えないので
注意が必要です。

5/26 10:57

特急南紀1号。松阪駅で駅弁購入　登山客が多いです。三瀬谷駅は、大台ヶ原(大杉谷)かな。
尾鷲は(尾鷲道)かな、などと思いながら、先に降りられた方たちを車内から見送る。

5/26 11:58

5/26 12:04

急な階段に苦労した神倉神社。断崖絶壁街を見下ろすように神倉神社があります。

5/26 12:14

千穂の峰登ろうと試みたのですが、

5/26 12:29

薮かきで、道がわからなくなり、しかも雨が本降りになり、撤退(^_^;)

5/26 12:36

左端案内があってここを歩けばよかったようです。しかし、歩き始めてここで時間取るわけにいかないので下山しました。

5/26 13:00

熊野速玉大社です。

5/26 13:01

さ

5/26 13:02

5/26 13:14

樹齢1000年を超えるといわれる御神木のナギの木　平重盛が手植えたと伝えられています。このナギの木の葉を持つと縁が切れない。旅の安全にお守りとして身につけると良いとされています。

5/26 13:34

街中の案内は見落としがち

5/26 13:34

こちらは阿須賀神社

5/26 13:35

5/26 14:05

さて、中辺路を進み、浜が近くなって来ました。

5/26 14:11

ここに来るまで、砂浜(浜王子)がまさか中辺路の路になっているとは知らなかった(°▽°)
大辺路は浜辺を歩くとしってたけど。

5/26 14:14

誰もいない浜辺を1人。美しいですが、波が高く少し怖いくらい。
南方(海の向こう)に補陀洛浄土があると信じ、小さな船に閉じ込められ目指した(いわゆる人柱的な)
熊野古道の終着地と言えるかもしれない。

5/26 14:28

そしてとにかく砂利に足を取られて歩きにくい汗

5/26 14:39

浜辺から脱出。高野坂

5/26 14:40

5/26 14:49

歩く方を見守るお地蔵さん、

5/26 14:54

時折見える海岸が美しい。

5/26 15:37

この先、車道を歩きます。どこか歩く路があるのではないか思いましたが、間違ってはいなさそう。

5/26 15:57

5/26 16:11

小枸子峠

5/26 16:49

浜の宮王子　一つ一つの王子を参りながら歩きます

5/26 16:49

5/26 16:52

補陀洛山寺　補陀洛浄土を目指した上人たちが出発されたお寺。残念ながら16時までの拝観で中は見ることができず。スタンプは回収しました。

5/27 5:35

さて翌日ここから5月27日。宿泊地は勝浦でした。今日は、那智大社を目指した後、難関大雲取越えます。

5/27 5:36

5/27 5:45

5/27 5:48

5/27 5:50

尼将軍(北条政子)の供養塔？

5/27 5:54

5/27 6:30

大門坂　左右の杉は夫婦杉と言われ、共に樹齢800年とも。立ち並ぶ杉も大きく圧巻。
よくカレンダーや、雑誌にも大門坂が載っていたりしますが、雄々しい

5/27 6:39

静寂、登り大変ですが、心は落ち着きます。

5/27 6:57

大門坂を登りきると熊野那智大社の入り口に到着です。

5/27 7:07

5/27 7:08

5/27 7:09

5/27 7:27

那智の滝は飛隴神社　滝そのものが御神体です

5/27 7:34

全身で感じる?　
前回熊野古道歩いた時は那智の滝に来れなかったので、感無量です。ここに来るまでの道中も。
スタンプ探していたら、店内開けるところで案内してくださいました。この時間以前だったら回収できなかった。

5/27 8:02

5/27 8:22

那智高原公園素敵な公園、ここで朝ご飯を頂きました。

5/27 8:39

ここの地面のkodoの文字に惑わされて、直進し、路を間違えてしまいました。
また並行した路だったため、しばらくヤマレコが警告がならず。地図をみると途中で合流することから
そのまま進んでもよかったのですが、あえて戻りました。ログがぐだぐだなっています。

5/27 9:38

船見茶屋跡　那智の街を一望。
長く険しい熊野の巡礼には諸所茶屋があったようです。

5/27 9:48

苔むした岩

5/27 9:57

5/27 10:11

5/27 11:35

この辺り、写真が少ないのは訳があり。
スマホが20%を切りそうになったにで、充電しようとしたら、モバイルバッテリのスイッチが外れてしまいました(･･;)
途中一緒になった方が分けてくださいました。そこから、スマホは省エネモードで歩いています。

5/27 12:02

胴切坂　胴が切れそうな険しい路が続く事からつけられたそうです。
また妖怪の伝説など残り、大雲取越えは険しい道のりです。

5/27 12:11

険しい登りと下りを繰り返し。石畳が濡れており滑りやすくなっています。

5/27 12:56

円座石　大岩にみっつの梵字。熊野三山の神様がここに集まりお話をすると言い伝えられています。
熊野三山の丁度真ん中くらいなのでしょうか。

5/27 16:58

ログが飛んでいます。時間的には小口から小雲取も越えられそうでしたが。
スマホの電源を落とし宿まで歩きました。小口から神丸(熊野川温泉)のバス時間まで4時間あったので。
(小口から7キロ程)幸いに以前もお世話になった宿だったので、道を覚えていてよかった。写真は宿の近くの熊野川さつき温泉です

5/28 7:10

三日目5月28日　お宿から神丸ー小口へ、この日はバスを利用。バス料金は100円です
スマホの充電もバッチリ。さぁ今日は小雲取です。

5/28 7:30

5/28 7:35

小口のキャンプ場
小口は(大雲取と小雲取の間とあって)お宿が取りにくいのですよね。海外の方などは早い時期からおさえているのだと思います。私も前回同様小口で宿が取れませんでした。神丸バス停近くのお宿ですが。神丸の宿は利点もあります。
今回のように小口で終えても、小雲を越えた請川で終えても、両方からバスでアプローチできます。あと、温泉があります(^^)
私がフォローしている方々は小口テント泊されてますね。テント泊なら宿の心配もいらないのですが。私にはハードルが高いなぁ。

5/28 7:46

小和瀬渡し場跡　大雲と小雲を渡す舟が橋ができるまで出ていたそうです

5/28 7:47

赤井川の水がとにかく綺麗。

5/28 7:54

小雲取は比較的歩きやすくハイキングコースなどと聞いていたのだけど、ずっと登りでキツい。この２日の疲れが出てるのか足も重い。

5/28 8:30

5/28 8:49

5/28 9:12

石堂茶屋跡

5/28 9:13

ここでしばし休憩

5/28 9:14

スタンプも回収　

5/28 9:30

この先、駐車場？とトイレがあるようです。ここまで車で来て、百間ぐらに向かう方もいるのかしら？

5/28 9:46

百間ぐら　小雲取の絶景ポイント　いつか果無山脈を越えて行きたい。
誰もいないことに山に
向かって仁王立ちでおにぎりを頬張るw

5/28 9:47

5/28 9:48

自撮り上手くいかない(･･;)

5/28 10:09

ここ伊勢路に繋がるんですね。伊勢路は伊勢と熊野の結ぶ路です

5/28 10:13

5/28 10:49

すれ違う路を歩いている方の八割が外人さんです。お宿も私以外海外の方でした。巡礼の路が世界遺産なった例はおそらく二つ。スペインと日本。外国の方に魅力的なのでしょうね。

5/28 10:58

請川に降りてきました。なにやら人だかりがあると思ったら、ラーメン屋さん。人気店のようです。

5/28 11:43

大峯奥駈道の案内が見えます。吉野から熊野を繋ぐ最も過酷な熊野古道。

5/28 11:58

大斎原　元々ここに本宮大社があったのを度重なる、洪水で移転。田園に囲まれて
た日本一の鳥居があります。

5/28 12:11

熊野本宮大社　辿り着きました。感無量ですヽ(；▽；)ノ
お参りして帰阪します。

5/28 12:17

今回最後の本宮大社のスタンプ
自分に打ち勝てるよう、八咫烏の勝守を拝受しました。

5/28 12:19

5/28 13:12

さて、帰路の道中。せっかく熊野本宮大社に来たなら、温泉に入らねば。と。
本宮大社近く(半径5キロ内)三つの温泉処があり、バス本数が少し多い、わたらせ温泉にしました。
ここ、温泉と同じ場所に食事処やコインランドリー。お土産屋もあり便利でした。
お肌スベスベになって、身も心も若返った！

5/28 14:35

わたらせ温泉郷

感想

yukinnta

三年前の６月大きな転機を迎え、
熊野古道を歩こうと、一大決心をしました。
前泊含め4泊4日
当時は山登りは趣味ではなく、年1〜２回程度ハイキングに行く程度でした。

あれから三年を経って、リトライしようと
路を引いた時に、欲張りすぎかな、と
思ったりもしたけれど。どうせなら熊野三山を繋ごうと三日間の日程を組みました。

途中路は間違うわ、モバイルバッテリは壊れるわとアクシデントもありましたが、まぁ人生こんなもんだろ(笑)と開き直りました(^^)

スマホの電池が20％キリ
道中ご一緒になった方がご自身のモバイルバッテリを貸してくださって、おかげで小口まで保ったことは感謝しかない。

ちなみに、電池が心許なくなってから、
省エネモード、機内モードにしたら、ログが一直線になりました(^_^;)ああ、そうなるのかと納得した。

ログはPCで修正もできますが、これはこれでおいておこうと思います。
行程最後までモバイルバッテリ問題が解決せず、予定を変更となったのは
反省点ですが、元々幾つかエスケープルートを練っていた事は幸いしました。

今回は、巡礼の路なので
攻める所はしっかり攻め、参拝や観光には時間を取りました。
美しい山河と巡礼の路を五感で踏みしめて、
前回歩くことができなかった小雲取(大雨により見合わせ)と大門坂、那智の滝等々(体力、経験不足諸々)。とにかく美しい路だった。

三年前からの自身の成長を感じました。
歩くの速くなったなぁ、としみじみ。まだまだ進化できるかしら。

コメント

oumachan

yukinntaさんへ
こんにちは、熊野古道お疲れ様でした。三年の思い達成おめでとうございます。見事ですね❗️土曜・日曜で行かれると思っていましたが金曜日から行かれたんですね。記録を楽しみにしていましたが、お疲れのところ、こんなに早く記録が上がってびっくり‼️山行同様yukinntaさんのいつも通りの速攻ですね。今南紀熊野の観光マップと写真・コメントを地図で追っかけていました。しかし良く歩かれましたね‼️
海辺からスタートして〜輝く緑美しいです。
先人の方達が長い歴史の積み重ねで出来た参詣道、写真を見てても心が静かになります。
同じ歴史ある京都とまた違う雰囲気を感じます。
記録を楽しく拝見させていただきました。これも山行の楽しみの一つですね。ありがとうこざいます。
それと最後に"やっぱり速い,まだまだ進化しますね。"😊

yukinnta

oumachanさん
山行早々見ていただいてありがとうございます❗️
新宮は遠く、何度も行くのは金銭面もあり、一度に繋げる方がより達成感があるかなぁと、思い立ち
３日の日程を立てました。天気予報を見てルートを決めたので急遽年休も取りました。
今週だと雨天続きで、思い立って良かったとおもってます。
oumaさんが購入した和歌山分県登山の御本にも載ってそうですね。
海に山河に美しい路でした。まだ歩けていないので、ぼちぼち繋いで、来年あたりは小辺路も
挑戦したいな、と思っています。小辺路を歩くにはまだまだ進化が必要なので頑張ります?( 'ω' )?