生駒山の廃街道”おと越え”に挑む。

2014年12月06日(土) [日帰り]

• GPS: 06:22
• 距離: 20.5km
• 登り: 556m
• 下り: 546m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:15
• 合計: 6:23

10:05 旧近鉄八尾駅
11:00 11:00 玉串川
12:00 12:05 玉祖神社
12:32 12:42 水呑地蔵尊
12:53 12:53 十三峠
13:02 13:02 おと越え分岐
13:25 13:25 生駒スカイライン
14:30 14:30 堰堤
15:11 15:11 中高安小学校
16:28 近鉄八尾駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

★スタート地点
近鉄大阪線 近鉄八尾駅すぐ

★ゴール地点
近鉄大阪線 近鉄八尾駅すぐ

今回は自宅近くの駅から歩きましたが
登山口には近鉄信貴線服部川駅が近いです。
　　

コース状況／危険箇所等

　
生駒山系を横切る道は暗峠を筆頭にいくつもありますが
”おと越え”は住吉、八尾、平群、伊勢を結ぶ街道の一つでした。

今回のルートは近鉄八尾駅を出発して
立石越街道を東進し十三越街道で山を登ります。
途中の”おと越え”分岐点より山を下り立石越街道で八尾に戻ります。

”おと越え”は渓流沿いのハイキング道で人気があったのですが
崩落があってからは訪れる人が少なくなり廃道と化しています。
今も古い案内看板やテープ類はあることはあるのですが
取れていたり藪が多すぎてわかりにくくなっています。

道が崩落している個所では沢を歩く必要があります。
普段は水量が少ないですが雨天時は注意が必要です。

なお、ルート自体は旧街道に出来るだけ辿っていますが
今回は特にこだわりをもっては歩いていません。（特に山本付近）
旧街道を忠実に歩きたい方はご注意ください。
　

写真

12/6 10:13

googleのゲーム。ingressのポータル（拠点）に寄り道しながら山に向かいました。

12/6 10:22

南本町交差点。昔からの八尾のジャンクションです。

12/6 10:26

桃林堂。古くからの和菓子屋さんです。店の前に”おと越え”の道標がありますが写真を撮り忘れました。

12/6 10:30

立石越街道区間。狭い道筋です。

12/6 10:59

山本から進路を北に変え玉串川沿いを歩きました。春は桜が綺麗です。

12/6 11:07

旧大和川堤防。これほどの大きさで残っているのは珍しいですね。

12/6 11:08

旧大和川の堤防は御野縣主神社の裏にあります。

12/6 11:08

旧堤防の案内板。

12/6 11:15

山が近づくにつれ郊外の様相になってきました。

12/6 11:34

東高野街道との交差点。

12/6 11:47

勾配が始まります。

12/6 11:48

道標があります。右大坂、左信貴山、ここで十三越街道と合流します。十三越街道は布施付近からの道筋です。

12/6 11:51

勾配が始まりました。

12/6 11:53

ここを右に曲がって玉祖神社に寄り道しました。十三越街道は直進です。

12/6 12:06

玉祖神社。

12/6 12:14

十三峠に続く十三越街道には途中の水呑地蔵までは地蔵さんが約5m〜10m間隔でいらっしゃります。

12/6 12:18

古い時代の石積みが多いです。

12/6 12:21

十三越街道の山間部は整備されたハイキング道です。

12/6 12:35

水呑地蔵で一服。ここの水は名水です。

12/6 12:35

眺めも最高。

12/6 12:42

水呑地蔵から上は若干荒れていますが特に問題はないでしょう。

12/6 12:47

生駒スカイラインと合流します。ちなみに街道はこの場所から右斜めに入っていたようですが藪が酷く通ることが出来ません。

12/6 12:52

十三峠より大阪平野の眺め。

12/6 13:02

奈良側へ下っていきます。

12/6 13:02

すると道標があります。右、大坂。左ひらの住吉。ここが”おと越え”の分岐点です。左に進みます。

12/6 13:03

道標がなければ分岐に気づかないほどの藪が生い茂っています。右方向から来ました。

12/6 13:03

藪が生い茂っていますがこの先の藪と比べると子供みたいなものです。

12/6 13:04

25mほどで藪は消えて歩きやすい道になります。

12/6 13:05

しかしすぐに藪にぶち当たります。

12/6 13:06

藪を漕ぎます。このあたり路盤はしっかりしています。

12/6 13:15

誰かが歩いた足跡が残っています。この先にも残っていたので最近歩いた人がいるようです。

12/6 13:22

明らかに人工的に藪が切り開かれた箇所。これを抜けると生駒スカイライン（縦走路）に出ます。

12/6 13:23

左方向から来ました。右に抜けます。

12/6 13:24

スカイラインにはベンチがあります。横断に気を付けて向こう側に渡りましょう。

12/6 13:25

ここから下ります。藪が生い茂っていますが道筋がなんとなくわかると思います。

12/6 13:27

少し下ると藪から開放されます。

12/6 13:27

古い時代の標識とビニールテープ。ところどころにテープがありますが完全ではありません。

12/6 13:28

再び藪漕ぎ。

12/6 13:30

こういう良い感じの道もあるんですけどねー。

12/6 13:35

この付近は歩きやすかったです。

12/6 13:35

巨石群。重箱石など名前もあるそうですが・・・。

12/6 13:36

八尾市のマークがあるので昭和50年代のものなのでしょうか。

12/6 13:40

倒木多数。

12/6 13:40

何かの川の源流なのでしょう。ここから沢沿いに進みます。

12/6 13:54

青いテープが心強い。

12/6 13:54

沢の水量が増えてきました。

12/6 13:56

ここにも火事に注意の看板。

12/6 13:57

ハイキング道の看板もありました。

12/6 14:00

どこをどう通れば・・・。

12/6 14:02

沢の右側に道が通っていたようです。この付近は削られてしまっている箇所が多いですね。

12/6 14:02

古い石積み。街道であった証拠です。

12/6 14:15

左側に沢。右側に道。かつてはこういう感じの道筋が続いていたと思われます。

12/6 14:15

藪が続きます。

12/6 14:16

何か書いてありますが読めません。

12/6 14:16

この先の藪を突破していくことになります。

12/6 14:19

竹の倒木。道が崩落しているので沢沿いに進みます。

12/6 14:22

カラーコン。ここから通行止めですよ。というものだったのでしょうか。

12/6 14:28

石積み沿いに進むと・・・。

12/6 14:29

堰堤が現れます。かなりの大きさです。

12/6 14:30

左側へ。

12/6 14:31

堰堤からの眺め。

12/6 14:31

このような階段が設置されています。

12/6 14:33

振り返って。

12/6 14:36

ここを右に進むと整備された道に出ますが旧街道は沢沿いなのでそのまま下ります。

12/6 14:41

なにやら立派な石積み。

12/6 14:45

バリケードを越えると良い道になります。

12/6 14:46

ホッと一安心。

12/6 14:48

藪漕ぎの勲章。

12/6 14:48

振り返って。山と山の間から下りてきました。

12/6 14:51

おと越え道標。

12/6 14:59

旧街道沿いには古いものが多いですね。

12/6 14:59

ここにも道標。

12/6 15:11

中高安小学校前の道標。ここで立石越街道と合流します。

12/6 15:18

東高野街道との交差点。

12/6 15:41

道標には左、八尾。右、大坂とあります。大坂への道は途中で十三越街道と合流するのでしょう。

12/6 16:32

近鉄八尾駅前でゴールとしました。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) カメラ(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　
現時点の”おと越え”は楽しめるレベルは程遠いです。
藪漕ぎ好きならもってこいの道かもしれませんが
藪の量が半端ないです。真夏は通れたものでないでしょう。

途中では行く手を何度も阻まれました。
藪はもちろん、倒木、崩落、沢歩き。などなど。

かつては渓流沿いということで人気があったそうですが
景色的に人気があったんだなと思える箇所が多々ありました。
斜度的にも隣の立石越えより楽そうに思えました。

ただ、現状は近づかないほうが無難でしょう。
いつか整備され再び光があたることを願ってやみません。

なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。
http://borabora.seesaa.net/article/419664172.html　
　　　

コメント

Ikoma Nature Walk

こんばんわ。
さすがですねー。八尾駅から歩かれましたか。
桃林堂の写真でニンマリしました。
堰堤工事が始まるまでは、小鳥の鳴き声や、
渓流の水音が楽しめる別天地でした。
人が歩かないと荒れ放題。残念です。
奈良県側はまだ歩いていないので、
このレコを参考にチャレンジしてみます。
靴紐ゆるくしたら、小指元気でした。
ありがとうございました。

yaonyaosuke2

Re: こんばんわ。
駅から歩いたのは電車賃のせつやく
堰堤の工事は生活のためといえど残念ですね。
渓流沿いなので復活して欲しいところです
小指の件何よりでした