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ヤマレコ

記録ID: 57479 全員に公開 沢登り丹沢

寄沢水系 山ノ神渡ノ沢

日程 2010年02月23日(火) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
, その他メンバー1人
天候晴れ(暖かい)
アクセス
利用交通機関

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

寄大橋8:56−
9:38山ノ神渡ノ沢出合10:03−
10:30F4−20m基部−
10:40F5−40m基部−
10:50F5−40m高巻き終了−
13:25雨山山頂北部−
13:30雨山13:55−
水棚沢左岸尾根下降−
14:50成長の森(20・21年度)15:00−
15:12水棚沢出合15:30−
15:43寄大橋
コース状況/
危険箇所等
■山ノ神渡ノ沢(ヤマノカンドノサワ)
  ・出合は寄沢の標高618m手前。西側から少しの水量で出合う沢。
  ・最初のF1−3mは左から直登可能。卦蕁檗
  ・次にF2−6mも左壁を登れる。卦蕁
  ・F3−三段5mは左から巻く。
  ・この上で二段構成に見える大きな滝が現れる。
   下段(F4)はおよそ20m。脆いので直登は厳しそうだ。
   左側からくの字状に高巻き上段基部に出る。
  ・上段は中央の、滝というより涸棚で40mはある。
   これはとても登れないので、左の支沢の更に左カンテから高巻く。
   このカンテも痩せて急。中央の棚落ち口と同じ高さ程度に来たら
   落ち口方向に向かい、枝沢と小尾根をトラバースするが悪い。
   この辺りがこの沢の核心部。
  ・沢に戻り4m滝を直登し、続く6m滝は右側を戻る方向に斜上するよう
   回り込んで高巻くが、出だしがやや悪い。
  ・連続する3m涸棚は比較的しっかりしているので直登。
   続く4m涸棚は右を登る。
  ・標高850m二俣は右の二段4mへ。
  ・少しで5mCS棚。左壁を登れる。卦蕁
  ・標高900m二俣は右の方が開けて一瞬本流のように思えるが、
   雨山に向かう本流は左の15m滝である。
   この滝は二俣の中間尾根を登り岩壁の上部を巻く。
  ・3m滝を越し沢は平凡になり、2つ続く石積堰堤(1つ目は壊れている)を
   越え、あとは雨山山頂の北西部登山道まで特に問題なく詰められる。

  ・遡行グレード:2級上(「上」はF4〜F5高巻きの悪さを考慮)

■雨山東南尾根(仮称)〜成長の森〜水棚沢出合
  ・雨山山頂の北西20mから出だしがやや太った尾根を下降。
  ・読図のポイントは、標高1100m、1050m、1000mの尾根分派。
   植生保護柵に囲まれた開けた斜面は、柵沿い左側を下り、柵の開けた所から
   中に入る。
  ・左側に険峻な沢を見ながら下降し、標高700m辺りで分派する小尾根は
   右へ行けば、下に赤色の杭が林立する成長の森(平成20・21年製)に出る。
   標識に従い下降すれば登山道と合流する。
ファイル 20100223yamanokandonosawa.xls (更新時刻:2010/02/21 21:02)
過去天気図(気象庁) 2010年02月の天気図 [pdf]

写真

山ノ神渡ノ沢出合
2010年02月23日 10:03撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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山ノ神渡ノ沢出合
F1−3m
2010年02月23日 10:05撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F1−3m
F1を登る
2010年02月23日 10:07撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F1を登る
F2−6mを登る
この流域は岩質が非常に脆いので細心の注意が必要
2010年02月23日 10:11撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F2−6mを登る
この流域は岩質が非常に脆いので細心の注意が必要
F3−三段5mは真ん中がえぐられており、上段は脆いため、下に戻り左からザレを高巻いた。
2010年02月23日 10:17撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F3−三段5mは真ん中がえぐられており、上段は脆いため、下に戻り左からザレを高巻いた。
ドーンと現れたF4−20m大滝。その上部にF5と思われる涸棚も見える。
2010年02月23日 10:25撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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ドーンと現れたF4−20m大滝。その上部にF5と思われる涸棚も見える。
F4−20m。岩は当然脆いので左から巻く。
2010年02月23日 10:40撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F4−20m。岩は当然脆いので左から巻く。
F5の基部で左から支沢が入っている。F5はとても登れる代物ではないので、この支沢の更に左カンテから大きく巻いてみた。スタンスが非常に脆い。
2010年02月23日 10:40撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F5の基部で左から支沢が入っている。F5はとても登れる代物ではないので、この支沢の更に左カンテから大きく巻いてみた。スタンスが非常に脆い。
高巻き途中から見たF5涸棚。もしかしたら40mはあるかもしれない。
2010年02月23日 10:44撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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高巻き途中から見たF5涸棚。もしかしたら40mはあるかもしれない。
F5落ち口先へ戻るには支沢のトラバースをするが、かなり悪かった。沢へ戻る直前に古いロープスリングが落ちていた。
2010年02月23日 10:56撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F5落ち口先へ戻るには支沢のトラバースをするが、かなり悪かった。沢へ戻る直前に古いロープスリングが落ちていた。
F7−6m。岩が脆いので右側から高巻く。巻きの出だし斜上がやや悪かった。
2010年02月23日 11:19撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F7−6m。岩が脆いので右側から高巻く。巻きの出だし斜上がやや悪かった。
F7高巻きから沢へ戻る。
2010年02月23日 11:28撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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F7高巻きから沢へ戻る。
標高850m二俣の右俣に架かる二段4m。
2010年02月23日 11:54撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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標高850m二俣の右俣に架かる二段4m。
CS5m滝。左壁を登った。卦蕕らい。
2010年02月23日 12:00撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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CS5m滝。左壁を登った。卦蕕らい。
標高900m二俣の左俣に架かる15mあろうかと思われる滝。二俣の中間尾根から高巻く。
2010年02月23日 12:13撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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標高900m二俣の左俣に架かる15mあろうかと思われる滝。二俣の中間尾根から高巻く。
沢はようやく平凡になるが、左右の枝沢から落石が始終自然発生している。
2010年02月23日 12:56撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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沢はようやく平凡になるが、左右の枝沢から落石が始終自然発生している。
詰めは倒木があるが平凡。雪も随分融けている。
2010年02月23日 13:16撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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詰めは倒木があるが平凡。雪も随分融けている。
雨山山頂の北西部に詰めあげ登山道に出る。
2010年02月23日 13:26撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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雨山山頂の北西部に詰めあげ登山道に出る。
雨山山頂
2010年02月23日 13:30撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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雨山山頂
雨山南東尾根(仮称)を水棚沢出合に向け下降
2010年02月23日 13:58撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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雨山南東尾根(仮称)を水棚沢出合に向け下降
大量のシカ糞。これだけ多いのはもしかしたらカモシカかも。黒豆サイズ。
2010年02月23日 14:23撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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大量のシカ糞。これだけ多いのはもしかしたらカモシカかも。黒豆サイズ。
植生保護柵の出口
2010年02月23日 14:29撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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植生保護柵の出口
成長の森に降りてきた
2010年02月23日 14:51撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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成長の森に降りてきた
成長の森案内板
2010年02月23日 15:05撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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成長の森案内板
あと一月もすれば三椏(ミツマタ)も開花するであろう
2010年02月23日 15:02撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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あと一月もすれば三椏(ミツマタ)も開花するであろう
水棚沢出合へ目論みとおり下降成功
2010年02月23日 15:12撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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水棚沢出合へ目論みとおり下降成功

感想/記録
by kamog

寄沢流域は表丹沢の中でどの沢も岩質が脆い。
そのせいもあり水無川水系や四十八瀬川水系に比べ
遡行する人も、また最近の記録も少なく
登山本来の冒険性に満ちている。
山ノ神渡ノ沢(ヤマノカンドノサワ)も昔の記録はあるものの
最近は丹沢の沢のオーソリティであるマシラさんの『マシラの部屋』くらい。

先月ソロで行った際、F1から左岸を巻いてしまい
沢に戻るきっかけを逃して時間切れのため撤退してしまった。
今回はパートナーが名乗り出てくれたおかげで
ほぼ沢の全容を確認することができた。感謝感謝。

岩質は安定したものと、簡単にボコッと抜けるものと半々なので
滝を直登するにもかなり慎重にチェックする。

3つの滝を越えて前回は遠目でしか確認できなかった大滝が眼前に広がる。
下から見ると二段構成で、下段は滝の形状をしているが
上段は壁状でしかも高い!
下段は20mくらいか。岩が安定していれば、多少外傾しているが登れるのだろうが
ハーケンも効かない脆い岩質なので、左側からくの字状に高巻く。
上段基部に下りると、左側にもう一本支沢が入っている。
この支沢が本流?とも思えたが、更に左の悪いカンテを高巻いていくと
やはり中央の壁上が本流のようだ。
カンテから支沢をトラバースして壁の落ち口に戻るが
このトラバース数mがなかなか悪かった。
古いロープスリングが落ちていた。
高巻きの途中から眺めたこの上段F5は
もしかしたら古い記録の40m棚のことであろうか。
とても登れる代物ではない。

ここから北部の小屋ノ沢に似た涸棚が5つあり、
標高850m二俣は右へ進む。
行く手に5mのCS(チョックストーン)滝が阻む。
左壁が何とか安定していたので、細かいクライミングになるが登る。

そして標高900m二俣。
一見すると明るい右俣が本流のように思えたが
どうもコンパスの方向が北を向いており地形図と合わない。
左俣は薄暗いルンゼ状の滝。
中間尾根を登って確認すればどうやら左俣が本流のよう。
15〜20mはあろうかと思われるこの滝は遠目だと登れないと判断し
中間尾根を上部の岩壁の更に上から高巻いて左俣の沢床に戻った。

あとは3m棚ひとつの平凡な沢になる。
初めて人工物の石積み堰堤を越え
所々進路を塞ぐ倒木と自然発生する落石に注意しながら
うっすら付いた積雪を踏みしめながら
雨山山頂の少し北西部に飛び出し遡行終了。

この沢は大棚がある分、北部隣の小屋ノ沢より難しい。
シャワークライミングや滝の直登など、沢の華やかさに遡行価値を求めるならば
その対象とはならないと思う。
しかし山登り本来のモチベーションを冒険心とするならば
そこから発生するリスクを受け止め対応しようとする玄人にとっては
満足できる沢だ。
「おもしろかった!」パートナーと声を揃えた。
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