爺ヶ岳: 柏原新道in/out



- GPS
- 11:44
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 5:16
天候 | 基本的にずっとガスガス。一日目テン場でテントを張ってから強めの雨。夜も9時ぐらいから深夜にかけて大雨+雷。二日目の朝はガスが抜けたり湧いたりしてたものの、晴れ。その後はガスの中下山。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩きやすく整備されたトレイル。基本的に危ない箇所はない。ずっと登り。一日目の昼と夕方に、南峰と山荘の間付近でクマが出没。何名かのハイカーが足止めをくらったそう。 |
写真
感想
ハイシーズン一発目のアルプスハイクに爺ヶ岳をチョイス。同僚と3人でテン泊という山行。
天気予報的には、1日目は午後から夕方にかけてパラパラ雨、2日目は午後から強めの雨、という感じだったので決行することに。朝は5時半過ぎに登山口より一つ手前の駐車場に車を停められた。5分ほど歩いたところにある柏原新道よりハイクスタート。
この登山道は種池山荘二代目のご主人だった柏原正泰さんが拓いたもの。その計り知れない苦労やロマンに想いを馳せながら登り…...たかったが、ずっと樹林帯の登り一辺倒だったのと暑かったのとで、思った以上にハードな山行になり、そこまでの余裕がなくなってしまった…笑 (とはいえ、柏原新道は太陽の影になっている部分がほとんどで、ハイカー的には快適なトレイルらしい)
それでもところどころにかかっている手書きの看板や、整備されたトレイルから、いかに愛情を持って拓かれたのかが伝わってきた。そんな柏原さんは2021年に92歳で亡くなられたそうだ。柏原さん本当に有難うございました。
テン泊の荷物と湿度&暑さで牛歩だったが、無事山荘に着いて名物のピザを頂くことができた。
テントを立ててから様子を見て山頂まで行くか決めようと話していたが、割と強めの雨が降ってきたのでキャンセルにしてお昼寝にシフト。やっぱり山の天気予報は当てにならない。さらに予報にはなかったが、21時過ぎから夜中にかけて大雨と雷に見舞われた。雷が大嫌いな自分にとってはなかなか厳しいテント泊となった。
2日目。そんな夜が明けるもあたりはガスガスのまま。荷物をまとめて下山ムードが高まっていたが、そんな時にガスが抜け、爺ヶ岳をはじめ周りの山々が顔を出してくれる。山はツンデレだ。
まとめた荷物をデポし、急遽南峰を目指すことになった。稜線はとても歩きやすく、写真を撮っている間に山頂に到着した。隣には鹿島槍、山荘方面には赤沢岳・針ノ木岳、さらに奥には立山、剱岳と、見事なパノラマに一瞬のうちに1日目からの疲れが吹き飛ぶ。そこにいらっしゃったハイカーさんたちと談笑しながら、しばらく風景を堪能させてもらった。
そもそも下山予定だったので行動開始が遅かったのと、午後の強い雨予報が怖かったこともあり、南峰からそのまま山荘に戻り下山することに。中峰はまた次の機会にでも行きたい。
柏原新道から行く爺ヶ岳ハイク。色々な経験をさせてもらったので、思い入れのある山の一つになった。
(🐻: ちなみに一日目の昼と夕方、南峰と山荘の間で熊が出没し、鹿島槍方面から歩いてきたハイカーさんたちが1時間ほど足止めをくらったらしい。曰く、パトロールの方に連絡しきてもらい空砲を鳴らしたり、ホイッスルを拭いたりしてくれたらしいが、まったく動かなかったという。二日目、出会わなくてよかった。こんなにも近くに熊の気配を感じられた山行は初めてだった)
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