沼原・日の出平
- GPS
- 05:32
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 945m
- 下り
- 926m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 5:33
天候 | 快晴のち晴れ 朝のうち微風、その後ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・板室温泉付近から路肩に雪が見え始め、途中からは凍結路に。滑り止めの利用必須。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲートから日の出平まで雪は繋がっている。ゲートから沼原の駐車場までは所々車道をショートカットできるし、そのほうが時間を短縮できる。沼原から日の出平までは尾根状に張り出したところを登ったが、他にもルートがあるのかもしれない。林道以外は全般的に樹木が密で、快適に滑降できるところは少ない。が、このあたりの感覚は滑降技術の差に寄るところが多い。登山者は少なく、好天の週末だったが、5-6名見掛けたのみ。林道は、スノーモービルも通るので、通った後はトレースがガタガタになってスキーでは滑りにくくなる。 |
写真
感想
好天が望めそうな土曜日を狙って、沼原と日の出平を訪問した。那須方面は、天気が良くても風が強くて敗退することが多いのだが、今日は風弱く天気良く気温高く、2月とは思えない穏やかな気候だった。毎回この調子だと楽なのだが。
6時過ぎのまだ暗い時間帯にゲート前の駐車スペースに到着。先客はゼロ。道路は途中から凍結路・圧雪路になっていた。クルマの外気温計は-2℃を示しており、標高が900m程度であることを考慮しても暖かな朝である。食事と準備をし、完全に明るくなってから出発。準備中も他のクルマが来ることはなかた。歩き始めてしばらくは林道を進む。どこかでショートカットもできそうだが、歩き始めてしばらくはウォームアップの意味を込めて林道を忠実に歩く。林道は斜度が緩く、登る分には楽なのだが、帰りの下りでスキーが滑るか心配になるほどだった。体も良い具合に温まってきた頃、ヘアピンカーブが連続するようになったので林道を離れて樹林を歩く。ここまで林道も樹林もいつのものかは分からないが、薄いトレースがあり、それを所々たどって高度を稼ぐ。スノーシューのトレースは時によりスキーでは利用できないので、その場合は自分で適当にトレースを付ける。樹林帯にはサラサラの新雪があったが、ラッセルというほどではなく、スキーのブーツのくるぶし付近がところにより埋まる程度。1.5時間程かけて登ると直線道路の区間に出、そこから先に今日目指す日の出平の方向が見えた。ここまでペースは悪くはないのかもしれないが、標高は400m程度しか上がっておらず、この先まだ400m登らなくてはならない。1300m付近は台地状になっていて、シールを付けて歩く分には良かったが、帰りは何度も漕がなくてはならなかった。台地が終わってようやく本格的な登山区間に入るが、さてどこから登ったものか。沼原の池のそばの駐車場まではトレースが無数にあったが、それより先は視認できなかった。とりあえず尾根状になっているところを登り始める。地形的に見てもここが楽そうだった。登り始めて見ると斜度はきつくなく、クライミングサポートも最大にする必要はなかったが、如何せん樹木が濃い。樹木がぱっと開けた箇所もなくはないが、ほぼ樹林帯を歩かなければならなかった。登る分には良いが、下りのことを考えると少し気が重くなる。でもまあ行けるところまで行ってみようと先を急ぐ。沼原付近までは時折風が吹き抜けて、火照った体を適度に冷やしてくれたが、登に入って樹林帯のただ中にいると、全然風が吹かず暑さを感じるように。その後樹林帯を抜けて平坦地に出ても風は吹いていなかったので、途中で止んだようだ。強風の名所の那須なのに、である。標高が1750m付近まで上がると樹林帯を抜け、尾根と言うより平坦地に出、展望が開ける。正面にはちょっと遠いが噴気を上げている茶臼岳も見える。この辺りはアップダウンもあるので、シールを付けて歩く。平坦地をしばらく歩いていると藪がひどく濃くなってきたので先に進むのを止めて戻ることに。天気は快晴だったのだが気が付くと雲が増えてきていた。ここまで登山者の姿は全く見えず。
帰りは基本的に元来たルートをたどる。どこでシールを剥いで滑り始めたものかと思ったが、樹林帯を抜けた当たりは藪が濃くて、唯一歩けた当たりはヤセ尾根のようになっていたのでそのあたりまで付けて歩くことに。11時頃シールを外して滑走開始。登りの時間帯では雪質はサラサラだったが、さすがにこの時間帯になると少し重めに。が、標高が高いうちはまだマシだった。1300m付近の台地までは、樹木が多くて濃いエリアだったが、雪質が悪くなる直前くらいだったので、なんとか樹木にも激突せずに降りられた。樹木は濃いが、何とか樹間を縫って滑ることができた。快適なツリーランとは言い難かった。台地より以降は標高が低いためか、既に気温が上がって新雪が水気を吸っており、ターンに苦労する雪質になっていた。また、雪がスキー板に付いて剥がすのに時間を要することもあった。もう春の雪のようだった。下りでは何名かのスキー登山者を見掛ける。
沼原の駐車場まで無事降りてくればあとは林道を下るのみ。ここから先も日向の雪はもう滑らなかったが、日影・山影の雪はまださらさらに保たれていた。朝自分が通過した後に来たと思われるスノーモービルの跡が林道にもあって、キャタピラで通過していたようだったが、この跡はスキーではとても滑れたものではなかった。林道の端か、林道を離れて樹林帯を滑りながら降りるほうが快適だった。登りの時に心配した林道の緩斜面は、果たしてそのとおりで、写真撮影などで止まって動こうとすると全然滑らなくて苦労した。マメに止まるよりも一気に進んでしまったほうが良い箇所だった。
ゲートが見えて今日の行動は終了。正午過ぎに戻った時はクルマは当然増えていたが、溢れるほどではなかった。ここは天気が良くてもそれほど混雑しないところのようだ。ここw再訪をするのであれば、樹間が密でも苦にせず滑ることができるスキー技術を身に付けることが先のようである。
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