【霧雨の求菩提山系】国見山（座主坊園地から往復）
joseph
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 228m
- 下り
- 209m
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- 山行
- 2:31
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 3:10
| 天候 | 霧雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
トイレ有り。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
求菩提山森林セラピーコースとして整備されており、とても歩きやすい。 案内標識も随所にあるので、道迷いの心配もないと思う。 座主坊園地〜岩屋坊までは、広く苔むした石段。雨の日は滑りやすい。 岩屋坊〜国見山までは、稜線歩き。 |
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
行動食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
初めての2日続けての山行となりました。
天気は、朝は、小倉も雲で、昨夜に雨が降ったのですが、予報によると午後から晴れなので、思い切って、母を連れて、『福岡県の山』の本に紹介されている『雁股山』に向かう事に…。
東九州自動車道が開通したおかげで、随分、スムーズに上毛町（旧大平村）まで着く事ができました。そこから、西友枝を過ぎ、大入を目指して、のどかな山村の田園の中をクルマを走らせます。
ただ、山は、ガスに覆われて「雁股山」もその姿は、全く見えません。
大丈夫かな？って思いながらも、ここまで来たので、登山口まで向かいます。
予想外だったのは、登山口までの道が、結構細かった事です。高度も上げて山林の中へ入って行くのですが、霧がどんどんと、すぐ真上まで下りてきている感じで、なんかこの先大丈夫かな？って気持ちが強くなってきました。
登山口のある「大入隧道」（雁股トンネル）まで、来ました。
クルマを停めて、トンネルの向こう側（大分県側）まで、歩いたりして、ちょっと散策しましたが、霧が深いし、更に雨も落ちてきたので、雁股山の登山は、あきらめる事にしました。
クルマを走らせ、北九州へ向かいながら、車中で母と話し合いをして、せっかくなので、どこかで、少し歩きたい！となりました。
それで。帰る途中から行けそうな場所って事で、豊前市の求菩提山に行ってみよう！となりました。
雁股山から里におりてきたら、雨はふってなく曇りでしたが、求菩提山のある奥の方へ入って行くと、また霧雨のような感じになってきました。求菩提山もやはり、その姿は、見えません。
前回は、求菩提資料館近くの駐車場から、1時間かけて、車道を歩きましたが、こういう天気ですし、時間もないので、今回は、クルマでそこを上がり、求菩提山中腹の『座主坊園地』まで、行きました。座主坊園地には、キレイな駐車場（15台ほど停められる）も、トイレもあります。
着いた時は、もう午後12時半でしたが、霧雨の中、2台程クルマが止まっていました。
あいにくの天気でしたが、山歩きされている方もいたようです。さすが、人気のある山なんだな。って思いました。
クルマの中で、昼食を済ませ、準備をして出発したのが、午後2時でした。
駐車場には、「森林テラピーコース」と書かれた案内図もあるので、それを見ながら、今回は、座主坊園地から石段を上がって、岩屋坊まで行ったら、そこから、右折して、山頂へ行く道とは、反対側を進みます。そこからは、稜線歩きをして、求菩提山から、離れ、国見山まで、歩いてみることにしました。
どれだけの時間がかかるか不明でしたが、1時間30分歩いて、まだつかないようでしたら、その時点で、引き返そうと決めて出発しました。
霧が立ちこめる、山伏集落跡の岩屋坊を始め、杉林を主とした稜線歩きも、素晴らしいところでした。
出発からレインウェアを上下着込んで、歩いたので、霧雨でも何も問題有りません。むしろ白霧の中を歩けたので、修験の山には、お似合いです。厳かな雰囲気がより一層際立っていました。
国見山への稜線歩きのこの道は、本当は、国見山方面から求菩提山への参道道として使われた道の様です。近年、森林セラピーロードとして整備され、道幅も広く、地面にも、木屑を敷いてあり、ものすごく歩きやすいです。起伏もほとんどないので、とても気持ちよいです。霧の中ですから、マイナスイオンたっぷりな感じもしました。
道中には、「小笠原系座主墓地』『無縁仏』『玄忠塚』『山伏の墓』『愛宕神社』『つえとり仏』など、足を止めてしまうような場所もたくさんありました。
やがて、平成になって、作られた豊前〜築城方面への車道の上を、赤い橋で、横断する様になっています。この橋は「次郎坊天狗橋」と名付けられています。その橋を渡った場所に、道路建築で、移築された「結界石」があります。ここで、聖域と俗界を分けていた様です。この「結界石」は、求菩提山に、通じる道には、必ずあるようです。それだけ、崇められた修験の山なんだと改めて思いました。
橋を過ぎて、更に、稜線をまっすぐに進んで行きます。
道幅は、それまでより、狭くなりますが、これが、普通の山の稜線歩きといった道で、これまた気持ちよく歩けます！
何カ所か、左右に下る分岐がありましたが、とにかく見向きもせずに、真っすぐに進みます。
そして、稜線歩きに入って、1時間くらいたった頃、ちょっとした急坂を登ったら、視界が開け、整備された、公園散策路のような、きれいな道に、ひょいと出ました。
ここが、国見山のようです。
その散策路を、左折し、ゆるやかに登ります。
すると、休憩小屋もある山頂に登頂です！
堂々とした山頂標識もありました！！
展望が良さそうなところですが、ここも、周りは、白い霧に覆われていて、残念ながら、展望はありませんでしたが、雨の中、ここまで、歩いて来て、達成感というか爽快感が心地よかったです！
気持ち的に、急いで歩いたのでしょうね。汗も書いたので、休憩小屋で、アンダーシャツを着替え、水分を取って、小休止としました！
この国見山は、豊前市ではなく、築上町（旧・椎田町）にあたります。たぶん、旧・椎田町の最高峰なんじゃないかと思います。
国見山の麓は、龍城院のキャンプ場になっているようで、山頂直下まで、クルマでこられるような事を、ネットで見たことがありましたので、もしも、ここまで来るのに遅くなったら、引き返さずに、麓に下山すれば、なんとかなるかな？って考えていました。
ですが、求菩提山から1時間ほどで、気持ちよく歩けたので、帰りも、来た道を戻る事にしました。
帰りの道は、来た道と同じなのですが、精神的に一度通っているせいか、かなり早く求菩提山まで着いた気がしました。
この稜線歩き（求菩提西参道）は、本当に気持ちよかったです。
あくまで、結果ですが、霧雨の中に歩くのには、最高のロケーションだったかもしれません。
いつか、国見山から、犬ヶ岳まで歩いてみたいな。
そんな気もしました。
下山して、求菩提温泉ト仙の郷で、汗を流して、帰りました！
母も、大満足で、「求菩提山は、雰囲気がやはり別格！」って喜んでました。
良かったです！
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