飛騨高地 御前岳北西(P1818南北峰)
- GPS
- 08:00
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,194m
コースタイム
- 山行
- 13:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 13:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
養魚場まで除雪されるようです |
コース状況/ 危険箇所等 |
スノーブリッジの付き方次第で尾根取付きまでのルートは変わると思います。 (ただし、2015年シーズンはもうスノーブリッジはムリ) 1050〜1300付近は雪が腐っていると3歩進んで2歩下がる状態 上部は雪割れで3mのクレバスが点在 ※1610のポコ以降は(雪の状態にもよるが)切れた細尾根と一部岩登り、ゆるんだ雪を利用して何とか登り切ったが、ロープなしでは絶対降りたくない。 雪がゆるんでなければアイゼン必携 (1610までならスキー登下降もOKだし結構良い斜面だと思う) 下降は先週時間切れした1500m2段ギャップが2段とも雪割れ崩壊しており大変危険。 最後に渡渉があるが、先週よりも雪解け増水しており片足ドボンを余儀なくされた。 |
写真
装備
個人装備 |
G3 ZENOXIDE C88
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感想
先週は思わぬ降雪によりラッセルに時間が掛かり稜線(P1818)まで行く事が出来なかったが、登っている時に見てた北側の疎林尾根がすっとキレイに延びていたのがとても気になった。
というわけで今回はこの尾根を辿る事にします。
早朝は表面の堅い雪のおかげで林道歩行はかなりラク、一週間ほぼ好天が続き融雪と増水が見て取れたが雪自体はまだ豊富にある。
今回の尾根の取付きは入り組んだ谷の渡渉がキーで、全く当てにならない林道や波線ルートは最初から当てにはしていなかった。
案の定、波線ルート上には橋が無かったりで何とか残っていたスノーブリッジをおそるおそる渡って尾根に取付いた。
尾根を登っている頃には既に日が当たって雪が腐り大変登りにくい。
急登箇所では滑り出すと止まらなくて肝を冷やす場面が何度かあった。
稜線が近づくにつれスキーで登るのは無理な細尾根や岩壁が現れ出す。
これらを越えてしまうともう安全に下る事は出来なくなってしまうから先週登下降した尾根まで縦走しなければならない。
ここで終わりにして下ってもよかったが、まだ体力はありそうだったので進む事にした。
ぐずぐずの雪をキックとピックストックを駆使して這い上がる。
滑り落ちると谷底か雪割れの隙間に落ちる事となるため慎重にならざるを得ず時間が過ぎ去って行く。
難所を切り抜け稜線へたどり着くと反対側にある猿ヶ馬場山や白山の絶景が見て取れ苦労した甲斐があったという物だ。
籾糠山をバックに稜線を縦走する。多少のアップダウンはあるが越えてきた尾根に比べれば誤差みたいなもの、稜線浪漫を満喫させて貰う。
程なくして先週たどり着けなかったP1818南峰到着。
広い山頂部は猿ヶ馬場山のように遮る物のない360度パノラマが広がる。
名残惜しいが時間が無いためすぐに出発。山頂から1500mギャップまでは極上ザラメ雪でここまで苦労した甲斐があったものだ。
しかし登っているときにも見えた1500m2段ギャップの状態は大変悪く板を外して薮に掴まりクライムダウンなど通過に1時間ほど要した。
以後は先週滑ったため気持ち的には一安心だが、雪質が悪くまともにターン出来ずにただただ落ちて行くしかなかった。
最後の難所は渡渉地点。
先週のルート工作むなしくステップが溶け落ちている。また雪解け増水のため飛び石も出来なくなっていたので仕方なく片足ドボン。
ひさしぶりに総合力という言葉が頭に浮かんできた雪山周回ルートでした。
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