西高野街道（五里石〜奥の院）

2016年06月11日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 26.6km
• 登り: 1,056m
• 下り: 399m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:37
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:57

8:03 御幸辻駅
8:09 8:09 牛頭天王社
8:15 8:15 御幸辻交差点
8:20 8:20 小原田交差点
8:29 8:29 小原田高架線との分岐
8:41 8:59 東家交差点
9:02 9:02 四里石
9:21 9:21 西行庵
9:32 9:33 清水不動寺
9:43 9:44 成就寺
9:51 9:51 天満神社鳥居
9:53 9:53 第二地蔵
10:02 10:05 三里石・学文路太子堂
10:11 10:11 学文路三叉路道標石
10:17 10:17 杖の梅天神
10:22 10:25 西光寺
10:40 10:40 幡天神
10:48 10:48 第三地蔵
11:00 11:00 第四地蔵
11:06 11:20 河根丹生神社・日輪寺
11:26 11:26 二里石・仙石橋
11:40 11:40 第五地蔵
12:06 12:06 第六地蔵
12:33 12:33 日本最後の仇討墓碑
12:39 12:45 一里石・結びの地蔵
12:51 12:51 ご成婚記念道程標
12:53 12:54 旧白藤小学校
13:20 13:24 極楽橋
13:47 13:47 万丈転
14:03 14:03 清不動堂
14:11 14:11 花折坂石仏
14:19 14:26 女人堂
14:46 14:48 金剛峯寺
14:56 15:16 根本大塔
15:47 15:47 奥の院一の橋
16:25 16:25 奥の院
17:00 苅萱堂バス停

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往：南海御幸辻駅
復：南海りんかんバス苅萱堂前

コース状況／危険箇所等

基本的なコースは以下の資料を参考にしています。
　　歴史街道ウォーキングマップ
　　　・http://www.pref.osaka.lg.jp/doroseibi/kakusyusesaku/rekishikaidou.html#nishikouya
　　「西高野街道に遊ぶ」横山 豊著　新葉館出版
　　　・ISBN-13: 978-4860443801
特に「西高野街道に遊ぶ」は詳細な地図が付き、また周辺の名勝・名刹などの解説も多く、ほぼこれ一冊で踏破可能だと思います。

御幸辻の先、大田原辺りや橋本橋を渡った先などは、歩道や路側帯が片方にしかないので、注意が必要です。
道自体は全く迷う事なく歩けました。道標がちゃんと整備されていたり、足元に高野街道の道標が埋め込まれていたりする上、結構トイレなどもあるため安心して歩けます。
学文路辺りからの登りは、舗装路の癖に考えられないような角度で登っていて登山道とは違う「しんどさ」があります。

写真

6/11 8:03

南海高野線御幸辻駅

6/11 8:09

牛頭天王社

6/11 8:15

御幸辻の交差点
横断歩道を左へ渡って、そのまま細道へ

6/11 8:17

ほんの一瞬だけ、それっぽい道を通ります。

6/11 8:20

小原田の石灯籠
この交差点を左の細道へ入ります。

6/11 8:22

小原田の旧道沿いにあった蔵？

6/11 8:27

国道371号線・小原田高架線との分岐
この分岐を左前方に入っていきます。

6/11 8:30

国道371号線・小原田高架線との分岐
高架線を下から見上げています。

6/11 8:32

きしゅう君の家
大阪では「こども110番の家」なんですが、和歌山では「きしゅう君」が子供達を見守っているようです。

6/11 8:34

小原田高架線との分岐からのこの辺りは歩道がなく、路側帯も川側にしかありません。

6/11 8:39

JRの高架
高野街道を推していますね。

6/11 8:41

東家の道標石

6/11 8:47

奥野家長屋門？

6/11 8:55

応其寺

6/11 8:59

東家の交差点
大和街道側から見ています。前方横切っているのが高野街道。

6/11 9:02

紀の川渡し場の常夜灯
堤防道を挟んだ向かい側の四里石と共に、きれいに整備されています。

6/11 9:02

四里石と歯痛地蔵

6/11 9:02

四里石

6/11 9:06

橋本橋
この橋で紀の川を渡ります。

6/11 9:15

紀の川左岸側の常夜灯

6/11 9:17

紀の川左岸側の常夜灯
左岸側は常夜灯が2基あります。

6/11 9:20

小学校横の道にふつうにいた蛇

6/11 9:21

西行庵

6/11 9:21

第一地蔵
西行庵の横にあります。高野六地蔵の一つ。

6/11 9:23

西行庵からすぐの道標

6/11 9:23

役行者像の道標

6/11 9:26

萱野家先の常夜灯

6/11 9:27

常夜灯横の地蔵尊にあった銘板？

6/11 9:32

清水不動寺

6/11 9:32

清水不動寺の石仏

6/11 9:33

清水不動寺の額

6/11 9:37

お染大明神

6/11 9:38

焼けん地蔵
昔、清水の村が焼けた時に子の地蔵だけ焼け残ったそうです。

6/11 9:39

お染大明神

6/11 9:43

成就寺門

6/11 9:43

成就寺

6/11 9:50

なんかわからん風力発電施設？
柿畑の周囲で幾つか回っています。

6/11 9:51

天満神社鳥居
神社自体はどこにあるのでしょう？

6/11 9:53

第二地蔵
高野六地蔵の一つ。
国道370号線に合流するところにあります。

6/11 10:00

国道370号線から学文路小学校横の道を入ったところ。

6/11 10:00

歴史街道道標
このような道標が整備されています。

6/11 10:02

三里石
普通の民家の玄関先にあります。
なんだか違和感ありまくり。

6/11 10:02

学文路太子堂

6/11 10:04

学文路太子堂

6/11 10:09

歴史街道道標

6/11 10:10

道標
郵便局前にあります。

6/11 10:11

学文路三叉路道標石

6/11 10:12

南海線を越えて登っていきます。
この辺りからの登りが大変です。

6/11 10:14

釈迦堂
石仏の横に歴史街道の道標があります。

6/11 10:14

釈迦堂横の歴史街道道標

6/11 10:15

猿田彦神社
崖上にあって、微妙な階段で登ります。

6/11 10:17

杖の梅天神

6/11 10:18

杖の梅天神の少し先からの眺望

6/11 10:20

高野街道道標
この辺り、迷いそうな分岐には足元にこの道標が埋め込まれていて、迷わずに歩けます。

6/11 10:20

杖の梅天神手前の三叉路
右へ行くと杖の梅天神、見えている道が高野街道です。
この辺りから登りがきつくなってきます。

6/11 10:22

西光寺
人魚のミイラがあるそうです。
お堂が開いてなくても、住職さんにお願いすれば見せて頂けるそうですが、今回はスルーしました。

6/11 10:24

西光寺の人魚のミイラ
こんなミイラがあるそうです。

6/11 10:25

西光寺
人魚推しですね。

6/11 10:29

柿？
この辺り柿畑だらけですが、まだまだ小さく青いです。

6/11 10:33

天神橋(?)をこえた先の分岐
ここを右に入ります。

6/11 10:35

石仏の小堂

6/11 10:36

石仏

6/11 10:38

石仏

6/11 10:40

幡天神

6/11 10:42

三叉路の道標石
「女人堂迄九拾町」とあります。
街道は左。

6/11 10:48

第三地蔵
高野六地蔵の一つ。

6/11 10:49

繁野集会所
この交差点のすぐ右が「ゆめさきトンネル」です。

6/11 10:51

小堂

6/11 10:54

弘法清水

6/11 10:56

ここは左へ登っていきます。

6/11 10:58

八十町石

6/11 10:58

河根峠辺りの下り
写真では判りにくいかもしれませんが、結構な下りです。

6/11 11:00

周辺の案内板
「高野山周辺古道ガイドブック」と同じ内容のようです。
このガイドブックは、第五地蔵や周辺の民家などでも「ご自由にお取りください」状態でおいてあります。

6/11 11:00

第四地蔵
高野六地蔵の一つ。

6/11 11:01

第四地蔵前の道標石

6/11 11:06

河根丹生神社

6/11 11:19

日輪寺
河根丹生神社と同じ境内にあります。

6/11 11:25

お地蔵さま
民家の塀に埋まっています。

6/11 11:26

仙石橋手前の八坂神社

6/11 11:26

二里石

6/11 11:26

仙石橋

6/11 11:27

仙石橋から

6/11 11:28

道標

6/11 11:38

6/11 11:40

第五地蔵
高野六地蔵の一つ。
左のケースにガイドブックがあります。
一部貰って行きました。結構役に立ちました。

6/11 11:45

6/11 12:06

第六地蔵
高野六地蔵の一つ。

6/11 12:17

こんな道で結構な登りが続きます。

6/11 12:24

案内板
ガイドブックに挟み込んであった神谷地区散策マップと同じ。

6/11 12:25

日本最後の仇討ちの説明版
明治4年に赤穂藩士七人によって行われたそうです。

6/11 12:33

日本最後の仇討ちの七士の墓

6/11 12:39

一里石

6/11 12:39

結びの地蔵

6/11 12:45

結びの地蔵のまわりで、シャクナゲなどを育てているそうです。

6/11 12:47

道標

6/11 12:48

道標

6/11 12:51

ご成婚記念道程標
ここから女人堂まで4,400m（一里四町二十間）だそうな。

6/11 12:53

旧白藤小学校
トイレなどがあります。

6/11 12:53

旧白藤小学校
入り口のガラス越しに中を写してみました。
ちょっと懐かしい感じがします。

6/11 12:55

道程標
女人堂迄4,200m

6/11 12:58

道標

6/11 13:01

道標

6/11 13:03

道標
この先は通行止めになっていて、四寸岩とやらはよくわかりませんでした。

6/11 13:04

道程標
女人堂迄3,600m
先ほどの分岐を四寸岩とやらのほうへ少し進んだ所にありましたが、その先は通行止め。

6/11 13:05

四寸岩方向の通行止めの直前にあった社
もしかしたら、ここに四寸岩があるのかも？

6/11 13:13

南海高野線
天空でも来ないかなと思いましたが、電車自体がなかなか来ません。

6/11 13:15

6/11 13:16

案内板

6/11 13:19

極楽橋
この橋を渡ると俗界を離れて聖域に入ります。
やっとここまでたどり着きました。

6/11 13:19

南海極楽橋駅
普通はここでケーブルカーに乗り換えます。
右はこうや号ですね。

6/11 13:19

極楽橋の袂の地蔵
これは橋の手前側。

6/11 13:24

道標
極楽橋を渡った所にあります。

6/11 13:24

極楽橋の袂の地蔵
これは橋の向こう側。

6/11 13:24

極楽橋から駅

6/11 13:28

ケーブルカー
不動坂の登りはじめはケーブルカー沿いに登り始めます。

6/11 13:30

案内板

6/11 13:31

クマが出るそうです。
ここを登っている間、クマはおろか人間にも会いませんでした。

6/11 13:33

説明版
登りの途中に幾つかあります。

6/11 13:46

今回初めての登山道っぽい道

6/11 13:47

万丈転
いろは坂を登り切った所。

6/11 13:47

万丈転の説明
「簀巻きにして崖下へ追放」って怖すぎなんですけど！

6/11 13:48

6/11 13:57

道標

6/11 14:01

6/11 14:02

道標

6/11 14:03

清不動堂
この脇から再び山道です。

6/11 14:03

清不動堂からの登り
ここからもやっぱりきつい登りです。

6/11 14:10

花折坂の説明

6/11 14:10

花折坂を登った所にあった何か
左右2つあります。

6/11 14:11

花折坂を登って参詣道(?)に合流するところ

6/11 14:11

花折坂を登った所にあった石仏

6/11 14:17

不動坂案内板

6/11 14:19

女人堂
西高野街道終点です。
結構長かった。

6/11 14:19

女人堂前の町石

6/11 14:19

女人堂前の町石？

6/11 14:26

女人堂前の門柱石？
左右に2基あって、ここからは別世界な感じを醸し出しています。

6/11 14:26

女人堂前の門柱石？
左右に2基あって、ここからは別世界な感じを醸し出しています。

6/11 14:31

蓮華定院
真田昌幸と真田幸村が最初に高野山に幽閉された際に蟄居した場所だそうです。
表に六文銭の提灯が下がっています。

6/11 14:31

蓮華定院石庭

6/11 14:32

蓮華定院からの道
この辺りは全然人がいません。

6/11 14:33

金輪塔

6/11 14:34

徳川家霊台
今回は入り口だけでスルー。

6/11 14:35

波切不動

6/11 14:37

波切不動本堂拝殿の鳴竜
本堂拝殿の天井に描かれていて、この竜の目の下で柏手をうつと、天井と床が共鳴して鈴のなくような音が聞こえるといいます。
知らなかった。

6/11 14:42

高野山の山内案内板

6/11 14:42

金剛峯寺への道
このぐらい人通りがありませんでした。

6/11 14:46

金剛峯寺
ちょっと暗いです。
さすがにこの辺りは人が多く、日本語以外の言葉も結構聞こえてきます。

6/11 14:47

金剛峯寺鐘楼

6/11 14:47

金剛峯寺大玄関

6/11 14:48

正門

6/11 14:48

金剛峯寺大玄関

6/11 14:56

根本道場大伽藍

6/11 15:03

高野山のゆるキャラ？

6/11 15:11

六角経蔵
下の取っ手を持って経蔵のまわりをぐるぐる回るようです。
マニ車と似たような感じでしょうか？

6/11 15:14

中門前

6/11 15:14

中門の仁王像：増長天
胸元にトンボがいます。

6/11 15:15

中門の仁王像：廣目天
こちらはセミです。

6/11 15:15

中門の仁王像：多聞天像
もともと有ったものなので、増長天などと違って色が黒ずんでいます。

6/11 15:16

中門の仁王像：持国天像
もともと有ったものなので、増長天などと違って色が黒ずんでいます。

6/11 15:42

苅萱堂
奥の院の帰り、ここからバスに乗りました。

6/11 16:04

奥の院上杉謙信廟

6/11 16:14

奥の院
この辺り、人の姿がほとんどありませんでした。

6/11 16:32

豊臣家墓所

6/11 17:22

高野山駅
ここから極楽橋までケーブルカー

6/11 17:26

ケーブルカー
結構な傾斜です。
これを歩いて登るのだから、いろは坂も名前に偽りなしと言うことで。

6/11 17:57

途中の駅ですれ違った「真田赤備え列車」

撮影機器：

DiMAGE X21 コニカ ミノルタ

Nexus 7 Wi-Fi+LTE通信対応モデル 32GB ME571-LTE SIMフリー [2013] Google

装備

個人装備

飲料 地図（地形図） 保険証 携帯 タオル 傘 「西高野街道に遊ぶ」 昼ご飯 ヘッドランプ 膝サポーター

備考

行動食を忘れたのが反省点。

感想

tak_kous

西高野街道もとうとう最終回となりました。
今までも長くて大変でしたが、やはり最後の登りはきつかった。
特に学文路辺りからの登りは、ここしばらくの登山（大阪環状自然歩道）よりも辛かったような気がします。

御幸辻〜橋本〜学文路辺りまでは普通の道路（ちょっと狭くて旧街道っぽいいい道です）ですが、そこからの登りと第四地蔵から第五地蔵の下り＆登りが考えられないような傾斜になってます。たぶん軽だとジムニーか営農サンバーぐらいじゃないと登れないんじゃないでしょうか？（と言いつつ、その第四地蔵からの下りでクロネコのスクーターみたいなのが、荷車を引きながら結構な勢いで登って行ってました。すげぇ！）

道自体は道標もよく整備されているので、迷わず歩けます。コースはほとんど舗装路で歩きにくいところなどはほぼありません。が、途中からはほぼ登り一辺倒でしかも結構な急坂。

ちなみに、女人堂につくまで地元の農家のおじさんおばさん以外のハイカーみたいな人は一人も居ませんでした。と言うか学文路からの登り以降、軽トラとか車ばかりで歩行者というもの自体全く会いませんでした。寂しいにもほどがある！

女人堂について、すぐにバスで帰るつもりでしたがいつも一緒に山やってる連れにメールしたら、「奥の院まで行かないと完踏と言えない」という突っ込みを受けてしまったため、ちょっと頑張ってしまいました。
とは言え、女人堂で「終わったぁ＼(^o^)／」つもりになった後なので、奥の院までの数キロ＆御廟からバス停までの戻りの数キロが死にそう！てか死んでました。（バス座れてよかった^^）