また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 61498 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走 阿蘇・九重

平治岳 ※絶景のミヤマキリシマを求め、くじゅう平治岳へ

情報量の目安: A
-拍手
日程 2007年06月10日(日) [日帰り]
メンバー
 marnim(CL)
, その他メンバー1人
天候くもり時々晴れ
アクセス
利用交通機関

経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...

コースタイム [注]

(スタート)男池8:20 → かくし水8:40 → ソババッケ9:00〜9:05 → 大戸越10:00〜10:10 → (途中、大渋滞) → 平治岳山頂(山頂で昼食、ミヤマキリシマ鑑賞)11:55〜12:45 → 大戸越13:20〜13:30 → ソババッケ14:15〜14:20 → かくし水(水分補給)14:40〜14:50 → 男池15:10〜15:20(ゴール)
過去天気図(気象庁) 2007年06月の天気図 [pdf]

写真

出発してしばらくはひんやりした森を歩く。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
出発してしばらくはひんやりした森を歩く。
ソババッケに着いた。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ソババッケに着いた。
ミヤマキリシマを求め、平治岳は登山客が殺到し長蛇の列。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ミヤマキリシマを求め、平治岳は登山客が殺到し長蛇の列。
大・大・大渋滞!全く動きません。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
大・大・大渋滞!全く動きません。
ロープを使用する難所。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ロープを使用する難所。
平治のミヤマキリシマと三俣山。残念ながら天気は曇り。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
平治のミヤマキリシマと三俣山。残念ながら天気は曇り。
1
やっと山頂に着いた。渋滞での待ち時間が相当あり、ここに来るまでかなりの時間が掛かった。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
やっと山頂に着いた。渋滞での待ち時間が相当あり、ここに来るまでかなりの時間が掛かった。
ミヤマキリシマは7〜8分咲き。平治のミヤマキリシマは日本一との噂も……。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
ミヤマキリシマは7〜8分咲き。平治のミヤマキリシマは日本一との噂も……。
大戸越に戻ってきた。今頃天気が晴れてきた。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
大戸越に戻ってきた。今頃天気が晴れてきた。
かくし水の名水をゴクゴク。冷たくて超ウマ!
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
かくし水の名水をゴクゴク。冷たくて超ウマ!
馬子草温泉「きづな」。やはりナリの顔色が悪い。
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
馬子草温泉「きづな」。やはりナリの顔色が悪い。
1

感想/記録
by marnim

 「平治岳(ひいじだけ)……」。その存在を知ったのは昨年(平成18年)の春頃だったと思う。山に興味を持ち出し、どの山を登ろうかと色々とネットで九州の山を調べていたときのことだった。1枚の写真が目に飛び込んできた。真っ青な空に、斜面を覆い尽くすピンクの花、坊がつる、そして三俣山から延びるくじゅうのやまなみ……。初めてその写真を見たとき、その美しさにドスンという衝撃を受けた。「す、素晴らしい!」。それ以来平治岳のこと、ミヤマキリシマのことを徹底的に調べた。

 ミヤマキリシマとはツツジ科の低木で、九州の火山や高原などに自生しており、霧島の他阿蘇や雲仙などが有名だが、中でも有名なのがくじゅうの平治岳で、その美しさは九州一との評判である。昨年その平治に登ろうと色々準備したのだが、くじゅうのミヤマキリシマの見頃は6月上旬〜中旬とまさに梅雨真っ盛りの時期で、行くタイミングが物凄く難しいのだ。もちろん、一番良いのはミヤマキリシマが満開の時に、それがちょうど土曜日か日曜日で、しかも快晴であるということなのだが、梅雨のこの時期に晴れ自体が難しいのに、それが土・日に重なるということはいかに難しいことであろうか……。

 しかもこのミヤマキリシマ、シャクトリムシ系の虫害に弱く、ひとたびそれが大発生すると、全て食い荒らされ壊滅的被害を受けてしまうのだ。最近では平成17年のミヤマキリシマは虫害も少なく、非常に素晴らしい咲きっぷりだったのだが、それは十数年ぶりとのことで、本当に素晴らしいミヤマキリシマに出会うのは不可能ではないかと思ってしまう。結局昨年は平治のミヤマキリシマの咲きっぷりが悪く断念し、来年こそは必ずという思いが強まった。

 そして今年、既に5月に阿蘇仙酔峡で素晴らしいミヤマキリシマを見ることができ、「今年のくじゅうはかなりいけるのでは…。」という期待が膨らんできた。6月に入りいよいよくじゅうのミヤマキリシマのシーズンが来た。「今年は頼むぞ!」という祈るような気持ちだ。竹田市のホームページにある「ミヤマキリシマの開花状況」と、そこからリンクされている環境省の「くじゅうアクティブレンジャー便り」で現在の開花状況を確認、すると、今年はシャクトリムシの食害も少なくかなり期待できそうだ。しかも例年、6月に入ってすぐに九州地方は梅雨入りするのだが、今年は遅れているとのことであった。

 開花状況と天気を見ながら、決断の時が来る。開花は7〜8分咲きながら、天気が良い今週日曜日(6月10日)にするか、それともほぼ満開が期待できるが、天気が未知数な来週にするか、どっちにしようか?「そうや!まず天気の良い今週日曜日にナリと行き、来週は一人でもう一度行けばええんや!」。そうと決まれば話は早い。山行ルートは男池コースとし、とにかく人が殺到する時間帯を避け、できるだけ早く出発することにした。

 さて、山行当日の朝、とりつかれたようにムクっと起きたオレ。時計を見て胆が潰れた。朝3時半に起きる予定が、既に5時半。「う、うわーー、マジかよー!(汗)」これならいつも起きる時間と変わらない。ナリを起こし、出発の準備をし6時に家を出た。山登りは4時起きが当たり前、この間の祖母山では3時に起きるなど、いつもは体力的にかなりつらいのだが、今回はいつも通りの起床でスッキリした状態で運転、8時過ぎに男池駐車場に着いた。

 男池は環境省が選定する日本名水百選の一つで、名水を求めてポリタンク持参でココを訪れる人が後をたたない。で、その男池駐車場に着いて一言、「マジか!」。60台駐車可能な男池駐車場は既に満車で、あふれた車は路肩に駐車している状態だ。やはりかなり遅れをとったようだ。急いで準備をし、男池入口で清掃協力金100円を支払い、いよいよ出発だ。

 気になるのは、天気予報で快晴であったのが曇っていることだ。まあ、歩いているうちに晴れてくるだろうと、いつもの楽観的思考で出発した。男池までは遊歩道が整備され、森林浴を満喫するにはサイコーだ。歩き始めて10分、山道は渋滞してしまった。どうやら30人ぐらいのおばちゃんパーティーに引っ掛かってしまったようだ。しばらくおばちゃん連中のペースで歩いていたが、かくし水のポイントで休憩したのを機に一気に抜き去った。正直かくし水でうまい名水を飲みたかったのだが仕方がない。帰りに飲むとしよう。

 おばちゃんパーティーを抜かした後、しばらくは自分のペースで歩けたものの、すぐに他のパーティーに引っ掛かるという具合に、混雑状況はさほど変わらない。「まぁ、急いでも仕方がない。のんびり行こう。」と言い聞かせ、ゆっくりペースでソババッケに着いた。ここで少し休憩を取り、大戸越に向かう。

 ソババッケを過ぎると森の中をひたすら歩く感じで、傾斜もなかなか急だ。気になるのは天気で、一向に晴れる感じがしない。ソババッケを過ぎ、キビシメの傾斜を小一時間歩き、ようやく大戸越に着いた。そして、大戸越から平治岳を見たとき、一瞬自分の目を疑った。「なんじゃこりゃぁーー!!」。なんと大戸越から平治岳への登りルートは、大・大・大混雑の満員御礼状態。ミヤマキリシマよりもそっちに目を奪われた。肝心のミヤマキリシマはというと、満開ではないものの、7〜8分咲きといった感じで、まずまずといった感じだ。「おー!これはスゴイ。」という感じがイマイチしないのは、間違いなく天気が曇っているからだ。「天気に当たっても仕方がないが、ホントになんとかならんのかこの天気は!」。不満顔ながら山頂への長い長い列の最後尾に並ぶことにした。

 実は平治岳はミヤマキリシマのシーズンはあまりに登山客が殺到するため、登りと下りを一方通行にしており、登り専用道はもの凄い渋滞になっている。3分経った……、動かない。5分経った……、まだ動かない。10分経った、ようやく動いた。「おいおい、こんな調子じゃいつになったら山頂に立てるか分からんわ。」どうやら遥か上のほうでロープを使用する急斜面があり、それが血栓になっているようだ。一昔前の社会党の牛歩戦術のように、少し進んでは止まり、進んでは止まりの繰り返し。ロープの難所に辿り着いたのは、並び始めて1時間以上が経っていた。

 「おー、やっと、ココまで来たか。」ここまで来るとかなり高度があるため、ミヤマキリシマが咲き誇っており、坊がつるから三俣山がよく見える。ナリを先に行かせ、下からサポートしながらロープ場をクリアしていく。ナリは祖母山の一件以来、ロープや鎖場を怖がっており、今回失敗したら完全に苦手意識を持つことになる。素早くナリのロープさばきを写真に収め、下からフォローしながら無事クリアした。本人も得意満面の様子。すると、あれだけごった返していた人が、誰もいなくなり、スルスルと山頂に着いた。と、思ったがそれは南峰で本峰(北峰)はココから10分ほどだ。休む間もなく三角点のある本峰を目指す。

 「おおー。」天気はイマイチながら、本峰からのミヤマキリシマは確かに素晴らしい。そして、ようやく平治岳の山頂に着いた。本来なら大戸越から30分あれば山頂に着くところが、1時間45分も掛かってしまった。しかも待ち時間が長く、かなり疲れた。山頂は最初は霧で真っ白だったが、昼メシを食っているうちに、少しずつ天気が回復してきた。完全な晴れではなく、曇り晴れながら、ここが撮影時とばかりミヤマキリシマを撮りまくった。

 さぁ、いいだけ撮ったので下山することにする。まずは南峰に行き、下り専用道を下りていく。事前調査では平治岳の下りで大ケガをした人もいることから、ナリには集中して下りるよう言い聞かせた。確かになかなかの急斜面だ。途中ロープを使って下りる所もあったが、難なくクリアし無事大戸越に着いた。そして大戸越からソババッケを通過しかくし水に到着した。行きでこの名水を飲み損ねたので、帰りはしっかり飲んできた。さすがに名水、冷たくてムチャムチャうまい!

 かくし水の名水をゴクゴク飲んだ後、名水飲み比べとばかり男池湧水地に立ち寄った。ナリに聞けば「かくし水の方がうまかった。」との意見だが、オレはどっちもうまかった。さぁ、疲れた体を癒しに温泉へ行こう。できれば4湯くらいは入りたい。

 まず向かったのが(246)馬子草温泉「きづな」である。ここは、以前「外戸本」の濁湯特集で出たことがあるものの、一般にはあまり知られておらず穴場的な湯である。まずは露天に直行だ。「おおー!」。さすがに濁り湯特集に選ばれた湯だけあって、濃い目の黄色が鮮やかだ。泉質的には近くにある筌の口温泉によく似ている。露天からはくじゅうのやまなみが素晴らしい。

 と、ここでナリの様子がおかしい。男池の所ではピンピンしていたのに、どうも元気がない。「おい!どうした?大丈夫か?」「いや、別に……。」こいつの「別に…。」はかなりヤバい。「あと残りの3つ温泉に入れるか?」「…。」これはヤバい。顔色も良くない。ひょっとして水にあたったのか?でも、オレは全く大丈夫だ。ま、とにかく温泉は諦めて帰ることにした。確かに顔色も悪く、気分も悪そうだ。本人は少し疲れたとのことだったが、腹に何か入れたほうがいいと思い、途中の茶店に寄った。すると、「オエーーーーーー。ゲロゲロロローーー。」店の中で噴水のようなゲボをしてしまった。店の人に謝り、すぐに車に乗せた。「オイ!ホンマに大丈夫か?」顔が真っ青でかなりやばい。それから、死んだように眠ってしまった。2時間近く眠り、ムクッと起き出すと、スッキリした様子で元気満々のナリが帰ってきた。本人に訊くと、やはり疲れて気分が悪くなったとのことで、特に問題なかったようだ。あーよかった。余談だが、その次の土・日(16日、17日)はいずれも天気が悪く、やはりこの週に行っておいてよかった、よかった。
お気に入り登録-
拍手した人-
訪問者数:2988人

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録へのコメント

まだコメントはありません

この記録に関連する本

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。

この記録で登った山/行った場所

関連する記録※内容が近いものを自動的に表示しています。

登山 登山用品 山ごはん ウェア トレイルラン
トレッキング クライミング 富士山 高尾山 日本百名山
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら
ページの先頭へ