塔の岳・鍋割山〜体力の試金石大倉尾根と「鍋焼きうどん」〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,408m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全然問題なし(強いてあげれば泥濘) |
写真
感想
年末年始の仕事休みの初日、体力作りに丹沢の大倉尾根から鍋割山稜を歩くことにする。寝坊しなければだが。大倉尾根へは27年ぶり鍋割山稜へは35年ぶりだ。
寝過ごすことはなく、4時40分起床、5時10分出発。途中のコンビニで水と食べ物を購入。東名で事故渋滞に巻き込まれながらも、8時前に大倉に到着。大倉バス停横の駐車場に車を置いて8時20分に登山開始。
バカ尾根と呼ばれる大倉尾根だが傾斜も緩やかで歩きよい。樹林の中も雰囲気良く気持ちよく高度が稼げる。調子に乗りペースを上げると、息が上がり腹部にも鈍い痛みが生じるので、ゆっくりとしたペースで確実に歩を進める。時々衣服調節のために立ち止まるくらいで、ほとんど休まず歩く。堀山の家を過ぎるとやや急坂になってきた。おなかが減り足もふらついてきたので、道の傍らで10分ほど休憩を取りおにぎりとミカンを食べた。食欲があるので体調は良さそうだ。元気になり、今日一番の課題である花立前の急登は難なくこなせた。花立山荘前からは相模湾が一望の下。思わず息をのむ。富士山も大きくて秀麗だ。花立から先は少し寒い風が吹いてきた。いくつか小さい上り下り。寒さのためか日頃の運動不足のためか、少しペースを上げると右足の袋はぎに痛みが走る。慎重に最後の長い階段をやり過ごすと、本日の第一目標である塔の岳頂上に到着。11時45分。休憩時間を除くと、大倉から3時間ちょっとであった。自分にしてはまずまずのペース。
27年前と比べ、塔の岳頂上は整備されていて雰囲気もがらりと変わっていた。12月下旬の寒い日にも関わらず、頂上は多くのハイカーで賑わっていた。完璧な快晴で、新雪に輝く富士山や南アルプスが一望の下だ。しかし、頂上に吹き付ける季節風はすこぶる冷たく、写真を撮り終えると長居は無用であった。早く樹林帯の中に入って、暖まりたい気持ちになる。12時、次の目標である鍋割山へ向けて出発。
所々のぬかるみが気になるが、鍋割山稜では存分に日だまりハイクを満喫できた。地味なコースと認識していたが、意外と行き交うハイカーが多かった。この山稜の適当な場所で昼食をと思っていたが、お腹がすかないので、結局鍋割山まで歩いてしまった。鍋割山山頂でも多くのハイカーで賑わっていた。山荘前では鍋焼きうどんののぼりが目に入った。迷わず注文。鍋割山まで食事を取らないで来たことは正解であった。待ち時間もなく鍋割山荘の名物をゲットすることができた。富士山の眺望をつまみにして食べる鍋焼きうどんで身も心も温まった。大変満足して鍋割山を後にする。13時30分。
泥んこ道を気にしながら、テンポ良く急坂を下りていく。木道の堅い道を歩いていると右足の関節が痛み出したので、無理をせず足を運ぶことにした。後沢乗越よりぐっと左に折れ、西山林道へ下る。本沢を渡り西山林道の終点。あとは林道をひたすら歩くだけなので、お茶を沸かしお菓子を食べ、ゆっくりと休息する。
陽もかなり傾きかけた15時に出発。林道は少々長かったが、樹林の中の幽玄な雰囲気が好ましかった。重くなった足を引きずり、ようやく林道から解放され山道に入り、山腹を緩やかに巻くと大倉集落に到着。正月用にと100円均一の白菜と里芋を購入して、大倉の駐車場に戻った。16時30分。夕闇迫った大倉のバス停に、次から次へと登山者が到着していた。18 kmの長丁場だったが、何とか歩き通すことができた。帰りは東名の渋滞に巻き込まれるも、満足感に浸りながら運転した。途中夕飯を食べて20時ちょうどに帰宅。
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