ヤマレコ

記録ID: 651376 全員に公開 講習/トレーニング白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木雪渓・雪上訓練

日程 2015年05月31日(日) [日帰り]
メンバー , その他メンバー3人
天候晴〜後薄曇り
アクセス
利用交通機関
車・バイク
集合場所(大町市内)〜扇沢無料駐車場 往復
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
2時間51分
休憩
4時間23分
合計
7時間14分
Sスタート地点08:1610:12訓練地点14:3515:30ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
針ノ木雪渓はデブリが見られず、また大規模の土砂・岩石の崩落も見られず、転石も少ない等、珍しいほど平穏。
赤沢岳〜岩小屋沢岳間の稜線にはまだ雪庇が見られた。
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 ピッケル アイゼン ハーネス スリング ロングスパッツ
共同装備 ザイル スリング カラビナ各種

写真

8:00 無料駐車場発
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8:00 無料駐車場発
8:08 扇沢駅
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8:09 新緑が目にしみる
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8:15 ボーダーさんのペア
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8:16 昨夜の雨が少し残っており、雨具を着て出発
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8:22 晴れてきた
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8:22 晴れてきた
8:25 暑くなってきて雨具を脱ぐ
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8:35 晴を確信
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8:43 雪渓に入る
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9:06 昨夜の雨のおかげで
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9:14 空がこの上なく澄み切って美しい
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9:21 あゝなのに‥ レンズが曇っていた
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1
同 岩小屋沢岳と赤沢岳の中間方向
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同 岩小屋沢岳と赤沢岳の中間方向
同 この滝の下の斜面を利用したかったがシュルントがやばそう
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同 どこだっけ?
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10:00〜 1つ上の斜面で訓練することに決める
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10:16 ツボ足での直登から〜CLが模範
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10:18 受講者(非会員・初心者)〜登り
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同 懇切丁寧に指導
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1
10:25 急斜面をツボ足で降りる
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1
10:27 ピッケルを深く突き立てて足を大きく後ろに運ぶ
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10:29 ピッケルが体から遠すぎるので歩幅を稼げていない
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10:36 雪が固い時は両手でしっかり打ち込む
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同 よくなってきた
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10:47 雪が固くてピッケルが充分入らない時は、ダガーポジションでピックと石突の両方を打ち込む〜安全性が高い
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同 石突が刺さっていないとピックだけとなり効力なし
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同 石突が刺さっていないとピックだけとなり効力なし
11:20 一服して再開〜ツボ足によるトラバース
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11:21 トラバースは滑落の危険度が高い
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11:21 トラバースは滑落の危険度が高い
同 慣れてきた
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同 慣れてきた
12:28 ツボ足での直降〜怖くて腰が引ける。また脚力を要する
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13:27 午後はアイゼンワークと滑落停止の訓練。最後は懸垂下降
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13:35 スリングを遣ったチェストハーネスに環付カラビナ
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13:54 ハイムクライストでメインザイルに固定
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14:18 下降者を固定し、確保者が安全な下降を補助する〜半マストノット
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同 半マスト〜カラビナに固定せずザイルを送る
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同 半マスト〜カラビナに固定せずザイルを送る
14:40 14:30頃、突然上から雪の塊が降ってきたので、大事を取って訓練を終える
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15:20 下山〜勿忘草に似たこの花は何?
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15:20 下山〜勿忘草に似たこの花は何?

感想/記録
by nobou

大町労山は毎年6月第1日曜日に針ノ木・蓮華岳へのクリーンハイク行っているが、クリーンハイクと言ってもこの時期はまだルートの大半が雪の下で、事実上は夏山の幕開け登山となっている。またこの日は慎太郎祭とも重なって多くの登山者で賑わう日でもある。
恒例となっているこの針ノ木・蓮華岳登山を、会員だけでなく会員の知人・友人の登山愛好家にも参加を呼びかける場とすべく、その条件として事前に雪上訓練を行ってそれに参加してもらうことになった。
針ノ木雪渓は喉と呼ばれる辺りの斜面は相当きつく、安易に非会員を誘える山行ではなく、まして峠から針ノ木岳へのルートは夏山のトラバースルートが未だ開かれておらず、上部は岩と雪のミックスで決して容易ではない。なので会員と言えども針ノ木岳への登山は厳しい訓練を条件づけられ、多くは峠までの往復か蓮華岳を目指すことになる。
この取り組みに対して1名の参加申し込みがあり、この日の雪上訓練に参加してもらう運びとなった次第で、対象者の男性(49才)は黒沢尾根のワカンハイク等の経験はあるが、アイゼン・ピッケルでの雪の斜面は初体験。

前夜かなり雨が降り当日の天候が危ぶまれたが、朝になると小雨が残るものの回復の兆しが見られて勇躍扇沢に向かう。
扇沢の無料Pには相当数の車があったがボードを背負った1組の若いカップルの他に人影はなく、黒部湖へ向かう駅も静かだった。
8:20に扇沢登山口を出発。直前に雨がパラついて雨具を着たが、すぐに上がって日が射して来るとたちまち暑くなり雨具を脱ぐ。
3つの大堰堤を越えて雪渓に立つと前方に人影が全く見られず、夏山シーズン直前とは思えない静けさ。やはり慎太郎祭からが夏山なのだろう‥。
意外だったのはデブリや大きな岩石・土砂の崩落が全くと言っていいほど見られず、雪面が至ってきれいなこと。
誰もいないかに見えた雪原に写真を撮っている人が1人いて、先刻の若い男女が追い着き追い越して行った他はまた静かな登りとなる。

大沢小屋の対岸(右岸・1680m)付近で左手から蓮華岳に突き上げる大沢という大きな沢を合わせるが、その奥に十数人の人影が見え、それは雪上訓練をしていると思われた。
前方を見ると休んでいる数人と、その先にかなり離れて1人、さらにその前方に1人の人影があった。休んでいる数人は自分達と入れ替わるように小走りに降りてきて大沢分岐で大沢の方に消えたので、先刻見た訓練グループのメンバーと思われた。
約100m登った1780m付近で今度は赤石沢という途中に滝のある沢の基部に着き、その平坦部で荷を下ろす。沢の下部は訓練に程よい斜面があるのだが、滝の下部辺りがシュルンドになって文字通りに薄氷を踏む感じなのを避けて、すぐ右上の斜面を訓練場所とする。

準備してまずはツボ足による急斜面の登り、下り、トラバースから始める。リーダーが足の蹴りこみや2点支持での移動等の模範を示し、受講者がこれに倣って反復練習する。
下りは登りをそのまま逆にして後ろ向きで降りる。ピッケルを雪面に深く突き立てて後方を確認しながら片足を大きく伸ばし、蹴りこんで足場を作りながら下りる。ピッケルを体の近くに突き立てないと歩幅を稼げない。
雪が固くてピッケルを深く突き立てることができない場合は、ピックと石突きで支点を確保しながらダガーポジションで下ればより安全性が高い。
降りる方を向き、踵から踏み込んで足場を作りながらまっすぐ降りる方法は自分もやったことがなく、斜度があって雪が凍っている場合には腰が引けてしまう。傾斜が緩く雪がほどほどの柔らかさであれば自然に身に着けているが、延々と続く斜面では大腿部の前面がパンパンになる。
一通り登り下りを繰り返した後はトラバースで、山側のピッケルを使うため左右どちらでもピッケルが扱えることと、ターンの際の足場の確保に注意する。滑落事故が起こりやすいので正確な足の置き方が要求される。
一通りツボ足での訓練を終えた後、アイゼンをつけての訓練に入る。今日の受講者は黒沢尾根のワカンハイク等、雪のフィールドでの経験はあるが、アイゼンを装着した斜面は初体験。アイゼンをつけると雪面に対して靴をフラットに置かなくてはならないので、ツボ足の場合とのギャップに戸惑うことになるが、慣れてもらうしかない。

終わって昼食をはさみ、午後は滑落停止訓練。
通常の下降時のスリップ〜滑落〜反転〜ピッケルによる停止を繰り返した後、後ろ向きの滑落〜頭部と下半身の入れ替え〜反転〜停止、つまずいてダイビング〜滑落〜停止等々のバリエーションを練習しつつ、転倒しないことの重要性を頭に叩き込む。
最後にザイルによる懸垂下降の訓練。これは室内で階段を使っても練習できるが、なんと言っても雪の斜面での練習が実践的で身に着く。
ザイルとスリング、カラビナがあるがエイト環等の登下降用の道具を持ち合わせていないという想定で、メインザイルをWで固定し、またはクライムハイストで安全に下降するというもの。まず、大きめのスリングでチェストハーネスをつくり環付きカラビナをつける。一方、プルージックまたはクライムハイストでスリングをメインザイルに取りつけて、両者をカラビナで繋ぎ安全に下降する。スリップした瞬間、スリングを握った手を放すことが案外できず、ズルズルとザイル末端まで滑ってしまうので、繰り返し練習する必要があるのだ。最近はクライムハイストが主流になっているようだが、片手でできるプルージックも覚えておいた方がよいと思う。
次に不安定化した下降者を確保者がザイルでコントロールしながら安全におろすための半マストノット(ムンターピッチ)と固定するマストノット(インクノット)の違いを学んで応用する等々‥。

その時、突然上方から小さな雪の塊が落ちてきた。気温はあまり上がっていないので雪が緩んだとは考えにくく、何かの小動物が通ったのかもしれなかったが、大事をとってそこで終了とする。滅多にないほど碧かった空がいつの間にか薄い雲に覆われていた。
14:35から下り始めて15:30に下山。6月7日・当日の好天に期待するのみである。

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