ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 654918
全員に公開
ハイキング
谷川・武尊

仙ノ倉山・平標山〜初夏の稜線漫歩を満喫〜

2015年06月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
13.7km
登り
1,285m
下り
1,271m

コースタイム

日帰り
山行
6:04
休憩
1:46
合計
7:50
5:48
5:50
70
7:00
7:20
42
8:02
8:55
40
9:35
9:35
32
10:07
10:28
39
11:07
11:07
53
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平標登山口駐車場:早朝3時にすでに30台くらい駐車。正午時点では150台収容の駐車場は満車。入りきれない多くの車は、国道17号の路側帯に駐車していたようだ。(昨日天気が悪かったため、天気の良い今日(日曜)に登山者が集中したと思われる。しかし、こんなに人気のある山とは知らなかった)
コース状況/
危険箇所等
大変整備がされています。
その他周辺情報 猿ヶ京温泉:まんてん星の湯(650円)
松手山登りで振り返る朝一の苗場山
2015年06月07日 05:35撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 5:35
松手山登りで振り返る朝一の苗場山
筍山
2015年06月07日 06:15撮影 by  Canon IXY 130, Canon
6/7 6:15
筍山
イワカガミかな?(すいません。私は高山植物に詳しくありません)
2015年06月07日 06:28撮影 by  Canon IXY 130, Canon
6/7 6:28
イワカガミかな?(すいません。私は高山植物に詳しくありません)
ダイヤモンド平標?
2015年06月07日 06:43撮影 by  Canon IXY 130, Canon
7
6/7 6:43
ダイヤモンド平標?
また苗場
2015年06月07日 06:49撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 6:49
また苗場
ダイヤモンド平標2
2015年06月07日 06:56撮影 by  Canon IXY 130, Canon
6/7 6:56
ダイヤモンド平標2
??。うーん名前が分からない。誰か教えて下さい。(ムシカリだそうです:konontanさん、aibou3さんのヤマレコ記録を参考にさせて頂きました。ありがとうございました)
2015年06月07日 06:59撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 6:59
??。うーん名前が分からない。誰か教えて下さい。(ムシカリだそうです:konontanさん、aibou3さんのヤマレコ記録を参考にさせて頂きました。ありがとうございました)
また苗場
2015年06月07日 07:04撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 7:04
また苗場
クチバシオガマだそうです(昭文社の地図のガイドに載っていました)
2015年06月07日 07:28撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 7:28
クチバシオガマだそうです(昭文社の地図のガイドに載っていました)
朝日に映し出される自分の影
2015年06月07日 07:30撮影 by  Canon IXY 130, Canon
4
6/7 7:30
朝日に映し出される自分の影
気持ちよさそう
2015年06月07日 07:35撮影 by  Canon IXY 130, Canon
6/7 7:35
気持ちよさそう
一面のハクサンイチゲ
2015年06月07日 07:41撮影 by  Canon IXY 130, Canon
3
6/7 7:41
一面のハクサンイチゲ
段々とアップ
2015年06月07日 07:41撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 7:41
段々とアップ
ハクサンイチゲはチングルマに似てますね(私は見分けができない)。
2015年06月07日 07:42撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 7:42
ハクサンイチゲはチングルマに似てますね(私は見分けができない)。
たいらっぴょう頂上
2015年06月07日 07:53撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 7:53
たいらっぴょう頂上
着きました
2015年06月07日 08:05撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:05
着きました
平標から360度の展望:まずは仙ノ倉までの稜線気持ちよさそう。
2015年06月07日 08:06撮影 by  Canon IXY 130, Canon
3
6/7 8:06
平標から360度の展望:まずは仙ノ倉までの稜線気持ちよさそう。
国定忠治の山が今日も見えます。
2015年06月07日 08:06撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:06
国定忠治の山が今日も見えます。
榛名と平標山の家が下方に見えます。
2015年06月07日 08:06撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:06
榛名と平標山の家が下方に見えます。
浅間は雲をかぶってる
2015年06月07日 08:06撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:06
浅間は雲をかぶってる
白砂、佐武流、岩菅、苗場スキー場
2015年06月07日 08:06撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:06
白砂、佐武流、岩菅、苗場スキー場
またまた苗場
2015年06月07日 08:07撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:07
またまた苗場
苗場と神楽が峰
2015年06月07日 08:07撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:07
苗場と神楽が峰
高津倉山?かぐらみつまたスキー場方面
2015年06月07日 08:07撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:07
高津倉山?かぐらみつまたスキー場方面
魚野川流域
2015年06月07日 08:07撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:07
魚野川流域
越後三山の前に巻機がどっしり
2015年06月07日 08:07撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:07
越後三山の前に巻機がどっしり
荒沢岳、平ヶ岳、会津駒、尾瀬の秀峰2峰+景鶴山、前方に谷川馬蹄の山々
2015年06月07日 08:07撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:07
荒沢岳、平ヶ岳、会津駒、尾瀬の秀峰2峰+景鶴山、前方に谷川馬蹄の山々
特保のノンアルコールビールとあたりめでくつろぎます。特保と山歩きで少しは痩せるかな?
2015年06月07日 08:03撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:03
特保のノンアルコールビールとあたりめでくつろぎます。特保と山歩きで少しは痩せるかな?
これから仙ノ倉まで楽しい稜線漫歩です。う〜ん楽しみ!
2015年06月07日 08:19撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:19
これから仙ノ倉まで楽しい稜線漫歩です。う〜ん楽しみ!
平標から仙ノ倉までは高山植物の宝庫です
2015年06月07日 08:22撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:22
平標から仙ノ倉までは高山植物の宝庫です
ミヤマキンバイ1
2015年06月07日 08:24撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:24
ミヤマキンバイ1
ミヤマキンバイ2
2015年06月07日 08:25撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:25
ミヤマキンバイ2
ミヤマキンバイ3:紫のハクサンコザクラ?がちらほら
2015年06月07日 08:25撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:25
ミヤマキンバイ3:紫のハクサンコザクラ?がちらほら
アズマシャクナゲも満開
2015年06月07日 08:37撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 8:37
アズマシャクナゲも満開
場所により色が違う
2015年06月07日 08:36撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:36
場所により色が違う
素晴らしい青空
2015年06月07日 08:44撮影 by  Canon IXY 130, Canon
6/7 8:44
素晴らしい青空
仙ノ倉が段々と近づきます
2015年06月07日 08:46撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:46
仙ノ倉が段々と近づきます
雪もちらほら残ってます。
2015年06月07日 08:53撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 8:53
雪もちらほら残ってます。
仙ノ倉に着きました
2015年06月07日 09:31撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:31
仙ノ倉に着きました
ここでも360度展望:平標と苗ちゃん
2015年06月07日 09:04撮影 by  Canon IXY 130, Canon
5
6/7 9:04
ここでも360度展望:平標と苗ちゃん
巻機の左、魚沼の三男(八海山)、巻機の上ちらっと魚沼の長男(越後駒)、巻機の右には魚沼の次男(中の岳)、八海山の左に霞むのは守門らしい
2015年06月07日 09:04撮影 by  Canon IXY 130, Canon
3
6/7 9:04
巻機の左、魚沼の三男(八海山)、巻機の上ちらっと魚沼の長男(越後駒)、巻機の右には魚沼の次男(中の岳)、八海山の左に霞むのは守門らしい
中の岳ドアップ、巻機の上の越後駒がはっきり見えます。
2015年06月07日 09:12撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:12
中の岳ドアップ、巻機の上の越後駒がはっきり見えます。
平ヶ岳、朝日岳(谷川馬蹄)
2015年06月07日 09:04撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:04
平ヶ岳、朝日岳(谷川馬蹄)
谷川全体像
2015年06月07日 09:11撮影 by  Canon IXY 130, Canon
3
6/7 9:11
谷川全体像
茂倉、一ノ倉、耳二つ、後ろは燧と至仏がそろい踏み。
2015年06月07日 09:05撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:05
茂倉、一ノ倉、耳二つ、後ろは燧と至仏がそろい踏み。
奥鬼怒・日光の山々、日光白根と武尊
2015年06月07日 09:12撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:12
奥鬼怒・日光の山々、日光白根と武尊
谷川の縦走路は厳しそうです
2015年06月07日 09:32撮影 by  Canon IXY 130, Canon
3
6/7 9:32
谷川の縦走路は厳しそうです
日光白根、男体山ちょこっと、前に武尊、それに皇海山(特徴的な山容が確認できないが)と足尾の山々
2015年06月07日 09:13撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:13
日光白根、男体山ちょこっと、前に武尊、それに皇海山(特徴的な山容が確認できないが)と足尾の山々
おー!唐松から白馬連峰と高妻・乙妻見えてるじゃん。
2015年06月07日 09:37撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 9:37
おー!唐松から白馬連峰と高妻・乙妻見えてるじゃん。
佐武流、唐松・白馬方面ドアップ。
2015年06月07日 09:14撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:14
佐武流、唐松・白馬方面ドアップ。
ついでに巻機、越後三山ドアップ
2015年06月07日 09:38撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 9:38
ついでに巻機、越後三山ドアップ
そのついでに燧、至仏もドアップ。
2015年06月07日 09:38撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:38
そのついでに燧、至仏もドアップ。
それに、谷川の耳二つも入れてみた。
2015年06月07日 09:40撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:40
それに、谷川の耳二つも入れてみた。
苗場もドアップ。
2015年06月07日 09:41撮影 by  Canon IXY 130, Canon
3
6/7 9:41
苗場もドアップ。
平ヶ岳もドアップ(あそこの地糖の頂上も気持ちいいだろうな)
2015年06月07日 09:41撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:41
平ヶ岳もドアップ(あそこの地糖の頂上も気持ちいいだろうな)
日光白根・錫が岳と武尊もドアップ。
2015年06月07日 09:43撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 9:43
日光白根・錫が岳と武尊もドアップ。
仙ノ倉でも特保のノンアルコールビールを飲みました(私は決してサッポロのまわし者ではありません)
2015年06月07日 09:19撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 9:19
仙ノ倉でも特保のノンアルコールビールを飲みました(私は決してサッポロのまわし者ではありません)
復路でもついつい展望写真を撮ってしまう:苗場スキー場全景が見えます。
2015年06月07日 10:07撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 10:07
復路でもついつい展望写真を撮ってしまう:苗場スキー場全景が見えます。
魚沼産コシヒカリの産地
2015年06月07日 10:12撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 10:12
魚沼産コシヒカリの産地
今日はむちゃくちゃ人出がありました。
2015年06月07日 10:24撮影 by  Canon IXY 130, Canon
5
6/7 10:24
今日はむちゃくちゃ人出がありました。
階段も整備されています
2015年06月07日 10:29撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 10:29
階段も整備されています
復路も思わず高山植物を撮ってしまう。
2015年06月07日 10:33撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 10:33
復路も思わず高山植物を撮ってしまう。
平標と仙ノ倉の間は高山植物の宝庫
2015年06月07日 10:34撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 10:34
平標と仙ノ倉の間は高山植物の宝庫
平標山から山の家に下りる途中で。
2015年06月07日 10:44撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 10:44
平標山から山の家に下りる途中で。
山の家付近から仙ノ倉と万太郎山
2015年06月07日 11:04撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 11:04
山の家付近から仙ノ倉と万太郎山
万太郎山はさながら剱岳みたい
2015年06月07日 11:05撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 11:05
万太郎山はさながら剱岳みたい
仙ノ倉が大きい
2015年06月07日 11:09撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 11:09
仙ノ倉が大きい
仙ノ倉と万太郎
2015年06月07日 11:09撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 11:09
仙ノ倉と万太郎
平標を振り返る。
2015年06月07日 11:10撮影 by  Canon IXY 130, Canon
3
6/7 11:10
平標を振り返る。
あの稜線を歩きました。
2015年06月07日 11:18撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 11:18
あの稜線を歩きました。
平標山の家の登山口にある道祖神
2015年06月07日 12:09撮影 by  Canon IXY 130, Canon
2
6/7 12:09
平標山の家の登山口にある道祖神
フィナーレは緑のトンネルの林道歩き
2015年06月07日 12:10撮影 by  Canon IXY 130, Canon
1
6/7 12:10
フィナーレは緑のトンネルの林道歩き
撮影機器:

感想

梅雨に入る前にどこに行こう?百名山稼ぎに岩手山方面かまたは谷川方面か?迷ったあげく岩手山方面は今後も晴天のチャンスがあるだろうと考え、今回は谷川連峰の平標山・仙ノ倉山にする。谷川馬蹄もチラッと頭に浮かんだが、今の実力では無理であろう(1泊または、朝日岳往復は日帰りで可能かも知れないが・・・)。今度の日曜は全国的に上天気の予報が出た。谷川方面では、これが梅雨入り前の最後の晴天のチャンスであろう。

前日の22時に千葉県内の自宅を出発。途中、軽く腹ごしらえをし、朝食と昼食を沼田IC近くのコンビニで購入し、苗場スキー場近くの平標山登山口駐車場に着いたのは早朝3時。すでに約30台もの車が駐車しており、駐車場の3割程度が埋まっていた。案外人気のある山なのね。昨日が悪天だったから、みんな今日にしたのだなと思った。

車の中で1時間くらいウトウトして、午前4時10分に出発。気温は3℃くらいで長袖1枚だと寒い。さらに防寒着を着て出発。ヘッデンは要らない。早くに出発すると、混雑も避けることができるし、涼しい内に稜線に立つこともできる。眺望も早朝がよい。早発ちは3文の徳だ。鉄塔までは基本的には急登だが、適度に緩急があり、あまり疲れない。振り返るとまだ雪の多い苗場山が赤く染まっている。暑くなってきたので鉄塔下でTシャツ1枚になる。服もザックも汗でぐっしょり濡れている。この先も同じような急登が続くが、風が冷たいのでTシャツ1枚だと寒い。長袖を1枚羽織るとちょうど良い具合になった。

松手山あたりが森林限界で草原状となり、良く整備された木製の階段道となる。このあたりから高山植物の宝庫となる。延々と続く階段道はチときついが、眺望や高山植物がそれを差し引いて余りあるご褒美を与えてくれる。特に、平標山直下のハクサンイチゲの群落は見事であった。まだ、登山者はまばらであったため、自由に立ち止まり高山植物を撮影したり眺望に見入ったりしながらマイペースに進んでいった。

平標山7時ちょうどに到着。行動食のおにぎりを頬張る。まだ早いが、第一目的地到達だからノンアルコールビールも開けよう。今日は上天気だし、風もカラッとしていて本当に気持ちがよい。残雪を所々に散りばめた草の稜線が魅惑的に私を誘う。いよいよ本日メインの稜線漫歩だ。20分の小休止の間、10名ほどの登山者が通過して行った。

平標山から仙ノ倉山にかけては、高山植物の宝庫だ。色とりどりの花が青空に映えて鮮やかだ。特にミヤマキンバイのお花畑は見事であった。残雪の残る緩やかな草原道は、まさに雲上の楽園という趣だ。この稜線漫歩では何回もの楽しい停止を余儀なくされた。

仙ノ倉山には8時2分。まだ時間的に早いので眺望が良く利く。見所は谷川連峰や苗場山の上信越の山々と越後の山々だ。尾瀬の燧・至仏も仲良く並んで鎮座している。佐武流山の右には、真っ白な白馬連峰が思いの外大きく見える。その右横前には戸隠の高妻・乙妻。頂上で写真の撮り合いっこをした若い単独行者と、山座同定の会話をしながら楽しいひとときを過ごした。一通りの山座同定が終わった後、ノンアルコールビールを開け、景色を見ながらお菓子を食べた。ゆっくりと50分、頂上でのんびりと過ごした。その間にも何人もの登山者が到着したが、証拠写真を撮り、休息もそこそこに往路を戻る人が多かった。

8時55分、名残惜しい仙ノ倉頂上を後にする。歩き出して驚いた。次から次へと登山者が登ってくるではないか。比較的マイナーな山と認識していたが、考えが甘かった。高山植物の山として相当人気が高いのだろう(私はあまり認識していなかった)。山では登りが優先だから、2〜30 m歩いて道を譲り、また10 m歩いては道を譲った。平標の頂上も人で溢れていた。休む気になれず、平標山の家方面に歩を進める。松手山コースをはずれると、幾分静かになった。整備された木製の階段のおかげでテンポ良く下ることができる。間もなく山の家に到着。10時07分。ここから見る万太郎山は立派で、まるで室堂付近から見る剱岳のような趣があった。仙ノ倉から平標の稜線もはるか頭上。ここは良いロケーションだ。冷たい水の出ている小屋のベンチで、ざるラーメンとおにぎりの昼食。緑の稜線の空には白い雲がゆったりと流れていた。ここはゆっくりと時間が流れている。ある登山グループから、絶え間なく笑い声が聞こえていた。

平標山の家からは急な下りが続くが、ほとんどが整備された木の階段だから歩きやすく安全だ。こんなに長い階段を設置された関係者のご苦労が伺える。感謝である。40分ほどで林道に出た。登山口には立派な道祖神が祀られていた。あとは緑のトンネルの林道をしばらく歩き、右に分かれる河原沿いのやや歩きにくい山道を少し我慢すれば、今朝の駐車場に到着した。正午ちょうど。もう少しゆっくりしても良かったが、山上は大混雑だからこれくらいの時間が潮時だったのであろう。

駐車場は満杯であった。600円料金を払って国道に出たら驚いた。苗場スキー場方面に向かって多くの車が路駐をしていた。今日は千単位の登山者があったと推測された。途中、猿ヶ京温泉の「まんてん星の湯」で山の汗を流した。タイプの違う4つの露天風呂(湯船が仕切られている)が良かった。入浴後、施設内の食堂で上州名物「麦豚とんかつ」定食とノンアルコールビールでひとり打ち上げを行った。帰りの高速では強い眠気を催したので、赤城SAで30分ほど仮眠を取った。東松山や練馬出口付近で渋滞に巻き込まれるものの、比較的順調に車を走らせることができ、18時半過ぎに自宅に戻った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1098人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [日帰り]
越後湯沢から平標山
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら