猪谷【シャワー祭り】
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 583m
- 下り
- 589m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:30
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ザイル必須なのは3つ目のゴルジュの最初の8mFと二股手前の6mF。 あとはメンバーに応じて出す滝がいくつか。今回は上に加えて念の為に出したのが2つ。 核心は6mF。 地蔵峠から村井バス停に降りる道は綺麗な林道 |
写真
感想
土日とも思ったよりも天気が良かったが、土曜日は予定があったりで日曜のみ。
比良の猪谷を目指す。ここのところ行っていた沢よりも登攀レベルが高いので期待と緊張が半々だ。
多少ゆっくりめでも、時間に余裕があるのが比良の魅力だ。
もはや、裏比良に行く際はナビもいらない。いつもの坊村より北に進み、村井付近の猪谷の右岸に入る林道を適当に入って展開できそうなところに駐車。
さっそく準備をして入渓する。
少しばかり歩くとさっそく、両岸が切り立ち第1のゴルジュが始まる。
ほどなく流木混じりの3mほどの滝も出てくるが、いきなりのシャワークライム。
しかし、今日はびしょ濡れになる覚悟はできている。思ったよりも寒くはない。
続く3mF、第1ゴルジュ出口の5mFも思いっきり飛沫を浴びて登っていく。
これぞ沢登りの醍醐味と言わんばかりの始まり。
少し落ち着いたのも束の間、すぐさま第2のゴルジュが始まる。
入り口は6mほどの滝。左岸の水流際から取付き、中程で流芯に入って直登。
斜滝や胸までつかる小滝、CSの滝などをこなして進んでいくと、いくつか石のつみかさなったチョックストーンの滝が現れる。
この滝は左岸の側の岩間を突っ張って高さを稼ぎ、左岸の岩を頼りに突破。
念の為に後続のtentyoにはザイルを出す。
その後もゴルジュは続き、次々と滝が出てくるが、登るたびにびしょ濡れ。
少々寒くなってきた。
470二股の右股は滝で合流する。
本流をすすむと8mの端正な滝が表れる。第三のゴルジュ入り口の滝だ。
フリーで登ってみたが、落ち口付近はホールドが少なく、ムーブが大きいので緊張する。ザイルは出したいところ。
体が冷えていたtentyoは左岸の残置ロープのある巻き道を行く。
その後、斜度のあるゴルジュの中を滝をこなしつつ進むと、屈曲の先に核心の6mFが現れる。
ちょいちょい足跡があった先行者の一段が取り付いている。
すでに、カムなどを交えてお助けスリングとザイルが張ってあり、後続はほぼザイル頼りに登っている。
しっかりした装備と技術をもった方々だと思い聞いてみると飄逸沢遊会の方々だそうだ。
しばらくかかりそうなので、しばし休憩。巻きは左岸のバンド状を使うのだろうか。
ほどなく全員が登り終えたところで、我々も突破に懸かる。
久々にしっかりと確保をお願いする。
中段付近にスタンスが無く攻めあぐねるが、左から張り出す岩の間にハーケンを打ち込み、そこにスリングで作ったアブミを掛けて足がかりとして突破する。
その先はムーブは大きいが、残置スリングで中間支点を取りなんとか突破。
緊張はしたが、充実もするいい気分だ。
ザックを釣り上げ、後続のtentyoも確保で突破。核心を終えてホッと一安心。
その上はすぐにヒジキ谷出合い。ヒジキ谷も滝で合流する。
本流の最初の滝は微妙に登りにくい。その後も小気味よく。3〜4mほどの滝がいくつか続くが、どれも直登可能で楽しめる。
そして、ゴルジュの終わりとともに、渓相も穏やかになり、コメカイ道が合流する。
合流点には看板もある。
今日は大きめの水筒を忘れたのも有り、今日は沢なかでお昼と食べる。途中手に入れたミズなんぞも入れたラーメン。美味也。
あとは、伐採木で荒れた沢沿いの道を歩いいて、適当に尾根に登ると、立派な道に合流し、そのまま地蔵峠へ。そういえばここは、12月に縦走した時にテンパったところだ。
ほどなく地蔵山へ到着。黄砂まじりで視界も悪いのも加わり展望はぼちぼちだ。
あとは素晴らしく刈り開かれた林道をのんびり下って行き、少し道を戻って愛車の元へ。
いつもよりも難しい沢を突破でき夏に向けてステップアップとなる山行だった。
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