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Yamareco

記録ID: 69572
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山三山〜剱岳縦走

1985年08月14日(水) 〜 1985年08月16日(金)
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pokopen その他1人
GPS
52:00
距離
19.3km
登り
2,216m
下り
2,200m

コースタイム

8月14日:
室堂バスターミナル〜一ノ越〜雄山〜大汝山〜富士ノ折立〜真砂岳〜
別山〜剱沢野営場
8月15日:
剱沢野営場〜剱山荘〜一服剱〜前剱〜剱岳〜(計画変更で折り返しルートへ)
〜剱沢野営場
8月16日:
剱沢野営場〜別山乗越〜(雷鳥坂)〜みくりが池温泉〜室堂バスターミナル
天候 8月14日〜16日 3日間とも、風弱く、快晴だったと記憶しています。
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
室堂ターミナル
コース状況/
危険箇所等
詳細な山道の状態は忘れましたが、特に危険な場所は無かったように記憶しています。
予約できる山小屋
撮影場所は位置関係を考えるとおそらく大汝山付近と思われます。黒四ダムと黒部平駅がはっきりとわかります。
by  HP pst2600, HP
撮影場所は位置関係を考えるとおそらく大汝山付近と思われます。黒四ダムと黒部平駅がはっきりとわかります。
富士ノ折立あるいは真砂岳付近、背景は内蔵助カールか真砂沢カールと思われます。
by  HP pst2600, HP
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富士ノ折立あるいは真砂岳付近、背景は内蔵助カールか真砂沢カールと思われます。
右上にわずかに頭を出しているのが剱本峰です。おそらく別山南峰付近から撮影したと思われます。
by  HP pst2600, HP
右上にわずかに頭を出しているのが剱本峰です。おそらく別山南峰付近から撮影したと思われます。
剱沢のテント場は青いフライシートだらけでした。ちょうどダンロップの全盛期だったのか・・・。かく言う私も当時はダンロップの2人用でした。手前には雷鳥が居ます。
by  HP pst2600, HP
剱沢のテント場は青いフライシートだらけでした。ちょうどダンロップの全盛期だったのか・・・。かく言う私も当時はダンロップの2人用でした。手前には雷鳥が居ます。
同じ場所から撮影したと思われます。
by  HP pst2600, HP
同じ場所から撮影したと思われます。
上の方はガスっていますが、剣沢の野営場辺りから撮影したと思われます。正確な場所は不明です。残雪も豊富なようです。
by  HP pst2600, HP
上の方はガスっていますが、剣沢の野営場辺りから撮影したと思われます。正確な場所は不明です。残雪も豊富なようです。
テント場のすぐ近くで撮影した記憶があります。
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テント場のすぐ近くで撮影した記憶があります。
雷鳥の大家族です。
by  HP pst2600, HP
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雷鳥の大家族です。
テント場で迎えたモルゲンロートの光景と思われます。
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テント場で迎えたモルゲンロートの光景と思われます。
室堂への帰り道だったと思います。おそらく別山乗越辺りから雷鳥平を望んでいます。
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室堂への帰り道だったと思います。おそらく別山乗越辺りから雷鳥平を望んでいます。

感想

部屋の整理をしていたら、ファイルブックに放り込まれていた昔の写真を見つ
けました。記憶の断片を辿りながら、当時を振り返ってみました。

      **********************

8月12日夕方、翌日からの山行に備え、家でパッキングに余念がありませんで
したが、午後6時30分過ぎ頃だったでしょうか、NHKのニュース速報が羽田発
伊丹行きの日航ジャンボ機が消息を絶ったとの第一報を伝えました。翌、13日
は米原で名古屋からの相方(師匠)と合流し、前泊地の富山に入ったと記憶して
います。

当初は、剱本峰から早月尾根へ縦走を続けるつもりでしたが、睡眠不足か、前
日の疲れか、相方に軽い高山病の症状が出始めたため、大事をとって予定を変
更し、折り返しルートで剱沢に下りることにしました。できるだけ早く高度を
下げたかったし、もし治療が必要になった時のことを考え、夏山診療所のあっ
た剱沢への下山にためらいはありませんでした。
重いテン泊装備を直下の岩小屋に置いて降りることも考えましたが、何とかテ
ント場まで辿り着けました。テントの設営が終わった時はもう疲労困憊だった
と記憶しています。

幸い相方の体調も回復し、安心してひと眠りした後、真夜中にテント場から見
上げた星空はまさに圧巻でした。仰ぎ見る星空の美しさはテン泊の楽しみのひ
とつであり、それまでにも何回かすばらしい星空は見ていましたが、この夜の
剱沢は全くの別格でした。星の多さや明るさにも勿論おどろきましたが、それ
以上に度肝を抜かれたのは「天の川」の様相でした。最初は全て星の塊りだと
いうのが信じられず、雲がたなびいているのだと思いましたが、目が慣れるに
従い、明るさがどんどん増して来て、もう疑う余地も無くなり、天空を流れる
銀河の只中に現前しているのだと腑に落ちました。

出てきた写真を見ると、服装は、決して褒められた事ではありませんが、好天
の夏山らしく、半袖Tシャツに短パンという軽装です。加えて、当時、私は重い
登山靴が嫌いで北アの岩稜でも大抵は薄皮の軽量ワーキングブーツで歩いてい
ました。こんな軽装でも当時は足運び、身体のキレ、バランス共に身体能力の
最高期だったのか、かすり傷ひとつ負ったことはありませんでした(笑)。

剱には「カニのタテバイ、ヨコバイ」という「難所」がありますが、これは言
葉だけが一人歩きして、言わば伝説のようになっているのではないでしょうか。
確かに本峰直下の場所にあるため、それなりの高度感はありますが、足場はし
っかりしているし、鎖も付いています。私も登る前は「タテバイ、ヨコバイ」
という言葉に身構えましたが、実際に通過してみると何だか拍子抜けしたこと
を今でも覚えています。
                           (2010/07/01記)

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