憧れの稜線 笠ヶ岳

2015年08月10日(月) 〜 2015年08月12日(水)

• GPS: 25:24
• 距離: 30.2km
• 登り: 2,529m
• 下り: 2,577m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:35
• 休憩: 1:36
• 合計: 7:11

5:54 新穂高温泉駅
6:03 6:10 ゲート
6:51 6:51 中崎橋
6:53 6:56 水場
7:06 7:09 笠新道登山口
7:22 7:59 わさび平小屋
8:22 8:23 小池新道入口
9:31 9:49 秩父沢出合
10:19 10:19 チボ岩
11:37 11:52 シシウドヶ原
12:53 13:05 鏡平山荘
13:05 宿泊地

2日目

• 山行: 6:38
• 休憩: 2:49
• 合計: 9:27

6:35 宿泊地
7:34 7:48 弓折乗越
7:57 7:58 弓折岳
9:13 9:28 大ノマ岳
10:23 10:33 秩父平
12:04 12:39 抜戸岳分岐
12:46 12:46 分岐指導標（仮称）
13:07 13:22 (休憩地)
13:40 13:40 抜戸岩
14:10 14:44 笠ヶ岳山荘テント場
14:59 15:26 笠ヶ岳山荘
15:44 16:02 笠ヶ岳
16:02 笠ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 1:51
• 合計: 8:21

6:28 笠ヶ岳山荘
7:02 7:02 抜戸岩
7:58 7:59 笠新道分岐
8:04 8:15 分岐指導標（仮称）
9:22 9:45 (休憩地)
9:59 9:59 杓子平
10:49 10:59 (休憩地)
11:58 12:08 (休憩地)
13:06 13:34 笠新道登山口
13:46 13:46 中崎橋
14:18 14:46 ゲート
14:49 新穂高温泉駅

天候

晴れ＆曇り

アクセス

利用交通機関：

バス

往路:毎日あるぺん号　竹橋〜新穂高
復路:新穂高〜平湯温泉〜新宿

コース状況／危険箇所等

・新穂高〜鏡平＝特記すべき危険箇所はないと思います
・鏡平〜秩父岩付近＝アップダウンしかない道。でも絶景が癒してくれます
・秩父岩付近〜笠新道分岐＝平坦な道。稜線歩きが初めてな私は怖かったけど、慣れている方ならサクサク歩けると思います
・笠新道分岐〜笠ヶ岳山荘＝再びアップダウンの連続。疲れていたせいもあるけど、山荘手前ののぼりと山荘へののぼりはきつかった。山荘での会話では「笠新道分岐〜笠ヶ岳山頂70分のコースタイムは無理」という意見が多かったです。山荘から山頂までは15分〜20分です。
・笠新道＝ウワサどおりの急坂です。だけど下りに使ったからか、急だというより、歩きにくいという印象。休憩するポイントがないのも疲労感に拍車をかける。ただ途中までは絶景とお花が癒してくれます。
※終始、羽虫とのたたかいでした。虫除け対策が不可欠です

その他周辺情報

毎日アルペン号で「ホテル穂高」（800円→600円）、「神宝乃湯」（600円→500円）、「奥飛騨の湯」（800円→700円）の割引券がもらえました。私はバスの関係で平湯温泉の「ひらゆの森」を利用しました（500円）

写真

今年も北アルプスに来ることができました

しばらく林道歩きです

お花にも癒やされて

アッつくなりそうです

わさび平小屋到着。オレンジもありましたよ

「今朝コーヒー飲んでなかった！」と思い出して。気持ちよすぎて長居しました

水場でもある小屋前の沢

水見えます？　冷たすぎて水汲み大変でした(笑)

登山口への道

沢登りの方はここから入るのでしょうか？

登っていくにつれ稜線が近づいてきて励まされました

小池新道に入りました。ここは少し前には迂回路があった場所でしょうか？　少しだけ雪の上を歩きます

丁寧に◯印があります

秩父沢に到着。涼しくてまた長居してしまいました

すごい水量です

登ってきましたよ

こういう道が続きます

シシウドヶ原で休憩です

シシウドヶ原から見下ろす

お決まりの木に“ゴツン”。下ばかり向いていてはいけませんね

鏡平に到着。残念ながら槍はお隠れ

山荘への道はお花畑です

鏡平山荘です

山荘前のデッキは落ち着きます

落ち着いてビールです（笑）。カレーもいただきましたが家庭的な味で美味しかったです

部屋からの景色

夕食はボリューミーでした

うどんも付いています

【2日目】稜線のシルエット。昨日は15時頃に雨が降り、星空は少し見えましたが、夕日はいまいちでした。

山荘からは槍からの稜線がきれいに見えます

逆槍…微妙

朝食

朝露に濡れるチングルマの穂

コーヒーは1杯づつ入れてくれます

右下のピークが西穂独標でしょうか？

稜線が

きれいに見えます

頑張っていきましょう

双六方面からこられた方々もたくさんおられました

少しだけ平和な道です。ここ以降、秩父岩を越えるまではずっとアップダウンの繰り返しでした

左は黒部五郎さん…かな？

これから行く稜線。前を歩くお姉様は折立から入って縦走されてこられたそうです。笠ヶ岳山荘で同室になりました。お世話になりました

焼岳、乗鞍、御嶽

おもいっきり後姿ですが雷鳥さん！

はじめてお会いしました。5羽もいました

大ノマ岳

近づいてきました

グイッとのぼります

大ノマ岳から双六小屋

秩父平付近から。あの稜線に出て左へグイッとのぼっていきます

雪渓にかかっているロープ。もう夏道でのぼれます。この手前にコップが置いてある水場がありました。みんなが登っていた雪渓の水ですけど…

雪が残っているのは2〜3歩分です

左からのぼってきました

そしてまたのぼり。振り返って

抜いていただいたテン泊のお兄さん。山荘でも下りでもお会いしました。大キレットにもジャンにも行かれたそうです

高度感に

ビビる

「あの奥が笠ヶ岳じゃないよね？違うよね？遠すぎるよね？」（いいえ、あれが笠ヶ岳です）

歩いてきた稜線を振り返って。秩父岩を超えると笠新道との分岐までは、なだらか。絶景と高度感にビビる

抜戸岳への分岐でお昼。鏡平山荘のお弁当

笠新道との分岐からまたアップダウン。下は…

まだまだアップダウンが待ってます

山荘が見えた！まだ遠いけど…

抜戸岩

またのぼるよー

まだ遠いよー

またまたのぼるよー

やっとテン場

山荘は深刻な水不足だそうです。100円玉も不足しているとのことでした

私にはスリリングな水汲みです。でも一番大変だったのは水が冷たすぎて給水した後のプラティパスが持てなかったこと（笑）。サブザックを持っていった方がいいかもです

テン場でゆっくり休憩して山荘までの最後ののぼり。「スグソコ」だけど見せませんな

この雪渓を渡ります。朝は凍っているようなので注意です

やっと山荘に到着！

休憩後、山頂へ

やっと着きました。笠ヶ岳2898メートル！

でも真っ白

ここはどこ？…残念な展望ですが、なんだか空の中にいるような不思議な気分

社から山頂を見る

下山しておでん

そして夕食〜。揚げたての唐揚げです

歩いてきた稜線

【3日目】朝焼けです

あれとあれはもしかして…

朝食。少し頭痛と胸焼がするので控えめにしました

今日も稜線が美しい

この景色にコーヒーで乾杯

笠ヶ岳、ありがとうございました

抜戸岩付近のこのポイントになぜかものすごい恐怖を覚えていてここまでずっとソワソワ落ち着かず緊張。でも通過してみれば「あれ？」って感じで…思い込みコワイ

まだ緊張がとけないまでも「この景色を見せてくれたことに感謝だなぁ」と思っていたら、サーっと日が差してきた。そしたらポロポロ泣けてしまって…よっぽど緊張してたんだなぁ私

ロープウェイが見える

さぁ気を引き締めて行こう。槍の左に見えるピークまで登って下ります

焼岳の山容はやはり周囲の山とは違う

カメラがダウンしてここら当たりからスマホで撮影

歩いてきた道

ここから下ります

エネルギー補給。笠ヶ岳山荘のお弁当を半分食べました。卵焼きが激ウマでした

よく歩いてきたよ。まだ半分だけど

槍、近っ

杓子平から少しこういう道で

あとはずーっとこういう道です（振り返って）

こういう感じも

わずかな距離ですがガレガレ浮石パラダイス

これが

こうなるのか

鉄板でベンチのようなものが作られていました

着いた〜長かった〜暑かった〜！登山口の恵みの水です

ひらゆの森で汗を流しました

今回のおつかれちゃん

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ

備考

・皮膚科でもらっていた虫さされ用の薬は役立った。耳を何かに噛まれて怪物くんのようになってしまいましたが、薬のおかげで腫れはすぐに引きました。
・日焼け対策には万全を期さないといけませんね。手の甲が鬼のように焼けました

感想

youknowahaha

昨年から行きたかった、鏡平経由の笠ヶ岳。秩父平の雪渓を通過しなくてもいい頃を見計らって行ってきました。憧れの稜線は息を呑む絶景でした。そして怖くもありました。そのせいもあってちょっと時間かかりすぎですね（汗）。ステキな出会いもありました。目標の山を定めてクリアしている人生の大先輩たち。「年齢は関係ない。目標を定め、体と技術を（のぼれるように）そこへもっていくのよ」という言葉には、「もう10年早く山を始めていたらなぁ」などと思っていた自分が恥ずかしくなりました。だけど今はこれが私の精一杯。のぼれる山にのぼりながら、のぼりたい山にのぼれるようになりたいと心から思った山行きでした。

コメント

ゲスト

youknowahahaさんへ🎵
youknowahahaさん こんにちは〜
鏡平〜笠ケ岳コース [[mountain1] 素晴らしい稜線を見せて頂いありがとうございますm(_ _)m 感動です〜〜！

以前、西穂から見た笠ケ岳が美しく、是非行ってみたいと思ったのですが、仮に行けても下りは笠新道かクリヤ谷。う〜〜ん。やっぱり笠新道下るしかないか。と、決意を新たにしていたらまさかの雨 で流れた計画でした…>_<…
youknowahahaさんのレコでますます行ってみたくなりましたp(^_^)q

「年齢は関係ない。目標を定め、体と技術をそこに持っていく」私もぐっときました‼︎いつも年齢のせいにしていた自分が恥ずかしくなりました…>_<…

素敵なレコをありがとうございました

youknowahaha

Re: youknowahahaさんへ🎵
Yuki1225さん、いつもありがとうございます 　 Yuki1225さんも計画されたことがあったんですね！　笠ヶ岳…美しいですよねえ。今年は北アに行ける機会が少なそうなので、どうしても行きたかったこのコースを選びました。縦走したことない自分には厳しいかなと思いましたが、結果は、これからの山行きを広げてくれるチャレンジになりました。私は深夜バスで行って笠新道をのぼる自信がなかったので今回のコースどりをしましたが、Yuki1225さんなら笠新道を上って、鏡平経由で新穂高に下りるという逆コースもありじゃないかなと思います。クリヤ谷は荒れているそうで、笠ヶ岳山荘では笠新道を勧められていました。山頂からの下りだしも崖みたいでしたし 　もっとも山岳部の合宿にきていた高校生らしき男の子たちは自分の背丈を越えるザックを背負ってクリア谷を上ってきたらしいです 　今回のコースはアップダウンがキツイ（私にはですが ）のですが、絶景とお花が癒してくれるステキなコースなのでぜひぜひ行かれてください！

APY124

ヤマレコユーザーさんだったのですね！またまたお会いできて嬉しいです！
youknowahahaさん　初めまして？お久しぶりです？（どっち？ｗ）
コッテコテの大阪弁は強烈に記憶に残っております。夕食後の談話では劒岳のお話は大変勉強になりました。9月のシルバーウィークに未知なる立山、劒岳に会社先輩といくことになりました。教えて頂きました登山者の少ない早月尾根から行きたいと思いましたが、先輩は室堂からの計画を立ててくれたので室堂〜立山〜劒と行ってきます。
自分が写っている写真、勝手にコピーさせて頂きました ありがとうございます。
またどこかでお会いしたら是非談話しましょうね。有峰から来られた女性二人組は本当に素晴らしい方でしたよね。人見知りな自分は今回の旅の最後の笠ヶ岳で初めて色んな人と話をすることができました。とても良い思い出になりましたよ
本当にありがとうございました

youknowahaha

ああぁぁぁぁ!!!
なんとなんと、こんにちわ！　よくぞ見つけていただきました。レコ拝見しましたが、間違いなくお会いした「コッテコテの大阪弁」のおばちゃんです 　私もAPY124さんのことは、ハッキリ覚えています。テン泊装備でサクサク歩いて行かれるのに、鈍足な私が声をかけても丁寧な対応をしてくださり、「なんて紳士でスマートなお兄さんだろう」と思っていました。写真はどうぞどうぞ！ってか、勝手に載せてゴメンナサイ。小さな後姿だから判別不能と判断したのですが、ご本人にはわかりますよね 　しかし、テン泊装備で笠新道２時間半で下りたんですか 　私は、前後しながら下っていた人たちと「長いね〜」「急だね〜」「もうちょっとだよ〜」と励まし合いながら頑張りました。ラスト30分の長かったこと…。こちらこそ、またどこかでお会いできたらお話を伺いたいです。そのためには私がステップアップしないといけないな！　ちなみに劒岳のお話をしたのは私じゃないかな？　地図上で早月尾根からの“妄想登山”は何度もしていますが（笑）、実際にのぼったことはないので 　なにはともあれ、劒へのチャレンジが素晴らしいものになることを願っています。レコも楽しみにしていますよ。

APY124

Re: ああぁぁぁぁ!!!
連投すみません
表題、帰りの下山でお互い声に出しましたね！
おばちゃんだなんて…自分満40なのでそんなに変わらないですよ
お兄さんなんて何年ぶりに もう立派なおっさんです
その証拠に劒岳のくだり…完全に記憶が年齢と共に衰えているのです 髪の毛も…
そう、劒岳の話はyouknowahahaさんが玄関口のイスの所に来られる前にいた方から
聞いた話でした すみません
たしかにyouknowahahaさんの他のレコ見たとき、あれ？劒岳レコはどこぞ？と
思ったのでした 妄想登山には吹きました
自分の笠新道下山写真にahahaさんが少し写っているのがあります（違ったらすみません。その時はこんどこそコレ もんですね ）
栃木の山にも来られたんですね！今度来られることがあったら一緒に登りたいですね またお邪魔しますね！

riju

youknowahahaさん こんにちは〜♪
だけど今はこれが私の精一杯。のぼれる山にのぼりながら、のぼりたい山にのぼれるようになりたいと心から思った山行きでした。 という感想にジーンとしました。充実した山行だったんですね。今年同じルートで笠に挨拶に行けたらなぁと思っています。
素敵なレコをありがとうございました