記録ID: 7134494
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
燕岳へコマクサを見に行く（ただし北尾根から）
2024年08月10日(土) 〜
2024年08月11日(日)
長野県
juncy55
ohayojiro
madokau
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 29:29
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,019m
- 下り
- 1,625m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 11:29
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 11:30
距離 12.7km
登り 1,672m
下り 174m
| 天候 | 1日目：晴れ 2日目：晴れのちときどき曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
中房温泉から穂高駅まで路線バスに乗車（1,500円）して車両を回収 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
北尾根の取付地点となる鉄塔基部の法面は大変危険。 その他危険箇所はないが、十分な覚悟をもって臨むべし。 |
| その他周辺情報 | 葛温泉 仙人閣700円 https://www.hitou.or.jp/provider/detail?providerId=701 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
七倉へ来たのは10年以上前、烏帽子からの裏銀座縦走以来。ほぼ満車に見えたが翌日車の回収に来たときにはこんなものではなかった。
計画書をチェックした遭対協さんはルートよりもメンバーの名前に興味津々（謎）。どこへ行くかわかってくれたかな？
3月に落石がありタクシーは現場の手前と奥でピストン輸送中。貸出用ヘルメットをかぶって通過する。
これは怖い…またいつ落ちてもおかしくない感じ。工事の許可がなかなか下りないのだそう。
というわけでトボトボ歩いて高瀬ダムに到着。トイレと公衆電話あり。ここから湯俣方面へ向かう。
ダム工事で殉職した人々の慰霊碑を眺める。共通の話題はダム建設過程を描いた曽野綾子の小説「湖水誕生」。
周辺を徘徊するも、結局この法面をよじ登るしかなさそう。5�冂�度の鉄棒が2本突き出ているのみで、今ルート最大の危険箇所。お助けをもらって這い上がった。
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周辺を徘徊するも、結局この法面をよじ登るしかなさそう。5�冂�度の鉄棒が2本突き出ているのみで、今ルート最大の危険箇所。お助けをもらって這い上がった。
ヘルメットは置いてきてしまったが必要だったとすればさっきの落石箇所とここだけだった。
後で思い返せばこのあたりのヤブなんぞかわいいものだった（比較の問題です）。
シャクナゲのヤブは手ごわいが手掛かり足掛かりとしては頼れる存在でもあり愛憎相半ばとでもいいましょうか。
踏み跡らしきものがあるところもあるが樹間が狭い。動物用？縦長ザック、外付け一切なしを推奨します。
プレート発見。文字は消えてしまって読めないが、なにがしかの人の活動を示すもの。
2枚目のプレートがあったあたり。このすぐ上は岩稜帯でいっときヤブの辛さを忘れた。
稜線が見えてきたが日没も近い。寝るならハイマツの上か？下か？悩み始めた頃。
ハイマツを嫌って植生の違う東方向へ移動してみる。このあたりが限界なのか…
2,570あたりで出現した奇跡のテン場適地。お花が咲き虫がすごい。食欲はなかったが湯煎したレトルトを押し込み歯も磨かずに就寝。みんな水の残りが少々心もとなかった。
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2,570あたりで出現した奇跡のテン場適地。お花が咲き虫がすごい。食欲はなかったが湯煎したレトルトを押し込み歯も磨かずに就寝。みんな水の残りが少々心もとなかった。
翌朝。見上げるのは2,682のピークかそれとも登山道と交差する2,723か？
> j 2682Pと2723P間の砂礫帯にコマクサが群生していた
> j そしてまさかのツクモグサ？
下山後にお師匠さんに問い合わせたところ、トウヤクリンドウとのことでした
下山後にお師匠さんに問い合わせたところ、トウヤクリンドウとのことでした
それにしてもいまだかつて燕岳でこれほどの充実感を得られたことがあっただろうか？
燕山荘うれしー。コーラとCCレモンで乾杯🍻あとはもう高速道路を下りるのみ。> j 記録者（後ろ姿の女性）は燕山荘が銀座三越に見えると言っていた笑
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燕山荘うれしー。コーラとCCレモンで乾杯🍻あとはもう高速道路を下りるのみ。
> j 記録者（後ろ姿の女性）は燕山荘が銀座三越に見えると言っていた笑
> j 記録者（後ろ姿の女性）は燕山荘が銀座三越に見えると言っていた笑
台風の行方が懸念される予報にもかかわらず合戦尾根は大混雑。スライドが多くスピーディに下山とはいかなかった（ので中房温泉口で1時間半のバス待ち）。
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台風の行方が懸念される予報にもかかわらず合戦尾根は大混雑。スライドが多くスピーディに下山とはいかなかった（ので中房温泉口で1時間半のバス待ち）。
水浴びをしたかった人々。登山口に流れる沢は温泉だって知らなかった。
お疲れさまでしたー
お疲れさまでしたー
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
飲料
食器
調理器具
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
ヘルメット
|
|---|---|
| 共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ポール
テント
テントマット
|
感想
往路はほぼ尾根通しのルート。方向を定めたら少しでも藪の薄いポイントを狙い突破するのみ。（2322Pでは東の支尾根に入りかけ違和感を感じ修正した）
初日のうちに稜線に上がるつもりだったが、想定以上の濃いヤブに行く手を阻まれ思うように進めず、日没が近づきハイマツビバークを覚悟していたが、突如現れたオアシス（ヌタ場かも）で無事幕営出来て一安心。（尾根に取り付いてから約10時間で獲得できた標高は1200m程度）
復路は東沢乗越から中房温泉へ下降する計画だったが、お腹いっぱいだったので迷わず合戦尾根で快適に下山。東沢登山道はまたの機会に。
高瀬ダムへのアクセス情報を整理してみた。
https://www.yamareco.com/modules/diary/144161-detail-336978
※ 今回の山行では@DIYさんの5年前の記録（往路）を参考とした。ありがとうございました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1982947.html
燕岳から高瀬ダムへ北西に伸びる顕著な尾根があり、この北尾根を上って隣の東沢を下るという記録を参考に、北尾根から燕岳に登頂する計画に乗っかった。
変なのに誘われるとついフラフラとついていってしまい、後悔し、そして無事終わればいい山行だったなあと思ういつものパターン。
登山道はおろか沢であっても記録やログのないルートを行くことはまずない昨今、（ここも唯一の記録は見つけたが）山とは本当はどこを歩いてもいいのだということを改めて認識した山行となった。
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myn0813 さん
面白いルートどり！
燕へこの経路のログを初めて見ました！途中に沢はなさそう？水は燕山荘までの分を下から担いだのですね？凄い！
月末、天気に恵まれたら近しい道を歩く予定なので、改めてハイマツ漕ぎを覚悟。人が少ないルートはリスクも大きいですが魅力の塊ですね！
お疲れ様でした！
みんなの足跡は皆無のルートでした。そして公開した後も足跡は付いていない。一体何人歩けば足跡が残るのかなぁ？
今回は尾根通しルートなので水場無し。燕山荘へいけば補充出来るという見通しが甘かった笑
背丈を越えるハイマツが延々と続き絶望しかありませんでしたが、そんな時は出来るだけ何も考えずにとにかく上を目指す。コツはこれに尽きますな(^^)
月末は頑張れー！
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