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Yamareco

記録ID: 7141395
全員に公開
沢登り
関東

春岳沢〜蛭地獄の巻

2024年08月13日(火) [日帰り]
 - 拍手
genboku その他1人
GPS
--:--
距離
4.7km
登り
562m
下り
559m

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
0:50
合計
5:00
8:30
10
8:50
0
8:50
100
10:30
11:10
140
春岳沢の終了点
13:30
蓑毛
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
髭僧の滝。ゆっくり眺めている余裕などない。
2024年08月13日 08:41撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
8/13 8:41
髭僧の滝。ゆっくり眺めている余裕などない。
髭僧の滝上部。写真右側の斜面から這い上がり、奥の藪のなかを抜けると崖になっている。
2024年08月13日 08:41撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
1
8/13 8:41
髭僧の滝上部。写真右側の斜面から這い上がり、奥の藪のなかを抜けると崖になっている。
写真では迫力があるように見えるが、実際はどれもコンパクトでかわいい滝ばかり。
2024年08月13日 09:01撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
1
8/13 9:01
写真では迫力があるように見えるが、実際はどれもコンパクトでかわいい滝ばかり。
左から
2024年08月13日 09:19撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
1
8/13 9:19
左から
2024年08月13日 09:19撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
8/13 9:19
2024年08月13日 09:26撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
8/13 9:26
右から
2024年08月13日 10:09撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
1
8/13 10:09
右から

感想

久々の沢登りで春岳沢に行った。毎日暑すぎて家から出られず、朝も早起きができずにいたが、たんたん豆さんの記録を見て奮起した。過去にも何度か春岳沢には行こうとしたが、髭僧の滝周辺で蛭の大群に襲われ敢え無く撤退を繰り返した。数年前まで、あの滝の横のルンゼ状になった藪はもっと鬱蒼として、とても登れるような雰囲気ではなかったような気がする。
 しかし今回は髭僧の滝に至る道も乾燥しており、蛭の出現は少なかった。かなり足早に通り過ぎた。さすがにルンゼ状の藪の中に入るとでかくてイキのいい奴らが出てきたが、なんとか振り切りつつ崖を乗り越えて沢に入った。
 そこからは小滝の連続で、実にコンパクトな壁ばかりを集めたものだ。必ず巻けるので心配ない。沢は涼しく、ほとんど水も飲まなかった。水流は冷たく、流芯の中を手探りしていると我慢できないくらいだ。
 2時間もかからず10時半に沢の終わりと分かる場所に着いた。そこから東西に延びる横伝いのトラバース道があるはずだ。西方向の間道は沢の中から気にながら探していると見つかった。東の作業道が藪に覆われて分かりにくい。北北東から流れる湧き水と沢の間あたりから東の尾根を探すと、細いポールとトラロープが見えた。
 いつもなら一般道ではない尾根の平たい場所で昼食をとるところだが、いまの東丹沢の踏み分け道では落ち着いて食べられない。少々早い時間だが、沢のなかで食事した。ラーメンとおにぎり。おいしかった。
 予定では西の作業道を伝って尾根に出て、大山山頂を目指したかった。昼食後、沢から少し西の作業道に入ったところで用を足していると、瞬く間にでかい奴らが奇襲攻撃を仕掛けてきた。たんたん豆さんの記録にも、作業道で蛭が出るという話はなかったので油断していた。正に奴らの巣のようなところで、大きくて元気な奴らが10匹くらい一斉にものすごい速さで這い登ってきた。まさに驚愕、阿鼻叫喚の騒ぎで沢に戻り落としていったが、その間生きた心地はしなかった。幸い、くるぶしまである沢足袋に重ねるようにして脛あてを巻き、最下層にはタイツもはいていた。奴らが隙間から入り込んでくる余地はなかったようだ。しかしすべすべして登りやすいのか、足の速い奴らは瞬時に膝の裏まで到達していた。
 小さい奴らはさほど気持ち悪くもないのだが、大きいと本当に気色悪い。突然の出来事にしばし呆然、荒い息をついた。さてこれからどうしようか・・。よもや西の作業道に踏み入る勇気はなく、かといって東の作業道も安全を確保できるのか。一時は沢を下ろうかという案さえ浮上したが、それも大変だ。議論の末、たんたん豆さんを信じて東の道をとることにした。念のため沢装備をそのまま身に着けて東の道を辿った。これが奏功し、何故か奴らはほとんど出没しなかった。比較的日当たりがいいためなのか、土は乾燥しているように見えた。地図を見ると、大群に襲われた地点は、かなり切れ込んだ谷間で、日が差しにくい場所ではある。西の道も歩いている状態ではそれほど襲われないのかもしれないが、誰か代わりに決死隊として検証してほしい。そのまま蓑毛まで普通に下山して帰った。
 


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訪問者数:237人

コメント

春岳沢はヒル多いですね。水流から出ない、止まらないようにしています、東の作業道はほぼヒルはいませんね。今年は二個所食われました。
2024/8/15 18:10
kanekiさん
コメント有難うございます。
東の道は2〜3匹取りついてきた程度でした。
私も今年は2カ所くらいやられました(笑)
やつらは特に実害がないのに、やたら怖い存在ですね・・
よく、この時期に山で倒れて動けなくなったらどうなるのだろうかと考えたりします・・
2024/8/15 20:01
genbokuさん、こんばんわ(^o^)
私の拙いレコ参考にして頂いて有難うございます(^o^)
本当に葛葉川本谷と並んで、ヒルの多い沢ですねえ💦
そんな沢でも水の中なら安心(笑)
食事も沢の水の中が正解です(^_-)-☆
東の径路、湧水から出る作業経路の目印辺りから、次の涸れ沢まで、
天気の状態により出たり出なかったり💦
西の径路は脱渓してから50mくらい次の涸れ沢に出るくらいまでヒル出ます。
ただドラム缶広場の尾根に出ればヒルはもう大丈夫ですが、
イタツミ尾根までの急斜面がシンドイですねえ😢
ヒルの実害無く無事下山、お疲れさまでした。
2024/8/15 19:22
たんたん豆さん
ご連絡有難うございます。
まさか、いつも見ているたんたん豆さんからご連絡頂けるとは。
こういうの、楽しいですね(笑)
やはり西の経路、出ますか・・
でも50mくらいなら、足早に行けばなんとか・・
ヒルの実害はありませんでしたが、疲れますね(笑)
2024/8/15 20:02
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1
genbokuさん

明日土曜日の天気予報が好転して暑くなりそうなので、今年最後のじゃぶじゃぶ遊びに春岳沢にでも行こうか…と考えて、この山行記録を拝見しました。

が、ヒル地獄と聞いて躊躇しています💦

私、今年初めてヒルにやられました。やられても別に痛くはないのですが、素早く脚を上がってくるのを見ると生理的な恐怖を覚えます。

髭僧の滝の右側の斜面、写真で見ると険しいのかな?という印象ですが、そうでもないのでしょうか?
2024/9/20 11:15
メロンパンさん

ご連絡遅れて申し訳ありません。
いま頂いたコメントを確認しました。
もう髭僧、行かれましたか?
ヒル野郎たちは、本当に気持ち悪いですね(笑)
髭僧は、本当にヒル地獄ですよ・・
油断しないでくださいね。

滝の右側の斜面、普段、バリエーションルートを歩かれているようなら大丈夫だと思います。
登り始めが多少もろくて、斜面に寄りかかるようにして歩く必要があります。

私も今日、東丹沢の別の沢に行こうかと思っていましたが、
明日か明後日になりそうです。
本日、まだヒル野郎がいたら教えてください(笑)
2024/9/21 11:18
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1
genbokuさん
返信ありがとうございます。
実は前夜(金曜日)の夜遅くに用事が入ってしまいまして、睡眠不足のため今日は家で寝ていました💦
春岳沢、私のような初心者が入っても大丈夫かなーと思っているのですが、危険を伴うソロで行くとなるとやっぱり怖いですね。ヒルも怖いし滑落も怖い😅
月曜日は天気も回復しそうなのでもう少し考えてから決めます。ありがとうございました。
2024/9/21 19:19
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