飯豊山
- GPS
- 12:20
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,246m
- 下り
- 2,166m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:14
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:06
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
山都駅から飯豊山登山アクセスバスで川入 |
コース状況/ 危険箇所等 |
剣ヶ峰はかなりの高度感で、ステップなども無いので、北アルプスの岩場よりも難しい&怖い箇所がありました。 雨が降った時は、出来れば止めておいた方が良いと思います。 |
写真
感想
【1日目】
前日、仕事が終わった後、郡山まで移動して前泊。
翌日、郡山~山都まで移動。
山都駅では、アクセスバスが待っていたので、乗車。運賃先払い。
この日は4名乗車でした。
時間通りに川入に到着。
徒歩30分弱で、御沢野営場に到着。
身支度・熊鈴などを準備して登山開始。
下十五里位までは比較的登り易いですが
その後は、地獄の連続でした。
まず、スタート標高が低いので
この時期はまだまだ暑いです。
東北だから、山は少し寒いのかな、と思い
ミドルレイヤーを来ていましたが
もう下十五里位で汗だくになりました。
天気にもよりますが、この時期はまだ夏の格好でも良いかも。
下十五里を過ぎた辺りから、激登りの連続です。
だいぶ進んだと思っても、直線距離は殆ど進んでいないので
GPSログを見ても、全然位置が移動していない、という事が何度も。
その為、地名が付いているチェックポイントがありますが
チェックポイント間が長い長い!
全く進まず、絶望していました。
笹平から峰秀水(水場)位までは水平な道が続きますが
水場を超えると、剣ヶ峰に続く岩場が現れ始めます。
剣ヶ峰自体はかなり高度感があって
難しい岩場だなぁと思いましたが
(北アルプスだったら、ステップが付いているような所でも
全く付いてないので、こちらの方が全然難しいと思いました)
周辺の岩場も難しいところが多く、また〇印や×印が付いていないので
アプローチが凄く分かりづらかったです。
道が途切れてて、目の前に急峻な岩山しかないので
恐らくこれを登るしかないんだろうな、と分かっていても
登った先に道あるの???
と不安になるような岩山ばかりで、登るのに躊躇してしまうような箇所が多数。
一か所は、下にロープが垂れ下がっていたので
間違えてそちらにいったら、ただの水場だったという事もありました・・・。
(剣ヶ峰の水場ってところです)
この日は、ちょうど剣ヶ峰のあたりで、小雨が降り始めたので
怖さとルートの不確かさで、精神的にきつかったです。
剣ヶ峰を超えて、三国小屋に到着。
ここでコーラを購入(600円)
雨がパラついていた事もあり、食事をする余裕も無かったので
コーラとラムネで糖分補給して先に進みます。
この後の、七森・種蒔山の辺りは地形図上は
そこまでアップダウンがあるようには見えませんが
激登りと激下りが、ずっと連続する無限アップダウン区間で
本当にきつかったです。
あまりに連続するので、山の中でイライラして吠えてましたw
雨の剣ヶ峰と、無限アップダウンで
思いの外、時間を食ってしまい
15時過ぎに切合小屋に到着。
翌日の天気が微妙そうだったので
この日の内に、飯豊山山頂に行きたかったのですが
流石に往復4時間は見といた方が良いので断念。
下界は米不足で騒いでいたのと、宿泊料金が1000円安くなるので
米3合を持参。
受付すると、場所を指定されるので
寝床を整備して、服を着替えて、軽食。
ハンガーが少しあり、紐が張ってあるので
多少は衣服を干せます。
17時頃より夕食のカレー(お代わり可能)。
食事時間帯には、電気が付いて、19時には消灯。
【2日目】
5時に点灯、食事開始。
卵かけごはんです。
5時より早く出る場合は、弁当に変更する事も可能(受付時でも大丈夫みたいです)。
ささっとご飯を食べて、飯豊山頂に向けて出発。
飯豊山に向けてのルートも各ポイントごと
激登り・激下りの繰り返しで、えー、ここまで下がるの?!って事が何回も。。。
また、姥権現 - 御秘所の辺りも岩場があり、こちらもなかなかの難易度。
一ノ王子から取り付いて
激登りに登っていくと、本山小屋。
本山小屋から山頂まで、標識で20分と書いてましたが
体感もっと長い気がしました。
延々とやや登りを歩いていくと、山頂に到着。
この週末は天気が微妙だったので
諦めていましたが、驚きの真っ白。
見えるものが何もなかったので
さっさと下山しました。
デポっていた荷物を切合小屋で回収して、さらに下山。
下山途中、この山行中で唯一、少しだけ晴れてくれました。
山深い景色が見えたのは有難いですが、晴れると暑い!!!
ちょうど種蒔山・七森の無限アップダウンのあたりだったので
また汗だくになりました。
帰りに三国小屋でもコーラを頂き。
小屋番さんと少し話したら、今年は週末天気が悪い事が多く
来る人が少なくて、売上が凄く悪いそうです。
(自分も台風やらで2回延期しました)
三国小屋の時点で、アクセスバスの時間(14:45)には
かなり余裕がありましたが、午後から荒れそうだったので
午前中の剣ヶ峰を越えれるように、三国小屋からゆるゆる出発。
乾いているだけでも、岩場の難易度は段違いでした。
ここまでのアップダウンで、足の疲労と、足裏の痛みがピークだったので
吠えながら、ゆっくり下山。
途中で雨が降り始めましたが、樹林帯に入っていたので
余り濡れずに、助かりました。
ヒーヒー言いながら、12:20過ぎに野営場に到着。
雨が降っていたのと、バスまで2時間以上時間があったので
管理棟で休憩させてもらいました(この日は無人でした)。
川入14:45のアクセスバスで山都駅へ。
利用者は自分も入れて2名でした。
山都から会津若松経由で郡山まで行こうとしましたが
写真に書いている通り、喜多方で足止めされて
乗り換えようと思っていた電車に、会津若松で乗れなかったので
新幹線を1時間遅らせて、快速で郡山まで移動して、新幹線で帰路へ。
郡山ブラックラーメン食べたかった・・・。
東北の山は独立峰が多く、好きな山が多かったんですが
飯豊山は、飯豊連峰と言っている位で
大小含めて、色々なピークが連続しており、他の東北の山と違って
かなりハードでした。
また稜線が奇麗っていう人が多いので、そこまで急峻なイメージを持っていなかったのですが
剣ヶ峰を始め、岩場も多く、しかも難易度がかなり高い為
気軽には来れない山だと思いました。
流石、東北の大ボス。
ただ、水洗トイレの山小屋がある、というのは
他の山域ではなかなか無い特徴で、非常に有難かったです。
後は、いいでの湯が、山都駅まで定期的に送迎バスを出してくれてたら
公共交通機関を使う登山者も、帰りに風呂に入れるんですが・・・。
基本車で来る人しかいないから、バスを出しても採算取れないんでしょうね。
アクセスバスもいつまで続くか分からないし、人口減と共に
山へのアクセスが、どんどん難しくなっていきます。
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