新潟の秘境 本谷山 紅葉最高潮!
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,594m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは十字峡にあります。特に危険な所は無いですが、山頂直下の右側が切れ落ちているところは要注意。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料
ティッシュ(1)
三角巾
バンドエイド(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書
雨具(2)
防寒着
ストック(1)
水筒(2)
時計(1)
非常食(1.5)
ランタン
ツェルト(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品
カメラ(1)
車(1)
なべ(1.5)
ガスボンベ(1)
|
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感想
新潟県中越付近で山頂を踏んでない山として気になっていたこの山に行ってきた。実は2005年、山歩きを再開したばかりに一度山頂直下まで行ったのだが、胸までの笹薮で断念したのだった。 思えば10年前は新潟県中越地震の翌年で、十字峡からすぐ先はあの広い道の至る所に2mぐらいの段差ができていて、肝を冷やしながら進んだのだった。
登山口に着くと、前方には下津川山と思わしき山が朝日に輝いていた。この日ずっと右手にこの山を見なが進んだのだった。取付きはやや急な尾根だが、途中から朝日があたり気持ちいい散歩となる。山頂方向は太陽がまぶしく、少し遠くに感じた。標高1050m付近から視界が開け、この辺から紅葉真っ盛りになる。右手には桑の木山とネコブ山から下津川山への稜線、後ろには八海山と中ノ岳、左手は越後沢山方向。その後は三十倉までなだらかな尾根道が続く。この辺りの紅葉は殆ど黄色で、登山道は雑木の中だが明るい。
三十倉を過ぎると一旦下ってから少し急な尾根を登っていく。今度は赤い紅葉が徐々に増えてきて、天気もいいので、実に気持ち良い散歩だ。
標高1500mを越えるあたりから森林限界となり、一気に視界が開ける。桑の木山が真横に見え、山頂もだいぶ近づいてきた。背後には八海山と中ノ岳。残念ながら天気は曇ってきて、風も少し出てきた。さすがに冷たく、雨具を羽織った。道は小穂口の頭まできれいに刈り払われていて、とても歩きやすい。地元の方々に心から感謝したい。
小穂口の頭に着くころには風がだいぶ強くなってきた。今日のVPN天気予報はゆっくり下って夜に雨になるはずだったが、県境では分水嶺特有の天気の変化が出ているようだ。テントがいくつも晴れそうな平らな面があるので天気が良ければゆっくり休みたい所であるが、先を急ぐことにした。
その先の痩せ尾根は十年前には踏跡は殆ど無かったが今はかなりしっかりと着いている。山頂直下の水場とされている池まで来たところでますます風が強まり、右側が切れ落ちているへりを歩いているので、風に踏ん張った後急に風が弱まった際右側に落ちる危険があり、少し思案した。少し藪は深いが左側を進み、いよいよ胸までの笹薮に入る。よく見ると踏跡があり一旦見落としても峰の一番高い部分を進むとまた踏跡を見つけられる。
そうこうして念願の山頂にたどり着いた。小さな標識があり、後日調べてみると「駒ヶ岳ファンクラブ」が3年前に立てたらしい。この山の別名は10年前の調べでは「中尾ツルネ山」であったが、「駒ヶ岳」とも呼ばれていたんだね。山頂は芝生のような丈の低い草地が1畳弱あり、足を延ばしてゆっくり休める。周りは360°の展望で北西方向から八海山、中ノ岳・兎岳・丹後山・越後沢山、その向こうに荒沢山、右手には平ヶ岳・燧ヶ岳、至仏山、南側には下津川山と小沢岳、すぐ右に巻機山が見えている。東側の眼下には越後沢に大きな雪渓がみえ、左手は巨大なスラブが広がっている。ビールで乾杯して、風が強いので下山した。
直ぐに重装備の登山者とすれ違った。聞けば、越後沢に300mの滝があり、これを登るという。腰にはハンマーが下がっていたが、相当使い古しているらしく、角がすっかり丸まっていた。
下りは樹林限界までくると紅葉真っ盛りであった。ここは黄色の中に赤と緑が混ざって見事なコントラストなのだが、あいにく曇りなのが少し残念だった。
雨量測候所まで降りて、昼食だ。周りが雑木に覆われているので風は弱く、休むには丁度よい。
この後は今度は黄色の中をしばらく進む。周り中黄色一色、こんな山道は初めてだ。紅葉を楽しんでいると、最後の急な下りとなる。転倒しないようゆっくり降りて無事登山口に着いた。ここから十字境まで約1時間、景色を楽しみながらの散歩だ。今年の三国川の水はいつもよりやや多い。そういえば、今年の秋はぽかぽか陽気はほとんどなく、雨が多かったせいかもしれない。
こんなに見事な紅葉の中を散歩できたのは実に幸運であった。
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